JPS5842221Y2 - ステアリングホィ−ルのホ−ンスイッチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 コノ考案ハ、ステアリングホイールのホーンスイッチに
関する。

従来、ステアリングホイールのホーンスイッチは次のよ
うであった。

すなわち、第１図〜第３図に示すように、板金インサー
ト３を施こしたバッド２の裏面にウェルドナツト４を溶
着し、このナツト４に、それぞれ別体部品からなる、上
下の合成樹脂製の絶縁ワッシャ５，６、ホーンスプリン
グ７及びコードターミナル８をスクリュ９にてねじ止め
固定した構成である。

このワッシャ５，６、ホーンスプリングγ及びコードタ
ーミナル８は、一方のワッシャ５にホーンスプリング７
及びコードターミナル８を嵌め込んだ後、ワッシャ５．
６同志を嵌合してホーンスプリング７及びコードターミ
ナル８を連結しスクリュ９にてナツト４に固定される。

ここで、ワッシャ５の底面は平たんのため、ワッシャ５
を手で支えながら組付作業をしなければならず、しかも
、各ワッシャ５．６はごく小さな別体の部品のため組付
作業に困難を来たし、組付工数が多く非能率的であると
いう欠点があった。

この考案は上記にかんがみ、ウェルドナツトに接するワ
ッシャをウェルドナツトに外嵌できる筒状とするととも
に各ワッシャを一体化して部品点数を少なくし、さらに
各ワッシャが当りに嵌着できるよう構成することにより
、組付工数を簡略化し、組付作業が能率的にかつ簡単に
行なえるステアリングホイールのホーンスイッチを提供
することを目的とする。

以下この考案の構成について図例の実施例に基づき説明
する。

第４図〜第８図に示すように、２はステアリングホイー
ル１の一部をなす、板金インサート３を施こしたパッド
であり、裏面にはウェルドナツト４が溶着固定されてい
る。

このナツト４には、ホーンスプリングＴの一端及びコー
ドターミナル８を挾持したワッシャ１０．１１がスクリ
ュ９にて固定されている。

ワッシャ１０．１１は、ワッシャ１０に形成された突部
１３にホーンスプリング７及びコードター□ナル８を嵌
め込んだ後、相互に嵌合して（アンダカット止め）ホー
ンスプリングＩ及びコードターミナル８を挾持した状態
でナツト４に組付けられる。

各ワッシャ１０．１１法合戊樹脂等の絶縁性の材質から
なるとともに、紐状の部材１２にて連結され一体化され
ている。

オた、ワッシャ１０のワッシャ１１に対向する裏面中央
には、先端に小孔１６（後述）に係合するストッパ１４
をもつ、中空状の突部１３が孔１０ａの周縁に形成され
ている。

との突部１３は例えば第１図に示すように、複数個に等
分割されている。

また、ナツト４側に位置するワッシャ１１は、外周縁に
鍔部１５を有する円筒状に形成されるとともに、中央に
突部１３嵌め込み用の段差付きの１ＪＪＬ１６が形成さ
れている。

小孔１６は突部１３と嵌着する（アンダカット止め）関
係上、その外径とほぼ等しく形成することが好玄しい。

玄た、鍔部１５はナット４外周に嵌め込むため、その内
径は第８図に示すように角部４１と線接触をする程度の
大きさとする必要がある。

なお、ホーンスプリング７の他端付近は、ホーンボタン
１７の裏面にタッピングスクリュ１８にて固定されてい
る。

また、１９ば、ホーンボタン１７を押した時にホーンス
プリングＴと接触するコンタクトプレートであり、パッ
ド２の裏面に固定されている。

なお、鍔部１５は円筒形状に限らず、ナツト４の角部４
１と線接触をする形状であればよい。

更に突部１３はワッシャ１０の裏面に限らず、ワッシャ
１１上面に形成してもよい。

次にこの考案の使用態様について説明する。

突部１３にホーンスプリング７の一端及びコードターミ
ナル８を嵌め込んだ後、突部１３を小孔１６内に挿入し
て各ワッシャ１０．１１間を係着シ、次いでスクリュ９
にてパッド２に固定したウェルドナツト４に組付けられ
る。

ここで、各ワッシャ１０．１１間は紐状の部材１２にて
連結し一体化され、さらにホーンスプリングｒ及びコー
ドターミナル８を挾持して各ワッシャ１０．１１が嵌着
でき、また、ナツト４側に位置するワッシャ１１は外周
縁に鍔部１５を形成した円筒形状であるから、部品点数
が少なくなり、しかも、ホーンスプリング７及びコード
ターミナル８を挾持しつつ各ワッシャ１０．１１が嵌着
すれて一体化できることとあい昔って、ワッシャ１１を
ナット４外周に嵌合して位置決めをした状態で組付可能
となり、組付工程が簡略化される。

このとき、ナツト４の角部４１は第８図に示すように鍔
部１５内周と線接触状態にあり、ワッシャ１１を位置決
め固定しているため、手で支えながらスクリュ９を嵌め
込む必要はない。

この考案は上記の構成なので、部品点数が減少でき、組
付工程が簡略化でき、組付作業能率が向上できる等の優
れた効果がある。

なお、第７図に示すように突部１３を複数に分割すれば
、柔軟性が増し、一層組付作業能率が向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のホーンスイッチを示す断面図、第２図は
第１図に釦けるＡ部拡大断面図、第３図は第２図に釦け
る分解斜視図、第４図はこの考案の一実施例を示す断面
図、第５図は第４図におけるＢ部拡大断面図、第６図は
第５図における分解斜視図、第７図はワッシャを示す一
部切欠斜視図、第８図は第５図における■−■線断面図
である。 ２・・・・・・パッド、３・・・・・・板金インサート
、４・・・・・・ナツト、？・・・・・・ホーンスプリ
ング、８・・・・・・コードターミナル、９・・・・・
・スクリュ、ｉｏ、ｉｉ・・・・・・ワッシャ、１２・
・・・・・部材、１５・・・・・鍔部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. インサートを有するパッド裏面に突設したナツトに、ホ
   ーンスプリング及びコードター□ナルを挾持した二個の
   絶縁ワッシャをねじ止め固定する構成のステアリングホ
   イールのホーンスイッチにおいて、前記二個のワッシャ
   が紐状の部材にて連結されて一体化されるとともに、前
   記一方のワッシャの孔周縁には前記ホーンスプリング及
   びコードターミナルを外嵌可能で前記他方のワッシャに
   対向して前記他方のワッシャの孔に嵌着される突部が形
   成され、さらに前記ナツト側に位置するワッシャには前
   記ナツトに外嵌される筒形状の鍔部が形成されたことを
   特徴とするステアリングホイールのホーンスイッチ。