JPS5842134Y2 - 筆記具に於けるキヤツプと軸筒との嵌合装置 - Google Patents
筆記具に於けるキヤツプと軸筒との嵌合装置Info
- Publication number
- JPS5842134Y2 JPS5842134Y2 JP11833678U JP11833678U JPS5842134Y2 JP S5842134 Y2 JPS5842134 Y2 JP S5842134Y2 JP 11833678 U JP11833678 U JP 11833678U JP 11833678 U JP11833678 U JP 11833678U JP S5842134 Y2 JPS5842134 Y2 JP S5842134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- annular
- protrusion
- fitting
- barrel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は筆記具に於て、キャップを軸筒に嵌合する際パ
チンという嵌合音を発するようにした嵌合位置の改良に
関するもので、その目的とするところは金属製キャップ
を使用できキャップの成形を容易にし、且つ細くするこ
とができ、更に嵌合の際軸筒外面を傷めず、しっくりと
フィツトできるようにせんとするにある。
チンという嵌合音を発するようにした嵌合位置の改良に
関するもので、その目的とするところは金属製キャップ
を使用できキャップの成形を容易にし、且つ細くするこ
とができ、更に嵌合の際軸筒外面を傷めず、しっくりと
フィツトできるようにせんとするにある。
従来第１図に示す如く、キャップ先端開口部内周面に環
状突部を形威し、軸筒中間部には前記キャップの環状突
部が自体の弾性で拡開しのりこえてパチンと嵌合する環
状突部と環状段部を連設することが考えられたが、キャ
ップは弾性を有する合成樹脂等でなければならず、金属
製とすることができずキャップ先端開口部内周面に環状
突部があるのでキャップ内面の形成が面倒であり、細身
のキャップを軸筒に嵌合する時開口部内周面の環状突部
が軸筒外周面を傷つけ易く、パチンと嵌合した時はキャ
ップの環状突部が軸筒の環状突部をのりこえ、連設する
環状段部との間に嵌合しているのみでキャップ中間部内
面は軸筒外周面に嵌合していないのでキャップが不安定
になり、しっくりと嵌合でき難いという欠点があった。
状突部を形威し、軸筒中間部には前記キャップの環状突
部が自体の弾性で拡開しのりこえてパチンと嵌合する環
状突部と環状段部を連設することが考えられたが、キャ
ップは弾性を有する合成樹脂等でなければならず、金属
製とすることができずキャップ先端開口部内周面に環状
突部があるのでキャップ内面の形成が面倒であり、細身
のキャップを軸筒に嵌合する時開口部内周面の環状突部
が軸筒外周面を傷つけ易く、パチンと嵌合した時はキャ
ップの環状突部が軸筒の環状突部をのりこえ、連設する
環状段部との間に嵌合しているのみでキャップ中間部内
面は軸筒外周面に嵌合していないのでキャップが不安定
になり、しっくりと嵌合でき難いという欠点があった。
本考案はキャップ先端開口部外周面に突部を形威し、軸
筒には半径方向に弾力を有する環状溝を形威した環体を
取付け、該環状溝に前記突部をパチン嵌合するようにし
て従来の欠点を除くようにしたものである。
筒には半径方向に弾力を有する環状溝を形威した環体を
取付け、該環状溝に前記突部をパチン嵌合するようにし
て従来の欠点を除くようにしたものである。
次に第２図乃至第６図に示した本考案の各実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第２図乃至第４図は第１の実施例である。
１はキャップでその先端開口部外周面に環状突部１ａを
形成しである。
形成しである。
２は弾性体で形成された内キャップでキャップ１の底部
に固定されている。
に固定されている。
３は軸筒で、その中間部外周に環体４の基部を接着剤、
螺子螺合等により固定し、その内面と軸筒３外面と間に
環状間隙部５を形成し、更に環状突部１ａが安定嵌合す
る環状溝４ａを連設し、環体４には環状間隙部５の開口
部より基部に向って複数個の割溝４ｂを設け、環体４が
半径方向に弾性を有するように形威しである。
螺子螺合等により固定し、その内面と軸筒３外面と間に
環状間隙部５を形成し、更に環状突部１ａが安定嵌合す
る環状溝４ａを連設し、環体４には環状間隙部５の開口
部より基部に向って複数個の割溝４ｂを設け、環体４が
半径方向に弾性を有するように形威しである。
次に作用について説明する。
キャップ１を軸筒３の先端に嵌挿すると、キャップ１内
面には何等の突部もないのでキャップ１開口部近傍内面
が軸筒３の環体４近傍外周面にしっくりと嵌合する。
面には何等の突部もないのでキャップ１開口部近傍内面
が軸筒３の環体４近傍外周面にしっくりと嵌合する。
この状態で更にキャップ１を押し込むとキャップ１先端
外周面の環状突部１ａが環体４を割り溝４ｂにより外方
に拡開し乍ら環状間隙部５に入り、環状溝４ａの位置に
来ると、環体４は自体の弾性で急速に内方に戻り、環状
溝４ａに環状突部１ａが急速に嵌合する。
外周面の環状突部１ａが環体４を割り溝４ｂにより外方
に拡開し乍ら環状間隙部５に入り、環状溝４ａの位置に
来ると、環体４は自体の弾性で急速に内方に戻り、環状
溝４ａに環状突部１ａが急速に嵌合する。
この嵌合は瞬間的に急速に行われそのいきおいも相まっ
て環状突部１ａの端面１ｂが環体４の段部４ｄに当たっ
た際パチンという嵌合音を発する。
て環状突部１ａの端面１ｂが環体４の段部４ｄに当たっ
た際パチンという嵌合音を発する。
従って嵌合が行われた事が手の感覚と音とで確認できる
。
。
第５図は第２の実施例で、後軸６にカートリッジ７を着
脱自在に装着する形式の筆記具で、この場合は後軸６の
先端内面に半径方向に弾性を有する環体８の小径基部８
ａを接着剤、螺合等により固定し、環体８内面とカート
リッジ７外面との間に環状間隙部５を形成し、更にキャ
ップ１の環状突部１ａが安定嵌合し得る環状溝８ｂを連
接している。
脱自在に装着する形式の筆記具で、この場合は後軸６の
先端内面に半径方向に弾性を有する環体８の小径基部８
ａを接着剤、螺合等により固定し、環体８内面とカート
リッジ７外面との間に環状間隙部５を形成し、更にキャ
ップ１の環状突部１ａが安定嵌合し得る環状溝８ｂを連
接している。
又キャップ１先端内面には突部９ａを有するリング９を
面一に固定し、突部９ａをキャップ１外面より突出させ
である。
面一に固定し、突部９ａをキャップ１外面より突出させ
である。
第６図は第３の実施例で、第２の実施例のカートリッジ
７の中間部に鍔７ａを一体に形威し、該鍔７ａが環体８
の段部８Ｃに係合するようになっている。
７の中間部に鍔７ａを一体に形威し、該鍔７ａが環体８
の段部８Ｃに係合するようになっている。
第２、第３の実施例共作者は第１の実施例と同様である
。
。
本考案によれば環体のみが半径方向に弾性を有していれ
ばよいので、キャップを弾性のない金属製とすることが
でき、キャップ内面に突起がないのでキャップの成形が
容易となり、又キャップ内面が軸筒外周面にしっくりと
嵌合し、極めて安定に被着でき、キャップ着脱の際軸筒
外面が傷つくことがなく、更に第２、第３の実施例の如
く突部を有するリングと環体を所定寸法に成形しておけ
ば、キャップ・軸筒を種々変えても突部と環体の嵌合精
度を同一に保ったまま取付けることができ、ユニット部
品として使用できるという効果を有するものである。
ばよいので、キャップを弾性のない金属製とすることが
でき、キャップ内面に突起がないのでキャップの成形が
容易となり、又キャップ内面が軸筒外周面にしっくりと
嵌合し、極めて安定に被着でき、キャップ着脱の際軸筒
外面が傷つくことがなく、更に第２、第３の実施例の如
く突部を有するリングと環体を所定寸法に成形しておけ
ば、キャップ・軸筒を種々変えても突部と環体の嵌合精
度を同一に保ったまま取付けることができ、ユニット部
品として使用できるという効果を有するものである。
なお環状突部を先端開口部より幾分内方に形成したり、
複数の突部を環状に形成したり、環体の割溝をなくして
弾性体で構成しても何等本考案の要旨を変更するもので
はない。
複数の突部を環状に形成したり、環体の割溝をなくして
弾性体で構成しても何等本考案の要旨を変更するもので
はない。
第１図は従来の要部切断正面部分図、第２図は本考案の
第１の実施例でキャップを外した時の要部切断正面図、
第３図は第２図のキャップをはめた時の要部切断正面図
、第４図は第３図の外観正面図、第５図は本考案の第２
の実施例で要部切断正面部分図、第６図は本考案の第３
の実施例で要部切断正面部分図である。 １・・・・・・キャップ、１ａ・・・・・・環状突部、
３・・・・・・軸筒、４・・・・・・環体、４ａ・・・
・・・環状溝、５・・・・・・環状間隙部、６・・・・
・・後軸、７・・・・・・カートリッジ、８・・・・・
・環体、８ｂ・・・・・・環状溝、９・・・・・・リン
グ、９ａ・・・・・・環状突部。
第１の実施例でキャップを外した時の要部切断正面図、
第３図は第２図のキャップをはめた時の要部切断正面図
、第４図は第３図の外観正面図、第５図は本考案の第２
の実施例で要部切断正面部分図、第６図は本考案の第３
の実施例で要部切断正面部分図である。 １・・・・・・キャップ、１ａ・・・・・・環状突部、
３・・・・・・軸筒、４・・・・・・環体、４ａ・・・
・・・環状溝、５・・・・・・環状間隙部、６・・・・
・・後軸、７・・・・・・カートリッジ、８・・・・・
・環体、８ｂ・・・・・・環状溝、９・・・・・・リン
グ、９ａ・・・・・・環状突部。
Claims (1)
- キャップ先端開口部外周部に突部を形成し、軸筒には半
径方向に弾性を有する環体の基部を固定し、該環体内面
には、前記キャップの突部が、該環体を押し拡げ嵌合し
得る環状溝を形成してなる筆記具に於けるキャップと軸
筒との嵌合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11833678U JPS5842134Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 筆記具に於けるキヤツプと軸筒との嵌合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11833678U JPS5842134Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 筆記具に於けるキヤツプと軸筒との嵌合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5538612U JPS5538612U (ja) | 1980-03-12 |
| JPS5842134Y2 true JPS5842134Y2 (ja) | 1983-09-22 |
Family
ID=29072573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11833678U Expired JPS5842134Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 筆記具に於けるキヤツプと軸筒との嵌合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842134Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-31 JP JP11833678U patent/JPS5842134Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5538612U (ja) | 1980-03-12 |
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