JPS5842069Y2 - 選穀機におけるホツパ−の排出口開度表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は選穀機の機体の穀粒供給位置にカバーを設けて
その内部に穀粒を貯溜するホッパーを収容し、そのホッ
パーの後上部を一定角度回動自在に支持した軸杆に支承
してホッパーの前壁をスプリングによりカバーに吊持し
、カバーの一側壁外面にはホッパーと一体化した目盛板
を配置してその中心にホッパーを支承する軸杆の一端を
突出しその突出部にはつまみを固着し、ホッパーの排出
口に回動自在に軸支した排出バルブの回動軸とホッパー
を支承する一定角度回動自在の軸杆とをリンク機構によ
り連結し、ホッパーの排出口の開口度を目盛板により表
示し、その表示によりホッパーから穀粒を適当量排出し
て選穀を良好に行うことができるようにした選穀機にお
けるホッパーの排出口開度表示装置に係るものである。

以下図面について本考案を説明する。

１は選穀機の機体上端の穀粒供給装置に設けた長方形枠
状のカバーで、カバー１の両側壁にはその後部にそれぞ
れ通孔を穿設しである。

２は穀粒を貯溜する角型漏斗状のホッパーでその前壁上
部に垂直面を形成し、ホッパー２の両側壁の上部後端に
はステー３をその下部をホッパー２の側壁から突出させ
て固着しその下方突出部にはカバー１の側壁の通孔と合
う位置に通孔を穿っである。

４は目盛板でその裏面には套管５を目盛板４の中心孔に
接続して固着し、套管５の先端部外周面にはねじを設け
、その套管５をカバー１の外側からカバー１の一側壁後
部の通孔とホッパー２の一側壁後端に設けたステー３の
通孔とに嵌合し、套管５にはステー２の外側にＥリング
６を、その内側に座金７をそれぞれ嵌合し、套管５の先
端ねし部にナツト８を螺着して目盛板４をカバー１の外
側面に接合して目盛板４とホッパー２とを一体化しであ
る。

９は軸杆でカバー１の他側壁の後部にホッパー１の一側
壁の後部に穿った通孔と対向させて穿った通孔およびホ
ッパー２の他側壁後端にホッパー２の一側壁後端に設け
たステー３と対向させて固定したステー３の通孔とに挿
通し、さらにホッパ−２の一側壁のステー３に固定した
套管５および目盛板４の中心孔に挿通し、目盛板４より
突出する軸杆９の先端にはつまみ１０を固着しである。

１１はホッパー２の他側壁に設けたステー３の内側にお
いて軸杆９に嵌着したコイルスプリングで、コイルスプ
リング１１の外端には軸杆９に座金１２を嵌合してその
外側にピンを軸杆９に貫通して設け、コイルスプリング
１１の両端をステー３と座金１２とに圧接し、そのステ
ー３の外側には外面にＵ字形の金具を固着した座金１３
を軸杆９に嵌着しその座金１３をステー３に接合すると
ともにスプリングピン１４をＵ字形の金具を通して軸杆
９に貫通し、軸杆９のカバー１の他側壁通孔より突出す
る端部には座金１５を嵌合するとともにその外側には割
ピンを軸杆９に貫通し、軸杆９の他端部をホッパー２の
他側壁のステー３およびカバー１の他側壁に半固定の状
態で支持し、軸杆９を一端のつまみ１０により一定角度
回動自在となしゆるみやガタッキのないものとしである
。

ホッパー２の下端に形成された穀粒排出口には排出バル
ブ１７を穀粒排出口の後部に支承した回動軸に固定し、
回動軸の排出口外に突出する一端部にはアーム１６を後
下方へ向は屈曲形威しその先端部の孔にロット１８の下
端屈曲部を嵌合して止金およびピンにより連結し、ロッ
ド１８の上端にはターンバックル１９を介してロッド２
０を連結し、ロッド２０の上端屈曲部を軸杆９の中間部
に嵌合固定したアーム金具２１の先端部の孔に嵌合して
止金とピンとで連結しである。

なおホッパー２の前壁には支持金２２を固着してこれに
吊スプリング２３の下端を連結し、吊スプリング２３の
上端に取付けたボルト２４をカバー１の上端屈曲壁に貫
通しナツト２５によりボルト２４をカバー１の上端屈曲
壁に締付は固定しである。

本考案は脱秤機に穀粒移送機を介して選穀機を連結し脱
秤機の籾摺ロールで脱秤された摺出米を選穀機に移送し
て選穀装置により籾と仕上米と仕上米に若干、籾が混入
している混合米とに分級する選穀機の摺出米供給部に施
設するもので、作業開始時にはホッパー２の排出バルブ
１７を閉の状態となし脱秤機からの摺出米がホッパー２
に移送されてホッパー２内の溜り量が満量となるとき排
出バルブ１７を開の状態となして摺出米を選穀部に供給
する。

そこでつまみ１０を持って軸杆９を一定角度回動しアー
ム金具２１．ロッド２０、ターンバックル１９、ロッド
１８、回動軸のアーム１６の連動により回動軸１６に固
定した排出バルブ１７を回動してホッパー２の排出口を
開くことができ、ホッパー２の排出口の開度を最大のＢ
とするとき、軸杆９のアーム金具２１に連結されている
ロッド２０の外面が軸杆９に直交して接触する。

排出バルブ１７の回動軸とそのアーム１６の先端のロッ
ド軸支孔までの距離は軸杆９のアーム金具２１のアーム
部の長さの成る倍数比とし、開度Ｂの回動角度は軸杆９
の回動角度Ｃの何分の−かになるようにして微調整をつ
まみ１０で行い得るようにしである。

このようにつまみ１０を持って軸杆９を一定角度回動す
ることによりホッパー２の排出口に設けた排出バルブ１
７を開いて排出口を開放し、その開度はカバー１の一側
壁外面に配置された目盛板４により表示されるから、そ
れによりホッパー２内の穀粒を合理的に放出して選穀部
に供給し選穀作業を有効に行うことができる。

ホッパー２内に貯溜する穀粒の量の増減によりホッパー
２が上下に適宜動くときでも目盛板４はホッパー２と一
体に固定されており同時に動くので目盛板４は常に正確
にホッパー２の排出口の開度を表示することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は選穀機におけるホッパーに本考案の排出口開度
表示装置を施した状態の後面図でカバーの一部を切欠し
て示す。 第２図は同上状態を下方より見た平面図、第３図はホッ
パーの排出口の開度を最大のＢとしたときの側方から見
た説明図。 １・・・・・・カバー、２・・・・・・ホッパー、３・
・・・・・ステー、４・・・・・・目盛板、５・・・・
・・套管、６・・・・・・Ｅ ＩＪング、７・・・・・
・座金、８・・・・・・ナツト、９・・・・・・軸杆、
１０・・・・・・つまみ、１１・・・・・・コイルスプ
リング、１２．１３・・・・・・座金、１４・・・・・
・ピン、１５・・・・・・座金、１６・・・・・・回動
軸、１７・・・・・・排出バルブ、１８・・・・・・ロ
ット、１９・・・・・・ターンバックル、２０・・・・
・・ロッド、２１・・・・・・アーム金具、２３・・・
・・・吊スプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 選穀機の機体の穀粒供給位置に長方形枠状のカバー１を
   設けてその内部に角形漏斗状のホッパー２を収容し、目
   盛板４の中心孔に接続して設けた套管５をカバー１の一
   側壁後部の通孔からホッパー２の一側壁後端に固定した
   ステー３の通孔に嵌合してその套管５をステー３に締付
   は固定し、ホッパー２の他側壁後部に固定したステー３
   およびカバー１の他側壁後部にはそれぞれ通孔を穿ち、
   これら通孔および上記套管５に軸杆９を挿通して軸杆９
   の目盛板４外に突出する一端につまみ１０を固着し、軸
   杆９の他端部にはコイルスプリング１１および座金１３
   をステー３を挾み装着して軸杆９をカバー１に一定角度
   回動自在に支持し、ホッパー２の排出口には排出バルブ
   １７を回動自在に設け、その回動軸の一端に下方へ屈曲
   して形成したアーム１６の先端にはロッド１８を連結し
   、ロッド１８にターンバックル１９を介し連結したロッ
   ド２０を軸杆９の中間部に固定したアーム金具２１に連
   結し、ホッパー２の前壁をスプリング２３によりカバー
   １に吊持したことを特徴とする選穀機におけるホッパー
   の排出口開度表示装置。