JPS5841818A - 抗腫瘍剤 - Google Patents
抗腫瘍剤Info
- Publication number
- JPS5841818A JPS5841818A JP13976581A JP13976581A JPS5841818A JP S5841818 A JPS5841818 A JP S5841818A JP 13976581 A JP13976581 A JP 13976581A JP 13976581 A JP13976581 A JP 13976581A JP S5841818 A JPS5841818 A JP S5841818A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenylalanine
- action
- antitumor
- endorphin
- antitumor agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は抗腫痛剤に関する。
更に詳しく述べるならば、本発明はD−フェニルアラニ
ンを含んでなる抗腫瘍剤を提供する。
ンを含んでなる抗腫瘍剤を提供する。
D−フェニルアラニンは必須アミノ酸であるL−フェニ
ルアラニンの異性体の1つであって、公知の化合物であ
り、通常水に離溶の白色粉来状で得られる。しかるに1
本発明者は、後記に詳しく述べるような、ICRマクス
による実験において、このD−フェニルアラニンが哺乳
類に対して優れた抗腫瘍作用、特に免疫賦活作用、を有
するという仁とを予期せず発見したのである。
ルアラニンの異性体の1つであって、公知の化合物であ
り、通常水に離溶の白色粉来状で得られる。しかるに1
本発明者は、後記に詳しく述べるような、ICRマクス
による実験において、このD−フェニルアラニンが哺乳
類に対して優れた抗腫瘍作用、特に免疫賦活作用、を有
するという仁とを予期せず発見したのである。
D−7エニルアラニンの生理作用として鍼麻酔様件用に
ついての報告がらり(Acupuncture &y;
1@ctro −丁hersipeutics R
es、、INT、J、。
ついての報告がらり(Acupuncture &y;
1@ctro −丁hersipeutics R
es、、INT、J、。
Vol、 5. PP 251〜268.1980 )
、JE:に747拮抗薬であるナロクソン投与によシこ
のD−フェニルアラニンの鍼麻酔様効果が失われること
から、内因性モルフイン様物質であるエンドルフィンを
介してD−フェニルアラニンの生理作用が出現している
と考察されている。?)−フェニルアラニンはエンドル
フィンを分解する酵素であるカルポキVルベプチダーゼ
ムの活性を阻害する作用をも有するので、とのD−7エ
ニルアラニンの存在がエンドルフィンを介して抗腫瘍作
用、免疫賦活作用を出Wさせゐのであると思われる。最
近、J、E。
、JE:に747拮抗薬であるナロクソン投与によシこ
のD−フェニルアラニンの鍼麻酔様効果が失われること
から、内因性モルフイン様物質であるエンドルフィンを
介してD−フェニルアラニンの生理作用が出現している
と考察されている。?)−フェニルアラニンはエンドル
フィンを分解する酵素であるカルポキVルベプチダーゼ
ムの活性を阻害する作用をも有するので、とのD−7エ
ニルアラニンの存在がエンドルフィンを介して抗腫瘍作
用、免疫賦活作用を出Wさせゐのであると思われる。最
近、J、E。
B1m1・Ckうはエンドルフィンやインター7エシン
も、またムCTTI (II腎皮質刺激ホルモン)も末
梢O白血球から産生され、これら3者が免疫学的に極め
て深い関係にあること、また構造式も類似していゐこと
を報告した(proc、 N1t1.ムcad。
も、またムCTTI (II腎皮質刺激ホルモン)も末
梢O白血球から産生され、これら3者が免疫学的に極め
て深い関係にあること、また構造式も類似していゐこと
を報告した(proc、 N1t1.ムcad。
!lc1. IJsム、Vol、 77e A fO−
PP 592〜594*1980)。 この事実は、エ
ンドルフィンが生理的にもインター7エシンと同様の作
用を引き起し得る可靜性を与える。インターフェロンの
免疫系への作用中杭m瘍作用については、既に多くの周
知の事実がある。従って、D−フェニルアラニンの抗腫
瘍作用、免疫賦活作用は、エンドルフィンを介して、イ
ンターフェロン類似の生理活性を示すところにあると推
定することができる。
PP 592〜594*1980)。 この事実は、エ
ンドルフィンが生理的にもインター7エシンと同様の作
用を引き起し得る可靜性を与える。インターフェロンの
免疫系への作用中杭m瘍作用については、既に多くの周
知の事実がある。従って、D−フェニルアラニンの抗腫
瘍作用、免疫賦活作用は、エンドルフィンを介して、イ
ンターフェロン類似の生理活性を示すところにあると推
定することができる。
以下、本発明に係る抗腫瘍剤O薬理効果を、実験方法と
ともに、具体的に説明する。
ともに、具体的に説明する。
実験 1!
4週令のICRマウス(わ40匹を、20匹づつ2群に
わけて飼育する。飼育1週間後に、marcoms−1
80という癌細胞(101個)を全マウスの背部皮下に
接種し担癌マウスとした。D−7工ニルアラニン処置群
20四には、担癌4日前、2日前及び担癌後2日目、5
日目、8日目の合計5回、いずれも午后7時に7BW/
IllのD −7zニルアラニンを経口投与した。対照
群20匹には処置はなされなかった。担癌144日目両
群とも全マウスをクロロホルム麻酔下で層殺し、肝臓、
膵臓、腫瘍を取り出し、−匹平均の各重量を比較検討し
た。肝臓、膵臓祉、対照群よ〉D−7工エルアラエン処
置群がやや重く肥大している傾向にあつたが有意の差は
なかった。癌の重量は、D−フェニルアラニン処置群で
は、対照群の約1/3であ!t、tSの危険率で、D−
7エニルアラエンの経口投与による抗腫瘍効果が認めら
れた(表−1)。とツジ赤血球に対する牌における抗体
産生細胞数(PFC)も両群間で比較された。表−IK
ポしたように、D−7工ニルアラニン処置群は対照と比
較して、抗体産生細胞数の有意の増加が・認められた。
わけて飼育する。飼育1週間後に、marcoms−1
80という癌細胞(101個)を全マウスの背部皮下に
接種し担癌マウスとした。D−7工ニルアラニン処置群
20四には、担癌4日前、2日前及び担癌後2日目、5
日目、8日目の合計5回、いずれも午后7時に7BW/
IllのD −7zニルアラニンを経口投与した。対照
群20匹には処置はなされなかった。担癌144日目両
群とも全マウスをクロロホルム麻酔下で層殺し、肝臓、
膵臓、腫瘍を取り出し、−匹平均の各重量を比較検討し
た。肝臓、膵臓祉、対照群よ〉D−7工エルアラエン処
置群がやや重く肥大している傾向にあつたが有意の差は
なかった。癌の重量は、D−フェニルアラニン処置群で
は、対照群の約1/3であ!t、tSの危険率で、D−
7エニルアラエンの経口投与による抗腫瘍効果が認めら
れた(表−1)。とツジ赤血球に対する牌における抗体
産生細胞数(PFC)も両群間で比較された。表−IK
ポしたように、D−7工ニルアラニン処置群は対照と比
較して、抗体産生細胞数の有意の増加が・認められた。
実験 2:
担癌マウスO実験と1−)たく同様の術式で、同様の日
時に同量のD−フェニルアラニンを経口投与した正常マ
ウス(10匹、りと処置をう叶ない対照O正常マウス(
10匹、↓)間で、ヒツジ赤血球に対する牌抗体産生細
胞数(pyc)の相異と遅鴬型過敏反応(D’rH)性
について比較検討した。その結果は、表−2に示した通
りであり1対照に比べ、明らかKD−フェニルアラニン
投与でマウスの液性抗体産生が増強され、細胞性免疫応
答が賦活されていることが認められた。
時に同量のD−フェニルアラニンを経口投与した正常マ
ウス(10匹、りと処置をう叶ない対照O正常マウス(
10匹、↓)間で、ヒツジ赤血球に対する牌抗体産生細
胞数(pyc)の相異と遅鴬型過敏反応(D’rH)性
について比較検討した。その結果は、表−2に示した通
りであり1対照に比べ、明らかKD−フェニルアラニン
投与でマウスの液性抗体産生が増強され、細胞性免疫応
答が賦活されていることが認められた。
表−1
担癌マウスの牌抗体産生細胞、@(PFC)褒−2
正常マウスの牌抗体産生細胞数(PFC)と遅延型皮膚
反応(DTII)へのD−フェニルアラニンの影響FC /10°牌細胞 −) D拳フェニルアラニンのLD、。はL−7エニルアラエ
ンのそれとは埋同じであり、約5.3 P/ Klであ
る。人間に1日4 PC)D −フェニルアラニンを投
与した報告があるが、急性の毒性の危険はなが9たとい
われる(第31回社団法人全日本鍼灸学★学術大会抄録
、59頁)。尚、本発明に係る抗腫瘍剤は経口及び非経
口投与のいずれにおいても用いるととができ、隔日又は
2日隔きに1同量50〜25owy/Kgで経口投与さ
れるのが望ましい。
反応(DTII)へのD−フェニルアラニンの影響FC /10°牌細胞 −) D拳フェニルアラニンのLD、。はL−7エニルアラエ
ンのそれとは埋同じであり、約5.3 P/ Klであ
る。人間に1日4 PC)D −フェニルアラニンを投
与した報告があるが、急性の毒性の危険はなが9たとい
われる(第31回社団法人全日本鍼灸学★学術大会抄録
、59頁)。尚、本発明に係る抗腫瘍剤は経口及び非経
口投与のいずれにおいても用いるととができ、隔日又は
2日隔きに1同量50〜25owy/Kgで経口投与さ
れるのが望ましい。
特許出願人
株式会社 サンギ
特許出願代理人
弁理士 青 木 朗
弁理士西舘和之
弁理士山口昭之
Claims (1)
- 1、 D−フェニルアラニンを含んでなる抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13976581A JPS6059211B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 抗腫瘍剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13976581A JPS6059211B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 抗腫瘍剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5841818A true JPS5841818A (ja) | 1983-03-11 |
JPS6059211B2 JPS6059211B2 (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=15252867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13976581A Expired JPS6059211B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059211B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213688A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Toshio Oshiro | Nk活性増強剤 |
JP5663741B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2015-02-04 | 株式会社ナノカム | アミノ酸抱合シアノアクリレートポリマー粒子 |
WO2015137383A1 (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | 味の素株式会社 | 癌化学療法の補助剤 |
-
1981
- 1981-09-07 JP JP13976581A patent/JPS6059211B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213688A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Toshio Oshiro | Nk活性増強剤 |
JP5663741B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2015-02-04 | 株式会社ナノカム | アミノ酸抱合シアノアクリレートポリマー粒子 |
WO2015137383A1 (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | 味の素株式会社 | 癌化学療法の補助剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6059211B2 (ja) | 1985-12-24 |
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