JPS5840779Y2 - 回転電機の防音装置 - Google Patents

回転電機の防音装置

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JPS5840779Y2
JPS5840779Y2 JP10764976U JP10764976U JPS5840779Y2 JP S5840779 Y2 JPS5840779 Y2 JP S5840779Y2 JP 10764976 U JP10764976 U JP 10764976U JP 10764976 U JP10764976 U JP 10764976U JP S5840779 Y2 JPS5840779 Y2 JP S5840779Y2
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JP
Japan
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sound
stator
syllable
rotating electrical
space
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JP10764976U
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JPS5337004U (ja
Inventor
邦彦 西部
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転電機の防音装置に関するものである。
従来の回転電機は第1図〜第3図に示すように回転軸1
に固定された回転子2と、この回転子2に対設されたリ
ブ9付き固定子カバ5を有する固定子3と、回転軸1に
固定され、かつ固定子カバ5のファンガイド7と対設さ
れた冷却ファン4と、回転子2、固定子3訃よび冷却フ
ァン4を収納し、かつ固定子カバ5と空間10を形成す
るしや音節兼用のケーシング6と、ケーシング6に付設
されたサイレンサ8からなり、冷却ファン40回転によ
り冷風は矢印のようにサイレンサ8からケーシング6内
に流入して冷却した後に、再びサイレンサ8を経て機外
へ放出するように構成されている。
このような構造では、しや音節6のじや音量な増加させ
るためには、その内部に吸音材を内張すして吸音力を増
大させるか、筐たはしゃ音節6を形成するじゃ音材の板
厚を厚くするなどの手段が行われている。
しかし内部の吸音力を増加させようとしてもかのすと限
界がある。
いl吸音材の吸音率をα(α≦1)、内表面積を81吸
音力をAとすれば、内面全体が内張すされているときに
はA=αS≦Sとなる。
したがってしや音節内の吸音力を増加させようとしても
、吸音材の内張面積が限定されるため、その吸音力には
自から限界がある。
また、回転電機が大形になると、前記空間10を構成す
る最大寸法D(軸方向最大寸法の場合はD′半径方向最
大寸法の場合はD″)と、固定子カバ5を透過する音の
波長λとの間には一般に次の関係がある。
Dンλ 0)例えば
、電動機に3いて電磁音の問題となり易い1000〜2
000H2の周波数の騒音の場合、波長は音速を340
rrL/Sとすると、λ=0.34〜0.17rrLで
あるofだ、例えば400KW以上の大形電動機の場合
、Dは1rrL程度にも達するもので、一般に式(1)
が成立する。
このような場合、しや音節6のじや音効果を表わす指標
として用いられる音響透過損失の値は音の周波数、しや
音節の板厚、比重などを用いて次式で表わされる。
T L ””T Lolo 10 glo 0.23T
LO(2)ただし 音響透過損失 ω=2πf:角速度、f:周波数 m、−tp:Lや音節の面密度、t:しや音節の板厚、
p:しや音節の比重、po:空気の比重、C:音速 したがって、しや音節の板厚を増大しても、しやへい効
果は少ない。
例えば、4TfrJILの鋼板(しや音カバ6)を8r
IrIILの鋼板に変更した場合を考える音の周波数を
1000H2とすると、4TrrIILの鋼板の場合、
f=1000X t==4x 10−3.p=7.8
X 103、pO”1.2、C=341一式(3)ニ代
入して計算すると、TLo =47.6 (dB )と
なり、したがって、式(2)よりTL=37.3 (d
B)となる。
一方、8TrrIrLの鋼板の場合、t=8X10−3
として全く同様に計算すると、TLO=53.6(dB
)、TL=42.6 (d B )となる。
すなわち、本計算例でわかるように板厚を倍にしても、
しやへい効果は約5dB増大するにすぎない。
また、板厚を2倍にすると、しや音節が大きく、かつ重
くなる欠点がある。
本考案は上記にかんがみしや音節の吸音力および透過損
失を増加させる防音装置を提供することを目的とするも
ので、固定子をしや音節で包囲してなる回転電機にかい
て、前記固定子とじや音節との間の空間を仕切板により
区分して任意数の分割室を設け、分割室の軸方向あるい
は半径方向に訃ける最大寸法りと、音源の波長λとの関
係をDくλにしたことを特徴とするものである。
以下本考案の一実施例を図面(第4図〜第8図を参照し
て説明する。
図中符号のうち第1図〜第3図と同一符号は同一部分を
示すものとする。
第4図〜第6図において、9’、11は固定子カバ5と
ケーシング6の間の空間10に設けた任意数の仕切板(
9′ は軸方向、11は半径方向)、12はその仕切板
9’、11により形成された任意数の分割室である。
その他の構造は従来のものく第1図〜第3図)と同一で
あるから説明を省略する。
上記のように構成することにより、多面体である各分割
室12(この実施例では不正六面体)に釦ける空間の最
大寸法りを、固定子カバ5を透過する音の波長λに対し
、次式の関係を有するようにすることができる。
Dくλ 例えば、電動機において問題となり易いioo。
〜2000H2の電磁音の場合の波長λ=0.34〜0
.17mに対して、複数の仕切板9’、 11により式
(4)を成立させることができる。
第7図、第8図は固定子カバ5、シや音カバ6からの透
過に関する説明図で、第7図は従来構造における場合、
第8図は本考案の実施例に訃ける場合を示す。
5′は固定子カバ5の振動分布例、61はしや音カバ6
の振動分布例を示す。
一般に、−波長の距離を音波が伝搬する場合、音波の位
相は360度回転する。
図におい七、固定子カバ5を透過した音波が空間10ま
たは12に伝搬すると、空間内部全体にその音波は拡散
しながら伝搬する。
この場合、空間内部の最大寸法りと音波の波長λとの関
係により音の伝搬特性は特徴づけられる。
すなわち、式(4)が成立する第8図の場合、空間12
の内部では音の伝搬する距離りがλに比べて小さいため
、はとんど同相で、瞬時に伝搬する。
したがって、固定子カバ5の振動分布5′ と、しや音
カバ6の振動分布6′は同相となる。
逆に、式(1珈成立する第7図の場合、空間10の内部
では音の伝搬する最大距離りがλに比べて大きいため、
内部では音波が拡散し、音の伝搬方向、位相共に乱れて
ランダムとなる。
したがって、固定子カバ5の振動分布5′ と、しや音
カバ6の振動分布6′ とは一般に同図に示したように
対応しない。
第7図の場合、しや音カバ6の音響透過損失TLは前述
の式(2)で表わされる。
この場合、しや音カバ6にふ・ける音波の入射方向はラ
ンダムであることから式(2)は乱入射透過損失TLと
呼ばれている。
これに対して、第8図の場合、しや音男バ6に対して音
波は同相で入射するので、音響透過損失は前述の式(3
)で表わされ、垂直入射透過損失TLoと呼ばれている
音の周波数が1000H2で、鋼板(しや音カバ6)の
板厚が41rrIILの場合、前述のようにTLoII
iTLに比べて約1OdB大きいので、しや音効果は約
10dB増加することになる。
筐た、以上の計算式ではその影響を省略しているが、不
切板9’、 11によりしや音カバ6を仕切ることによ
り、しや音カバ6の剛性が増大し振動しにくくなる。
したがって、剛性増加によるじゃ音効果増大の影響も含
めると、本考案によるじゃ音効果の増大はかなり大きく
なる。
また、仕切板9z11により吸音材の張りつけ面積もか
なり増大させることができる。
以上説明したように、本考案によればしや音節のじゃ音
量を増加させると共に、吸音材のはり付は面積の増加分
だけ吸音力を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転電機の横断平面図、第2図は同縦断
正面図、第3図は第2図のIII−III線における断
面図、第4図は本考案の防音装置をそなえる回転電機の
横断面図、第5図は同縦断正面図、第6図は第5図のV
l−Vl線における断面図、第7図は従来の回転電機に
訃ける音の透過を示す説明図、第8図は本考案の回転電
機に訃ける音の透過を示す説明図である。 3・・・・・・固定子、6・・・・・・しや音節、10
・・・・・・空間、9.11・・・・・・仕切板、12
・・・・・・分割室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子をしや音節で包囲してなる回転電機において、前
    記固定子とじや音節との間の空間を仕切板により区分し
    て任意数の分割室を設け、前記分割室の軸方向あるいは
    半径方向に訃ける最大寸法りと、音源の波長λとの関係
    なりくλにしたことを特徴とする回転電機の防音装置。
JP10764976U 1976-08-13 1976-08-13 回転電機の防音装置 Expired JPS5840779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10764976U JPS5840779Y2 (ja) 1976-08-13 1976-08-13 回転電機の防音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10764976U JPS5840779Y2 (ja) 1976-08-13 1976-08-13 回転電機の防音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5337004U JPS5337004U (ja) 1978-04-01
JPS5840779Y2 true JPS5840779Y2 (ja) 1983-09-13

Family

ID=28717673

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10764976U Expired JPS5840779Y2 (ja) 1976-08-13 1976-08-13 回転電機の防音装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700087339A1 (it) * 2017-07-28 2019-01-28 Hitachi Rail Italy S P A Gruppo motore elettrico per la trazione ferroviaria

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JPS5337004U (ja) 1978-04-01

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