JPS5840425B2 - サイリスタセイギヨソウチ - Google Patents

サイリスタセイギヨソウチ

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Publication number
JPS5840425B2
JPS5840425B2 JP50031630A JP3163075A JPS5840425B2 JP S5840425 B2 JPS5840425 B2 JP S5840425B2 JP 50031630 A JP50031630 A JP 50031630A JP 3163075 A JP3163075 A JP 3163075A JP S5840425 B2 JPS5840425 B2 JP S5840425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
thyristor
layer
light
phase
Prior art date
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Expired
Application number
JP50031630A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51107057A (ja
Inventor
敏郎 阿部
由彦 名越
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP50031630A priority Critical patent/JPS5840425B2/ja
Publication of JPS51107057A publication Critical patent/JPS51107057A/ja
Publication of JPS5840425B2 publication Critical patent/JPS5840425B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Thyristors (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はサイリスク制御装置に関するものである。
従来の光によるサイリスクの点弧制御は、光によってサ
イリスタを単にターンオンするだけであり、光の強度に
よってサイリスクの点弧位相を制御することができなか
った。
したがって、この発明の目的は、光の強度を可変するこ
とによりサイリスクの点弧位相を制御することかできる
サイリスク制御装置を提供するととである。
この発明に用いられる光感固体発振素子の一例の構造図
を第1図に示す。
図において、1はn形シリコン基板、2は基板1上の片
面の一部にp形不純物を部分的に拡散したp+層、3は
その上にn形不純物を高濃度に拡散したn中層、4は基
板1上の片面の一部にn形不純物を高濃度に部分拡散し
たn中層、5は基板1の逆面にp形不純物を拡散したp
中層である。
6,7および8はそれぞれ層3,4および5上に設けら
れたオーミック電極、9は負荷抵抗、10は電源、Lは
光、11は光感固体発振素子である。
この素子11の印加電圧すなわち電源10の電圧Vを一
定にして光りを照射すると、素子11はパルス状の発振
を始め、その発振周波数は光りの光強度に応じて変化す
る。
すなわち、光りか弱いときは周波数が低く、光りが強い
ときは周波数が高くなる。
また、印加電圧■を変化させた場合、発振素子11の発
振開始の光照度は、印加電圧Vが高いと発振開始光照度
は弱く、印加電圧Vが低いと発振開始光照度は強いとい
う関係がある。
この関係を第2図に示す。素子11の構造はサイリスク
とフォトトランジスタとを結合させた形になっている。
すなわち、p+十層、n形基板1yp中層2およびn中
層3でサイリスクを構成し、n中層4.n形基板1.p
+十層およびn中層3でフォトトランジスタを構成して
いる。
光りが素子11に照射されると、n形基板1内でホール
・電子対が発生する。
この生成されたホール・電子対のうち、基板1内におい
て少数キャリアであるホールは、拡散によりp中層5へ
流れて行く。
基板1内でのホールの生成率は、g (x)−Φ αe
−αX ・・・・・・・・・・・・(1)で表わされ
る。
ここで、Φ。は光束、αはシリコン中の吸収係数、Xは
表面からの距離である。
この生成されたホールがp+層5へ入り、p中層5の電
位が高まり、n形基板1よりも高電位になる。
そうすると、p中層5(アノード)−n形基板1−p+
層2−n+層3(カソード)のサイリスクが順バイアス
された形になる。
一方、p+層2にも光りが照射されており、とのp+層
2内でもホール・電子対が生成される。
そして、第1図の印加電圧Vで、p+層2とn形基板1
の接合は逆バイアスされている。
そのため、p+層2内で生成した電子は、拡散と空乏層
内の電界によりn形基板1へ流れる光電流となる。
また、p+層2とn形基板1の空乏層内で生成上た電子
も直ちにn形基板1へ流れ、また、n形基板1で生成し
たホールのうちn形基板1とp+層2の接合付近のもの
はp中層2へ流れる光電流となる。
そして、p中層2内で発生したホールはp中層2内の電
位を高め、n+層3よりの電子の注入を容易にする。
そのため、光電流を■Lとすると、n中層4−n形基板
1−p+層2−n+層3のトランジスタを流れる電流■
1は、となる。
ここで、α1は上記トランジスタの増幅率で■1に依存
しており、■1が大きい程大きくなる。
そのため、小さな■Lに対してもItが大きくなり、そ
の工、が大きいためα、も大きくなっている。
また、p、中層5− n形基板1−p+層2で構成され
るトランジスタの増幅率をα2とすると、α、が大きい
ため、わずかな光の照射でも の条件を満足するようになり、そのため、p中層5の電
位がn形基板1よりも高くなると直ちにp+層5− n
形基板1−n+層2−n+層3のサイリスは導通になる
すなわちp中層5のホールはn形基板1に注入され、ま
たn中層3の電子はp+層2に注入され、p中層2とn
形基板1の接合でダブルインジェクションが起す、この
接合(z−i)は直ちに順方向バイアスになる。
しかし、p+層5のホールが出掃い、またn中層3より
の電子がp中層5に入ると、n中層3の電位は下がり、
そのためp中層5よりn形基板1へのホールの注入がな
くなり、ダブルインジェクションは起らなくなる。
しかし接合(2−1)には過剰のキャリアの蓄積が起っ
ていて、これらのキャリアがなくなるまでは順バイアス
されたままである。
そのため、トランジスタ(4−1−2−3)には、この
接合が順バイアスのとき飽和電流ISが流れる。
すなわち、印加電圧をVとし、負荷抵抗をRとすると、
となる。
そしてこの接合(2−1)の過剰キャリアがなくなると
、この接合(2−1)は逆バイアスされて、電流は式(
1)で表わされる光電流に基づくものだけとなる。
一方、サイリスタ(5−1−2−3)が導通したとき、
p中層5はアース電位まで下がり、接合(1−2)が逆
方向バイアスになっても、p+層5に貯えられた電子の
ためにアース電位に近いままの電位である。
そしてn形基板1中に発生したホールがp+層5に入り
、そのためp中層5の電位を上げて行き、n形基板1の
電位よりp中層5の電位が高くなると、ふたたびサイリ
スク(5−1−2−3)が導通して、トランジスタ(4
−1−2−3)に飽和電流ISが流れる。
以上が光照射による発振素子11の発振機構である。
この負荷電流■とp+層5の電位v5の変化の様子を第
3図a、bに示す。
この発明のサイリスタ制御装置の一実施例の回路図を第
4図に示す。
図において、vlは交流電源、RLはサイリスタ12の
負荷、13は位相遅れ回路、DIはダイオード、14は
発光ダイオード、15は可変抵抗、v2は発光ダイオー
ド14の信号電源である。
位相遅れ回路13は、抵抗R□。R2およびコンデンサ
C□、c2で構成されている。
16は光感固体発振素子11と発光ダイオード14を一
体化したホトカプラである。
動作において、電源v1によりサイリスタ12の両端(
A−B)に印加される電圧波形を第5図aに示している
このサイリスク電圧を位相遅れ回路13で位相を遅らせ
(第5図b)、電源電圧がOvの時t1、光感固体発振
素子11に印加される電圧がピークかあるいはそれ以下
であるようにしている。
すなわち、時刻t。で最低でかつtlまでは単調に上昇
する第5図すの電圧が素子11の正端子Iとサイリスタ
12のカソード間(C−B)に印加される。
また、t1〜12間で電源v1の電圧が負のサイクルと
なり、C−B間は、コンデンサC0,C2の放電で電位
が下がり、t2以前でOVまで放電されるようにしてい
る。
この電圧がOvになると、ダイオードD1でクランプさ
れて、負電位にはならないようにしている。
このように、電源v0の電圧が0V(to)で発振素子
11に印加される電圧が最低となり、電源電圧が180
°進んだ所(tl)で発振素子11に印加される電圧が
最大になり、この印加電圧に依存して発振開始光照度が
変るため、発光ダイオード14に電流を流して光を発振
素子11に照射すると、光の強さに応じて素子11の発
振開始電圧が変化する。
すなわち、光の弱いときには電圧の最も高い所でのみ発
振を始めるので、第6図aのように時刻t1附近で発振
を行い、その発振電流でサイリスタ12をオンさせる。
この時、サイリスタ12の点弧位置は180°附近であ
るから、負荷RLに流れる電流は微小である。
つぎに、光を強くすると、電圧の低い所より発振を始め
るため、サイリスタ12の点弧位相は小さくなって、負
荷RLには大きな電流が流れる。
さらに光を強くすると、発振素子11は電圧の最も低い
所で発振を始め、はとんど電源電圧Ov附近でサイリス
タ12をオンさせる。
このときの様子を第6図すに示している。
しかし、実際にはOv附近でサイリスタ12がオンする
ため、それ以後は第6図Cのように素子11にはt2ま
で電圧が印加されなくて、t2でふたたび発振を行ない
、サイリスタ12をオンさせる。
このようにして、光の強度に応じて負荷電流を制御する
ことができる。
すなわち、光が弱いときは電流が小さく、光が強いとき
には大きな負荷電流を流すことができる。
すなわち、サイリスタ12は光信号によりO〜180°
まで位相制御される。
このように、サイリスタ12の制御信号が光であるので
信号が一方向性となり、信号源と制御装置(サイリスク
回路)が完全に分離できるので、サイリスタ12の部分
の制御時の影響が信号部分に影響を及ぼすことなく、光
信号の強度を変化してサイリスタ12を0〜i s o
’iで位相制御することができる。
そのため、従来のように制御信号部分で位相を変化させ
てサイリスタ12の制御を行なう必要がなく、また、光
感固体発振素子11の応答が非常に速いので信号の伝達
は瞬時に行なえる。
以上のように、この発明のサイリスク制御装置によれば
、光の強度を可変することにより、サイリスタの点弧位
相を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いられる光感固体発振素子の一例
の構造図、第2図および第3図はその動作説明図、第4
図はこの発明のサイリスク制御装置の一実施例の回路図
、第5図および第6図はその動作説明のための信号波形
図である。 11・・・・・・光感固体発振素子、12・・・・・・
サイリスク、13・・・・・・位相遅れ回路、14・・
・・・・発光ダイオード、■、・・・・・・電源、Dl
・・・・・・ダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電源電圧が負荷を介してアノード・カソード間に印
    加されるサイリスタと、このサイリスクのアノード・カ
    ソード間に印加される電圧の位相を遅らせる位相遅れ回
    路とこの位相遅れ回路の出力端に設けられたクランプ用
    ダイオードとから構成され前記サイリスタのアノード・
    カソード間の電圧の位相が00のとき最低電圧となり位
    相が180゜のとき最高電圧となりこの区間で単調増加
    する直流電圧を発生する電圧源と、発振開始光照度が印
    加電圧に依存して変化する特性をもち前記電圧源の出力
    端に一端を接続し前記サイリスクのゲートに他端を接続
    した光感固体発振素子と、この光感固体発振素子に光を
    照射する照度可変型光源とを備えたサイリスタ制御装置
JP50031630A 1975-03-15 1975-03-15 サイリスタセイギヨソウチ Expired JPS5840425B2 (ja)

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JPS51107057A JPS51107057A (ja) 1976-09-22
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