JPS584039Y2 - 気化式液体燃料燃焼装置 - Google Patents

気化式液体燃料燃焼装置

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JPS584039Y2
JPS584039Y2 JP5573078U JP5573078U JPS584039Y2 JP S584039 Y2 JPS584039 Y2 JP S584039Y2 JP 5573078 U JP5573078 U JP 5573078U JP 5573078 U JP5573078 U JP 5573078U JP S584039 Y2 JPS584039 Y2 JP S584039Y2
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liquid fuel
combustion
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solenoid valve
pole
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JP5573078U
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JPS54158338U (ja
Inventor
敏 東松
Original Assignee
パロマ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃焼能力を強弱に切換えることのできる液体燃
料燃焼装置、特に液体燃料タンクと発熱体を連結する導
管の一部に室温の変化に対応して切換えられて導管を流
れる液体燃料の流量を制御する電磁弁を介装し、一方発
熱体の周囲に燃焼用空気を供給する送風機を適宜な個所
に配置して燃焼制御器からの信号により電磁弁の作動お
よび送風機の送風量を制御するようにした気化式液体燃
料燃焼装置の改良に関するものである。
従来、この種の気化式液体燃料燃焼装置としては種々な
ものが提案されてきているが、いずれもその送風機の駆
動源としては供給電圧を増減したり巻線数を加減して速
度制御を行なうモータが用いられていた。
ところで、このような従来使用されていたモータはその
構造上高回転から低速回転への切換時における応答性が
悪く、これにより駆動される送風機の送風量F1は第1
図の点線のごとくになる。
一方、液体燃料タンクから供給される液体燃料の流量は
電磁弁の切換え作動により段階的に変化し、この流量変
化に対応して発熱体にては液体燃料が略段階的に気化す
る。
この気化したガスを完全に燃焼させるために必要な理想
空気量、特に−天空気量F2は第1図の実線にて示すよ
うに変化する。
従って、従来より慣用されているモータを用いた液体燃
料燃焼装置においては、特に液体燃料の流量を電磁弁に
て切換えるとき、送風機の送風量が気化ガスの燃焼に必
要な理想空気量に対して多すぎて、これが炎の吹き消え
や不完全燃焼の原因となっていた。
また、この種モータの回転数を切換え得る範囲は最大回
転数からその60%位までが限度であり、このことは液
体燃料燃焼装置の燃焼能力範囲をより広くしたい場合の
障害となっている。
考案者は上述した問題を解決するために送風機の駆動源
として従来より使用していたモータに代えて極数変換式
モータを用いれば、液体燃料の気化量に対応する燃焼用
空気の供給量をすばやく切換えることができ、しかも燃
焼能力範囲をより広くとることができるという結果を得
た。
これにより、従来問題とされていたことの大部分は解消
できたが、この極数変換式モータは高速回転より低速回
転への切換時の応答性がよすぎるため、この極数変換式
モータによって駆動される送風機の送風量F3の変化が
、第3図の点線にて示すごとく、特に強燃焼から弱燃焼
に移行するとき発熱体にて気化した液体燃料が必要とす
る理想空気量F4の変化に対して僅かに早くなっている
ことが判明した。
本考案は上述した経過からなされたもので、その目的と
するところは、送風機用モータとして極数変換式モータ
を用いるとともに、この極致変換式モータの電気回路中
に電磁弁の弱燃焼側への切換後所定時間だけ極数変換式
モータへの通電を抵抗を介して行ない、その後に極数変
換式モータの低速回転側への通電を前記抵抗を介さない
で開始するタイマーを設けて、この種気化式液体燃料燃
焼装置の強から弱への燃焼能力切換時において必要とさ
れる燃焼用空気を液体燃料の気化の状態に適した量にて
供給し得る気化式液体燃料燃焼装置を提供することにあ
る。
以下に、本考案の一実施例を図面について説明すると、
第2図にては本考案による気化式液体燃料燃焼装置20
を組込んだ灯油暖房器10が示されている。
この灯油暖房器10は、その器体11内の右室12に収
納した灯油タンク13からの灯油を器体11内の左室1
4に配設した液体燃料燃焼装置20にて燃焼させ、この
燃焼により生じた燃焼ガスを熱交換器15に導びくよう
になっている。
さらに、この灯油暖房器10は、図示しない送風機によ
り室内空気を器体11内に給送して熱交換器15にて加
熱した後、この加熱空気を器体11に設けた開口16か
ら室内へ放出することにより暖房を行なうものである。
なお、符号17は仕切板を示し、符号18は排気管を示
している。
気化式液体燃料燃焼装置20は、灯油暖房器10の左室
14内に配設した燃焼管体21と、この燃焼筒体21内
に組付けたバーナ本体22と、このバーナ本体22の底
部に取付けられて通電により発熱する発熱体23とを具
備している。
この発熱体23と灯油暖房器10の右室12内に収納し
た灯油タンク13とは導管24により連結されており、
この導管24の一部には灯油タンク13からの灯油の流
量を制御する2個の電磁弁S■1.SV2を取付けた油
量調節器25が介装しである。
これら両電磁弁SV1.Sv2は燃焼制御器26に接続
されて制御されるものである。
また、燃焼筒体21の上端部には前述した熱交換器15
が接続してあり、一方燃焼筒体21の下側部には送風機
27が接続しである。
送風機27は、その回転時に燃焼用空気を燃焼筒体21
内に給送するもので、その回転軸は第4図に示す電気制
御回路30により制御される極数変換式モータ28の駆
動軸28 Hに連結されている。
なお、符号23 aは発熱体23の温度を検知するサー
モスタットを示している。
極数変換式モータ28を制御する電気制御回路30は、
第4図にて示すごとく、室温に応じた電気的信号により
開閉されるスイッチ31と、このスイッチ31が閉じら
れたとき作動して電磁弁Svzの作動スイッチ32を開
きかつ極数変換式モータ28のリレースイッチ33を低
速回転側に切換えるリレー34とを具備している。
また、この電気制御回路30は、スイッチ31が閉じた
時から計時して所定時間(本実施例にては約2秒)経過
後に、極数変換式モータ28の低速回転側一端子35に
介装したタイマーリレー36 aを作動させるタイマー
36と、タイマーリレー36 aと並列接続した抵抗R
とを具備している。
なお、電磁弁SV2の作動スイッチ32はスイッチ31
が開放されたときには電磁弁Sv2を開く方向に復帰し
、またリレースイッチ33およびタイマーリレー36
aはスイッチ31が開放されたとき元位置に復帰するも
のである。
しかして、この電気制御回路30は、両電源端子30a
、30b間に通電されると、両電磁弁SV□、Sv2を
開くとともに極数変換式モータ28を高速にて回転させ
る。
また、この電気制御回路30は、スイッチ31が閉じら
れたとき電磁弁Sv2を閉じるとともにリレースイッチ
33を極数変換式モータ28の低速回転側へ切換えて、
抵抗Rにより電圧を低下させた状態にて極数変換式モー
タ28に通電し、所定時間経過後タイマーリレー36
aを閉じることにより極数変換式モータ28の低速回転
側への通電を抵抗Rを介さずに直接行なう。
次に、上記のように構成した気化式液体燃料燃焼装置2
0の作動について説明すると、発熱体23を所定温度に
まで加熱した後電気制御回路30に通電すれば、両電磁
弁SV1.SV2が開いて灯油タンク13内の灯油が発
熱体23に供給されるとともに極数変換式モータ28が
高速回転する。
これにより、灯油は発熱体23にて気化するとともにバ
ーナ本体22の給気口22 aから供給される一次空気
と混合し、さらにこの混合気は燃焼筒21内にて二次空
気と混合して図示しない点火装置により点火される。
従って、この液体燃料燃焼装置20は強撚焼状態となる
この強撚焼状態が続いて室温が設定温度以上になると、
燃焼制御器26からの電気的信号により電気制御回路3
0のスイッチ31が閉じられる。
これにより、リレースイッチ33が極数変換式モータ2
8の低速回転側へ直ちに切換わるとともに、電磁弁Sv
2が直ちに閉じられて発熱体23への給油量が半減する
このとき、極数変換式モータ28は規定電圧より低い電
圧にて通電されていて規定の低速回転へ急激には変換せ
ず、この場合の高速回転から低速回転への変換は第3図
の理想空気量F4に対応した回転数にて漸次低下する。
これより所定時間経過すると、タイマーリレー36 a
が閉じられ、極数変換式モータ28は規定の電圧にて通
電されて規定の低速回転を行なう。
これにより、燃焼装置20は弱燃焼状態となる。
従って、この燃焼装置20における燃焼能力の強から弱
への切換えは、燃焼用空気を過不足なく供給し得て常に
完全燃焼させながら円滑に行なうことができる。
以上要するに、本考案においては、上記実施例にて例示
したごとく、気化式液体燃料燃焼装置における送風機2
7の駆動源として極数変換式モータ28を採用し、この
極数変換式モータ28の電気制御回路30中に、電磁弁
S■2の閉止後所定時間だけ極数変換式モータ28への
通電を抵抗Rを介して行ない、その後に極数変換式モー
タ28の低速回転側への通電を抵抗Rを介さないで開始
するタイマー36を設けたことにその特徴があり、これ
により燃焼能力の特に強から弱への切換時においても液
体燃料の気化状態にあった量の燃焼用空気を常に供給す
ることのできる気化式液体燃料燃焼装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気化式液体燃料燃焼装置における送風量
変化を示すグラフ、第2図は本考案を実施した気化式液
体燃料燃焼装置を示す縦断正面図、第3図は同装置にお
ける送風量変化を示すグラフ、第4図は電気制御回路図
である。 符号の説明 10・・・・・・灯油暖房器、13・・・
・・・灯油タンク(液体燃料タンク)、20・・・・・
・気化式液体燃料燃焼装置、23・・・・・・発熱体、
24・・・・・・導管、26・・・・・・燃焼制御器、
27・・・・・・送風機、28・・・・・・極数変換式
モータ、30・・・・・・電気制御回路、36・・・・
・・タイマー、Svl。 SV2・・・・・・電磁弁、R・・・・・・抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体燃料タンクと発熱体を連結する導管の一部に室温の
    変化に対応して切換えられて前記導管を流れる液体燃料
    の流量を制御する電磁弁を介装し、一方前記発熱体の周
    囲に燃焼用空気を供給する送風機を適宜な個所に配置し
    て燃焼制御器からの信号により前記電磁弁の作動および
    前記送風機の送風量を制御するようにした気化式液体燃
    料燃焼装置において、前記送風機用モータとして極致変
    換式モータを採用し、かつ該極数変換式モータの電気制
    御回路中に前記電磁弁の弱燃焼側への切換後所定時間だ
    け前記極致変換式モータへの通電を抵抗を介して行ない
    、その後に前記極致変換式モータの低速回転側への通電
    を前記抵抗を介さないで開始するタイマーを設けたこと
    を特徴とする気化式液体燃料燃焼装置。
JP5573078U 1978-04-26 1978-04-26 気化式液体燃料燃焼装置 Expired JPS584039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5573078U JPS584039Y2 (ja) 1978-04-26 1978-04-26 気化式液体燃料燃焼装置

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JP5573078U JPS584039Y2 (ja) 1978-04-26 1978-04-26 気化式液体燃料燃焼装置

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Publication Number Publication Date
JPS54158338U JPS54158338U (ja) 1979-11-05
JPS584039Y2 true JPS584039Y2 (ja) 1983-01-24

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ID=28951895

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JP5573078U Expired JPS584039Y2 (ja) 1978-04-26 1978-04-26 気化式液体燃料燃焼装置

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JPS5716717A (en) * 1980-07-02 1982-01-28 Nippon Gakki Seizo Kk Combustion control method

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JPS54158338U (ja) 1979-11-05

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