JPS5840323B2 - 希土類コバルト磁石の製造方法 - Google Patents

希土類コバルト磁石の製造方法

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JPS5840323B2
JPS5840323B2 JP51020157A JP2015776A JPS5840323B2 JP S5840323 B2 JPS5840323 B2 JP S5840323B2 JP 51020157 A JP51020157 A JP 51020157A JP 2015776 A JP2015776 A JP 2015776A JP S5840323 B2 JPS5840323 B2 JP S5840323B2
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JP
Japan
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sintered body
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rare earth
sintered
heated
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JP51020157A
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JPS52103698A (en
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真人 佐川
武明 酒井
善三 辺見
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は希土類コバルト磁石の製造方法に関するもので
ある。
希土類コバルト系合金は強い一軸異方性をもっているた
めに永久磁石材料として最適なものである。
希土類コバルトは一般に焼結法で製造されるが、希土類
コバルト焼結磁石の欠点は焼結材料特有の気孔に起因し
て機械的強度が低いことである。
本発明の目的は希土類コバルト磁石の磁気特性を低下さ
せずに機械的強度を向上させる製法を提供することであ
る。
本発明は、焼結体の密度を100%近くに高めることに
よって機械的強度を向上させることを意図している。
本発明に係る方法は、一般式がReO2で表わされる原
料粉末を磁場中圧粉成型した後真空中1150℃以上で
焼結して所望の組成を有する焼結体を得、高圧の不活性
ガスの中で1000℃以上前記焼結体の融点未満の温度
に加熱する熱間静水圧縮処理を該焼結体に施し、次に不
活性雰囲気中1150℃以上前記融点未満に加熱した後
室温まで急冷する第一次熱処理を前記焼結体に施し、最
後に時効処理を前記焼結体に施すことを特徴とする(た
だしRはサマリウムもしくはセリウムであり、Coはコ
バルトもしくはコバルトの一部が鉄、銅及びバナジウム
の1種以上で置換された成分であり、2ば6〜8の数を
示す。
)本発明においては一般の焼結が不活性雰囲気中でなさ
れるのに対し、真空中で焼結を行なわなければならない
次に、この焼結体に熱間静水圧縮処理を施す。
熱間静水圧縮処理は、周知の如く、加圧容器中に被処理
物と高圧不活性ガスを室温にて封入した後、容器を加熱
して内圧を高め、加圧加熱処理を施すものである。
本発明においては、その処理温度としては1ooo℃未
満では高密度化の効果はない。
1000℃以上融点未満の処理温度では焼結材の密度は
100係近くに達する。
また融点に近い処理温度に焼結体を加熱してもその形状
がゆがむようなことはない。
処理時間は5分程度以上で十分である。
不活性ガス、一般にはアルゴン、の圧力は一般には処理
温度下で50〜1500kg/−となるように選ばれる
熱間静水圧縮処理を施した後に、その処理に供した装置
から焼結体を取出す。
このために、該装置を適当な方法で、例えば高温ガスを
常温ガスで置換する方法で、適当な温度まで冷却する。
以上の熱間静水圧縮処理により焼結体中の空孔は潰れ、
焼結体の密度が増大する。
しかる後、焼結体を1150℃と融点との間の温度に加
熱し、その後空冷、油冷などの方法で少くとも次の時効
処理温度にまで急冷を行う第一次熱処理を施す。
この第一次熱処理は1通常焼結に引続き行われていた溶
体化処理に相当する。
焼結が不活性雰囲気中で行われたものは、熱間静水圧縮
処理で潰れた空孔がこの第一次熱処理により再申中生し
、再び密度が低下するが、真空中焼結されたものは密度
低下を生じない。
そして最後に、通常と同様の時効処理、すなわち500
ないし850℃の温度に焼結体を加熱する第二次熱処理
を施す。
冷却は徐冷、急冷の倒れでもよい。
この時効処理は、前の第一次熱処理後の急冷過程におい
て、冷却を500〜850℃の温度で停止し、1時間前
後保持した後室温まで冷却する工程であってもよい。
以上の第一次、第二次熱処理は不活性雰囲気中でなされ
、これらの熱処理によって、永久磁石としての磁気特性
が発現する。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例 原料金属塊を粉砕し、粉末を磁場中で圧綿成形し、そし
て真空中、1175℃、15分間の条件で焼結する方法
で下記組成の7種類の焼結材料を製造した。
上記焼結材$1(5) j (6)及び(7)を市販の
熱間静水圧縮処理装置の中に入れ、1100℃、100
0kg/cr7t、 15分間の条件で処理した。
これらの材料(5)、(6)及び(7)の遷移金属量7
.2〜7.8に対する保磁力Heの関係を第1図にプロ
ット(−△−)と示して示す。
上記熱間静水圧縮処理を行った後、1175℃で15分
間保持後、アルゴンを満し且つ内壁を水冷した小室中に
て室温まで急冷し、次に7.50℃で1時間保持後空冷
する処理を行った材料(5) 、 (6)。
(7)についての同様の関係を第1図なプロット(−〇
−)として示す。
上記熱間静水圧縮処理を行った後750℃で1時間保持
して空冷した材料(5) 、 (6) 、 (7)につ
いての同様の関係を第1図にプロット(−X−)として
示す。
第1図から、本発明に係る処理を施された材料(−〇−
)の保磁力が他の処理を施された材料(−△、×−)よ
りも優れていることが明きらかである。
上記材料(1)〜(7)の熱間静水圧縮処理の温度を7
00ないし1200℃で変化させた。
室温にてアルゴンを封入する際の圧力は300kg/c
yyYの一定値とした。
1175℃で15分間保持後、アルゴンを満し且つ水冷
した小室中で室温まで急冷し、次いで750℃で1時間
保持後空冷の処理を行った後、比重を測定した。
白金コバルト磁石の理論密度に対する密度の変化を第2
図に示す。
この図面から処理温度が900℃を超えると急激に相対
密度が高まり、1000℃以上1200℃(融点より約
50℃低い)以下では相対温度が99係強に達すること
が判る。
また材料による違いは認められない。
なお焼結直後の相対密度は96.5%であった。
またアルゴン中で焼結を行った焼結体に上記処理を施し
た場合は、焼結直後と処理後で相対密度の変化は認めら
れなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は赤土類コバルト磁石RCo2における2の量に
対する保磁力の変化を示すグラフ、第2図は熱間静水圧
縮処理における処理温度に対する希土類コバルト磁石の
相対密度の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式がReO2で表わされる原料粉末を磁場中圧粉
    成型した後真空中1150℃以上で焼結して所望の組成
    を有する焼結体を得、高圧の不活性ガスの中で1000
    ℃以上前記焼結体の融点未満の温度に加熱する熱間静水
    圧縮処理を該焼結体に施し、次に不活性雰囲気中115
    0℃以上前記融点未満に加熱した後室温まで急冷する第
    一次熱処理を前記焼結体に施し、最後に時効処理を前記
    焼結体に施すことを特徴とする希土類コバルト磁石の製
    造方法(ただし、Rはサマリウムもしくはセリウムであ
    り、COはコバルトもしくはコバルトの一部が鉄、銅及
    びバナジウムの1種以上で置換された成分であり、2は
    6〜8の数を示す。 )。
JP51020157A 1976-02-27 1976-02-27 希土類コバルト磁石の製造方法 Expired JPS5840323B2 (ja)

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JPS52103698A JPS52103698A (en) 1977-08-31
JPS5840323B2 true JPS5840323B2 (ja) 1983-09-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596616A (en) * 1979-01-17 1980-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of manufacturing copper-substituted rare earth cobalt permanent magnet
JPS5655533A (en) * 1979-10-08 1981-05-16 Seiko Instr & Electronics Ltd Manufactre of rare earth element magnet

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4870717A (ja) * 1971-12-22 1973-09-25

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