JPS5840199A - 石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系の汚れ防止剤 - Google Patents
石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系の汚れ防止剤Info
- Publication number
- JPS5840199A JPS5840199A JP13717581A JP13717581A JPS5840199A JP S5840199 A JPS5840199 A JP S5840199A JP 13717581 A JP13717581 A JP 13717581A JP 13717581 A JP13717581 A JP 13717581A JP S5840199 A JPS5840199 A JP S5840199A
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- Japan
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- drain
- hydrogen sulfide
- copolymer
- diisobutylene
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は石油精製プロセスから排出される硫化水素を
含むドレン水を処理する系において、汚れを防止する薬
剤に関する。
含むドレン水を処理する系において、汚れを防止する薬
剤に関する。
石油の精製は、常圧蒸留法、減圧蒸留法、接触分解法、
接触改質法などによってなされるが、いずれの方法にお
いても、蒸気や水洗水が用いられ、石油精製プロセスの
油水分離からは硫化水素を含む水が排出される。このド
レン水は通常スチームストリッパーにより硫化水素やア
ンモニアなどを含むいわゆるサワーガスを除去したのち
一水洗水や他の雑用水に使用されているが、スチームス
トリッパーの前の熱交換器の内部、スチームストリッパ
ーのトレイおよびストレイナーなどに汚れが付着し、伝
熱効率の低下や閉塞などの問題があった。特に伝熱効率
の低下は、スチームエネルギーの使用増大を招くので、
改善が求められていた。
接触改質法などによってなされるが、いずれの方法にお
いても、蒸気や水洗水が用いられ、石油精製プロセスの
油水分離からは硫化水素を含む水が排出される。このド
レン水は通常スチームストリッパーにより硫化水素やア
ンモニアなどを含むいわゆるサワーガスを除去したのち
一水洗水や他の雑用水に使用されているが、スチームス
トリッパーの前の熱交換器の内部、スチームストリッパ
ーのトレイおよびストレイナーなどに汚れが付着し、伝
熱効率の低下や閉塞などの問題があった。特に伝熱効率
の低下は、スチームエネルギーの使用増大を招くので、
改善が求められていた。
本発明はこのような状況下に、石油精製プロセスから排
出される硫化水素を含むドレン水を処理する系の汚れを
防止する薬剤を提供することを目的とする。すなわち、
本発明は、構成単位としてジイソブチレンと、マレイン
酸とを含む共重合体を有効成分として含有することを特
徴とする石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処
理系の汚れ防止剤である。
出される硫化水素を含むドレン水を処理する系の汚れを
防止する薬剤を提供することを目的とする。すなわち、
本発明は、構成単位としてジイソブチレンと、マレイン
酸とを含む共重合体を有効成分として含有することを特
徴とする石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処
理系の汚れ防止剤である。
ジイソブチレンはイソブチレンを接触重合して得られる
二量体であシ、２，４．４−）リメチル−１−ペンテン
、２，４．４−）ジメチル−２−ペンテン、２，３．４
−）ジメチル−２−ペンテン、３，４．４−トリメチル
−２−ペンテンまたはこれらの混合物が含まれる。マレ
イン酸には、マレイン酸塩や無・水マレイン酸が含まれ
る。本発明の共重合体には、これらの構成単位の重合可
能な他の構造単位が共重合していてもよい。例えば無水
マレイン酸とジイソブチレンの共重体にアンモニアを反
応させて無水マレイン酸の構成単位を部分的にアミド化
してもよい。
二量体であシ、２，４．４−）リメチル−１−ペンテン
、２，４．４−）ジメチル−２−ペンテン、２，３．４
−）ジメチル−２−ペンテン、３，４．４−トリメチル
−２−ペンテンまたはこれらの混合物が含まれる。マレ
イン酸には、マレイン酸塩や無・水マレイン酸が含まれ
る。本発明の共重合体には、これらの構成単位の重合可
能な他の構造単位が共重合していてもよい。例えば無水
マレイン酸とジイソブチレンの共重体にアンモニアを反
応させて無水マレイン酸の構成単位を部分的にアミド化
してもよい。
ジインブチレンとマレイン酸とのモル比は１：９〜９：
１好ましくは１：４〜４：１であるが、特にｌ：１が好
ましい。共重合体の分子量は１，０００〜ｓｏ、ｏｏｏ
好ましくは１，０００〜１０，０００である。１，００
０未満または５０．０００を越えると汚れ防止効果が顕
著でなくなる。
１好ましくは１：４〜４：１であるが、特にｌ：１が好
ましい。共重合体の分子量は１，０００〜ｓｏ、ｏｏｏ
好ましくは１，０００〜１０，０００である。１，００
０未満または５０．０００を越えると汚れ防止効果が顕
著でなくなる。
上記共重合体の製法としては、溶液重合、懸濁重合、乳
化重合などの常法が挙げられるが、無水マレイン酸とジ
イソブチレンとをベンゼン、トルエンなどの有機溶媒中
で交互共重合して製本発明の共重体は、そのままドレン
水中に添加して使用することができるが、ナトリウム塩
、カリウム塩等のアルカリ金鴇塩やアンモニウム塩など
の水溶性塩の形に使用すると水に対する溶解性を高める
ことができ、好ましい。添加の仕方としては、原液その
まま添゛加することもできるが、水で希釈して注入する
と、均一に分散させることができ好ましい。添加場所と
しては、熱交換器やスチームストリッパーの入口が適当
である。添加量は、通常ドレン水量に対し、共重体とし
て１■／を以上好ましくは５〜／を以上とし、ドレン水
中の油状成分量やＳＳ（懸濁固形物）量によって適宜増
減する。
化重合などの常法が挙げられるが、無水マレイン酸とジ
イソブチレンとをベンゼン、トルエンなどの有機溶媒中
で交互共重合して製本発明の共重体は、そのままドレン
水中に添加して使用することができるが、ナトリウム塩
、カリウム塩等のアルカリ金鴇塩やアンモニウム塩など
の水溶性塩の形に使用すると水に対する溶解性を高める
ことができ、好ましい。添加の仕方としては、原液その
まま添゛加することもできるが、水で希釈して注入する
と、均一に分散させることができ好ましい。添加場所と
しては、熱交換器やスチームストリッパーの入口が適当
である。添加量は、通常ドレン水量に対し、共重体とし
て１■／を以上好ましくは５〜／を以上とし、ドレン水
中の油状成分量やＳＳ（懸濁固形物）量によって適宜増
減する。
本発明の薬剤を適用することのできるドレン水の例を挙
げると、常圧蒸留法における蒸留塔およびスタビライザ
ーの凝縮液から油水分離されたドレン水、減圧蒸留法に
おける蒸留塔の凝縮液から油水分離されたドレン水、接
触分解法における精留塔の凝縮液から油水分離されたド
レン水、および接触改質法におけるスタビライザーの凝
縮液から油水分離されたドレン水などがあるが、これ忙
限定されない。これらのドレン水中には、油分、硫化水
素、メルカプタン、および石油中の硫化物と石油精製装
置の鉄分とが反応してできる硫化鉄が含まれておシ、油
分が硫化鉄のバインダーとなって汚れとなる。
げると、常圧蒸留法における蒸留塔およびスタビライザ
ーの凝縮液から油水分離されたドレン水、減圧蒸留法に
おける蒸留塔の凝縮液から油水分離されたドレン水、接
触分解法における精留塔の凝縮液から油水分離されたド
レン水、および接触改質法におけるスタビライザーの凝
縮液から油水分離されたドレン水などがあるが、これ忙
限定されない。これらのドレン水中には、油分、硫化水
素、メルカプタン、および石油中の硫化物と石油精製装
置の鉄分とが反応してできる硫化鉄が含まれておシ、油
分が硫化鉄のバインダーとなって汚れとなる。
本発明の汚れ防止剤Ｌドレン水中に添加されると、油分
が硫化鉄のバインダーとなるのを抑制し、また硫化鉄の
粒子を沈殿させることなく分散させる。したがって、従
来は汚れのため伝熱効率が低下し蒸気が有効に利用され
な、かったシ、また汚れ除去のための装置の運転を停め
てたびたび洗浄しなければならなかったが、本発明によ
り汚れの付着が防止でき、操業時間を大巾に延ばすこと
ができると共に貴重な蒸気を有効に利用することができ
る。
が硫化鉄のバインダーとなるのを抑制し、また硫化鉄の
粒子を沈殿させることなく分散させる。したがって、従
来は汚れのため伝熱効率が低下し蒸気が有効に利用され
な、かったシ、また汚れ除去のための装置の運転を停め
てたびたび洗浄しなければならなかったが、本発明によ
り汚れの付着が防止でき、操業時間を大巾に延ばすこと
ができると共に貴重な蒸気を有効に利用することができ
る。
次に本発明の汚れ防止剤の効果を実施例を挙げて説明す
る。
る。
実施例
硫化水素を約１．０００１ｖ／を含む水をアンモニアで
ｐＨ９としたのち、汚れ防止剤を添加し、これを直径２
５−１高さ２００１１１＋のガラス製沈降管に入れ、恒
温水槽中で８０Ｃに保った。次に石油精製工業のドレン
水量） ＩＪツバ−のトレイに生成した付着物を粉砕し
て、その約０．１ｔを恒温水槽から取り出したガラス製
沈降管に加え５０ｒ−で３分間転倒攪拌したのち、再び
恒温水槽中に戻して静置し、観察した。汚れ防止剤とし
てジイソブチレンと無水マレイン酸とのモル比１対１の
共重合体（分子量約１万）を１■／を添加した場合付着
物粒子祉約３０分間、分散状態を示し、１０■／を添加
した場合は１時間以上分散状態が持続した。薬剤無添加
の場合は、５分後に付着物粒子のほとんどが沈降した。
ｐＨ９としたのち、汚れ防止剤を添加し、これを直径２
５−１高さ２００１１１＋のガラス製沈降管に入れ、恒
温水槽中で８０Ｃに保った。次に石油精製工業のドレン
水量） ＩＪツバ−のトレイに生成した付着物を粉砕し
て、その約０．１ｔを恒温水槽から取り出したガラス製
沈降管に加え５０ｒ−で３分間転倒攪拌したのち、再び
恒温水槽中に戻して静置し、観察した。汚れ防止剤とし
てジイソブチレンと無水マレイン酸とのモル比１対１の
共重合体（分子量約１万）を１■／を添加した場合付着
物粒子祉約３０分間、分散状態を示し、１０■／を添加
した場合は１時間以上分散状態が持続した。薬剤無添加
の場合は、５分後に付着物粒子のほとんどが沈降した。
出願人 栗田工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、 構造単位としてジイソブチレンと、マレイン酸と
を含む共重合体を有効成分として含有することを特徴と
する石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系
の汚れ防止剤。 ２、重合体の分子量は１，０００〜５０，０００である
特許請求の範囲第１項記載の汚れ防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13717581A JPS5840199A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系の汚れ防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13717581A JPS5840199A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系の汚れ防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5840199A true JPS5840199A (ja) | 1983-03-09 |
| JPS6248558B2 JPS6248558B2 (ja) | 1987-10-14 |
Family
ID=15192562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13717581A Granted JPS5840199A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 石油精製プロセスの硫化水素を含むドレン水処理系の汚れ防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840199A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5420194A (en) * | 1994-02-14 | 1995-05-30 | Nalco Chemical Company | αolefin/maelic anhydride copolymers as antifoulants in ethylene process water stripper systems |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0538869A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Seiko Instr Inc | カラーインクシートフイルムの終端検出方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53146279A (en) * | 1977-05-26 | 1978-12-20 | Kurita Water Ind Ltd | Corrosion, scale, and stain inhibitor in aqueous system |
-
1981
- 1981-09-01 JP JP13717581A patent/JPS5840199A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53146279A (en) * | 1977-05-26 | 1978-12-20 | Kurita Water Ind Ltd | Corrosion, scale, and stain inhibitor in aqueous system |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5420194A (en) * | 1994-02-14 | 1995-05-30 | Nalco Chemical Company | αolefin/maelic anhydride copolymers as antifoulants in ethylene process water stripper systems |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6248558B2 (ja) | 1987-10-14 |
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