JPS5840071Y2 - コンテナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は物質などの輸送に用いられるコンテナの構造に
関する。

貨物車などに積載されて輸送されるコンテナは、通常、
フォークリフトなどによって所定の個所に移動され、必
要に応じて段積してストック、輸送、荷造などが行なわ
れる。

しかし、この種類のコンテナは自ら移動機能を有してい
ないので上記のようにフォークリフトなどの輸送手段に
衣存せねばならない。

また、仮りにコンテナに車輪を取りつけてその機能をカ
バーできたとしても、段積を行なう際には車輪が邪魔に
なる。

本考案はこれらコンテナの有する欠点を除去することに
よって、その輸送中における輸送作業の能率を向上させ
ると共にトスツクヤードなどで段積を可能にした構成簡
易なるコンテナを提供するものである。

以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

１は側面が短形のコンテナ本体であり、内部に輸送物資
を収納できる。

２はコンテナ本体１の底板であり、該底板２の下面にそ
の巾の外面にほぼ合せて左右一対の台脚３が前後に取付
けられる。

４は車輪であり、台脚３に固着された軸受５によって支
持される。

ここで台脚３は下面に水平面６を有し、車輪４の周縁下
端は水平面６より下位になければならない。

７はコンテナ本体１の天井板であり、前面扉８とは反対
側へ緩やかな傾斜をもって形成させである。

また９は天井板７より上部に突出状に設けた桁枠であり
、天井板７より上部へ突出したコンテナ本体１の両側壁
１０に固着しである。

桁枠９によって天井板７の上部に長方形の開放部１１が
形成される。

さらに、空間１１は天井板７の傾斜端側で桁枠９との間
に細長い開口１２を有する。

なお第２図でレール軌道上を走行可能な車輪４を用いた
が、第３図に示すように無軌道な路面上を走行できる車
輪１３を取りつけてもよい。

１４はコンテナ底板２に固着された軸受であり、公知の
手段によって車輪１３を自在に方向操作することもでき
る。

本考案のコンテナは以上のような、構造であるから、第
３図に示すようにコンテナを２段に重ねる際、下段のコ
ンテナの桁枠９の上面に上段のコンテナの台脚３が乗せ
られることにより、上段のコンテナの車輪４，１３が下
段のコンテナの開放部１１内に納められるため車輪４，
１３が邪魔することなく段積が可能なるうえ、コンテナ
はレール上または路面上を人力で押すことにより自在に
移動させることかできる。

これによってフォークリフトはコンテナの荷下しのみに
使用されるだけでよい さらに、天井板７は傾斜面によって形成されていること
により降雨などは開口１２から排出されるため天井に水
がたまることはない。

本考案は以上のような構成であるがら単独で移動させる
ことが可能なため、特別な牽引車を必要とせず、また段
積みを可能とするため、輸送における荷積りのコンパク
ト化、さらにス１、ツクヤードにおける野積スペースの
節約ができるなど輸送中における作業能率を向上するも
のであり、また傾斜した天井の特殊性がら降雨による排
水を容易にしであるので極めて作業性が良いなどと多く
の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す一部破断正面図（第２図
のＡ−Ａ矢視図）、第２図は同縦断側面図、第３図はコ
ンテナを２段積した縦断側面図である。 １・・・・・・コンテナ本体、３・・・・・・台脚、４
・・・・・・車輪、７・・・・・・天井板、９・・・・
・・桁枠、１１・・・・・・開放部、１２・・・・・・
開口、１３・・・・・・車輪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンテナ底板の下部に台脚を設け、その台脚に車輪を軸
   架すると共にコンテナ上部の天井板を傾斜させ、その天
   井部の上部に桁枠を突出状に設け、コンテナの側面を短
   形に構成したことを特徴とするコンテナ。