JPS5840040B2 - ジキユウシキトルクフロ−ポンプ - Google Patents
ジキユウシキトルクフロ−ポンプInfo
- Publication number
- JPS5840040B2 JPS5840040B2 JP11036575A JP11036575A JPS5840040B2 JP S5840040 B2 JPS5840040 B2 JP S5840040B2 JP 11036575 A JP11036575 A JP 11036575A JP 11036575 A JP11036575 A JP 11036575A JP S5840040 B2 JPS5840040 B2 JP S5840040B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- impeller
- self
- pump
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 14
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 7
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は自吸式トルクフローポンプに関するものであ
る。
る。
従来の自吸式遠心渦巻ポンプにおいては、揚水性能およ
び自吸性能を向上させる目的で、自吸作動中、いったん
渦巻室から吐き出された自吸水を再び渦巻室に還流させ
るために還流孔を設け、同時に羽根車前面と固定側板と
の間隙及び羽根車外周部と水切部との間隙を極力狭くし
て羽根車の入口目玉部の真空度を保持するような構造と
している。
び自吸性能を向上させる目的で、自吸作動中、いったん
渦巻室から吐き出された自吸水を再び渦巻室に還流させ
るために還流孔を設け、同時に羽根車前面と固定側板と
の間隙及び羽根車外周部と水切部との間隙を極力狭くし
て羽根車の入口目玉部の真空度を保持するような構造と
している。
ところが、この様な構造を有する自吸式遠心渦巻ポンプ
が、固形物などを含む汚水や排水の揚水に使用されると
、ポンプ内部での夾雑物による閉塞や、狭い間隙の摩耗
、詰りなどを起こし、自吸作用はもとより、揚水作用さ
え困難となる問題があった。
が、固形物などを含む汚水や排水の揚水に使用されると
、ポンプ内部での夾雑物による閉塞や、狭い間隙の摩耗
、詰りなどを起こし、自吸作用はもとより、揚水作用さ
え困難となる問題があった。
この発明は、上記問題点を改善するため、渦巻室内に前
面シュラウドのないセミオープン形の羽根車を上記渦巻
室の反吸込側に後退させて設置すると共に、上記渦巻室
の外周上で羽根車の回転の接線方向上向き位置の区劃壁
端部に、気水分離室と連動するポンプの軸方向に長い矩
形状ののど部を開口形成することによって、自吸運転中
の自吸水を渦巻室内の吸込口側へ偏位させて回流させ、
のど部の羽根車に近い側の領域を気水分離室からの自吸
水の還流孔として利用できるようになし、これによって
、固形物等の詰りを防止せしめ、かつ、上記のと部を形
成する区劃壁の端部に、羽根車の前端面よりも前方の位
置からポンプ軸方向に沿って渦巻室側へ屈曲垂下し、し
かも、羽根車の外径よりも中心部に入り込ませた水切部
を一連に形成して自吸運転中の渦巻室内、特に、水切部
の背部側に大きい真空室を形成せしめて入口目玉部の真
空度を高くし、自吸性能を向上させたものである。
面シュラウドのないセミオープン形の羽根車を上記渦巻
室の反吸込側に後退させて設置すると共に、上記渦巻室
の外周上で羽根車の回転の接線方向上向き位置の区劃壁
端部に、気水分離室と連動するポンプの軸方向に長い矩
形状ののど部を開口形成することによって、自吸運転中
の自吸水を渦巻室内の吸込口側へ偏位させて回流させ、
のど部の羽根車に近い側の領域を気水分離室からの自吸
水の還流孔として利用できるようになし、これによって
、固形物等の詰りを防止せしめ、かつ、上記のと部を形
成する区劃壁の端部に、羽根車の前端面よりも前方の位
置からポンプ軸方向に沿って渦巻室側へ屈曲垂下し、し
かも、羽根車の外径よりも中心部に入り込ませた水切部
を一連に形成して自吸運転中の渦巻室内、特に、水切部
の背部側に大きい真空室を形成せしめて入口目玉部の真
空度を高くし、自吸性能を向上させたものである。
以下この発明の構成を図面に示す実施例について説明す
ると次の通りである。
ると次の通りである。
第1図〜第3図において、1はケーシング、2は渦巻室
、3は羽根車、4は気水分離室、5は区劃壁、6は区劃
壁5の端縁に一連に形成した水切片、7はのど部、8は
吸込口、9は吐出口である。
、3は羽根車、4は気水分離室、5は区劃壁、6は区劃
壁5の端縁に一連に形成した水切片、7はのど部、8は
吸込口、9は吐出口である。
上記ケーシング1は第1図に示す様に、下部に渦巻室2
が形成され、上部に気水分離室4が形成され、両室2,
4は区劃壁5で区劃され、かつ、のど部7で連通させで
ある。
が形成され、上部に気水分離室4が形成され、両室2,
4は区劃壁5で区劃され、かつ、のど部7で連通させで
ある。
吸込口8は第2図に示す様に、渦巻室2の中心目玉部の
一側に開口する様にケーシング1に設けられており、又
、吐出口9は第1図に示す様に、気水分離室4の上部で
、かつ、前記のど部7からできるだけ遠くなる位置に設
けられている。
一側に開口する様にケーシング1に設けられており、又
、吐出口9は第1図に示す様に、気水分離室4の上部で
、かつ、前記のど部7からできるだけ遠くなる位置に設
けられている。
羽根車3は前面シュラウドのないセミオープン形のもの
を使用しており、しかも、この羽根車3は第2図に示す
様に渦巻室2の軸に平行な断面の中心軸より反吸込側に
後退した位置に設けである。
を使用しており、しかも、この羽根車3は第2図に示す
様に渦巻室2の軸に平行な断面の中心軸より反吸込側に
後退した位置に設けである。
のど部7は第3図に示す様に渦巻室2の外周一部に、吐
出口9よりも大きく、かつ、その断面形状をポンプ軸1
0の軸方向に長い矩形状として形成しである。
出口9よりも大きく、かつ、その断面形状をポンプ軸1
0の軸方向に長い矩形状として形成しである。
水切片6は第2図に示す様に、羽根車3の軸方向に直角
な前端面3′よりも前方(軸方向で吸込側にずれた位置
)に設けてあり、しかも、第1図に示す様に、その先端
6′を羽根車3の外径よりも中心部に若干りだけ入り込
ませである。
な前端面3′よりも前方(軸方向で吸込側にずれた位置
)に設けてあり、しかも、第1図に示す様に、その先端
6′を羽根車3の外径よりも中心部に若干りだけ入り込
ませである。
通常の遠心渦巻ポンプにおいては、渦巻室のまきはじめ
に設けられた水切は、羽根車の外径より中心部に近づけ
ると羽根車と干渉を起こして回転させることができない
ので、上記水切の先端を羽根車の外径より中心部に近づ
けることができないが、図面に示すトルクフローポンプ
においては、ポンプ内を通過する水は、主に羽根車3の
前面の渦運動によって送られるので、前記水切片6を羽
根車3より軸方向の前方にずれた位置に設けることがで
き、かつ、その先端6′を羽根車3の外径より中心部へ
近づけて設けることもできる。
に設けられた水切は、羽根車の外径より中心部に近づけ
ると羽根車と干渉を起こして回転させることができない
ので、上記水切の先端を羽根車の外径より中心部に近づ
けることができないが、図面に示すトルクフローポンプ
においては、ポンプ内を通過する水は、主に羽根車3の
前面の渦運動によって送られるので、前記水切片6を羽
根車3より軸方向の前方にずれた位置に設けることがで
き、かつ、その先端6′を羽根車3の外径より中心部へ
近づけて設けることもできる。
そしてこの様に構成しておくと、水切片6と羽根車3と
が干渉せず、特に水切片6を羽根車3の中心に近づけて
設は得るため、自吸作動中、水切片6の背部側の区劃壁
5の下部に大きい真空室が形成されて入口目玉部の真空
度を高くすることができ、自吸性能を向上させることが
できる。
が干渉せず、特に水切片6を羽根車3の中心に近づけて
設は得るため、自吸作動中、水切片6の背部側の区劃壁
5の下部に大きい真空室が形成されて入口目玉部の真空
度を高くすることができ、自吸性能を向上させることが
できる。
尚、自吸作動中は、空気を含んだ自吸水が渦巻室2内に
おいて、前面シュラウドのないセミオープン形の羽根車
3によってその前方外方へ連続的に押し出されて渦運動
を生起し、この場合、羽根車3は渦巻室2内の反吸込側
に片寄せて設けであることにより、前記自吸水の渦巻運
動は渦巻室2内の吸込側に片寄って生起することとなり
、その結果、第3図におけるのど87のa領域(吸込側
に片寄った領域)から気水分離室4内に吐き出され、こ
の気水分離室4で空気が分離されたのちの自吸水がのど
部7のb領域(反吸込側に片寄った領域)から再び渦巻
室2内に吸引される。
おいて、前面シュラウドのないセミオープン形の羽根車
3によってその前方外方へ連続的に押し出されて渦運動
を生起し、この場合、羽根車3は渦巻室2内の反吸込側
に片寄せて設けであることにより、前記自吸水の渦巻運
動は渦巻室2内の吸込側に片寄って生起することとなり
、その結果、第3図におけるのど87のa領域(吸込側
に片寄った領域)から気水分離室4内に吐き出され、こ
の気水分離室4で空気が分離されたのちの自吸水がのど
部7のb領域(反吸込側に片寄った領域)から再び渦巻
室2内に吸引される。
以上説明した様にこの発明は渦巻室の上部に区劃壁を介
して形成された気水分離室を備え、渦巻室から気水分離
室へ吐出された自吸水を区劃壁のgBから渦巻室へ還流
させるようにしてなる自吸式トルクフローポンプに於い
て、7上記渦巻室内に前面シュラウドのないセミオープ
ン形の羽根車を上記渦巻室の反吸込側に後退させて設置
し、上記渦巻室の外周上で羽根車の回転の接線方向上向
き位置の区劃壁端部に、気水分離室と連通ずるポンプの
軸方向に長い矩形状ののど部を開口形成すると共に、上
記のと部を形成する区劃壁の端部に、羽根車の前端面よ
りも前方の位置からポンプの軸方向に沿って渦巻室側へ
屈曲垂下し、かつ、羽根車の外径よりも中心部に入り込
ませた水切部を一連に形成したから、自吸運転中の自吸
水を渦巻室内の吸込側へ偏位させて回流させ、のど部の
羽根車に近い側の領域を気水分離室からの自吸水の還流
孔として利用でき、従って、自吸水還流孔を特設する必
要がなく、しかも、還流孔を充分大きくすることができ
、固形物の詰りを防止し得るから、固形物などを含む汚
水の揚水に支障をきたさず、又、ポンプ内部での夾雑物
による閉塞や、狭い間隙の摩耗等をも防止でき、更に、
水切部を羽根車の外径よりも内側へ入り込ませたから、
自吸運転中の渦巻室内での自吸水の回流時、水切部。
して形成された気水分離室を備え、渦巻室から気水分離
室へ吐出された自吸水を区劃壁のgBから渦巻室へ還流
させるようにしてなる自吸式トルクフローポンプに於い
て、7上記渦巻室内に前面シュラウドのないセミオープ
ン形の羽根車を上記渦巻室の反吸込側に後退させて設置
し、上記渦巻室の外周上で羽根車の回転の接線方向上向
き位置の区劃壁端部に、気水分離室と連通ずるポンプの
軸方向に長い矩形状ののど部を開口形成すると共に、上
記のと部を形成する区劃壁の端部に、羽根車の前端面よ
りも前方の位置からポンプの軸方向に沿って渦巻室側へ
屈曲垂下し、かつ、羽根車の外径よりも中心部に入り込
ませた水切部を一連に形成したから、自吸運転中の自吸
水を渦巻室内の吸込側へ偏位させて回流させ、のど部の
羽根車に近い側の領域を気水分離室からの自吸水の還流
孔として利用でき、従って、自吸水還流孔を特設する必
要がなく、しかも、還流孔を充分大きくすることができ
、固形物の詰りを防止し得るから、固形物などを含む汚
水の揚水に支障をきたさず、又、ポンプ内部での夾雑物
による閉塞や、狭い間隙の摩耗等をも防止でき、更に、
水切部を羽根車の外径よりも内側へ入り込ませたから、
自吸運転中の渦巻室内での自吸水の回流時、水切部。
の背部に大きい真空室を形成せしめることができるため
、入口目玉部の真空度を高くして自吸性能を向上させる
ことができる等の優れた利点を発揮し得るものである。
、入口目玉部の真空度を高くして自吸性能を向上させる
ことができる等の優れた利点を発揮し得るものである。
第1図は本発明ポンプの縦断正面図、第2図はその縦断
側面図、第3図は第1図lll−1u線の断面図である
。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・渦巻室、3
・・・・・・羽根車、4・・・・・・気水分離室、6・
・・・・・水切片、1・・・・・・のど部、8・・・・
・・吸込口、9・・・・・・突出口。
側面図、第3図は第1図lll−1u線の断面図である
。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・渦巻室、3
・・・・・・羽根車、4・・・・・・気水分離室、6・
・・・・・水切片、1・・・・・・のど部、8・・・・
・・吸込口、9・・・・・・突出口。
Claims (1)
- 1 渦巻室の上部に区劃壁を介して形成された気水分離
室を備え、渦巻室から気水分離室へ吐出された自吸水を
区劃壁の一部から渦巻室へ還流させるようにしてなる自
吸式トルクフローポンプに於いて、上記渦巻室内に前面
シュラウドのないセミオープン形の羽根車を上記渦巻室
の反吸込側に後退させて設置し、上記渦巻室の外周上で
羽根車の回転の接線方向上向き位置の区劃壁端部に、気
水分離室と連通ずるポンプの軸方向に長い矩形状ののど
部を開口形成すると共に、上記のと部を形成する区劃壁
の端部に、羽根車の前端面よりも前方の位置からポンプ
の軸方向に沿って渦巻室側へ屈曲垂下し、かつ、羽根車
の外径よりも中心部に入り込ませた水切部を一連に形成
したことを特徴とする自吸式トルクフローポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036575A JPS5840040B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | ジキユウシキトルクフロ−ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036575A JPS5840040B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | ジキユウシキトルクフロ−ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5234401A JPS5234401A (en) | 1977-03-16 |
| JPS5840040B2 true JPS5840040B2 (ja) | 1983-09-02 |
Family
ID=14533932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11036575A Expired JPS5840040B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | ジキユウシキトルクフロ−ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840040B2 (ja) |
-
1975
- 1975-09-10 JP JP11036575A patent/JPS5840040B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5234401A (en) | 1977-03-16 |
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