JPS5839806B2 - 混合ブチレンより第3級ブタノ−ルの製造方法 - Google Patents

混合ブチレンより第3級ブタノ−ルの製造方法

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JPS5839806B2
JPS5839806B2 JP53133237A JP13323778A JPS5839806B2 JP S5839806 B2 JPS5839806 B2 JP S5839806B2 JP 53133237 A JP53133237 A JP 53133237A JP 13323778 A JP13323778 A JP 13323778A JP S5839806 B2 JPS5839806 B2 JP S5839806B2
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良一 三井
利昭 室伏
淳 青島
亘弘 田村
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インブチレン、n−ブテンを含む混合オレフ
ィンよりインブチレンのみを選択的に水利反応させて第
3級ブタノールを製造する方法に関するものである。
第3級ブタノールは種々の工業原料として有用であり、
たとえばメチルメクアクリレート製造の中間体であるメ
タアクリロニトリル、メタアクロレインなどの原料とし
て用いられ、これらはn−ブテンの水和による第2級ブ
タノールから得ることはできない。
従来、n−ブテン−インブチレン混合物よりイソブチレ
ンのみを選択的に水和する方法としては、50〜65%
の硫酸あるいは塩酸や金属塩化物塩酸溶液、強酸性イオ
ン交換樹脂、固体酸等が知られている。
しかしながら、硫酸法では、イソブチレンの二量体、三
量体あるいはポリマーの副生があり、またn−ブテン特
にl−ブテンの一部が反応して第2級ブタノールを生威
しやすいという欠点を有し、かつ腐食性が激しく、工業
的には高価な材質を使用しなければならない欠点を有し
ている。
塩酸あるいは塩化スズ等の無機酸やハロゲン化物を用い
る方法は、オレフィンに対する付加反応によるハロゲン
化物の副生を伴なうという欠点、および著るしい腐食性
による材質問題も抱えている。
これらの欠陥を回避するため、強酸性イオン交換樹脂や
不溶性の固体酸も提案されているが、これらは水利活性
が低く、通常120〜2oo℃の高温が必要である。
このような条件ではイオン交換樹脂の寿命は短かく、ま
た流動する液体に粉砕された微粉の濾過等によるプロセ
スの繁雑化は避けがたいと共に、より本質的には、化学
平衡上インブチレンの水和は高温はどその転化率が低く
なるため、高温度を要する触媒では第3級ブタノールの
平衡到達濃度が低くなり、低濃度の第3級ブタノール水
しか得られず、またコンパクトな反応装置とはならず、
工業上の不利は免れなかった。
一般に、オレフィンの水和にケイタングステン酸、リン
モリブデン酸、リンタングステン酸等のへテロポリ酸の
水溶液が用いられることが知られている。
しかしながら、n−ブチレンとイソブチレンを含む混合
オレフィンの場合に限れば、極めて高い反応速度を維持
しながらイソブチレンのみを選択的に第3級ブタノール
に変換せしめ、かつイソブチレンの二量体、三量体のご
とき重合損失を防ぎ、触媒活性の低下もなく、シかも、
装置材料としてステンレス鋼でも長時間にわたって使用
できる温和な触媒系および反応系は、いまだ見い出され
ていなかった。
また、従来提案されている触媒系による反応方式では、
生成した第3級ブタノールは実質的に水相に存在し、層
分離等によって炭化水素を除去した後、水相より、減圧
蒸留、塩析などの方法によって第3級ブタノールを回収
するのが常である。
しかしながら、蒸留回収法では水相よりの回収時におけ
るポリマーの生成や蒸留に要するエネルギーの過多があ
り、またさらに重要なことには、留出物は水と第3級ブ
タノールの共沸混合物よりも水含有率が多くなり、通常
80〜89%より第3級ブタノールの濃度を高めること
はできない。
また、塩析法では、含有される酸触媒を再使用するため
には塩の分離か必要であるが、これは極めてむずかしく
工業的な実用性はない。
特開昭47−4165号において、イソブチレンを水和
して得た第3級ブタノールが上層になるように酸触媒と
無機酸の塩の存在下で反応を行なう方法が提案されてい
る。
しかし、この方法は酸として硫酸を用いており、かつn
−ブテン等が液相として存在しないため、その実施例か
らも明らかなごとく、生成した第3級ブタノールは同時
に多量の水を含み、高濃度で得ることはできず、また硫
酸が存在するため腐食が激しく、ジイソブチレンも多量
に副生し、工業的価値はなかった。
本発明者らは、ブチレン混合物より、第3級ブタノール
を選択的に生成させ、反応混合物の水相からではなく上
層より回収し、しかも水の含有率が少ない状態で得る方
法を種々検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、イソブチレンとn−ブテンを含むオ
レフィン混合物と水を原料とし、Mo 。
WおよびVから選ばれた少なくとも1種の元素を縮合配
位元素とするヘテロポリ酸の存在下で反応させ、インブ
チレンのみを選択的に水和して第3級ブタノールを製造
するに当り、インブチレンとn−ブテンが共に液体とし
て存在する必要な圧力以上の反応圧を用い、かつ100
℃未満の温度で、水相中のへテロポリ酸濃度が10重重
量板上となる条件で反応させ、反応後に、上層には、水
和されたインブチレンに相当する量あるいはその大部分
の量の第3級ブタノールと残存炭化水素を含み、下層に
は、反応系のほとんどのへテロポリ酸と水および第3級
ブタノールよりなる二液相の反応生成物を形成するに充
分な量の第3級ブタノールを存在させて反応させた後、
上層を分離し、次いでこれより炭化水素を除去して、高
濃度の第3級ブタノール水溶液を得ることを特徴とする
第3級ブタノールの製造方法であり、さらに前記方法に
おいて、反応系に可溶性の無機酸を共存させて行なう方
法、また反応後の下層をそのま\、あるいは第3級ブタ
ノールの一部を除去した後、反応器にリサイクルする方
法である。
、本発明に用いられる混合オレフィンは、イソブチレン
、1−ブテン、c i s −2−ブテン、trans
−2−ブテンを含むものが用いられるが、飽和の炭化水
素や芳香族炭化水素が共存してもよい。
石油の流動接触反応装置の副生C4留分、 n−ブタン
の接触脱水素留分等から供給される。
特にナフサ分解工程の炭素数4の留分より大部分のブタ
ジェンを除去した後に得られるイソブチレンとn−ブテ
ンを主成分とする、いわゆるスペントBBを原料とする
ことも可能である。
本発明において触媒として用いられるヘテロポリ酸は、
縮合配位元素としてMo、WおよびVから選ばれた少な
くとも1種の元素を含むものであるが、さらにその他の
元素、たとえばN b t T aなどを縮合配位元素
として含んでいてもよい。
また、このヘテロポリ酸の中心元素は、P HS l
、As IGe、Ti 、Ce、Th、MntNi 、
Te、I、Co。
Cr、Fe、Ga、B、V、Pt、BeおよびZnの群
から選ばれた1種で、特に好ましくはP、SiおよびG
eの群から選ばれた12種であり、ヘテロポリ酸中の縮
合配位元素/中心元素(原子比)は2.5〜12である
さらにヘテロポリ酸は単量体のみならず、二量体、三量
体などの重合体も使用できる。
これらへテロポリ酸の具体例としては、リンモリブデン
酸、リンタングステン酸、リンモリブドタングステン酸
、リンモリブドバナジン酸、リンモリブドタングストバ
ナジン酸、リンタンダストバナジン酸、ケイタングステ
ン酸、ケイモリブデン酸、ケイモリブドタングステン酸
、ケイモリブドクンゲストバナジン酸、ホウタングステ
ン酸、コバルトモリブデン酸、コバルトタングステン酸
、砒素モリブデン酸、砒素タングステン酸などである。
触媒の量は特に限定はなく、反応液中の濃度が高いほど
すみやかに進行するので好ましいが、溶解度以上に加え
る必要はない。
また極端な低濃度では反応速度が低下するため、通常1
0重量多以上飽和溶解度までマ行なわれる。
本発明に用いられる触媒は、予めヘテロポリ酸を作って
入れることが好ましいが、中心元素と縮合配位元素を含
む化合物を別々に入れ、ヘテロポリ酸を形成させてから
反応に供することも可能である。
本発明においては、反応系に充分な量の第3級ブタノー
ルを共存させ、インブチレンの水利反応によって生成さ
れた第3級ブタノールを上層に移行させることを最大の
特徴とする。
したがって反応後、上層には生成量に相当する第3級ブ
タノール、少量の水および残存炭化水素が主として含ま
れ、下層には、前記触媒、水、残存炭化水素、反応前に
共存していた量に相当する第3級ブタノールが主として
含まれる。
この上層を分離し、残存炭化水素を除去することにより
、高濃度の第3級ブタノール水溶液を得ることができる
反応系に共存させる第3級ブタノールの具体的な量は、
使用するヘテロポリ酸の種類や量、反応温度等によって
変化するが、通常、下層の水相中における第3級ブタノ
ールが5〜30重量多となるようにする。
一般的には、平衡反応における生成物を多量に存在させ
ることは、反応面で不利であるにもかかわらず、本発明
のへテロポリ酸触媒系では、このような第3級ブタノー
ルの存在下でもイソブチレンが反応し、このことは驚き
に値するものである。
本発明のへテロポリ酸のうち、ケイタングステン酸、リ
ンタングステン酸においては、反応系に共肯させるため
に必要とされる第3級ブタノールの量が少ないという秀
れた特徴を有するので特に好ましい。
本発明においては、反応後の下層を、そのまSlあるい
は第3級ブタノールの一部を除去した後、反応器にリサ
イクルすることができる。
また本発明においては、反応系に無機酸塩を添加するこ
とにより、第3級ブタノールの共存させる量を減少させ
ることができる。
前述したように、本発明による方法では、イソブチレン
より生成した第3級ブタノールの量とほとんど同量の第
3級ブタノールを上層中に移行させる必要がある。
無機酸塩を添加しない場合は、第3級ブタノールの分配
係数が小さいので、下層中の第3級ブタノールの濃度は
大きくなければならず、多量の第3級ブタノールを共存
させなければならないのであるが、無機酸塩を共存させ
ることにより、反応系中の第3級ブタノールの分配係数
を大きくすることができ、下層中の第3級ブタノール共
存量を少なくしても、生成した第3級ブタノールを上層
から回収することができる。
この無機酸塩としては、硫酸、重硫酸、硝酸、過塩素酸
、リン酸などの塩が用いられ、ハロゲン化水素塩を用い
ると腐食性が大きくなり好ましくない。
また陽イオンとしては、リチウム、ナトリウム、マグネ
シウム、ベリリウム、アルミニウム、ニッケル、銅、亜
鉛、コバルト、テルル、バナジウム、チタン、ひ素、ジ
ルコニウム、鉄、クロム、マンガンなどのへテロポリ酸
との不溶性塩を作らないものが用いられるが、カリウム
塩およびアンモニウム塩のように不溶性のへテロポリ酸
塩を生成するものは用いられない。
たゾし、銀塩は不溶性塩になるが用いてもかまわない。
塩の添加量は、加えすぎると反応系が3液相あるいは2
液1固相となるが、3液相あるいは2液1固相にならな
い限り特に制限はない。
反応圧力は、反応条件下でn−ブテンおよびイソブチレ
ンが液体として存在する圧力以上とすることが必要であ
る。
また、窒素ガス等の不活性ガスを導入して圧力をコント
ロールすることもできる。
このような条件下においては、反応速度を速め、充分な
インブチレンの反応率が得られると共に、上層に存在す
る第3級ブタノールと共存する水の量を極めて減少させ
ることができる。
その結果、上層を分離し、残存炭化水素を除去すること
によって、水分が7〜12重量多、多くは10重量多以
下の高濃度の第3級ブタノール水溶液を得ることができ
る。
反応温度は比較的低温、好ましくはioo℃未満、さら
に好ましくは20〜80℃の温度範囲で行なうのがよい
100℃以上ではn−ブテンの水和反応が急激に起こり
、生成アルコール中の第3級ブタノールの純度が低下し
、またイソブチレンの二量体、三量体などのオリコマ−
または重合体の生成が増加し、80℃以下ではn−ブテ
ンの水和反応が殆んど起らず、純度の高い第3級ブタノ
ールが得られる。
しかし、20℃より低くなると、反応速度が小さくなり
経済的に不利である。
本発明の実施形態としては、攪拌器つき反応槽や、外部
循環式の反応器、泡鐘塔式反応器、充填塔式反応器、濡
壁塔式反応器、・チューブラ−型反応器等のいずれを採
用してもよく、また回分式、連続式、半回分式のいずれ
の操作も可能である。
混合ブチレンは液状で供給するのが好ましいが、気化さ
れたガス状で触媒を含む水溶液に供給することも可能で
ある。
次に図面によって、本発明の具体方法の1例を説明する
反応器1に、n−ブテンとインブチレンを含むブチレン
混合物をライン4より、水をライン5よ\ 飄 り、さら1こデカンタ−2の下層をライン7よりそれぞ
れ導入して反応させ、反応液をライン6よりデカンタ−
2へ供給し、上層はライン8より気化器3へ導き、圧力
を減じ常圧とするか、または加圧ツマ\加温して残存炭
化水素をライン9より除去する。
この炭化水素はブラインによる冷却や、圧縮後冷却等の
常用の方法で液化させることもできる。
気化器3で炭化水素を除去した残分は、通常87〜92
重量係の第3級ブタノールの濃厚水溶液であり、これは
さらに単蒸留等で精製してもよく、あるいは気化後、ア
ルミナ等の固体酸で脱水し、インブチレンを製造するこ
ともできる。
デカンタ−2での水相は、そのまSライン7より反応器
にリサイクルするが、必要に応じ第3級ブタノールを一
部蒸留などにより除去した後リサイクルしてもよい。
本発明による方法では、第2級ブタノールの生成は殆ん
どなく、インブチレンの二量体、二量体の副生も従来法
より著しく少ない。
また、生成した第3級ブタノールが上層に移行するので
、上層を分離するのみで反応系の多量な水から分離する
ことができ、さらに残存炭化水素を除去することにより
高濃度の第3級ブタノール水溶液が得られる。
また、装置材料としては工業的に常用のステンレス鋼で
充分である。
以上、本発明によれば実用性に秀れたプロセスを提供す
ることができる。
以下、実施例を挙げて説明する。
実施例 1 イソブチレン11.21.1−ブテン16.8fI。
ケイタングステン酸1361、水136 P11層級ブ
タノール41.OS’をステンレス製オートクレーブに
仕込み、60℃8,5気圧で2時間攪拌反応したところ
、イソブチレン反応率は83.1%であった。
静置分離後、上層中の残存炭化水素を常圧で気化して除
去したところ、第3級ブタノール90多、水9.0%を
含む濃厚第3級ブタノール水溶液13.5fが得られた
下層には、第3級ブタノール40.8fが含まれていた
また、イソブチレンより第3級ブタノールの選択率はは
ゾ定量的であった。
実施例 2 実施例1と同一条件下、第3級ブタノールの仕込み量の
みを41.Ofから38.6 fに変えて反応を行った
ところ、インブチレンの反応率は86.6多であった。
静置分離後、上層中の残存炭化水素を常圧にして気化し
て除去したところ、第3級ブタノール90.1%、水8
.9%を自む濃厚第3級ブタノール水溶液13.1S’
が得られた。
下層には第3級ブタノール39.6fが含まれていた。
また、イソブチレンより第3級ブタノールへの選択率は
はゾ定量的であった。
実施例 3 インブチレン8.0s’、1−ブチ712.Or、
リンモリブデン酸97v1水971、第3級ブタノール
56fをステンレス製オートクレーブに仕込み、60℃
8.5気圧で3時間攪拌反応したところ、インブチレン
反応率は81.4%であった。
静置分離後、上層中の残存炭化水素を常圧にて気化して
除去したところ、第3級ブタノール90.1%、水8.
8%を含む濃厚第3級ブタノール水溶液9.41が得ら
れた。
下層には第3級ブタノールが55.8i含まれていた。
インブチレンより第3級ブタノールへの選択率は、はゾ
定量的であった。
実施例 4 イソブチレンs、or、i−ブテン12.of、リンタ
ングステン酸200グ、水100f、第3級ブクノール
65.Orをステンレス製オートクレーブに仕込み、4
0℃6.0気圧で3時間攪拌したところ、インブチレン
反応率は83.0%であった。
静置分離後、上層中の残存炭化水素を常圧にして気化し
て除去したところ、第3級ブタノール90.2俤、水8
.8%を含む濃厚第3級ブタノール水溶液9.1fが得
られた。
下層には第3級ブタノールが65、51含まれていた。
また、インブチレンより第3級ブタノールの選択率は、
はゾ定量的であった。
実施例 5 インブチレン40.0係、■−ブテン31.2優、2−
ブテン1732%、ブタン13.75係、プロパン0.
1%、ペンタン0.1%、ブタジェン0.4%を含有す
る、いわゆるスペントBBを200y/hrで10./
、の反応器にフィードする。
同時に第3級ブタノール17.2%、水27.6%、ケ
イタングステン酸55.2%の組成よりなるリサイクル
液を反応器ヘフイードする。
40℃6.0気圧で2層が十分に混合するように攪拌し
、デカンタ−へ反応液をフィードした。
デカンタ−内も40℃6.0気圧に保ち、上層は気化器
へ233.4?/hrでフィードした。
気化器は30℃常圧とし、残存炭化水素を128S’/
hrで留出させ、気化器ボトムより第3級ブタノール9
0oり、水9.0%を含む濃厚第3級ブタノール水溶液
が105 Vhrで得られた。
デカンタ−の下層はそのま\反応器ヘリサイクルさせた
が、反応により減少した量および系外に出た量に当る水
として32.5?/hrで水をリサイクルラインにフィ
ードした。
装置はすべてステンレス(SUS27)を用いた。
実施例 6 インブチレン12.8f、1−ブテン19.2r、ケイ
タングステン酸120f、硫酸リチウム32v1第3級
ブタ/−ル12.Ot1水1601をステンレス(SU
S27)製オートクレーブに仕込み、60℃8.0気圧
で7時間攪拌したところ、イソブチレン反応率は77.
8%であった。
静置分離後、上層中の残存炭化水素を常圧にて気化して
除去したところ、第3級ブタノール88.9係、水10
.1**多を含む濃厚第3級ブタノール水溶液が14.
7r得られた。
下層には第3級ブタノール12.1S’回収された。
また、イソブチレンの第3級ブタノールへの選択率はは
ゾ定量的であった。
実施例 7〜15 水160 S’、ケイタングステン酸120S’、第3
級ブタノール12y1実施例6と同一組成のスペン)B
B32y1および表1に示す各種の塩を反応器に仕込み
、60℃8.5気圧で反応を行ない、実施例6と同じ方
法で処理した結果を表1に示す。
実施例 16 実施例6と同−組成のスペントBB 600 fl/h
rで反応器にフィードした。
また、水54.1%、ケイタングステン酸20.3%、
硫酸リチウム21.7俤、第3級ブタノール3.9%の
組成からなるリサイクル液と添加水の混合物を2955
fl/hrで反応器にフィードした。
50℃7.0気圧にて攪拌反応後、反応液は50℃7.
0気圧のデカンタ−にフィードした。
デカンタ−の上層は30℃常圧の気化塔にフィードした
ところ、残存炭化水素が385Vhrで回収された。
また、気化塔の塔底より第3級ブタノール89条、水1
0%を含む濃厚第3級ブタノール水溶液が318 Vh
rで得られた。
デカンタ−の下層はそのまへ反応器ヘリサイクルしたが
、反応により減少した量および系外に出た量にあたる水
として100 ?/hrで水をリサイクルラインにフィ
ードした。
装置はすべてステンレス(SUS27)を用いた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の具体的方法の1例を示す工程図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イソブチレンとn−ブテンを含むオレフィン混合物
    と水を原料とし、MO2Wおよび■から選ばれた少なく
    とも1種の元素を縮合配位元素とするヘテロポリ酸の存
    在下で反応させ、インブチレンのみを選択的に水和して
    第3級ブタノールを製造するに当り、インブチレンとn
    −ブテンが共に液体として存在するに必要な圧力以上の
    反応圧を用い、かつ100℃未満の温度で、水相中のへ
    テロポリ酸濃度が10重重量板上となる条件で反応させ
    、反応後に、上層には、水和されたインブチレンに相当
    する量あるいはその大部分の量の第3級ブタノールと残
    存炭化水素を含み、下層には、反応系のほとんどのへテ
    ロポリ酸と水および第3級ブタノールよりなる二液相の
    反応生成物を形成するに充分な量の第3級ブタノールを
    存在させて反応させた後、上層を分離し、次いでこれよ
    り炭化水素を除去して、高濃度の第3級ブタノール水溶
    液を得ることを特徴とする第3級ブタノールの製造方法
    。 2 ヘテロポリ酸としてケイタングステン酸、リンタン
    グステン酸を使用する特許請求の範囲第1項記載の第3
    級ブタノールの製造方法。 3 イソブチレンとn−ブテンを含むオレフィン混合物
    と水を原料とし、MO、Wおよび■から選ばれた少なく
    とも1種の元素を縮合配位元素とするヘテロポリ酸の存
    在下で反応させ、イソブチレンのみを選択的に水和して
    第3級ブタノールを製造するに当り、インブチレンとn
    −ブテンが共に液体として存在するに必要な圧力以上の
    反応圧を用い、かつ100℃未満の温度で、水相中のへ
    テロポリ酸濃度が10重重量板上となる条件で反応させ
    、反応後に、上層には、水和されたインブチレンに相当
    する量あるいはその大部分の量の第3級ブタノールと残
    存炭化水素を含み、下層には、反応系のほとんどのへテ
    ロポリ酸と水および第3級ブタノールよりなる二液相の
    反応生成物を形成するに充分な量の第3級ブタノールと
    共に、無機塩を共存させて反応させた後、上層を分離し
    、次いでこれより炭化水素を除去して、高濃度の第3級
    ブタノール水溶液を得ることを特徴とする第3級ブタノ
    ールの製造方法。 4 ヘテロポリ酸としてケイタングステン酸、リンタン
    グステン酸を使用する特許請求の範囲第3項記載の第3
    級ブタノールの製造方法。 5 イソブチレンとn−ブテンを含むオレフィン混合物
    と水を原料とし、MO2WおよびVから選ばれた少なく
    とも1種の元素を縮合配位元素とするヘテロポリ酸の存
    在下で反応させ、インブチレンのみを選択的に水和して
    第3級ブタノールを製造するに当り、イソブチレンとn
    −ブテンが共に液体として存在するに必要な圧力以上の
    反応圧を用い、かつ100℃未満の温度で、水相中のへ
    テロポリ酸濃度が10重量多以上となる条件で反応させ
    、反応後に、上層には、水和されたインブチレンに相当
    する量あるいはその大部分の量の第3級ブタノールと残
    存炭化水素を含み、下層には、反応系のほとんどのへテ
    ロポリ酸と水および第3級ブタノールよりなる二液相の
    反応生成物を形成するに充分な量の第3級ブタノールを
    存在させて反応させた後、上層を分離し、これより炭化
    水素を除去して高濃度の第3級ブタノール水溶液とし、
    下層は反応器にリサイクルすることを特徴とする第3級
    ブタノールの連続製造方法。 6 ヘテロポリ酸としてケイタングステン酸、リンタン
    グステン酸を使用する特許請求の範囲第5項記載の第3
    級ブタノールの製造方法。
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