JPS5839625B2 - ビトリファイド砥石の製造法 - Google Patents

ビトリファイド砥石の製造法

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JPS5839625B2
JPS5839625B2 JP4322179A JP4322179A JPS5839625B2 JP S5839625 B2 JPS5839625 B2 JP S5839625B2 JP 4322179 A JP4322179 A JP 4322179A JP 4322179 A JP4322179 A JP 4322179A JP S5839625 B2 JPS5839625 B2 JP S5839625B2
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binder
volume
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vitrified
filler
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JP4322179A
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耕吉 加藤
則次 河端
吉弘 田中
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Noritake Diamond Industries Co Ltd
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Noritake Diamond Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビI−IJソファド砥石の製造法に関し、詳し
くはホントプレラス法またはホットコイニング法による
ビトリファイド砥石の製造法に関する。
その目的は従来法より焼結時間を極端に短縮化し、例え
ばレンズ研磨砥石のような薄物や、複雑な形状の高強度
砥石のようなものでも安定して生産することのできる製
造法を提供せんとするにある。
ビトリファイド砥石は結合剤として長石、耐火粘土等の
磁器化質原料を用い、結合橋の硬度が高く衝撃力に対し
弱いが、砥粒との接着強度が高いから少量の結合剤、例
えば砥粒45〜55容%、結合剤5〜20容%、残りの
25〜50容%が気孔部分の割合で、比較的高い結合度
の砥石をつくることができ、切れ味よく精密研削の目的
に適した砥石が得られる。
従来、これらビトリファイド砥石の製造法は、鋳込み方
式で金型に入れまたは、湿潤状態の砥粒と磁器質結合剤
よりなる粒状配合物を油圧プレス等の装置の金型に入れ
、室温で加圧成形し、脱型乾燥した後単独窯による周期
的焼成方法とトンネル窯による連続方式によって、予熱
−焼成→冷却の工程によって焼成しているために、焼成
時間が18〜240時間、通常でも4〜6日の長時間を
かけて室温からゆっくり加熱する方式がとられており、
長時間の製造時間を必要としていた。
このように室温での加圧成型後焼結によって製造してい
た主な理由は、上記に述べたようにビトリファイド砥石
は構造的に50容%前後の気孔を有しているため、製造
中熱伝導性も圧力の伝達も悪く、強度も低く、熱衝撃に
弱い構造の砥石であるので短時間のホットプレラスによ
る製造が困難であったためである。
従って単独窯またはトンネル窯を用いて冷間成型品で同
一の温度帯、所定の冷却スケジュール条件で焼結、冷却
して製造せざるを得ず、そのためには経済的な積載量で
一窯分をまとめて少ない種類を多量一度に焼結する必要
があり、ある量以上の受注量がないと、経済的な焼結は
不可能であった。
本発明者は上記のような従来ビトリファイド砥石の製造
法の欠点である焼結時間を短縮化し、しかも薄物や、複
雑な形状の強度の強い砥石をも安定して製造し得る方法
について研究し、ビトリファイド砥石の製造方式に、未
だ嘗て用いられなかったホットプレラス方式またはホッ
トコイニング方式を用いて短時間に成型、焼結し得るた
めの結合剤の量及び種類及び割合について種々実験を重
ねた結果従来の磁器質結合剤のみの組成とは異なる組成
で、その量も従来より多量用いることによってホットプ
レラスまたはホットコイニング方式に適合した結合剤を
得、本発明を完成するにいたった。
すなわち本発明は装てん坏土の配合割合を砥粒10〜3
0容%、結合剤70〜90容%とし、該結合剤の配合割
合を磁器質結合剤15〜60容%、骨材用充填剤30〜
70容%、固体潤滑用充填剤O〜30容%及び気孔形成
剤0〜20容%で調合、混合し成形型内に充填後ホット
プレラスまたはホットコイニング法によって成型、焼結
することを特徴とするビl−IJソファド砥石の製造法
を要旨とするものである。
先ず本発明に使用するホットプレラス法とホットコイニ
ング法の概略を説明する。
ホットプレラス法 砥粒と本発明の組成を有する結合剤を混合攪拌し、ホッ
トプレラス用の成型型枠内に充填後、焼成炉にセットし
室温から短時間で600〜800℃前後まで昇温すると
共に50〜350kg/−に連続加圧して、上記範囲の
一定の高温、高圧で5〜20分間保持、焼結した後、冷
却を開始し、昇圧を開始した温度近くで除圧して冷却し
て焼結を完了し、所要時間は1〜4時間にて終える。
ホットコイニング法 ホットプレラス法と同じ組成の結合剤を混合攪拌し、上
記と同様な成型型枠内に充填後、焼成炉にセットし、焼
結温度に達した後50〜300’に9/cvtになるよ
うに加圧しその後無圧にて冷却をして焼結を終了する。
所要時間は1〜4時間にて終える。
以下本発明を説明する。
本発明に使用する砥粒は溶融アルミナ質、炭化珪素質、
ジルコニア質等の従来砥粒砥石からダイヤモンド砥粒、
立方晶窒化硼素砥粒、炭化硼素砥粒等の超砥粒砥石等の
単一砥粒やそれらの複合砥粒等の、結合剤としてビl−
IJソファド結合剤を用い得るすべての砥粒を用い得る
が、経済的な点から上記の超砥粒砥石に用いて特に有利
である。
本発明のビトリファイド砥石では、従来のビトリファイ
ド砥石(以下単に従来砥石と云う)の砥粒45〜55容
%(以下%は特に断りなき限り容%である)に比較して
砥粒の量は10〜30%にしなければならない。
その理由は従来のように結合剤を少くし、かつ多孔質組
織の不均一構造とすると、ホットプレラスによる熱の伝
導、圧力の伝達が均一に行なわれず均一な焼成が不可能
であるため結合剤を多量用いる必要があるためであり、
従って砥粒の量が必然的に少なくなる。
かつ、10%では研削刃としての砥粒の性能が発揮でき
ず、30%より多くなると1ケの砥粒にかかる負荷が少
くなり被削物に対する切り込みがかからなくなるのと、
先にも述べたとおり、本発明が超砥粒に特に用いられる
ため経済的にもこれ以上の量を用いることは好ましくな
いからである。
本発明の結合剤は従来砥石のような不均一な多孔組織を
とらないため結合剤を多量用いる必要あす、砥材の7以
上、すなわち68%以上を必要としかつ上記の砥粒の量
からしても、上限は90%となり、かつ気孔部分はでき
るだけ少く焼成後O〜2%に止めるようにする。
磁器質結合剤としては結合剤としての性質である軟化温
度300’C〜SOO℃の範囲のもので使用する砥粒及
び後述する他の充填剤との濡れ性及び接着強度が大きい
ものを用いる。
しかし、結合剤に磁器質結合剤のみを用いると結合剤は
昇温と共に溶融して流出するために砥石の成型が不可能
となるので流れ出ないように組織を保持するために骨材
用の充填剤が必要なことがわかった。
このような目的のための骨材用充填剤としては例えば無
機質としてSi、Al2O3,ZrO2,Fe50.。
Na3AlF6 、 AAF3等、金属質としてFe、
Ni、CO5CrC05Cr2.Ag、S等が用いられ
、その意味においての骨材としての充填剤としては最低
30%用いなければ骨材としての機能を発揮し得ず、し
かし骨材が70%以上になると均一に充填されない。
このことはPacking uleの面からも云えるこ
とである。
なお、このような骨材用充填剤の量的関係から本来の磁
器質結合剤の量は、結合剤としての性質を発揮せしめる
ためには最低15%は必要であり、骨材用充填剤の量が
多ければ磁器質結合剤の割合も増加させることが可能で
あるが、骨材用充填剤プラス砥粒量との関係において6
0%以上になると溶融して流れ出ることを制御し得なく
なる。
従って骨材用充填剤の30〜70%の範囲に対して本来
の磁器質結合剤の割合は15〜60%が使用範囲と云う
ことになる。
以上のように砥粒に対して結合剤として磁器質結合剤と
骨材用充填剤を上記の割合範囲で使用すれば、結合剤と
しての目的は一応達成できるが、結合剤の割合が砥粒よ
り多くなり、しかも結合剤が磁器質結合剤と骨材用充填
剤のみで構成されると砥石として使用した場合結合剤の
研削時の抵抗が強固に過ぎて砥石がその作動特性を円滑
に発揮し得なくなる傾向を生じるので、結合剤の中に上
記の2種の結合剤の他に固体潤滑剤用充填剤を混入した
方が結合剤として砥粒を保持して砥粒をして砥石として
の適度な切れ味を発揮せしめるに適した状態を保ち易く
なるので添加する方が好ましい。
この様な意味で結合剤に加える固体潤滑剤用充填剤とし
ては、例えばMoS2 、WS2 ) Cr 203
?CeO2,黒鉛、六方黒鉛化六方晶窒化硼素鉛等の金
属硫化物、酸化物や黒鉛化合物等が好ましく用いられる
がこのような潤滑剤としての充填剤の添加量が30%を
越えると結合剤の強度が弱くなり研削時の離界圧に耐え
られなくなるので最高限度は30%までにした方がよい
最後に先にも述べたように、従来のビトリファイド砥石
は結合剤による研削抵抗をある程度少くしかつ切り屑の
排除機能をある程度持たすために25〜50%までの気
孔構造を存在せしめており、この気孔部分は研削抵抗の
減殺的役目、砥粒の自生発刃、切りくずの排除機能のた
めに必要である。
しかし冒頭にも述べたとおりホットプレラスでは焼結時
において結合部に気孔が生成することは熱の伝導、圧力
の伝達上好ましくないので焼結時には気孔を生成せしめ
ないようにするため焼結時にはせいぜい0〜2%までの
程度以上には生じないようにする。
しかし上記のようにビトリファイド砥石の円滑な機能の
発揮のためには砥粒の自生発刃、切りくずの排除機能を
発揮させるためには気孔があった方が好ましいので、本
発明の砥石の使用時に、水溶性研削液で溶出によって可
溶性部分を溶解せしめて気孔部を形成せしめる。
この意味で結合剤中に気孔形成剤としては例えばNa2
P207 ?Na 、 Ca2 、に等を添加した方が
砥石としての機能を発揮させる上から好ましい。
しかしその添加量はせいぜい20%まででそれ以上の添
加は却って強度を減殺する方向に動くので好ましくない
以上のようにビトリファイド砥石をホットプレラス法ま
たはホットコイニング法によって製造するために熱及び
圧力を均一に伝達して均一な構造の砥石を構成するため
、砥粒材を10〜30%、結合剤を68〜90%、気孔
部分はせいぜい0〜2%までの構成を与える素材配合と
し、かつ該結合剤が溶融して流れ出ないための結合剤の
組成として磁器質結合剤が15〜60%、骨材用充填剤
が30〜70%とし、さらに結合剤自体には結合剤によ
る研削抵抗を減殺するため0〜80%の固体潤滑剤用充
填剤を配合し、かつ砥石そのものの強度賦与と砥粒の自
生発刃、切りくずの排除機能を発揮させるため、砥石焼
結後に溶出によって気孔部を形成させるため気孔形成剤
を0〜20%の範囲、配合すればさらに好ましくホット
プレラス法ないしはホットコイニング法によって短時間
に従来のビトリファイド砥石と殆んど変らない物理的性
質すなわち硬度、抗折力及び弾性率を有する結合剤が得
られ、従ってビl−IJソファド砥石として理想的な性
質が得られることを確証した。
以下に上記の割合の結合剤配合で上記範囲条件下のホッ
トプレラス又はホットコイニング法を用い従来のビI−
IJソファド砥石と同様な物理性が得られた結果を示す
実施例 1 砥粒としてダイヤモンド砥粒SD+60を12.5%、
結合剤としてBの配合物87.5%を配合して、ホット
プレラス法によって400 kg/ctrt。
800℃にて約15分間焼結してダイヤモンドビトリフ
ァイド砥石を製造した。
従来法の砥粒GC#46 50.0%、結合剤10.0
%、気孔部分40.0%の構造を有する従来法のビI−
IJソファド砥石を用いて電気絶縁物を研磨するのにG
C砥石1個あたり平均絶縁物5個の仕上げが普通であっ
たが、上記の本発明のダイヤモンドビトリファイド砥石
では1個あたり平均750個の研磨仕上げが可能となっ
た。
実施例 2 砥粒として立方晶窒化硼素砥粒CBN#1500.15
%結合剤としてA8の配合物85%をホットコイニング
法にて最初は室温で短時間加圧しさらに最高温度900
°C1最高圧400kg/−にて20分間加圧焼結して
立方晶窒化硼素ビトリファイド砥石を製造した。
従来法のWA#1000 40%、結合剤10%の気孔
部分50%の構造を有する従来のビl−IJソファド砥
石がダクタイル鋳鉄部品研磨において砥石1ヶ当りの出
来高5ケの仕上げに対し本発明の砥石は1000ケの高
耐用度を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装てん坏土の配合割合を砥粒10〜30容%結合剤
    70〜90容%とし、該結合剤の配合割合を磁器質結合
    剤15〜60容%、骨材用充填剤30〜70容%、固体
    潤滑用充填剤0〜30容%及び気孔形成剤O〜20容%
    で調合、混合して成形型内に充填後ホットプレラスまた
    はホットコイニング法によって成型、焼結することを特
    徴とするビトリファイド砥石の製造法。
JP4322179A 1979-04-10 1979-04-10 ビトリファイド砥石の製造法 Expired JPS5839625B2 (ja)

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US5472461A (en) * 1994-01-21 1995-12-05 Norton Company Vitrified abrasive bodies
JP2020069610A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 細溝加工用ビトリファイド研削砥石

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