JPS583920B2 - 液体石けん供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体石けん供給装置に関する。

本発明は、弊方の先願であるイタリア国特許出願第１９
８４８Ａ／７６号に開示された石けん供給装置の改良に
関する。

前記の弊出願の供給装置においては、液体石けん容器は
プラスチックの絞り出し容器の頚部を前記容器の頂壁に
ある凹部に挿入することにより再充填されるもので、絞
シ出し容器の頚部の端部を横切る密閉隔膜は前記凹部の
中実の突さし部材により突さメれ、これと同時に液体石
けんは容器の内側と連通ずる凹部の底部の小口を介して
絞り出すことができる。

しかし絞り出し容器はその頚部の外端部に設けられた薄
い隔膜により封止されるが、貯蔵又は出荷および取扱い
の間異物と容易に接触するおそれがあり、隔膜が偶発的
に破裂してその結果絞り容器から液体石けんの漏洩する
危険が生じる。

更に、この先願の構成は、液体石けんが凹部の底壁面に
接触して蓄積することが必要な如きものであった。

特に絞り出し容器の取外しと同時にある残量が必然的に
凹部に残り、この残量は最後には凹部の底部の開口から
流出して乾燥し、次の再充填迄に開口を閉塞し、少くと
も凹部底部に不清潔な沈着が残る。

米国特許第３，９７０，１２１号は、加圧スプレー容器
を再充填するだめの再充填注入容器を開示している。

この容器はその凹部に挿入可能な頚部を有し、この頚部
は凹部内の中空チューブにより突さゝれ、加圧容器にお
ける逆止弁のある場合は除いて、液体が容易に重力によ
り流出する栓で閉塞されている。

しかし、この「凹部」は容器の完全に外側にあり、栓部
は容器の頚部の外端部にあるだめ異物と接触し易い。

更に、この絞り出し容器の栓は比較的厚い部材であり、
中空管状の突きさし部材は栓部からその小さな心部を抜
取り勝ちでこのため更にこの心部ぱ中空の突きさし部材
を閉塞するか、少くともこの部材を通る液体石けんの流
れをひどく損うことになる。

本発明の目的は、従来技術によるシステムの欠点を回避
し重要な利点をもたらす改良された液体石けん供給装置
の提供にある。

前述した目的は、本発明によれば、液体石けん供給装置
において、液体石けんを収容している石けん注入カート
リッジを有し、このカートリッジは、放出端で終る円筒
状の頚部と、この頚部内へ頚部と同心状に延在する全体
が円筒状のスリーブとを備え、このスリーブの全外周面
は液体石けんを密封するように頚部の放出端に固着され
、かつこのスリーブは、その内側端と一体になってこの
内側端を閉鎖している密閉壁を有しており、まだ、液体
石けん供給装置は、液体石けんを供給するだめの液体石
けん容器を形成する密閉壁構造を備えた供給器を有し、
前記密閉壁構造は再充填用開口を備え、この再充填用開
口は、前記閉鎖壁構造の両側が等しい圧力にあるときに
は液体石けんが再充填用開口を通って流れるのを防止す
る寸法になっており、前記供給器は、前記液体石けん容
器により支持され前記再充填用開口に隣接して液体石け
ん容器から外方へ突出し前記石けん注入カートリッジの
頚部に進入してスリーブの密閉壁を貫通するだめの突き
さし部材を備え、この突きさし部材は、横断面がほぼ環
状で全体として円筒状の外面を備え、この外面は、外径
が前記スリーブの内径よりわずかに小さい第１の部分と
、スリーブと封止状態で係合するだめにこのスリーブの
外径にほぼ等しい外径を有する第２の部分とからなり、
前記突きさし部材は、前記頚部およびスリーブ内に進入
して前記密閉壁を貫通するようにされており、さらに、
液体石けん供給装置は、前記突きさし部材の外端に隣接
するように突きさし部材内に支持された仕切り構造を有
し、この仕切り構造は、突きさし部材が前記スリーブの
密閉壁を貫通したときにこの密閉壁のいかなる部分も中
空の突き出し部材をつまらせないようにしたことにより
達成される。

望ましい実施例においては、突きさし部材は中空で貫通
する再充填用通路を形成し、絞り出し容器の頚部は該部
材の外側の液体石けんの流れを防止するため突きさし部
材に対して封Ｆ作用関係で配置される封止スリーブを有
する。

本発明の構成および操作方法についてはその特徴および
長所と共に添付図面に関して以下の記述を照合すればよ
く理解されよう。

添付図面の第１図および第２図においては、本発明の特
徴により構成された壁面５０の表面５１に取付けられた
全体的に番号１００で示される石けん供給器が示されて
いる。

この石けん供給器１００は前掲の係属中の特許出願にお
いて示された石けん供給器１００と類似しており、従っ
てこの２つの石けん供給器に共通な多くの構造上の詳細
については本文では省略し、これ等詳細点のこれ以上の
説明については前記の係属中の特許出願を参照されたい
。

石けん供給器１００は、支持面を提供するために略々垂
直に配置された略々平坦な矩形壁面１０２を含む番号１
０１により全体的に示される取付けブラケットを含んで
いる。

垂直の壁面１０２に形成されこれから後方に突出してい
るのは２つの略略垂直方向に整合された略々円錐台状の
出張り１０４（１つのみ図示）で、その各々は取付けブ
ラケット１０１を壁面５０に固定するだめのねじ５５を
受入れるだめの中心部で貫通する開口を有する。

その上端部で壁面１０２と一体になっているのは延長フ
ランジ１０９で、前方に傾斜しかつその離れだ端部で壁
面１０２に対して略々平行な上方に延長するフランジ１
０９′と一体となっている。

壁部１０２の底部と一体でかつこれから前方に略々直角
に延在しているのは略々水平方向で使用されるよう配置
され以下に更に詳細に説明する目的のため圧送機構（図
示せず）を支持する底壁面（図示せず）である。

供給器１００は又、プラスチックから形成されることが
望ましい全体的に番号１１０で示される石けん容器即ち
ハウジングを有する。

容器１１０は形態は略々箱状であり、略々矩形状の前壁
面１１１と、１対の対向する側壁面１１２と、後壁面１
１３と、矩形の底壁面（図示せず）を有し、容器１１０
ぱ壁面１１１〜１１３および底壁面が全て相互に一体的
に形成されるように成形されることが望ましい。

容器１１０は前記特許出願において更に完全に説明する
方法で取付けブラケット１０１の水平壁面上に支持され
る。

容器１１０の壁面はこれと共に番号１１５で全体的に示
される石けん室を構成するよう協働し、この石けん室は
１１７の如き予め定めた液面に液体石けんを充填されて
いる。

容器１１０の底壁面に対し固定されているのはポンプ組
立体（図示せず）で、これは前記の特許出願において詳
細に説明される方法で容器１１０から供給量の液体石け
んを供給するだめの手動操作ポンプレバー１２０の１つ
のアームに係合されている。

次に第６図および第７図においても、容器１１０は室１
１５の上端部を閉鎖するだめの容器壁面１１１〜１１３
の上端部に固定された頂壁１２１が設けられている。

項壁１２１の上面においてその後縁部に隣接して形成さ
れているのは狭い溝即ち四部１２２である。

又頂壁面１２１に形成されているのは全体的に番号１２
５で示される深い円筒状の下垂壁面で、これには円形の
底壁面１２７によりその底端部で閉鎖された略々円筒状
の側壁面１２６が設けられている。

底壁面１２７の周部に形成されているのは石けん室１１
５と連通する複数個の離間された小さな排出口１２８で
ある。

凹部の側壁面１２６は頂壁面１２１の上面の上方に予め
定められた僅かな距離だけ延在して高くなったリップ部
１２９を形成している。

凹部１７５の底壁面１２７ど一体でかつこれからその略
々中心部で上方向に突出しているのは全体的に番号１３
０で示される中空の管状突きさし部材である。

この突きさし部材１３０は上端部に向って僅かに内側に
テーパ状になっている略々円筒状の内面１３１を有し、
貫通する通路１３２と上端部で小径部１３４を有する円
筒状の外面１３３を形成する。

上端部で突きさし部材１３０と一体に内部に形成されて
いるのは２枚の平坦な隔壁即ち仕切り１３５，１３６で
、これは突きさし部材１３０の長手方向軸心に略々沿っ
て相互に直角に交差して通路１３２の上端部１３２を４
つのチャネルに分割する十字形を形成する。

仕切り１３５，１３６の底縁部は突きさし部材１３０の
外面の小径部１３３の下端部の真上に位置され、仕切り
１３５，１３６の上端部は１３８で示す如く傾斜してそ
の上端部で鋭い先端１３９を形成する突きさし部材１３
０の頂部と平坦になっており、先端１３９は凹部の側壁
面１２６の頂部の真下でかつ容器の頂壁１２１の高さよ
りすぐ上の高さに配置されている。

頂壁面１２１と一体でかつその前方隅部に隣接して上方
向に延在しているのは２個の突起即ち耳部１４０であり
、との各耳部には円弧状の凹部１４１が設けられその前
縁部に係止面を形成している。

リベット１４３等により取付けブラケット１０１の上方
向に延材するフランジ１０７の内面に枢着されているの
は金属で形成されるのが望ましい小形の円形状の保持板
１４２である。

この保持板１４２は傾斜フランジ１０６の底端部に隣接
する一点に対して下方向に延在している。

使用に際しては、容器１１０が取付けブラケット１０２
上に取付けられる時、保持板１４２は経路から上方向に
枢動されて頂壁面１２１をその周囲に通過させ、次に容
器の後壁面１１３がブラケット壁面１０２に当接する時
保持板１４２は取付けブラケット１０１と協働するよう
溝１２２内に逆方向に枢動させられて容器１１０を所定
位置に堅固に保持し、容器が前方に傾くのを防ぐ。

供給器１００には又全体的に番号１４５で示されるカバ
ープレートが設けられ、これは一体構造に結合された頂
壁１４４と前壁１４６と１対の対向位置の側壁１４７と
後壁１４８とを有する。

頂壁１９１に形成されているのは大形のボウル状の凹部
で、これはカバープレート１４５の略々中心部で灰皿と
して作用し、頂壁１４４は又この灰皿と前壁１４６０間
にたばこホルダーとして作用する複数個の樋部が形成さ
れる。

前壁１４６の内面に対してその対面する側縁部に隣接し
て固定されているのは２個の突起１４９で、これ等はそ
れぞれ形成された保持面と係合するように容器１１０上
で突起１４０の円弧状凹部１４１内で受止められるよう
になっている。

カバープレート１４５は、容器１１０の頂壁１２１を完
全に遮蔽するような寸法となっており、壁面１４６〜１
４８は取付けブラケット１０１の傾斜フランジ１０６と
上方に延在するフランジ１０７を十分に収容する深さを
有する。

使用においては、突起部１４９は突起１４０の円弧状凹
部１４１内に挿入され、カバープレート１４５は次いで
第２図に示す如く容器１１０の頂部を完全に覆う位置に
枢動させられる，カバープレーＮ４５はこれを所定位置
に固定して凹部１２５を不当なユーザから保護するだめ
の固定機構（図示せず）が設けられてもよい。

次に第３図乃至第５図においては、完全な液体石けん供
給装置を提供するだめ供給器１００と共に使用するため
全体的に番号１５０により示される再充填カー｝ ＩＪ
ツジ即ち容器が示される。

再充填容器１５０は柔軟式絞り出し容器の形態であるこ
とが望ましく、供給器１００の石けん容器１１０を再充
填するため液体石けんの再充填分即ち供給量を保有する
だめのものである。

再充填容器１５０は円筒状底壁１５２によりその一端部
で閉鎖さわ、その他端部で平坦な環状肩部１５４で終る
内側に傾斜する円錐台状の頂壁１５３を一体的に結合さ
せた長形の正円筒状側壁１５１を有する。

環状の肩部１５４ど一体でかつこれから外方に同軸状に
延在しているのは全体的に番号１５５により示される円
筒状頚部であり、これは壁面１５１〜１５３よりも実質
的に厚く剛性が大きく、円筒状の内面１５６と外面１５
７を有する。

外面１５７と一体でかつこれから半径方向外方に突出し
ているのは各々が横断面形状が略々三角形状である複数
個の長手方向に離間された環状リブ１５８である。

又外面１５７ど一体でかつこれから半径方向外方にその
外端部に隣接して延在しているのは前記リプ１５８より
若干小形の短い環状リードリプ１５８ａである。

頚部１５５は環状の端面１５９で終る。頚部１５５ぱ全
体的に番号１６０により示されるプラグで終るようにな
っており、容器１５０と同じ種類のプラスチック製であ
ることが望まし賜プラグ１６０はその上面に沿って複数
個の半径方向に離間された環状歯列１６２が設けられた
環状体部１６１を有する。

環状体部１６１とその内面に沿って一体でその半径方向
内方に延在するのは環状の内部突起１６３と一体でこれ
から半径方向に延在するのは、環状体部１６１に隣接す
るその端部に沿って円筒状の内面１６４と円筒状の外面
１６６を有する円筒状の注口即ちスリーブ１６５である
。

円筒状の外面１６６は、スリーブ１６５の遠く離れだ端
部に向って半径方向内方に傾斜する円錐台状の外面１６
７と合流する。

円筒状の内面１６４はその上端部で半径方向内方に傾斜
する肩部１６６により、石けん供給器１００の突きさし
部材１３０の表面１３３の外径と実質的に同じ内径を有
する円筒状の封正面１６９に接合する。

円筒状スリーブ１６５の遠く離れた端部と一体でかつこ
れを閉鎖するのは円形の密閉壁１７０である。

密閉壁面１７０においてその内周面の外周部に沿って形
成されているのは、その横断面形状が略々■字形の深い
環状凹部１７１である。

凹部１７１の基部で密閉壁面１７０の部分は、以下に更
に詳細に説明する目的のだめの薄いブリッジ部１７２を
形成している。

使用に際し、容器１５０が液体石けんで充填された後、
プラグ１６０の円筒状スリーブ１６５は容器１５０の頚
部１５５に挿入され、スリーブ１６５の円筒状の外面１
６６は頚部１５５の円筒状の内面１５６の直径よりも若
干小さな外径を有する。

プラグ１６０の歯列１６２は頚部１５５の端面１５９と
係合するように強く押圧され、従って環状体部１６１は
頚部１５５に超音波により溶接され、歯列１６２は第４
図において１７５で示される溶接部を形成するように流
れるプラスチック材料を提供する。

このようにプラグ１６０が所定位置に溶接される時、こ
のプラグは頚部１５５を封止して容器１５０から液体石
けん１１６が漏洩しないようにする。

密閉壁面１７０は頚部１５５に向って下方のおよそ中程
に配置され、従って容器１５０の取扱い中又は保管中に
異物と偶発的に接触して破損しないように保護されるこ
とが判るであろう。

次に第８図および第９図においては、供給器１００の石
けん容器１１０の再充填を必要とする時、カバープレー
ト１４５の固定を解除してこれを取外し、再充填凹部１
２５を露出させる。

次に再充填容器１５０の頚部１５５を石けん容器１１０
の凹部１２５に挿入する。

この点から、リブ１５８の最大外径は、頚部１５５が凹
部１２５に挿入される時凹部の側壁１２６と摩擦作用的
に封止係合状態におかれるように前記側壁の内面の直径
と略略等しく、リブ１５８はプラグ１６０の環状体部１
６１が凹部１２５の底壁１２７と接触し、かつ容器１５
０の肩部１５４が凹部１２５の高くなったリップ部分１
２９の上面と係合する迄凹部１２５内への頚部１５５の
完全な挿入を許容するに十分な弾性を有していることが
判るであろう。

このように完全に挿入される時、プラグ１６０の環状体
部１６１は凹部の底壁１２７の排出口１２８の上端部に
重合してこれを閉塞することが判ろう。

頚部１５５が凹部１２５内に挿入される時、突きさし部
材１３０はプラグ１６０の注口即ちスリーブ１６５内で
受止められ、プラグ１６０の突起部１６３と封止面１６
９ぱ突きさし部材１３０の外表面１３３と摺動的に封止
係合作用関係に配置される。

突きさし部材１３０の尖端部１３９は第９図に示す如く
密閉壁面１７０の右側で環状凹部１７１に進入し、この
地点で薄いブリッジ部１７２を突き破る。

注口即ちスリーブ１６５が突きさし部材１３０上でその
下方向の運動を継続する時、傾斜端部１３８は第９図に
示す如く、突きさし部材１３０が密閉壁面１７０を完全
に突き破る迄同壁面１７０の両側部の周囲のブリッジ部
１７２に係合してこれを切裂き続ける。

突きさし部材１３０の外表面の小径部１３４の故に、こ
の部材は密閉壁面１７０を完全には切裂かずむしろこれ
をその位置から上方向に押し戻してフラップ１７３を形
成し、このフラップが前記ブリッジ部１７２の切裂かれ
なかった部分によりスリーブ１６５につながった状態を
維持し、突きさし部材１３０内の通路１３２を通る液体
石けんの流れと干渉しないように頚部１５５の内面１５
６と係合作用関係に突きさし部材１３０により保持され
るのである。

再充填用器１５０を絞り出す時、内部の液体石けんは容
器１１０内の圧力よりも高い圧力におかれ、仕切り１３
５，１３６により形成されるチャネルを経て、従って突
きさし部材１３０内の通路を経て容器１１０内部の室１
１５に押出される。

突きさし部材１３０の外面１３３とプラグ１６０の突起
部１６３と封止面１６９間の封止係合関係のだめ突きさ
し部材１３０の外部周囲に液体石けんが流れないように
する。

更に、仕切り１３５，１３６は密閉壁面１７０の薄手部
分特にそのブリッジ部１７２と共にフラップ１７３をそ
の位置から奥へ押出すのを助けて突きさし部材１３０が
密閉壁面１１０の穴を塞がないようにする。

このように、この構造は頚部１５５内に抜かれた心材料
が自由に浮遊して通路１３２内に詰って同通路１３２内
の液体石けんの流れを妨げるおそれのある心材料の形成
を防止する。

容器１５０は空になった後凹部１２５から取外され、内
側の突起１６３とプラグ１６０の封止面１６９の突きさ
し部材１３０の外面１３３との摺動封止係合関係のため
突きさし部材１３０の外表面から液体石けんの残りを拭
うように作用する。

しかし、もし液体石けんが突きさし部材１３０の外部周
囲で四部１２５の底部に偶発的にこぼれた場合には、最
終的には排出口１２８を経て容器１１０内に排出される
。

交換、サービス等のため容器１１０を取付けブラケット
１０１から取外して倒値する時、容器１１０の内側に延
在する凹部１２５の形成のため容器１１０から排出口１
２Ｂ又は通路１３２を経て液体石けんが流出しないよう
にすることが判るであろう。

この場合、室１１５内に残る液体石けんの残りは頂壁１
２１に沿って集まるが通常その深さは凹部１２５の底壁
面１２７に達する程深くなることはない。

次に第１０図乃至第１２図においては、本発明によって
構成される再充填用注入容器の全体的に番号２００で示
される第２の実施例が示されている。

この再充填容器２００は柔軟なプラスチックの絞出し容
器であることが望ましく、その一端部で円形の底壁面２
０２により閉鎖され他端部においては肩部２０４で終る
内側に傾斜する円錐台状の頂壁面２０３を一体に接合さ
せた長形の正円柱状の側壁面２０１を有する。

肩部２０４と一体でこれから軸方向に延在しているのは
全体的に番号２０５により示される円筒状の頚部で、こ
れは各壁面２０１，２０２，２０３よりも実質的に厚く
更に剛性が大きく円筒状の内而２０６と外面２０７を有
する。

外面２０７と一体でかつこれから半径方向外方に延在し
ているのは複数個の軸方向に離間された環状リブ２０８
である。

頚部２０５は厚さの厚い外端部２０９で終っている。

内面２０６と一体でその端部の略々中間部にあるのは環
状肩部２１１である。

使用に際しては、容器２００を液体石けんで充填した後
、内面２０６の直径と略々同じ直径を有する円形の密閉
ウエブ即ち隔膜２１０を頚部２０５内の開口に挿入して
前記肩部２１１に着座させるが、この場合前記隔膜は超
音波により有効に所定位置に溶着されて頚部２０５の排
出口を閉鎖封止し、液体石けんが頚部から流出しないよ
うにする（第１１図）。

石けん容器１１０の充填においては、再充填容器１５０
に関して前に述べたと同じ方法で頚部２０５を凹部１２
５に挿入する。

リプ２０８は、凹部の側壁１２６の内面と摺動的に封止
係合関係で配置されるような最大外径を有する、頚部２
０５は、第１２図に示す如くその厚い端部２０９が凹部
１２６の底壁面１２７上に着座し、肩部２０４が凹部１
２５の高くなったリップ部１２９の上面に当接する迄挿
入される。

頚部２０５がその着座位置に移動される際、突きさし部
材１３０の鋭い尖端１３９と傾斜した上縁部１３８は隔
膜２１０を突き破り、これにより液体石けんが容器１１
０内の圧力よりも高い圧力で容器２００から突きさし部
材１３０の通路１３２を経て絞り出されて容器１１０の
室１１５を再充填する。

突きさし部材１３０の外側に滲出する液体石けんは頚部
２０５が凹部１２５から抜取られた後最終的に排出口１
２８から排出される。

頚部２０５内のウエプ即ち隔膜２１０の凹んだ位置は異
物との偶発的な係合を防ぎ、これによりその偶発的な破
裂および容器２００の内容物の漏洩を防ぐことが判るで
あろうＯ 供給器１００の構成においては、取付けブラケット１０
１とカバープレート１９０は金属で形成されることが望
ましく、石けん容器１３０は透明なプラスチックで作ら
れ、注入容器１５０と２００は半透明なプラスチック材
料で作られることが望ましい。

しかし、本発明の液体石けん供給装置の構造においては
他の適当な材料を用いてもよいことが判るであろう。

突きさし部材１３０の凹部底壁１２７から尖端部１３９
迄の長さは約２０．５ｍｍであり、突きさし部材１３０
はその下端部で約７關、上端部で約６．３ｍｍの間で変
化する内径を有し、外面１３３は約８．５ｍｍの外径を
有し、外面１３４は約８ｍｍの外径を有し、仕切り１３
５と１３６の間のチャネルは約２ｍｍの幅を有し、排出
口１２８ぱ１乃至２ｍｍの直径を有する。

注入容器１５０と２００の頚部１５５と２０５の内径は
約１３ｍｍであるが、リブ１５８と２０８の最大外径は
約２１ｍｍ、凹部の側壁１２６の内径は約２０ｍｍであ
る。

前記のことから、予め定められた型式の再充填容器以外
の石けんの再充填を防止する不正品の使用を禁じる特徴
を有する再充填可能な供給容器を特徴とする改良された
石けん供給装置が提供されることが判ろう。

特に、供給容器が中空の管状の突きさし部材を設けた再
充填用凹部を有し、再充填用注入カートリッジは偶発的
な破損に対して保護するだめ凹状を呈する密閉部材によ
り閉鎖された頚部を有するプラスチック製の絞出し容器
を有し、前記密閉部材は凹部への挿入と同時に中空の突
きさし部材により突き破られて液体石けんがこの中空の
突きさし部材を介して容器内に流入させる如き前述の特
性を有する石けん供給装置が提供される。

更に、前記突きさし部材は容器の内外の等しい圧力では
その内部の液体石けんの流れを禁止し、かつ再充填容器
の密閉部材が突きさし部材により突き破られる時この密
閉部材の詰りを防止する仕切り部が設けられる如き前述
の型式の液体石けん供給装置が提供される。

又、容器の頚部がその内側端部に密閉部材を有する円筒
状スリーブを含むプラグにより閉鎖され前記スリーブは
突きさし部材に対して封止するよう作用して中空の突き
さし部材の外側の液体石けんの流れを防止する如き前述
の型式の液体石けん供給装置が提供される。

又、注入カートリッジが充填された後超音波によりプラ
グを所定位置に溶接することにより注入カートリッジを
形成する漸新な方法も提供されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の特徴により構成された再充填可能液体
石けん供給器の斜視図、第２図は第１図の線２−２に関
する部分拡大縦断面図、第３図は本発明により構成され
た再充填注入カートリッジの側面図、第４図は突きさし
部材により突きさされた時の密閉部材の位置を示す第３
図の再充填注入容器の頚部の部分拡大縦断面図、第５図
は注入容器頚部の残部と共に組立て方法を示す注入容器
頚部の密栓部の第４図と類似の図、第６図は本発明の石
けん供給器の頂部カバーを取外した状態を示す平面図、
第Ｔ図は第６図の線７−７に関する部分拡大縦断面図、
第８図は内部に挿入された注入容器を示す第６図の石け
ん供給装置の凹部の部分側面図、第９図は第３図の注入
容器の頚部を挿入させた凹部を示す第７図と類似の部分
拡大縦断面図、第１０図は本発明の再充填注入容器の第
２の実施例の第３図と同様な側面図、第１１図は第１０
図の注入容器の頚部の部分的縦断面を示す部分拡大図、
第１−２図は石けん供給器の凹部に挿入された第１０図
の注入容器を示す第９図と同様な部分拡大縦断面図であ
る。 １００・・・・・・石けん供給器、１０１・・・・・・
取付けブラケット、１１０・・・・・・容器、１２５・
・・・・・凹部、１２８・・・・・・排出口、１２９・
・・・・・リップ部、１３０・・・・・・突きさし部材
、１３２・・・・・・通路、１３３・・・・・・外面、
１３４・・・・・・小径部、１ ３５ ， １ ３６・
・・・・・仕切り部、１３８・・・・・・傾斜部、１３
９・・・・・・尖端部、１４５・・・・・・カバー・プ
レート、１５０・・・・・・再充填用カートリッジ（容
器）、１５１〜１５３・・・・・・壁面、１５４・・・
・・・項状肩部、１５５・・・・・・円筒状頚音＼１５
６・・・・・・内面、１５７・・・・・・外面、１５８
・・・・・・環状リブ、１５９・・・・・・端面、１６
０・・・・・・プラグ、１６１・・・・・・環状体部、
１６２・・・・・・歯列、１６３・・・・・・突起、１
６４・・・・・・円筒面、１６５・・・・・・スリーブ
、１６６，１６７・・・・・・外面、１６９・・・・・
・封止面、１７０・・・・・・密閉壁面、１７１・・・
・・・項状凹部、１７２・・・・・・ブリッジ部、１７
５・・・・・・溶接部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 液体石けん供給装置において、液体石けんを収容し
   ている石けん注入カートリッジを有し、このカーｇ潟ッ
   ジは、放出端で終る円筒状の頚部と、この頚部内へ頚部
   と同心状に延在する全体が円筒状のスリーブとを備え、
   このスリーブの全外周面は液体石けんを密封するように
   頚部の放出端に固着され、かつこのスリーブは、その内
   側端と一体になってこの内側端を閉鎖している密閉壁を
   有しており、まだ、液体石けん供給装置は、液体石けん
   を供給するだめの液体石けん容器を形成する密閉壁構造
   を備えた供給器を有し、前記密閉壁構造は再充填用開口
   を備え、この再充填用開口は、前記閉鎖壁構造の両側が
   等しい圧力にあるときには液体石けんが再充填用開口を
   通って流れるのを防止する寸法になっており、前記供給
   器は 前記液体石けん容器により支持され前記再充填用
   開口に隣接して液体石けん容器から外方へ突出し前記石
   けん注入力−｝ ＩＪツジの頚部に進入してスリーブの
   密閉壁を貫通するだめの突きさし部材を備え、、この突
   きさし部材は、横断面がほぼ環状で全体として円筒状の
   外面を備え、この外面は、外径が前記スリーブの内径よ
   りわずかに小さい第１の部分と、スリーブと封止状態で
   係合するだめにこのスリーブの外径にほぼ等しい外径を
   有する第２の部分とからなり、前記突きさし部材は、前
   記頚部およびスリーブ内に進入して前記密閉壁を貫通す
   るようにされており、さらに、液体石けん供給装置は、
   前記突きさし部材の外端に隣接するように突きさし部材
   内に支持された仕切り構造を有し、この仕切り構造は、
   突きさし部材が前記スリーブの密閉壁を貫通したときに
   この密閉壁のいかなる部分も中空の突き出し部材をつま
   らせ々いように々っていることを特徴とする液体石けん
   供給装置。 ２ 前記スリーブの密閉壁は前記頚部の放出端から頚部
   の内径にほぼ等しい距離をおいて位置していることを特
   許請求め範囲第１項記載の液体石けん供給装置。 ３ 前記密閉壁構造は、前記容器の内側へ延在する円筒
   状の側壁、およびこの側壁の内側端で側壁を閉鎖してい
   る円形端壁からなる溜りを形成している凹部を有し、前
   記再充填用開口は前記溜りの円形端壁に形成され、前記
   突きさし部材は前記溜りの円形端壁の中央部に支持され
   て溜りから外方へ延在し、前記再充填用開口は前記突き
   さし部材および溜りの側壁間に形成されており、前記カ
   ートリッジの頚部は、前記突きさし部材をこの頚部内に
   受け入れるために前記溜り内に受け入れられることがで
   きるようになっている特許請求の範囲第１項捷だけ第２
   項記載の液体石けん供給装置。 ４ 前記頚部は、この頚部の長手力向に一定の間隔を置
   いて設けられ頚部の半径方向外方へ突出する環状の密封
   リブを備え、これらのリプは、前記頚部が前記溜り内に
   挿入された際に溜りの側壁の内面と密封係合するように
   なっている特許請求の範囲第３項記載の液体石けん供給
   装置。