JPS583919B2 - レベル検出ならびに吹落とし作用を有する容器充填装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容器充填装置、特にレベル検出ならびに吹落と
し作用を有する容器充填装置に関する。

本発明においては、レベル検出力ラーは容器充填装置の
垂直管状ノズルに固定され、該カラーはノズル出口上方
の所定位置に配置されるとともに、その底部にはノズル
を囲んで上方に延びる凹窩を具備する。

このカラーはまた、その凹窩を空気管の下端と連結する
複数個の周辺に配された開口を有し、上記空気管はノズ
ルに沿って上方に空気受入れ手段まで延びており、かつ
この空気受入れ手段は先ず上記カラー凹窩に蓄積された
何等かの製品をそこから吹き落とすために高圧空気を受
け入れ、次いでカラー凹窩に給送するために低圧空気を
受け入れるようにして、囲繞容器中の製品のレベルが充
分に上昇し５凹窩を閉じるとき、上記空気管中の空気圧
が増強されて容器への製品の供給が止められるようにな
っている。

すでに提案された特開公昭４９−１０１１８７号に開示
されている容器充填装置のノズルは、レベル検出管によ
り包囲されており、その上端には容器が充填されている
間低圧空気が連続的に供給される。

容器中の液体製品レベルが検出管の下端すなわち出口に
達しぞそれを閉じると、検出管およびその供給ライン内
の空気圧が増強し、空気弁を開けているスイッチの回転
止めが外れ、それにより製品の流れを制御している弁が
閉じる。

このようにして、各容器が同一液面に充填される。

かかる装置は大低の場合満足に作動するが、半液体ある
いは粘性製品については重量物がこの検出管の低端に蓄
積する頌向がある。

各充填前にこの蓄積物を検出管から取ってやるためには
、上記低端から製品を吹き出さすように、その上端に高
圧空気を供給することが行われる。

この吹落としは製品弁が開かれる直前に容器内に行われ
る。

しかしながら、製品が高粘度の場合には上記吹落としに
より検出管の出口を完全に開放し得す、また残存製品の
表面張力によって再び出口が閉じられるような場合があ
る。

このことが、装置の適正な作動を阻げることとなってい
る。

本発明の目的は、いかなる高粘度製品でも取り除くこと
ができ、かつレベル検出機に連結して現に用いられてい
る通常の吹落とし系統に何等の変更も要しないようなレ
ベル検出機を備えた充填ノズルを容器充填装置において
提供することにある１本発明の最も有用な容器充填装置
の型は、いくつかの充填部署が中心支柱（図示せず）を
囲んで周縁に離隔配置されているような種類のものであ
る。

上記各部署には、回転テーブル２から支持され、かつそ
れとともに中心支柱の軸のまわりを回転可能となってい
る水平な半径方向腕１がある。

このテーブルは半液体製品で満たされたタンク３を支持
しており、上記製品はこの装置に佇立されて周知の如く
充填部署で揚起される容器４に満たされるようになって
いる。

上記腕１は中空で、その内端部にはタンクからの出口７
に連通している垂直内部通路６を設けられている。

腕の反対端はプラグ８で閉塞される。そのプラグ近傍の
腕底部には、ナット１０によりカップリングリング１１
と連結された下方に延びる出口通路９が設けられ、上記
カップリングリングはタンクからの製品で満たされる容
器中に延びるだけ充分に長い垂直管状ノズル１２を支持
している。

このノズルの下端は出口を有し、該出口は単なる開口で
あってもよいし、あるいは多孔チツプ１３であってもよ
い。

上記腕の入口通路６下端には弁座１５があり、この弁座
は腕の底部開口１７において下端がシールされた可撓弁
部材１６によって通常は閉市されｅＣる。

この開口に固定されているのがピストン１９を内包する
弁シリンダ１８の上端であり、上記ピストンはその上端
から弁部材中まで上方に延びるロツド２０を有する。

このロンドの頂部は弁部材の上部内に埋設された半径方
向フランジ２１を備えており、したがってロンドがピス
トンにより下方へ動かされると、弁は開放されることと
なる。

空気圧がこのピストン上から排出されると、下方のコイ
ルはね２２がピストンを上昇させて弁を閉じる。

空気は電気的に作動される空気弁２３によってピストン
上のシリンダ内に給排され、この空気弁には高圧空気が
適当な空気源からライン２４を経て給送される。

この弁は常態では弁シリンダ１８を大気と接続するが、
空気弁が他の位置に切替えられると、高圧空気ラインを
シリンダ１８に連絡する。

このような目的で弁を作動させるために、電気的パルス
スイッチ２５が弁と電気的に接続される。

この弁が電流のパルスで付勢されると、弁は錠市位置と
なり、この位置ではもう一つの回路がその後に閉じるこ
とにより解錠されない限り永久磁石によって自己保持さ
れる。

この第２の回路は常開圧カスイッチ２６を具有する。

それの錠市位置では、空気弁は高圧空気ライン２４をシ
リンダと連絡して製品弁１６を開放する。

解錠位置では製品弁を閉じるように該弁は空気をシリン
ダから放出する。

ノズル出口上方の所定間隔位置で、ノズルチューブ１２
はこれに対してシールされたレベル検出カラー２７で囲
繞されている。

このカラーの底部は容器が充填されるべき液面に位置さ
れる。

該カラーはその底部から内部上方に延びてノズルを囲ん
でいる中央凹窩２８を備えている。

カラー頂部にはノズルを囲んで等間隔に配された複数個
の垂直開口を設けており、これらの開口は３個もしくは
それ以上であることが好ましい。

この各開口には管２９の下端が固定されており、この管
はノズルに沿って上方に延びその上端がカップリングリ
ング１１に達している。

上記カップリングリングにはこれら各管の上端を、ノズ
ルチューブを囲繞する内部の半径方向溝３１の底部に接
続する縦方向開口が設けられる。

この溝の頂部はカップリングリングを貫ぬく開口により
管３２の下端と接続され、この管は腕１の出口通路９を
通り、該腕の頂部におけるシールされた開口３３を経て
上方に延び、この管の上端は管３５および三路弁３６に
よって低圧空気ライン３７に接続される。

容器充填中は、空気はカップリングリング１１を通って
流れ、３本の空気管２９を流下してカラー２７に入り、
その底部から空気はノズル全周に亘って流出する。

容器がノズルとレベル検出カラー２７とを囲んでその上
限位置まで上昇されると、図中それより上方に表われて
一部３９のみが図示されている上昇移動壜ガイドがパル
ススイッチ２５を引き外しスイッチは空気弁２３を作動
させて製品弁を開放させるべく高圧空気ライン２４を弁
シリンダ１８に連絡させ、そのため液体製品はノズルを
通って容器に流入する。

同時に低圧空気はカップリングリング１１および管２９
を通ってレベル検出カラーの凹窩２８に入り、その底部
から流出する。

液体製品は容器中で、液の上面がカラーに到達してその
凹窩の開放底部を閉塞するに至るまで上昇する。

このことはカラー上方の管内空気圧を、製品弁を閉Ｌさ
せるのに十分な点まで昇させる。

このカラー凹窩２８はノズルの全周に亘って延びている
ので、充填中に液滴の飛沫あるいは気泡がカラー中に入
っても、通常、その内部空気圧が感知され得るような増
大を示す程に、上記凹窩を閉市することはない。

それ故、製品弁が早まって閉＋ｈされることはなく、液
がノズルの全周に亘ってカラー凹窩を閉塞するような水
面までノズルに沿って液が上昇する間は、製品弁は開放
されたままである。

その後、管３５の空気圧が充分上昇され圧力スイッチ２
６が閉正して初めて、このスイッチが空気弁２３を作動
させるとともにシリンダ１８を大気に連通させ、かくし
て製品弁は閉市される。

この結果、すべての容器は同一レベルまで充填される。

ある種の製品はカラー内に堆積する傾向があり、これが
検知管の作動に影響を及ぼすおそれがあるため、周期的
にこのカラーを噴出させるかもしくは吹き落としさせる
のが好ましい。

これは第１図に示すように容器がレベル検出力ラーの周
囲に沿って上昇し始める時、しかもスイッチ２５が引き
外される以前に行われる。

このときには、カム（図示せず）が三方弁３６を作動さ
せてこれを一時的に高圧空気ライン４１に接続する。

こうして生ずるカップリング溝３１への高圧空気流の急
激な流入は、３本の管２９を介してカラー凹窩２８のそ
れぞれ３箇所に分流される。

高圧空気の三つの流れがカラー内へ一瞬同時に流入する
ことによって、その凹窩はどんな堆積物も除去されて、
それのレベル検出作用の適正な動作が妨害されることは
ない。

特許法の規定に基づき、本発明の原理を明きらかにし、
またその好ましい実施例と信じられるものを図示し、か
つ記載したが、特許請求の範囲の記載内で、本発明が特
に例示しかつ記載したものとは異なった態様で実施され
る得ることは理解されよう。

【図面の簡単な説明】

図はいずれも本発明の実施例を示すものであって、第１
図は容器充填装置の一つの充填部署について一部を線図
的に示す部分的縦断面図、第２図および第３図はそれぞ
れ第１図の■一■線および■一■線に沿って示す拡大断
面図である。 ４・・・容器、１１・・・リング、１２・・・ノズル、
２３・・・空気弁、２５・・・パルススイッチ、２６・
・・圧力スイッチ、２７・・・検出力ラー、２８・・・
凹窩、２９，３２．３５・・・管、３１・・・溝、３６
・・・三路弁、３７・・・低圧空気ライン、４１・・・
高圧空気ライン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 液体状製品を囲繞容器中に放出するための出口を下
   端に設けた垂直管状ノズルと、このノズルに密着係合し
   て固定され、かつ底部には該ノズルを囲んで上方に延び
   る凹窩を具えるとともにノズル出口の上方に離れて設け
   られており、周辺には前記凹窩中まで貫通して延びる複
   数個の相隔てた開口を具備せるレベル検出カラーと、上
   記開口の上端に接続してそこからノズルに沿い上方に延
   びる空気管と、上記カラー凹窩中に蓄積された上記製品
   中の堆積物をそこから吹落とすように上記カラー凹窩に
   給送されるべき高圧空気と上記カラー凹窩に給送される
   べき低圧空気とを選択的に受け入れるようにした上記空
   気管の上端に接続せる空気受入れ機構とを備えたことを
   特徴とするレベル検出ならびに吹落とし作用を有する容
   器充填装置。 ２ ３個の上記カラー開口および３個の上記空気管をそ
   れぞれ備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の容器充填装置。 ３ 上記空気受入れ機構は上記ノズルの上端を囲んでそ
   れに固定されたリングを備え、該リングはノズルを囲ん
   だ内部溝を設けられ、該リングの底部には上記空気管の
   上端を上記リング溝に接続する周辺の相隔てた開口を有
   し、さらに上記リングはその溝と連通ずると共に上記空
   気の入口を形成するもう一つの開口を有することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の容器充填装置。