JPS5839135Y2 - 食品蒸し機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はギョーザ、シューマイ、マンシュウ等の食品
蒸し機に関する。

これらのいわゆる蒸し物と称される食品を業務用に製造
する場合、まず食品成形機によって所定の型に成形し、
次いでこの成形機にコンベアを介して接続された食品蒸
し機を通して蒸すが、従来のこの種の蒸し機はきわめて
大型にできているため設置場所を大きくとり、かつ熱効
率も悪いという欠陥があった。

この考案は上記のような欠陥に鑑み、蒸し物の種類、蒸
す度合、設置場所の広狭等々に応じて大型にも小型にも
でき、かつ蒸気量も任意の位置で、適宜調整できるよう
にした食品蒸し機を提供するものである。

以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

１は断面円管状の蒸し筒であって、該蒸し筒１は複数個
用意してあり、それぞれ管継手２を介して切離し可能に
連結しである。

前記蒸し筒１内の管軸方向にはその中央や・下側に位置
させてギョーザ、シューマイ、マンシュウ等の蒸し物搬
送用の無端コンベア３が挿通してあり、該コンベア３の
下部中央に位置させて蒸気管４が挿通しである。

蒸気管４の下部両側にはその長さ方向に沿って２列の蒸
気噴出孔５が多数開口しである。

前記コンベア３および蒸気管４はともに蒸し筒１の管継
手２の位置で切離し可能に連結してあす、シたがって蒸
し筒１は第１図のように２個接続しても、第３図のよう
に３個、あるいはそれ以上接続しても差しつかえないも
のである。

しかして、各管継手２には一端を蒸し筒１内の蒸気筒４
に連通させた蒸気供給管６が貫通して設けてあり、これ
ら供給管６には蒸し筒１の外側に位置させて蒸気量調整
弁７がそれぞれとりつけである。

また、蒸し筒１の出入口近くの内壁上方にはシャツタ板
８が垂り下げてあり、蒸し筒１の外側下部には支脚９が
設置しである。

なお、図示の実施例では蒸し筒１は円管状に形成しであ
るが、四角形等の角管状にしてもよいことは勿論である
。

次に、この考案の作用について説明する。

まず、図示していないギョーサ゛成形機、シューマイ成
形機等の食品成形機の製品送出しコンベアの延長上に本
案の無端コンベア３を連結し、該コンベア３を回動させ
ると同時に蒸気量調整弁７を開いて蒸気供給管６より蒸
気管４内に蒸気を送り込む。

前記食品成形機により成形された蒸し物はその製品取出
しコンベアを経て無端コンベア３の一端に載せられ、蒸
し筒１内に移送される。

蒸し筒１内では蒸気管４内に送り込まれた蒸気がその噴
出孔５より噴出しているため、コンベア３上の蒸し物は
蒸し筒１内を通過中に蒸気に当てられて蒸される。

この際、蒸気量は各調整弁７を操作することによりそれ
ぞれ調整でき、また蒸し筒１の長さも管継手２を脱着す
ることにより簡単に調整できる。

以上のようにして蒸された蒸し吻は蒸し筒１の他端から
取出され、次の工程の冷却機等に移送され、以下同様の
動作を繰り返えすことになる。

この考案は上記のように複数個の蒸し筒を管継手を介し
て切離し可能に連結し、この中にその管軸方向に走行す
る食品搬送用の無端コンベアと該コンベアに沿って蒸気
管を挿通して固定し、前記各管継手に蒸気管と連通ずる
蒸気供給管を貫通して設け、管継手の外側に位置する蒸
気供給管にそれぞれ蒸気量調整弁を設けたことを特徴と
する。

この考案は上記のように構成されるものであるから、蒸
し物の種類、蒸す度合、設置場所の広狭等々に応じて蒸
し筒の長さを簡単に調整することができると共に、蒸し
筒内の蒸気量も弁の操作だけで簡単に調整することがで
き、しかもその際、入口から奥に向って段々蒸気量を多
くするなど蒸し筒内の位置によって蒸気量を変えること
もできる、等々の種々の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る食品蒸し機の一部切欠側面図、
第２図は同上の拡大横断面図、第３図は他の実施例の側
面図である。 １・・・・・・蒸し筒、２・・・・・・管継手、３・・
・・・・無端コンベア、４・・・・・・蒸気管、６・・
・・・・蒸気供給管、７・・・・・・蒸気量調整弁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個の蒸し筒を管継手を介して切離し可能に連結し、
   この中にその管軸方向に走行する食品搬送用の無端コン
   ベアと該コンベアに沿って、蒸気管を挿通して固定し、
   前記各管継手に蒸気管と連通ずる蒸気供給管を貫通して
   設け、管継手の外側に位置する蒸気供給管にそれぞれ蒸
   気量調整弁を設けたことを特徴とする食品蒸し機。