JPS5838732A - 耐熱性可塑剤組成物 - Google Patents
耐熱性可塑剤組成物Info
- Publication number
- JPS5838732A JPS5838732A JP13562281A JP13562281A JPS5838732A JP S5838732 A JPS5838732 A JP S5838732A JP 13562281 A JP13562281 A JP 13562281A JP 13562281 A JP13562281 A JP 13562281A JP S5838732 A JPS5838732 A JP S5838732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- plasticizer composition
- heat
- naphtha
- aromatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性、耐揮発性などの特性が良好な可塑剤
組成物に関するものである。
組成物に関するものである。
ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性合成樹脂には、通常フタ
ル酸ジオクチルエステルに代表される可塑剤が使用され
るが、フタル酸エステルは耐熱性、耐揮発性などが不十
分であるために、トリメリット酸エステルが耐熱性や耐
揮発性を必要とする電線被覆用や自動車レザー用などの
高級可塑剤として使用されている。
ル酸ジオクチルエステルに代表される可塑剤が使用され
るが、フタル酸エステルは耐熱性、耐揮発性などが不十
分であるために、トリメリット酸エステルが耐熱性や耐
揮発性を必要とする電線被覆用や自動車レザー用などの
高級可塑剤として使用されている。
しかしながらトリメリット酸エステルはフタル酸エステ
ルよりも格段に高価であるため、当業界においてはトリ
メリット酸エステルIこ匹敵する特性を有していて、よ
り安価な耐熱性可塑剤の出現が待望されてきた。
ルよりも格段に高価であるため、当業界においてはトリ
メリット酸エステルIこ匹敵する特性を有していて、よ
り安価な耐熱性可塑剤の出現が待望されてきた。
そこで本発明者らは、安価な出発原料を用いて、簡単な
製造工程により、トリメリット酸エステルに匹敵する特
性を持つ可塑剤を経済的に製造すべく鋭意検討して、本
発明に到達した。
製造工程により、トリメリット酸エステルに匹敵する特
性を持つ可塑剤を経済的に製造すべく鋭意検討して、本
発明に到達した。
すなわち、本発明は、ナフサの接触改質油または芳香族
炭化水素を不均化、異性化もしくは脱アルキル化した生
成物に含まれるc9 芳香族留分を酸化して得られた
、ベンゼントリカルボン酸類を主成分とする種々のベン
ゼンポリカルボン酸の、炭素数7〜10個の脂肪族アル
コールエステル混合物からなる耐熱性可塑剤組成物を特
徴とする。
炭化水素を不均化、異性化もしくは脱アルキル化した生
成物に含まれるc9 芳香族留分を酸化して得られた
、ベンゼントリカルボン酸類を主成分とする種々のベン
ゼンポリカルボン酸の、炭素数7〜10個の脂肪族アル
コールエステル混合物からなる耐熱性可塑剤組成物を特
徴とする。
従来、耐熱性可塑剤として使用されているトリメリット
酸エステルは、約100段の段数を有する精密精留塔を
使用して沸点が近接するC8芳香族炭化水素類からまず
プソイドクメンを単離し、ついでプソイドクメンをトリ
メリット酸に酸化し、トリメリット酸を無水トリメリッ
ト酸に変換後、無水トリメリット酸を蒸留精製し、かく
して得られた精製無水トリメリット酸を脂肪族アルコー
ルでエステル化するという繁雑な方法によって製造され
てきた。
酸エステルは、約100段の段数を有する精密精留塔を
使用して沸点が近接するC8芳香族炭化水素類からまず
プソイドクメンを単離し、ついでプソイドクメンをトリ
メリット酸に酸化し、トリメリット酸を無水トリメリッ
ト酸に変換後、無水トリメリット酸を蒸留精製し、かく
して得られた精製無水トリメリット酸を脂肪族アルコー
ルでエステル化するという繁雑な方法によって製造され
てきた。
しかるに本発明の組成物は、C8芳香族そのものを原料
とし、これをベンゼンポリカルボッ酸混合物に酸化する
工程と炭素数7〜10個の脂肪族アルコールでエステル
化する工程のオ)ずか2工程、あるいはさらに得られt
:エステルを蒸留精製する工程を加えた3工程で製造す
ることができ、その性能がトリメリット酸エステルに匹
敵する耐熱性可塑剤であるので、その工業的価値は極め
て大きい。
とし、これをベンゼンポリカルボッ酸混合物に酸化する
工程と炭素数7〜10個の脂肪族アルコールでエステル
化する工程のオ)ずか2工程、あるいはさらに得られt
:エステルを蒸留精製する工程を加えた3工程で製造す
ることができ、その性能がトリメリット酸エステルに匹
敵する耐熱性可塑剤であるので、その工業的価値は極め
て大きい。
以下に、本発明の組成物の製法及びその特性について具
体的に説明する。
体的に説明する。
本発明の組成物の出発原料として使用するC9芳香族留
分は、ナフサを接触改質して得られるリフオメート中の
芳香族成分を精留分離して得た炭素原子9個からなる芳
香族炭化水素を主成分とする留分、もしくはトルエンな
どの不均化や脱アルキルあるいはキンレ/などの異性化
反応で得られた生成物を精留分離して得た炭素原子9個
からなる芳香族炭化水素を主成分とする留分である。
分は、ナフサを接触改質して得られるリフオメート中の
芳香族成分を精留分離して得た炭素原子9個からなる芳
香族炭化水素を主成分とする留分、もしくはトルエンな
どの不均化や脱アルキルあるいはキンレ/などの異性化
反応で得られた生成物を精留分離して得た炭素原子9個
からなる芳香族炭化水素を主成分とする留分である。
このようなC1芳香族留分はトリメチルベンゼン類(1
、2、3体、1,2.4体、1,3.5体)が主成分で
あるが、エチルトルエン類(0体、m体、p体)やプロ
ピルベンゼン類(0体、1体)、さらには少量のC1o
芳香族やC8芳香族も含んでいる。これらの構成成分は
前記したCG 芳香族留分に熱力学的平衡組成に近い割
合で含有されている・ことが多く、C1芳香族留分の代
表的な組成を示すと次のようである。
、2、3体、1,2.4体、1,3.5体)が主成分で
あるが、エチルトルエン類(0体、m体、p体)やプロ
ピルベンゼン類(0体、1体)、さらには少量のC1o
芳香族やC8芳香族も含んでいる。これらの構成成分は
前記したCG 芳香族留分に熱力学的平衡組成に近い割
合で含有されている・ことが多く、C1芳香族留分の代
表的な組成を示すと次のようである。
1.2.3−)リメチルベ/ゼノ 4〜5 (
wt%)1.2.4− tt
35〜451.3.5−1リメチルベンゼン 9
〜140−エチルトルエン 2〜4
m−//12〜17 p−〃 6〜11n−プロピ
ルベンゼン 1以下j
// ICl0芳香族
8〜15C8芳香族
1以下 これらの芳香族炭化水素類は、酢酸溶媒中でコバルト化
合物、マンガン化合物および呉素化合物から構成される
触媒の存在下に分子状酸素含有ガスで酸化すると、ベン
ゼン核側鎖のア・ルキル基がカルボキシル基に酸化され
、トリメチルベンゼン類からは対応するベンゼントリカ
ルボン酸類が生成し、エチルトルエン類からは対応する
ベンゼンジカルボン酸類が生成する。かくしてC9芳香
族留分の酸化によって、ベンゼントリカルボン酸類が主
成分で、これに少量のベンゼンジカルボン酸類と場合に
よりFI11μのベンゼンテトラカルボン酸類や安息香
酸が含まれるベンゼンポリカルボッ酸混合物が得られる
。
wt%)1.2.4− tt
35〜451.3.5−1リメチルベンゼン 9
〜140−エチルトルエン 2〜4
m−//12〜17 p−〃 6〜11n−プロピ
ルベンゼン 1以下j
// ICl0芳香族
8〜15C8芳香族
1以下 これらの芳香族炭化水素類は、酢酸溶媒中でコバルト化
合物、マンガン化合物および呉素化合物から構成される
触媒の存在下に分子状酸素含有ガスで酸化すると、ベン
ゼン核側鎖のア・ルキル基がカルボキシル基に酸化され
、トリメチルベンゼン類からは対応するベンゼントリカ
ルボン酸類が生成し、エチルトルエン類からは対応する
ベンゼンジカルボン酸類が生成する。かくしてC9芳香
族留分の酸化によって、ベンゼントリカルボン酸類が主
成分で、これに少量のベンゼンジカルボン酸類と場合に
よりFI11μのベンゼンテトラカルボン酸類や安息香
酸が含まれるベンゼンポリカルボッ酸混合物が得られる
。
なお、1,2.3−)リメチルベンゼンは反応液中に高
濃度存在すると触媒活性を低下させる作用があるので、
C0芳香族留分中の含有量は10wt%以下、好ましく
は5wt%以下であるのがよい。一方生成したペンセン
ポリカルボン酸混合物中のトリメリット酸の含有量が低
くなると、この混合物のエステル化によって得られる可
塑剤の性能が悪化する傾向になるので、C9芳香族留分
中のプソイドクメンの含有量は30wt%以上、好まし
くは4 Q wt%ttであるのがよい。
濃度存在すると触媒活性を低下させる作用があるので、
C0芳香族留分中の含有量は10wt%以下、好ましく
は5wt%以下であるのがよい。一方生成したペンセン
ポリカルボン酸混合物中のトリメリット酸の含有量が低
くなると、この混合物のエステル化によって得られる可
塑剤の性能が悪化する傾向になるので、C9芳香族留分
中のプソイドクメンの含有量は30wt%以上、好まし
くは4 Q wt%ttであるのがよい。
酸化反応の溶媒に用いる酢酸の使用量は、原料の芳香族
C1留分の3〜6重量倍程度が適当である。この際酢酸
中に10?i!/、程度以下の水が存在しても特に支障
はない。
C1留分の3〜6重量倍程度が適当である。この際酢酸
中に10?i!/、程度以下の水が存在しても特に支障
はない。
また酸化触媒として使用するコバルト化合物とマンガン
化合物は酢酸に可溶性のものであればl用可能であるが
、酢酸塩、炭酸塩、水酸化物、臭化物が特に好ましい。
化合物は酢酸に可溶性のものであればl用可能であるが
、酢酸塩、炭酸塩、水酸化物、臭化物が特に好ましい。
使用量はコバルト金属としての濃度が溶媒酢酸に対して
0.01〜0.2重量%程度、マンガン金属としての濃
度が溶媒酢酸に対して0.001〜0.05重量%程度
であることが好ましい。
0.01〜0.2重量%程度、マンガン金属としての濃
度が溶媒酢酸に対して0.001〜0.05重量%程度
であることが好ましい。
そして酸化触媒の他の必須成分として、臭素臭化水素、
臭化アンモニウム、アルカリ金属史上物、臭化コバルト
、臭化マンガフなどの無機臭素化合物およびテトラブロ
ムエタノ、ブロム酢酸、臭化ベンジルなどの有機臭素化
合物から選ばれる臭素化合物を、臭素原子としての醍用
量が溶媒酢酸に対して0.1〜2重量%程度になるよう
に使用する。
臭化アンモニウム、アルカリ金属史上物、臭化コバルト
、臭化マンガフなどの無機臭素化合物およびテトラブロ
ムエタノ、ブロム酢酸、臭化ベンジルなどの有機臭素化
合物から選ばれる臭素化合物を、臭素原子としての醍用
量が溶媒酢酸に対して0.1〜2重量%程度になるよう
に使用する。
酸化剤としては分子状酸素含有ガス、特に空気を使用し
、110〜230℃程度の反応温度、10〜40気圧程
度の反応圧力において、0.5〜5時間程度反応させる
。
、110〜230℃程度の反応温度、10〜40気圧程
度の反応圧力において、0.5〜5時間程度反応させる
。
なお酸化反応は回分式、半連続式、連続式のいずれの反
応方式をも採用しうるが、半連続式もしくは連続式を採
用して、原料のc、芳fi族留分の供給が停止された系
内において分子状酸素含有ガスとひき続き接触させるい
わゆる後酸化処理を行なうことも、本発明の好ましい実
施態様である。
応方式をも採用しうるが、半連続式もしくは連続式を採
用して、原料のc、芳fi族留分の供給が停止された系
内において分子状酸素含有ガスとひき続き接触させるい
わゆる後酸化処理を行なうことも、本発明の好ましい実
施態様である。
この場合に後酸化処理は、主反応の温度より10℃以上
低くない1度、好ましくは主反応の温度よりも30 ’
C以り高い温度で行なうのがよい。
低くない1度、好ましくは主反応の温度よりも30 ’
C以り高い温度で行なうのがよい。
酸、低反応で得られた生成物は、50℃程度以下に冷却
し、晶析したベンゼンポリカルボッ酸混合物を母液と分
離し、洗浄などを行なって精製し、乾燥する。
し、晶析したベンゼンポリカルボッ酸混合物を母液と分
離し、洗浄などを行なって精製し、乾燥する。
母液は副生水を除去し、必要に応じて精製処理を加え、
触媒濃度を調整して、酸化反応に循環使用することがで
きる。
触媒濃度を調整して、酸化反応に循環使用することがで
きる。
かくして得られたベンゼンビリカルボッ酸類を主成分と
するベンゼンポリカルボッ酸混合物を、次に炭素数7〜
10個の脂肪族アルコールでエステル化する。
するベンゼンポリカルボッ酸混合物を、次に炭素数7〜
10個の脂肪族アルコールでエステル化する。
ここで使用す2炭素数7〜10個の脂肪族アルコールと
は、直鎖状もしくは分枝状のC7〜CIOのアルキル基
の末端に1個の水酸基が結合した第1級モノアルコール
をいい、ヘプタツール、メチルヘキサノール、オクタツ
ール、ジメチルへキサ。ノール、メチルヘプタツール、
エチルヘキサノール、ノナノール、トリメチルヘキサノ
ール、デカノール、トリメチルヘプタツールなどが好ま
しく使用できる。
は、直鎖状もしくは分枝状のC7〜CIOのアルキル基
の末端に1個の水酸基が結合した第1級モノアルコール
をいい、ヘプタツール、メチルヘキサノール、オクタツ
ール、ジメチルへキサ。ノール、メチルヘプタツール、
エチルヘキサノール、ノナノール、トリメチルヘキサノ
ール、デカノール、トリメチルヘプタツールなどが好ま
しく使用できる。
炭素数が6個以下の脂肪族アルコールを使用した場合は
、十分な耐熱性、耐揮発性を有する可塑剤が得られず、
一方炭素数が11個以」−の脂肪族アルコールを使用し
た場合はポリ塩化ビニルとの相溶性が低下傾向となる上
に、脂肪族アルコールの入手も困難になり好ましくない
。
、十分な耐熱性、耐揮発性を有する可塑剤が得られず、
一方炭素数が11個以」−の脂肪族アルコールを使用し
た場合はポリ塩化ビニルとの相溶性が低下傾向となる上
に、脂肪族アルコールの入手も困難になり好ましくない
。
エステル化反応は、ベンゼンポリカルボン酸混合物なら
びにこれと等量よりもやや過剰の前記した脂肪族アルコ
ールb 1好ましくは硫酸などの酸性触媒の存在下で、
副生ずる水を留去しながら150〜250℃程度に加熱
することにより完結させる。
びにこれと等量よりもやや過剰の前記した脂肪族アルコ
ールb 1好ましくは硫酸などの酸性触媒の存在下で、
副生ずる水を留去しながら150〜250℃程度に加熱
することにより完結させる。
エステル化反応終了後、過剰の脂肪族アルコールを留去
し、アルカリ水溶液と水で洗浄する。
し、アルカリ水溶液と水で洗浄する。
ついで低沸分を留去し、必要に応じて活性゛次処理や口
過などによって着色性不純物や不溶性不純物を除去し、
また場合により蒸留精製し、かくして得られたベンセン
トリカルボッ酸トリエステルを主成分とするベンゼンポ
リヵルボン酸エステル混合物を耐熱性可塑剤として使用
する。
過などによって着色性不純物や不溶性不純物を除去し、
また場合により蒸留精製し、かくして得られたベンセン
トリカルボッ酸トリエステルを主成分とするベンゼンポ
リヵルボン酸エステル混合物を耐熱性可塑剤として使用
する。
なお上記の製法において、生成したエステルを蒸留精製
しない場合に得られる本発明組成物の代表的な組成を示
すと次のようである。
しない場合に得られる本発明組成物の代表的な組成を示
すと次のようである。
ヘミメリット酸トリエステル 5〜7
(wt%)トリメリット酸トリエステル 45〜
60トリメシン酸トリエステル 12〜19フ
タル酸ジエステル 2〜4イソフタル
酸ジエステル 12〜17テレフタル酸ジエ
ステル 6〜11また生成したエステルを
蒸留精製して、ベンゼンジカルボン酸ジエステル類を留
去した場合に得られる本発明組成物の代表的な組成は次
のようである。
(wt%)トリメリット酸トリエステル 45〜
60トリメシン酸トリエステル 12〜19フ
タル酸ジエステル 2〜4イソフタル
酸ジエステル 12〜17テレフタル酸ジエ
ステル 6〜11また生成したエステルを
蒸留精製して、ベンゼンジカルボン酸ジエステル類を留
去した場合に得られる本発明組成物の代表的な組成は次
のようである。
ヘミメリット酸トリエステル 6〜9 (w
t%)トリメリット酸トリエステル 58〜75
トリノシン酸トリエステル 16〜30ベノゼ
ンジカルボン酸ジエステル類 O〜 5このようなベ
ンゼンポリカルボン酸エステル混合物はポリ塩化ビニル
用可塑剤としての耐熱′ 特性、特に加熱時の揮
発減量や伸度保持率などがトリメリット酸エステルに匹
敵しており、しかもより経済的に製造することが可能で
あるので、その工業的価値は大きい。
t%)トリメリット酸トリエステル 58〜75
トリノシン酸トリエステル 16〜30ベノゼ
ンジカルボン酸ジエステル類 O〜 5このようなベ
ンゼンポリカルボン酸エステル混合物はポリ塩化ビニル
用可塑剤としての耐熱′ 特性、特に加熱時の揮
発減量や伸度保持率などがトリメリット酸エステルに匹
敵しており、しかもより経済的に製造することが可能で
あるので、その工業的価値は大きい。
実施例
還流冷却器と回転羽根攪拌機を備えたチタン製耐圧反応
器に、臭化コバルト、酢酸マノガノ、臭化ナトリウム、
水、酢酸を用いて調製したコバ用1〜含有量0.04重
量%(対酢酸)、マノカッ含有量対酢酸0. OO2%
(対コバルト5%)、臭素含有量対酢酸0.32%(対
コバ用18重V倍)、水含有量4.6%(対酢酸)、残
部酢酸からなる反応液350部を仕込み、温度150C
1圧力20 Kg/cnlGにおいて、キンレン異性化
反応の生成物から分離したC7芳香族留分(1,2,3
−トリメチルベンゼン4.5%、1,2.4−トリメチ
ルベンゼン43.1%含有)を35部/hr、空気を排
ガス中の酸素濃度が6容量%になるように送入しながら
、2時間反応を行なった。
器に、臭化コバルト、酢酸マノガノ、臭化ナトリウム、
水、酢酸を用いて調製したコバ用1〜含有量0.04重
量%(対酢酸)、マノカッ含有量対酢酸0. OO2%
(対コバルト5%)、臭素含有量対酢酸0.32%(対
コバ用18重V倍)、水含有量4.6%(対酢酸)、残
部酢酸からなる反応液350部を仕込み、温度150C
1圧力20 Kg/cnlGにおいて、キンレン異性化
反応の生成物から分離したC7芳香族留分(1,2,3
−トリメチルベンゼン4.5%、1,2.4−トリメチ
ルベンゼン43.1%含有)を35部/hr、空気を排
ガス中の酸素濃度が6容量%になるように送入しながら
、2時間反応を行なった。
C,芳香族の送入を停止し、反応液の温度を185℃に
昇温しで、さらに1.5時間空気を送入した。
昇温しで、さらに1.5時間空気を送入した。
反応生成物を室温に冷却後、固液分離し、酢酸で洗浄し
て乾燥すると、ベンゼンポリカルボッ酸混合物73部が
得られた。この組成を分析したところ、ベノゼノトリカ
ルボノ酸75.6 wt%(1,2,3体3.5%、1
,2.4体53.5%、1,3.5体18.6%)、ベ
ノゼノジカルボノ酸23.7%(0体2.0%、m体1
5.0%、9体6,7%)、その他0.7%であった。
て乾燥すると、ベンゼンポリカルボッ酸混合物73部が
得られた。この組成を分析したところ、ベノゼノトリカ
ルボノ酸75.6 wt%(1,2,3体3.5%、1
,2.4体53.5%、1,3.5体18.6%)、ベ
ノゼノジカルボノ酸23.7%(0体2.0%、m体1
5.0%、9体6,7%)、その他0.7%であった。
かくして得たベンゼンポリカルボッ酸混合物50部を2
−エチルヘキサノールエステル、硫酸1部とともに還流
下に、副生水を除去しながら6時間加熱した。反応終了
・後、過剰の2−エチルヘキサノールを減圧下で留去し
、補水酸化ナトリウム水溶液と水で洗浄後、活性炭処理
して、ベンゼンポリカルボン酸混合物の2−エチルヘキ
サノールエステル108部を得た(試料A)。
−エチルヘキサノールエステル、硫酸1部とともに還流
下に、副生水を除去しながら6時間加熱した。反応終了
・後、過剰の2−エチルヘキサノールを減圧下で留去し
、補水酸化ナトリウム水溶液と水で洗浄後、活性炭処理
して、ベンゼンポリカルボン酸混合物の2−エチルヘキ
サノールエステル108部を得た(試料A)。
この試料Aの組成はベノゼノトリカルボノ酸トリエステ
ル類78 wt%、ベノセルヵルホ。
ル類78 wt%、ベノセルヵルホ。
酸ジエステル類22%であった。
また試料Aを減圧蒸留してペンセルカルホン酸ジエステ
ル類を留去し、ペンゼルカルボノ酸ジエステル類の含有
量を2wt%に減少した試料Bを得た。
ル類を留去し、ペンゼルカルボノ酸ジエステル類の含有
量を2wt%に減少した試料Bを得た。
カくシて得た試料A、Hのポリ塩化ビニル用可塑剤とし
ての耐熱特性をフタル酸ジエステル(DOP)およびト
リメリット酸トリエステル(TOTM)(いずれも2−
エチルヘキサノールエステル)と比較すると下表のよう
であ−)だ。
ての耐熱特性をフタル酸ジエステル(DOP)およびト
リメリット酸トリエステル(TOTM)(いずれも2−
エチルヘキサノールエステル)と比較すると下表のよう
であ−)だ。
比較例]
実施例において、2−エチルヘキサノールの代りにn−
ヘキサノールを用いて、C0芳香族留分の酸化で得たベ
ンゼンポリカルボッ酸混合物をエステル化した場合は、
蒸留精製して得たエステルを可塑剤として用いた試片の
揮発減量が3.7%Iこ増加した。
ヘキサノールを用いて、C0芳香族留分の酸化で得たベ
ンゼンポリカルボッ酸混合物をエステル化した場合は、
蒸留精製して得たエステルを可塑剤として用いた試片の
揮発減量が3.7%Iこ増加した。
比較例2
実施例において、2−エチルヘキサノールの代り番こn
−デノルアルコールを用いて、C9芳香族留分の酸化で
得たベンゼンポリカルボン酸配合物をエステル化した場
合は、得られたエステルのポリ塩化ビニルに対する相溶
性が劣り、発汗現象がみられた。
−デノルアルコールを用いて、C9芳香族留分の酸化で
得たベンゼンポリカルボン酸配合物をエステル化した場
合は、得られたエステルのポリ塩化ビニルに対する相溶
性が劣り、発汗現象がみられた。
Claims (1)
- ナフサの接触改質油または芳香族炭化水素を不均化、異
性化もしくは脱アルキル化した生成物に含まれるC8芳
香族留分を酸化して得られた、ベンゼントリカルボン酸
類を主成分とする種々のベンゼンポリカルボン酸の、炭
素数7〜10個の脂肪族アルコールエステル混合物カら
なる耐熱性可塑剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562281A JPS5838732A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 耐熱性可塑剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562281A JPS5838732A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 耐熱性可塑剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5838732A true JPS5838732A (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=15156105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13562281A Pending JPS5838732A (ja) | 1981-08-31 | 1981-08-31 | 耐熱性可塑剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838732A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017048308A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 新日本理化株式会社 | トリメリット酸トリエステルを含有する塩化ビニル系樹脂用可塑剤 |
JP2017537895A (ja) * | 2014-12-02 | 2017-12-21 | エメリー オレオケミカルズ ゲーエムベーハー | エチルヘキサノール及びプロピルヘプタノールをベースとするエステル可塑剤 |
-
1981
- 1981-08-31 JP JP13562281A patent/JPS5838732A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017537895A (ja) * | 2014-12-02 | 2017-12-21 | エメリー オレオケミカルズ ゲーエムベーハー | エチルヘキサノール及びプロピルヘプタノールをベースとするエステル可塑剤 |
JP2017048308A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 新日本理化株式会社 | トリメリット酸トリエステルを含有する塩化ビニル系樹脂用可塑剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5292934A (en) | Method for preparing aromatic carboxylic acids | |
KR101525656B1 (ko) | 알킬 방향족 화합물의 산화 방법 | |
KR101474887B1 (ko) | 알킬 방향족 화합물의 산화에 사용되는 화합물 | |
KR20130003033A (ko) | 알킬 방향족 화합물의 산화 방법 | |
KR20130023252A (ko) | 테레프탈산의 제조 방법 | |
KR20010033086A (ko) | 방향족 카복실산의 제조방법 | |
US2894978A (en) | Process of producing esters of phthalic acids by oxidation of xylene and toluic acid ester mixtures | |
US3171856A (en) | Acid purification process | |
US3513193A (en) | Process for the preparation of terephthalic acid | |
EP0444132A1 (en) | PROCESS FOR THE PURIFICATION OF A CRUDE NAPHTHALENE DICARBOXYLATE DIMETHYL. | |
EP0432910B1 (en) | Process for producing highly pure 2, 6 naphthalene dicarboxylic acid | |
JPS5838732A (ja) | 耐熱性可塑剤組成物 | |
US3456001A (en) | Process for purifying benzene carboxylic acids | |
US4827026A (en) | Method for producing 5-t-butylisophthalic acid | |
US3576842A (en) | Method of purifying dimethyl-terephthalate | |
US3053883A (en) | Use of metal salts to promote esterification | |
US5107020A (en) | Method for producing purified trimesic acid | |
JPH1112226A (ja) | エステル可塑剤の製造方法 | |
JPS6168444A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
US3517053A (en) | Preparation of color-improved methyl esters of naphthalenedicarboxylic acids | |
US3253017A (en) | Process for the production of esters of phthalic acids | |
US3458583A (en) | Method of purifying ethylene glycol | |
US3654351A (en) | Purification of aromatic polycarboxylic acids by recrystallization | |
US4317924A (en) | Process for producing purified terephthalic acid | |
EP0953561A1 (en) | Preparation of dimethylterephthalate via the air oxidation of p-tolualdehyde |