JPS5838470Y2 - 感知器の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （利用分野） 本考案は煙或は熱等を感知する感知器の取付装置に関す
る。

（従来技術の問題点） 一般にこの種感知器は、一方の手によシ感知器を天井に
押し付けると同時に取付ネジを保持し、他方の手により
この取付ネジを天井に螺合して取付でいた。

而して上記の如きものであると、天井に感知器を取付け
る作業であるにもかかわらず、一方の手により感知器と
取付ネジとの両者を保持しなくてはならず而も感知器と
取付ネジとが分離しているので取付ネジを落下させるこ
とが多分にあり作業能率を低下させていたー （本考案の目的） 本考案は上記の様な点に鑑み、感知器の孔の内周に保持
片を突出させ且つ取付ネジ部を挾持することにより感知
器のみを保持して取付ネジの螺合が行え且つ取付ネジの
落下を少くして作業能率を向上させることを目的とした
ものである。

（実施例） 以下本考案を÷実施例として掲げた図面第１図乃至第３
図に基づいて説明すると、１は天井、２は取付ネジであ
って先尖したネジ部２ａと頭部２ｂとから構成されてい
る。

３は感知器であって、感知器本体３ａと感知器ベース３
ｂとから構成され感知器本体３ａの出力信号を出力する
端子板３ｃと感知器ベース３ｂの端子ネジ３ｄを有する
端子板３ｅとを嵌合して固定される。

尚、端子板３ｅは鋲３ｆにて感知器ベース３ｂに固定さ
れている。

而も感知器ベース３ｂは中央に電線４の配線用角孔３ｇ
を有し、両側に対向する長孔３ｈを設けている。

この長孔３ｈは取付ネジ２の頭部２ｂの直径より小さく
ネジ部２ａの直径より大きい直径の孔３１と取付ネジ２
の頭部２ｂの直径より大きい直径の孔３ｊと取付ネジ２
のネジ部２ａを挾持する保持片３ｋを内周に突出させた
孔３１とで構成されている。

而してこの取付順序を説明すると、感知器ベース３ｂの
長孔３ｈの孔３１に取付ネジ２のネジ部２ａを挿入し且
つこの孔３１の保持片３ｋにて取付ネジ２を保持させ、
この保持させた状態で感知器ベース３ｂを天井１の所定
の位置に一方の手にて保持し他方の手にて取付ネジ２を
螺合して仮止めをし、感知器ベース３ｂを回転して取付
ネジ２の頭部２ｂを長孔３ｈの孔３１の位置にしさらに
取付ネジ２を螺合して天井１と取付ネジ２０頭部２ｂと
で圧接して感知器ベース３ｂを取付ける。

さらにこの感知器ベース３ｂの端子板３ｅの端子ネジ３
ｄにて電線４の一端を取付けると共にこの端子板３ｅと
感知器本体３ａの端子板３ｃとを嵌合して感知器本体３
ａと感知器−ベース３ｂとを取付ける。

而も感知器３を取外す際は感知器本体３ａを感知器ベー
ス３ｂから外し端子ネジ３ｄを緩めて感知器ベース３ｂ
を回転し取付ネジ２の頭部２ｂを長孔３ｈの孔３ｊの位
置にして天井１から感知器ベース３ｂを外す。

（効果） かように本考案は感知器の孔の内周に取付ネジのネジ部
を挾持する保持片を突出させたので、感知器が取付ネジ
を保持するから感知器のみを保持して取付ネジの螺合が
行え且つ取付ネジの落下を少くして作業能率を向上させ
ることが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面第１図乃至第３図は本考案の感矢□の取付、装置の
一実施例を示し、第１図は取付た状態を示す斜視図、第
２図は第１図の要部断面正面図、第３図は取付前の状態
を示す斜視図である。 １・・・天井、２・・・取付ネジ、２ａ・・・ネジ部、
２ｂ・・・頭部、３・・・感知器、３ａ・・・感知器本
体、３ｂ・・・感知器ベース、３ｃ・・・端子板、３ｄ
・・・端子ネジ、３ｅ・・・端子板、３ｆ・・・鋲、３
ｇ・・・角孔、３ｈ・・・長孔、３ｋ・・・保持片、４
・・・電線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 先尖したネジ部を有する取付ネジと、この取付ネジの頭
   部の直径より小さい直径の孔の内周に前記ネジ部を挾持
   する保持片を突出させた感知器とでなる感知器の取付装
   置。