JPS5837898Y2

JPS5837898Y2 - 可搬式双胴回転ドラム

Info

Publication number: JPS5837898Y2
Application number: JP1980098881U
Authority: JP
Inventors: 清孝向山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-07-15
Filing date: 1980-07-15
Publication date: 1983-08-26
Also published as: JPS5725868U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は二組の並設二重ホース巻付の可搬式双胴回転ド
ラムに関する。

遠隔の作業現場で、若しくは水中、地中等の現場で使用
する器具に操業中に加圧気体と力Ｕ圧液体を同時に、又
は交互に、若しくは一方の加圧流体を常時送給し他方の
加圧流体を間欠的に送るという場合がある。

このような場合従来は上記器具の加圧気体適用口と加圧
液体適用口に夫々加圧気体源と、加圧液体源からホース
等で接続して現場で作業を行なっていた。

併し、地中孔の掘削等のように掘削に応じて器具を深く
堀進しなければならない場合には、掘進に応じて地上よ
り夫々のホースを同時に同量だけ送込筐なければならな
い。

この場合掘削が地上から制御されるので、掘進も地上よ
り制御されるからホースの送込みもこの制御に対応した
状態で行なわれなければならない。

一例として本考案者が考案し昭和５５年６月１９日の実
用新案登録出願をした噴射洗浄装置（実願昭５５−８４
９５０号）に督いては、主として掘削用に供する加匝水
と、掘削後の洗浄を行ないつつ加圧水と共同して土砂を
排出するための圧縮空気を上記装置に供給し、供給ホー
スも上記装置の掘進、引揚げと共に送出し、逆戻しを行
なう。

この場合異種の正力流体のホースを同時に又は同期して
送出し、逆戻しを行なうことは各ホースが別々の送出し
、逆戻し機構によって行なわれていては操業上非常に煩
雑である。

本考案回転ドラムは上記噴射洗浄装置等に用いるに好適
なもので、異種の圧力流体を二組の並設した二重ホース
に各組毎に夫々流しつつ、各組毎にホースの先端を洗浄
装置の夫々の適用口に連結すると共に、回転ドラムに取
付けた各組二本のホースの各末端又は末端に近接したホ
ース部分にドラムの回転軸を通して夫々の異種加圧流体
を供給するようにしたものである。

これを図面に就いて述べれば、加圧気体ホースと水圧ホ
ースとが一体に並設された連続長尺の圧力ホースを巻付
けて架台１６に立設せる軸受架１４，１５の軸受１２゜
１３に支承された回転軸の周りを可変速度の伝動手段に
より正逆回転するドラムであって、前記並設された圧力
ホースは二組のホース１，１ａが回転軸４に固着した前
記ドラム５上に鍔１８の両側で別個に巻かれており、前
記回転軸には互に連通しない管路６，７が形成されて管
路の回転軸外の各外端は夫々スイベル８，９を介して夫
々異種の流体圧力源の接続口１０．１１となり、回転軸
方向にある管路は流体が軸方向に流れるよう相互に偏倚
して形成され、両管路とも軸横断方向に延びて前記圧力
ホース？、１ａの該当する加圧流体ホース２，２ａ；３
，３ａに夫々連通してなる異種流体用の二組の並設二重
ホース巻付の可搬式双胴回転ドラムである。

この回転ドラムは回転軸４を支承している一対の軸受１
２，１３と軸受支持の軸受架１４，１５によって架台１
６に取付けられる。

前記並設の一方の組のホース１はドラム５に鍔１７，１
８間で、他の組のホース１ａは鍔１８゜１９間で巻かれ
ておる。

ホース１の末端はドラムに固着され、気体用ホース２は
気体の管路６より回転軸４に沿い外に彎曲して軸に沿っ
て偏倚延出した管路６ａからの分岐管６ｂによって連通
されている。

又鍔１８．１９間で巻かれた他のホース１ａの気体用ホ
ース２ａも管路６ａの延長から分岐した分岐管（図示せ
ず）によって同様に連通されている。

又水圧ホース３も同様に回転軸に形成された圧力水用管
路１よりの分岐管７ａと連通し、又鍔１８，１９間で巻
かれた他のホース３ａも管路７の図示しない分岐管によ
って管路Ｔと連通している。

回転軸４の一方にはプーリ２０が固定され、プーリ２０
と架台１６上に設けられたモータ２１の出力軸に取付け
た減速機２Ｔａの出力軸に固着したプーリ２２との間に
ベルト２３が掛けられ、モータよりの回転は所望速度に
減速されそれによって回転軸が正逆方向に回転できるよ
うになっている。

２４．２５はスイベル８，９の回転止めをするよう軸受
架１４，１５にスイベルを止着する止め片である。

２６，２６ａは夫々ホース１と１ａの案内用ガイドロー
ラで、該ガイドローラは架台１６上を回転軸に直交方向
で、然も架台を超えて聾でも摺動する案内レール２７，
２７ａに夫々載って個別に所望位置、例えば架台１６を
超えた位置２７′に釦いてもガイドローラを２６′の状
態で固定できる。

本考案回転ドラムの作用を前記した実用新案登録出願の
噴射洗浄装置に応用して示す。

気体用ホース２を、噴射洗浄装置の圧縮空気導入口に水
圧ホース３を同装置の加圧水導入口に夫々連結する。

又気体用ホース２ａと水圧ホース３ａも同時操業の他の
噴射洗浄装置の夫々の導入口に連結すると共に接続口１
０．［１も夫々加圧気体源と加圧水源とに接続する。

又ガイドローラ２６．２６ａを所望位置に固定してホー
ス１，１ａを案内する。

かくして地中に隣接して打設した二本の鋼管矢板を接合
する噛合った接合管の各噛合部に、二重の噴射洗浄装置
を挿入して同時に掘削を行なう。

この場合各流体源からスイベル８，９と管路６，７を通
して別々にホース２，２ａと３，３ａに当該異種の加圧
流体を供給し乍ら、モータ２１を運転しつつ、ドラムを
単に巻戻し方向に回転させつつ各噴射洗浄装置で各接合
管の掘削、洗浄を同時に行う。

噴射水流を使用した掘削が終了したら加圧水源との連通
を停止（例えば弁を閉じる等の通常の方法による）し、
圧縮気体だけを流しつつ、モータを逆転させてドラムを
巻回して噴射洗浄装置を引揚げる。

本考案双胴の回転ドラムは二重並設の各パイプ２．２ａ
；３，３ａにドラムを介して夫々異種の流体を送り乍ら
、被対象物体、即ち異種流体の供給を受ける例えば噴射
洗浄装置に、夫々異種流体を同時に供することができる
。

又、この物体が地中に、又は海中等に推進する時は唯ド
ラムを回転するだけで二組の圧力ホースが同時に同一長
延びるのでこの物体Ｑ送出を無理なく容易に行なうこと
が出来る。

そのため移動又は推進して操業を行なう一個又は二個の
作業物体に異種流体を供給しつつ作業物体の運転をスム
ーズに遂行させる。

又作業現場から原位置に復帰することも異種流体の供給
を継続又は一部継続若しくは停止し乍ら唯ドラムを巻取
方向に回転するだけで極めて簡単な操作で行なうことが
できる実用的考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案回転ドラムの一部断面で表わした立面図、
第２図は第１図の右側面図、第３図はホ−スの一部の斜
面図である。１・・・圧力ホース、２・・・圧力気体ホース、３・・
・水圧ホース、４・・・回転軸、５・・・ドラム、６，
７・・・管路、８，９・・・スイベル、１ｏ、ｉｉ・・
・接続口、１２．１３・・・軸受、１４，１５・・・軸
受架、１６・・・架台。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）一流体用加圧ホースと他種流体用加圧ホース
とが一体に並設された連続長尺の圧力ホースを巻付けて
架台１６に立設せる軸受架１４，１５の軸受１２，１３
に支承された回転軸の周りを可変速度の伝動手段により
正逆回転するドラムにして、前記並設された圧力ホース
は二組のホース１，１ａが回転軸４に固着した前記ドラ
ム５上に鍔１８の両側で別個に巻かれており、前記回転
軸には互に連通しない管路６，７が形成されて、管路の
回転軸外の各外端は夫々スイベル８，９を介して夫々異
種の流体匣力源の接続口１０．１１となり、回転軸方向
にある管路は流体が軸方向に流れるよう相互に偏倚して
形成され、両管路とも軸横断方向に延びて前記圧力ホー
ス１，１ａの該当する加圧ホース２ｊ２ａ；３．３
ａに夫々連通してなる異種流体用の二組の並設二重ホー
ス巻付の可搬式双胴回転ドラム。
（２）前記圧力ホース１，１ａは架台上を回転軸に対し
直交方向に架台を超えて延出自在で固定されうる案内レ
ール２７．２７ａに夫々取付けられたガイドローラ２６
．２６ａにより夫々案内され位置決めされてなる実用新
案登録請求の範囲第１項に記載の可搬式双胴回転ドラム
。