JPS5837581B2 - ヨキンオンラインシステムノ ミキチヨウジヨウホウシヨリホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、現金自動支払い装置を有する預金オンライン
システムにおける未記帳情報処理方式に関する。

要求された現金の支払いのみでなく、残高等の預金情報
を自動記帳する機能を備えた現金自動支払い装置、いわ
ゆるキャッシュデイスペンサにおいては、今行なった取
引に関する情報を通帳又は出入票に記帳する前に、前回
から現在までの給料自動振込み、電気およびガス等の公
共料金の自動振込、あるいはローン返済等に関する未記
帳情報が中央電子計算機の元帳ファイルに収納されてお
ればこれらを取引日付の古いものから順に記帳し、最後
に今回取引分の記帳をして利用者に返却する。

ところで従来このような未記帳分の記帳が行なわれるの
は現金支払い取引が成立した時のみで、残高不足その他
の理由で取引不成立の場合には現金支払いは勿論残高記
帳も行なわず単に取引不成立を理由に通帳又は出入票を
利用者に返却していた。

しかしかＳる処理方式では利用者は最新残高を知ること
ができず、また銀行側では未記脹分が抹消されずそのま
＼元帳ファイルに残ることになり、ファイルオーバフロ
ーの危険がある。

従って本発明はか＼る点を改善しようとするものであっ
て、取引不成立の場合にはその旨通知すると共に、元帳
ファイルに未記帳情報があればこれを通帳又は出入票に
記帳してのち返却するようにした。

か５る方式によれば、残高不足等の場合利用者は返却さ
れた通帳あるいは出入票をみて最新残高を知ることがで
き、支払請求金額を減額して再要求する等適当な手段を
とることができる。

またセンタとしても元帳ファイル上の未記帳データを抹
消でき、ファイルオーバフローなどの恐れが少なくなる
利点がある。

本発明は通帳あるいは出入票の自動記帳が可能な現金自
動支払い装置を有する預金オンラインシステムにおいて
、該支払い装置を介して要求された取引内容を中央電子
計算機がその元帳ファイルに照合した結果取引不成立と
判定しかつ元帳ファイルの該当口座内には未記帳分情報
が含まれていた場合には、該支払い装置に対して中央電
子計算機は取引不或立を通知すると共に該朱記帳分情報
をも通知し、該支払い装置は通帳あるいは出入票に未記
帳分情報を自動記帳したのみでこれを利用者に返却する
ことを特徴とするが、次にこれを実施例につき詳細に説
明する。

第１図はオンライン預金システムの系統図で１は中央処
理装置即ち中央電子計算機、２は回線３を通して中央処
理装置１に接続された現金自動支払い装置、４はこの支
払い装置を作動させるのに用いる磁気カードである。

中央処理装置１には磁気ディスク又は磁気ドラムからな
る元帳ファイル５，６が接続されている。

第２図は通帳又は出入票に自動記帳を行なう機能を備え
る現金自動支払い装置２を示し、１０は主制御部、１１
は磁気カードリーダ、１２は認証インプリンタ、１３は
伝票プリンタ、１４は紙幣計数機、１５は通帳および出
入票プリンタ、１６は操作キーボード、１７は操作指示
表示器である。

主制御部１０は伝送制御部１８、モデモ１９を介して回
線３に接続されている。

紙幣計数機１４は請求された金額の現金２０を払出し、
またプリンタ１５は通帳２１又は出入票２２に残高記帳
を行なう。

キーボード１６は暗証コードおよび支払い要求金額等を
利用者が本装置に入れるのに使用される。

表示器１７は利用者に暗証コードおよび請求金額の打込
み等を指示するのに使用される。

通帳２１は例えば第３図に示す構成を持ち、日付欄、払
戻し金額欄、お預り金額欄、摘要欄、差引残高欄、符号
欄を有する。

そしてこＳでは、■が前回取引までの記帳分であり、モ
して■〜■が未記帳であった取引データとする。

か＼るオンライン預金システムにおける現金自動支払い
装置２の利用方法は既知の通りであるが、これを簡単に
説明すると、先ず利用者は磁気カード４を支払い装置２
のカード挿入口に入れる。

支払い装置の磁気カードリーダ１１はこのカードに磁気
記録された諸情報を読取り、主制御部１０はこの磁気カ
ードが本支払い装置に使用できるものか否かをチェック
する。

使用可であれば、利用者が自己に割当てられた暗証コー
ドを本装置に導入するよう表示器１７を通して指示する
。

利用者は暗証コードを打込み、支払い装置はこれを磁気
カ一ド４に記録された暗証コードと比較し、一致すれば
支払い請求金額の打込みおよび支払い装置通帳出入口へ
の通帳挿入（通帳扱いの場合）を指示する。

利用者が打込んだ請求金額はセンタの電子計算機に伝送
され、元帳ファイルの当該利用者口座の残高と照合され
、支払い可であればその旨残高情報と共に支払い装置２
へ通知される。

支払い装置２はこの通知を受けて現金支払いを行ない、
また通帳に残高記帳を行なって（出入票扱いの場合は出
入票に残高記帳して）これを利用者に渡す。

第４図は現金自動支払い装置のうち以上の操作を行なう
部分のブロック図で、２５は受信電文バツファメモリ、
２６は電文種別判定装置、２７は出金制御部、２８，２
９はアンドゲート、３０は記帳制御部、３１は磁気カー
ドリーダ制御部である。

センタから通知された電文はバツファメモリ２５に入り
、更に判定装置２６において判定されてこの電文が取引
不可電文であれば信号Ｓ１が、残高不足電文であれば信
号Ｓ２が、更に出金可電文であれば信号Ｓ３が出力され
る。

信号Ｓ１は、挿入された磁気カードが該当口座なしなど
の理由で取引不可である場合に生じ、制御部３１に入っ
て磁気カード４を返却させる。

信号Ｓ２はアンドゲ゛一１２９に入り、このゲートを開
いてバツファメモリ２５に書込まれた残高を制御部３０
へ送り、プリンタ１５により該残高を通帳又は出入票に
記帳させる。

支払い可の場合は信号Ｓ３は出金制御部２７に入って現
金支払いを行なわせ、またアンドゲート２８を開いて同
様に残高記帳をさせる。

支払い不可であれば、従来の方式ではセンタからは支払
い不可の指示があるのみで残高情報の伝送は行なわれな
いから、現金支払い装置２は現金支払いを行なわないの
は勿論のこと、通帳記帳も行なわず第４図点線ルートで
単に通帳を利用者に返却していた。

しかし本発明では上述のようにセンタは支払い不可の通
知と共に残高情報を支払い装置２に伝送し、かつセンタ
元帳ファイルの未記帳欄を抹消する。

支払い装置２はこの通知により、現金支払いは行なわな
いが通帳又は出入票へは残高記帳を行ない、これを利用
者に渡す。

以上詳細に説明したように、本発明によれば利用者への
サービス向上および銀行側のメモリ容量の減少を図るこ
とができ、オンライン預金システムの有効利用に役立つ
所が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は預金オンラインシステムの系統図、第２図は現
金自動支払い装置の要部ブロック図、第３図は預金通帳
のデータ欄の説明図、第４図は第２図の一部の詳細なブ
ロック図である。 図面で、２１は通帳、２２は出入票、２は現金自動支払
い装置、１は中央電子計算機、５，６は元帳ファイルで
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 利用者の情報を入力する入力手段、要求された取引
   を遂行して現金を払出す支払手段及び通帳あるいは出入
   票に自動記帳する記帳手段を備えた自動支払装置と、 元帳ファイルを備えた中央電子計算機とを有し、該入力
   手段による入力情報を検査し、利用者を認証した後、利
   用者により要求された取引額を中央電子計算機が元帳フ
   ァイルの該当口座の取引データと照合して取引成立，不
   成立を判定し、取弓成立時には未記帳分情報を送出して
   記帳せしめる預金オンラインシステムにおいて、 該中央電子計算機は、取引不成立時には、取引不戒立を
   示す信号と、該元帳ファイルの未記帳分情報とを送出し
   、且つ送出した未記帳情報を該元帳ファイルから抹消す
   るよう構成されるとともに、該自動支払装置に、記帳手
   段のみを動作させるか、記帳手段及び支払手段を動作さ
   せるかを選択する選択手段を具備せしめ、受信電文が取
   引不成立を示し、未記帳分情報を有する場合該記帳手段
   のみ動作せしめて、通帳又は出入票に未記帳情報を記帳
   せしめる事を特徴とする領金オンラインシステムの未記
   帳情報処理方式。