JPS5837394Y2 - コイル型人工腎臓のチュ−ブ端部の固定装置 - Google Patents
コイル型人工腎臓のチュ−ブ端部の固定装置Info
- Publication number
- JPS5837394Y2 JPS5837394Y2 JP4379477U JP4379477U JPS5837394Y2 JP S5837394 Y2 JPS5837394 Y2 JP S5837394Y2 JP 4379477 U JP4379477 U JP 4379477U JP 4379477 U JP4379477 U JP 4379477U JP S5837394 Y2 JPS5837394 Y2 JP S5837394Y2
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- JP
- Japan
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- plate
- blood
- tube
- edge
- lead
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコイル型人工腎臓に関するものである。
より詳しくは特開昭49−31182号に開示された血
液回路と接続するための血液導入口および血液導出口を
形成するコイル型人工腎臓のチューブ端部固定装置の改
良に関するものである。
液回路と接続するための血液導入口および血液導出口を
形成するコイル型人工腎臓のチューブ端部固定装置の改
良に関するものである。
コイル型人工腎臓はチューブ状膜とメツシュ等の膜支持
体を重ねて中空芯部の外周に巻回して形成した透析部材
を円筒容器に収容した1置であり、チューブ状膜の内側
に導入した血液と護膜の外側に導入した透析液が膜を介
して互いの濃度勾配による拡散現象および圧力勾配によ
る限外濾過作用により血液中の老廃物や有毒物質および
水分を除去し血液浄化を行う装置である。
体を重ねて中空芯部の外周に巻回して形成した透析部材
を円筒容器に収容した1置であり、チューブ状膜の内側
に導入した血液と護膜の外側に導入した透析液が膜を介
して互いの濃度勾配による拡散現象および圧力勾配によ
る限外濾過作用により血液中の老廃物や有毒物質および
水分を除去し血液浄化を行う装置である。
かかる人工腎臓においては血液をチューブの内側に導入
またはチューブの外側へ導出するための血液分配集合用
のチューブ端部固定装置が是非とも必要である。
またはチューブの外側へ導出するための血液分配集合用
のチューブ端部固定装置が是非とも必要である。
しかしながら従来のチューブ端部固定装置は、
(1)構造が複雑である。
(2)血液洩れがある。
(3)チューブ端部にしわが発生し凝血の恐れがある。
(4)圧力損失が大きい。
(5)チューブ内部への均一な血液の分配が困難である
。
。
などの問題点が指摘されており、上記問題点を解消する
ために従来より種々の提案がなされている。
ために従来より種々の提案がなされている。
例えば特開昭46−4598号にはチューブ端部内に細
長いコネクタを挿入し、チューブとともにコネクタをO
リングを介してカップ部材に液密に挿入した装置が、ま
た特開昭49−31182号には平板状の閉塞用片体板
をチューブ端部よりチューブ内に挿入し、チューブ端目
部を片体板上に折り返し、該折り返し部とともに挾持枠
を片体板の縁側部に嵌止する装置が提案されている。
長いコネクタを挿入し、チューブとともにコネクタをO
リングを介してカップ部材に液密に挿入した装置が、ま
た特開昭49−31182号には平板状の閉塞用片体板
をチューブ端部よりチューブ内に挿入し、チューブ端目
部を片体板上に折り返し、該折り返し部とともに挾持枠
を片体板の縁側部に嵌止する装置が提案されている。
しかしながら上記提案は前者は前述の(2) 、 (3
) 、 (4)の問題点を、後者は(1) 、 (2)
、 (3)の問題点を解消できたに止まり、他の問題
点は依然として残されたままであった。
) 、 (4)の問題点を、後者は(1) 、 (2)
、 (3)の問題点を解消できたに止まり、他の問題
点は依然として残されたままであった。
本考案者らは上述の問題点を全て解消できるチューブ端
部固定装置を提供するため従来のチューブ端部固定装置
の構造を詳細に検討した結果、上記全ての問題点を解消
できる装置として部品数が少なく、かつ組立の簡単な特
開昭49−31182号に着目し、上記装置の構造を徹
底的に検討した結果本考案に到達したものである。
部固定装置を提供するため従来のチューブ端部固定装置
の構造を詳細に検討した結果、上記全ての問題点を解消
できる装置として部品数が少なく、かつ組立の簡単な特
開昭49−31182号に着目し、上記装置の構造を徹
底的に検討した結果本考案に到達したものである。
すなわち本考案は血液導入孔と該膜に連結して板状体の
一側端へ開口する複数の分配溝と該板状体の他端に突設
した縁側板部を有する血液導入板と、血液導出孔と該膜
に連結して板状体の一側端へ開口する複数の集合溝と該
板状体の他端に突設した縁側板部と該導出孔の上部に設
けた導出孔の閉塞防止板を有する血液導出板と、上記縁
側板部に圧着挾持する挾持枠からなり、上記血液導入出
板の縁側端部をチューブの開口側に位置せしめて各々チ
ューブの両端部よりチューブ内に挿入するとともに、各
々のチューブ開口端部を縁側板上へ折り返し、この折り
返し部を血液導入出板の縁側板部へ嵌止する挾持枠で圧
着挾持するとともに、上記血液導入出孔へチューブを介
して鍔を有する接続管を液密に取着したことを特徴とす
るコイル型人工腎臓のチューブ端部の固定装置である。
一側端へ開口する複数の分配溝と該板状体の他端に突設
した縁側板部を有する血液導入板と、血液導出孔と該膜
に連結して板状体の一側端へ開口する複数の集合溝と該
板状体の他端に突設した縁側板部と該導出孔の上部に設
けた導出孔の閉塞防止板を有する血液導出板と、上記縁
側板部に圧着挾持する挾持枠からなり、上記血液導入出
板の縁側端部をチューブの開口側に位置せしめて各々チ
ューブの両端部よりチューブ内に挿入するとともに、各
々のチューブ開口端部を縁側板上へ折り返し、この折り
返し部を血液導入出板の縁側板部へ嵌止する挾持枠で圧
着挾持するとともに、上記血液導入出孔へチューブを介
して鍔を有する接続管を液密に取着したことを特徴とす
るコイル型人工腎臓のチューブ端部の固定装置である。
本考案の第1の特徴は、血液導入出板に血液分配または
集合用の複数の溝を設けたことにあり、かかる特徴によ
りチューブ内への血液の均一な分配が可能となったので
ある。
集合用の複数の溝を設けたことにあり、かかる特徴によ
りチューブ内への血液の均一な分配が可能となったので
ある。
本発明の第2の特徴は、血液導出板の血液導出孔の上部
へ導出孔の閉塞防止板を設けたことにある。
へ導出孔の閉塞防止板を設けたことにある。
かかる特徴によりチューブ状膜の血液導出孔への密着閉
塞による内部圧の上昇及び血液導出孔閉塞による血液出
口部での血液の脈動を防止することができたのである。
塞による内部圧の上昇及び血液導出孔閉塞による血液出
口部での血液の脈動を防止することができたのである。
チューブ内部の圧力損失をさらに低下させるためには血
液出口部のチューブ端部固定装置を円筒状ハウジング外
部に設けるのが好ましい。
液出口部のチューブ端部固定装置を円筒状ハウジング外
部に設けるのが好ましい。
上記特徴により上述の各問題点を全く解消できるチュー
ブ端部固定装置を初めて提供することが可能となったの
である。
ブ端部固定装置を初めて提供することが可能となったの
である。
次に本考案によるコイル型人工腎臓のチューブ端部固定
装置の一実施例を図面にて説明する。
装置の一実施例を図面にて説明する。
第1図aは血液導入板1、第1図すは血液導出板2の平
面図であり、第2図は血液導出用チューブ端部固定装置
の断面図である。
面図であり、第2図は血液導出用チューブ端部固定装置
の断面図である。
上記血液導入出板]、2は板状体に穿設された血液導入
出孔4,7と板状体の一側端へ開口し、かつ上記導出孔
と連結する複数の血液分配集合溝5,8と板状体の他端
に突設した縁側板部6,9からなり、血液導出板2には
、さらに上記導出孔上部に設けた導出孔閉塞防止板10
が設けられている。
出孔4,7と板状体の一側端へ開口し、かつ上記導出孔
と連結する複数の血液分配集合溝5,8と板状体の他端
に突設した縁側板部6,9からなり、血液導出板2には
、さらに上記導出孔上部に設けた導出孔閉塞防止板10
が設けられている。
上記血液導出板2は第2図に示すようにチューブ11端
部を血液導出板2の縁側板部9へ折り返し、折り返し部
を血液導出板の縁側板部9へ嵌止する挾持枠3で圧着挾
持した後、上記導出孔7ヘチユーブを介して接続される
鍔を有する接続管12を取着している。
部を血液導出板2の縁側板部9へ折り返し、折り返し部
を血液導出板の縁側板部9へ嵌止する挾持枠3で圧着挾
持した後、上記導出孔7ヘチユーブを介して接続される
鍔を有する接続管12を取着している。
上記導入出”JL4,7は通常板状体の中央部あるいは
側端部に設けられている。
側端部に設けられている。
また後述する接続管12を螺着するためのネジが刻まれ
ている。
ている。
血液分配集合溝5,8は第1図aに示すヘッダ方式でも
また第1図すに示すように血液導入出孔から直接複数の
溝を設けてもよい。
また第1図すに示すように血液導入出孔から直接複数の
溝を設けてもよい。
血液導出板2にはさらに導出孔7の上部にチューブが導
出孔へ密着して、孔を閉塞するのを防止するための閉塞
防止板10が設けられている。
出孔へ密着して、孔を閉塞するのを防止するための閉塞
防止板10が設けられている。
血液導出板の構造は上記閉塞防止板を有している点を除
けば血液導入板の構造と同一である。
けば血液導入板の構造と同一である。
血液導入出板の縁側板部6,9は挾持枠3を嵌止し易い
様テーパ状に形成することが好ましい。
様テーパ状に形成することが好ましい。
接続管12の端部には血液導入出孔へ螺着するネジが刻
まれており、該ネジに連接して位置決め用の鍔が設けら
れている。
まれており、該ネジに連接して位置決め用の鍔が設けら
れている。
上記血液導入出板1,2は、縁側板部6,9がチューブ
の開口側に位置するよう各々チューブ内に挿入し、次い
でチューブの両隅端を略三角状に折返えした後、開口端
全部を縁側板部6,9上へ折り返し、縁側板部と略同長
の挾持枠3をチューブを介して縁側板部6,9へ嵌止す
る。
の開口側に位置するよう各々チューブ内に挿入し、次い
でチューブの両隅端を略三角状に折返えした後、開口端
全部を縁側板部6,9上へ折り返し、縁側板部と略同長
の挾持枠3をチューブを介して縁側板部6,9へ嵌止す
る。
さらに接続管12を血液導入出板の通孔4,7へ螺着し
てチューブ端部を液密に固定することできる。
てチューブ端部を液密に固定することできる。
上記チューブは第3図に示すようにメツシュと重ねて中
空芯筒13に巻回された後、円筒ハウジング(図示せず
)に収容される。
空芯筒13に巻回された後、円筒ハウジング(図示せず
)に収容される。
第4図aは中空芯筒13に取り付けた血液導入用のチュ
ーブ端部固定装置の断面図であり、第4図すは円筒ハウ
ジング14に取り付けた血液導出用のチューブ端部固定
装置の断面図である。
ーブ端部固定装置の断面図であり、第4図すは円筒ハウ
ジング14に取り付けた血液導出用のチューブ端部固定
装置の断面図である。
以上のように本考案によるチューブ端部固定装置は構造
が簡単で、圧力損失が少なく血液洩れがなく、かつ分配
機能が優れているため凝血の心配がない。
が簡単で、圧力損失が少なく血液洩れがなく、かつ分配
機能が優れているため凝血の心配がない。
また形状が板状のためハウジングや中空芯筒への取り付
けも容易である。
けも容易である。
第1図a、l)は血液導入出板の平面図であり、第2図
は血液導出用のチューブ端部固定装置の断面図であり、
第3図は上記装置を取着したコイル型人工腎臓の斜視図
であり、第4図aは中空芯筒に取着した血液導入用のチ
ューブ端部固定装置の断面図であり、第4図すは円筒ハ
ウジングに取着した血液導出用のチューブ端部固定装置
の断面図である。
は血液導出用のチューブ端部固定装置の断面図であり、
第3図は上記装置を取着したコイル型人工腎臓の斜視図
であり、第4図aは中空芯筒に取着した血液導入用のチ
ューブ端部固定装置の断面図であり、第4図すは円筒ハ
ウジングに取着した血液導出用のチューブ端部固定装置
の断面図である。
Claims (1)
- 血液導入孔4と該膜に連結して板状体の一側端へ開口す
る複数の分配溝5と該板状体の他端に突設した縁側板部
6を有する血液導入板1と、血液導出孔7と該膜に連結
して板状体の一側端へ開口する複数の集合溝8と該板状
体の他端に突設した縁側板部9と該導出孔の上部に設け
た導出孔の閉塞防止板10を有する血液導出板2と、上
記縁側板部に圧着挾持する挾持枠3からなり、上記血液
導入出板の縁側端部をチューブ11の開口側に位置せし
めて各々チューブの両端部よりチューブ内に挿入すると
ともに、各々のチューブ開口端部を縁側板上へ折り返し
、この折り返し部を血液導入出板の縁側板部6,9へ嵌
止する挾持枠3で圧着挾持するとともに、上記血液導入
出孔4,7ヘチユーブを介して鍔を有する接続管12を
液密に取着したことを特徴とするコイル型人工腎臓のチ
ューブ端部の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4379477U JPS5837394Y2 (ja) | 1977-04-06 | 1977-04-06 | コイル型人工腎臓のチュ−ブ端部の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4379477U JPS5837394Y2 (ja) | 1977-04-06 | 1977-04-06 | コイル型人工腎臓のチュ−ブ端部の固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53138646U JPS53138646U (ja) | 1978-11-02 |
JPS5837394Y2 true JPS5837394Y2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=28918883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4379477U Expired JPS5837394Y2 (ja) | 1977-04-06 | 1977-04-06 | コイル型人工腎臓のチュ−ブ端部の固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837394Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-04-06 JP JP4379477U patent/JPS5837394Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53138646U (ja) | 1978-11-02 |
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