JPS5837298Y2 - ネツクレス用留め金具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はネックレス用留め金具、具体的にはネックレス
用チェーンにネックレス用ペンダントを着脱可能に取付
けるためのネックレス用留め金具に関するものである。

従来この種のネックレス用留め金具としては、第１図ａ
、ｂに示すように短柵状の１対の開閉片１．２の一端側
を共通軸３によって枢着し、開閉片１．２の他端側はこ
れを対向的に折曲して着脱自在に弾性嵌合される折曲部
４．５に構成し折曲部５には両者１，２を開く際の引掛
り用爪片６が設けられている。

そこでこの留め金具を用いて第１図ａのように開閉片１
．２で閉じられた空隙部７にチェーンとペンダントとを
相互ＶＣ＋連結したネックレスを着用した際、人込み等
で上記の爪片６が他物に引掛ると、折曲部４．５の弾性
嵌合が解放され、その結果ペンダントが留め金具より外
れるという事故がみられる。

本考案はこのような事態に対処してなされたもので、一
方の開閉片の内側に重なる予備開閉片を設け、この予備
開閉を１対の開閉片を枢着している共通軸に一端側を枢
着せしめると共に一方の開閉片とは独立して他方の開閉
片に着脱可能に弾性嵌合せしめ、この予備開閉片と他方
の開閉片との間にチェーンとペンダントとの如き被連結
体を保持するための閉じられた空隙部を構成することに
より所期の目的を収めたものである。

以下に本考案を第２図に示す実施例によって説明する。

一対の金属製の短柵状開用片１．２の一端を共通軸３つ
枢着すると共に両用閉庁１．２の間に同じく金属製の第
３の予備開閉片８が介在されている。

この予備開閉片８は一方の開閉片２の内側に丁度型なる
大きさ及び形状に作られその一端が上記の共通軸３に枢
着されている。

一方の開閉片２の他端には円弧状に内側に折曲げられた
折曲部５を形成すると共に他方の開閉片１の他端には半
円状に内側に折曲げられた折曲部４を形成することによ
って開閉片１．２を閉じた際折曲部４の外側に折曲部５
が弾性的に接触嵌合しうるようになっている。

尚９は両者４．５０嵌合状態を強固にするための突条で
ある。

又６は開閉片１．２を開（際の引掛り用爪片を示す。

他方の開閉片１の中間部にはその両側に内方に折曲げた
立上り部１０を設けると共に予備の開閉片８の両側にも
内方に折曲げた立上り部１１を設は他方の開閉片１と予
備の開閉片８を閉じた際立上り部１０の内側に立上り部
１１が弾性的に接触嵌合するようになっており、又この
嵌合時に予備の開閉片８の先端が折曲部４の彎曲部外力
にわずか突出するようにして開閉片１．８を開く際の引
掛り１２を形成する。

上記本考案においては他方の開閉片１と相互に重なった
一方の開閉片２及び予備の開閉片８とを閉じて開閉片１
と開閉片２．８との間に形成される閉じられた空隙部Ｔ
内にチェーン及びペンダントの連結リングが保持される
ことになるので、前出のように不慮の事故によって仮台
開閉片２が開閉片１より解放されて開いても内側の予備
の開閉片８によって空涼部７は閉じられたま工であるた
めペンダントの紛失等の心配は全くない。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは従来のネックレス留め金具を示し、ａは
側面図、ｂは開放斜視図、第２図ａ ＃ ｂ −Ｃは本
考案のネックレス留め金具の実施例を示し、ａは側面図
、ｂは開放側面図、Ｃは開放斜視図である。 １．２・・・・・・開閉片、３・・・・・・枢軸、４．
５・・・・・・折曲部、Ｔ・・・・・・閉じられた空隙
部、８・・・・・・予備の開閉片、１０．１１・・・・
・・立上り部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端側が共通軸によって枢着され、他端側か着脱可能に
   弾性嵌合される一対の開閉片からなり、これら開閉片の
   閉じられた空隙部内に被連結体を保持するようにしたネ
   ックレス用留め金具において、前記の共通軸に一端が枢
   着され、かつその中間部の両側に立上り部を設けた、一
   方の開閉片の内側に重なる予備開閉片を設けるとともに
   、他方の開閉片の中間部の両側に立上り部を設け、予備
   開閉片の該立上り部を他方の開閉片の該立上り部の内側
   に接触嵌合させることにより、該予備開閉片を一方の開
   閉片とは独立して他方の開閉片に着脱可能に弾性嵌合せ
   しめ、上記予備開閉片と他方の開閉片との間に上記の被
   連結体を保持するための閉じられた空隙部を構成したこ
   とを特徴とするネックレス用留め金具。