JPS5837204B2 - トロリ−コンベヤにおけるロ−ラ付きチエ−ンハンガ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は縦ローラ付リンクと横ローラ付リンクとを交
互連結したトロリーコンベヤチェーンの横ローラ付リン
クに取付けるローラ付チェーンハンガーに関する。

一般にトロリーコンベヤのチェーンは、第１図に示すよ
うに屯壱に縦ローラ１を軸支した縦リンク２と中央に横
ローラ３を軸支した横リンク４とを交互に屈曲自在に連
結してなり、ローラ１，３が２条のレールの上面及びレ
ール側壁に接して走行するように案内支持され、縦リン
ク２にのみ物品吊持用ハンガー５を設けて物品重量を縦
ローラ１に支持させる構造であり、横リンク４は構造的
に物品を吊持し得ないのである。

そのためハンガーピッチはリンクピッチの偶数倍に選定
されることになり、特にハンガーピッチを小さくしたい
場合にはその半分のリンクピッチをもつチェーンを使用
する外はなく、チェーンのコストアップを招く欠点があ
った。

本発明の目的は、縦リンクと同様に横リンクにも物品重
量を支持するハンガーを設けることによって従来の上記
欠点を除去したトロリーコンベヤにおけるローラ付チェ
ーンハンガーを提供するにある。

以下本発明の図示実施例について説明する。

第２図ないし第４図において、トロリーコンベヤチェー
ン６は縦ローラ７及び横ローラ８をそれぞれ中央部に軸
支した縦リンク９と横リンク１０とを交互にブロック１
１及びこれを貫通する直交ピン１２．１３にて屈曲自在
に連結してなり、縦ローラ７がレール部材１４の２条の
レール１５上に接し、横ローラ８がレール外側壁１６間
に誘導されて案内移動する。

横リンク１０にはレール間部１７を通るローラ付チェー
ンハンガー１８を組みつける。

該ハンガー１８はボルト１９にて結合した中心プレート
２０とその両側の吊持プレート２１とを有し、中心プレ
ート２０の上部前後に設けた突起２２を横リンク１０に
設けた孔２３に嵌入させてハンガー１８の前後左右位置
を規制し、１た吊持プレート２１の上部をレール１４内
に釦いて外側方に屈曲させて横リンク１０の側面に沿っ
て立上る側方張出部２４を形成し、その前後両端部に横
ローラ８と干渉しないようローラ２５を軸支してレール
１５上を転動するように構或すると共に、前記両端部に
横リンク１０の上面に係合する爪部２６を折曲げ形戒す
る。

上記構造により、ハンガー１８の下部に設けたピン２７
又はこれに引桂１けた図示しないハンガーに物品を吊下
すると、ローラ付チェーンハンガー１８は突起２２と孔
２３との凹凸係合によりチェーン６と共にレール１５上
を走行し、前記物品の重量はローラ２５に支持され、横
リンク１０には前記物品の重量がかからない。

１た突起２２と孔２３との係合又は側方張出部２４によ
ってローラ付チェーンハンガー１８の横振れが防止され
る。

レール１４が上方へ彎曲した部分にネ・いて横リンク１
０がレール１４に対し上方へ偏倚しようとするが、爪部
２６と係合しているため吊下物品の重量により該偏倚は
阻止される。

図示されていないが、縦リンク９にも従来と同様にハン
ガーが川けられているので、本発明によればチェーン６
のリンクピッチをもって物品を吊下移送することができ
る。

第５図は中心プレート２０を省略した他の実施例を示す
。

この実施例においては、横リンク１０ａにローラ付チェ
ーンハンガー１８ａを組付けるために、吊持プレー｝２
１ａの側方張出部２４ａの前後部を内方に絞り込んで爪
部２６ａと共に、前後の側爪部２８を形成し、横リンク
１０ａの前後に形成した段部２９に側爪部２８を係合さ
せてハンガー１８ａの前後位置を規制する。

その他の構造は先の実施例と同様である。

本発明は上記構成を有し、全リンクに物品を吊下し得る
ので、チェーンリンクの長さを短縮することなくハンガ
ーピッチを従来の半分に短縮することができ、したがっ
てチェーンのコストを低減し得る上に、ハンガーピッチ
をリンクピッチの整数倍に選択し得るので、ハンガーピ
ッチの選択範囲を従来よりも拡大することができる等の
効果があり、更に本発明ハンガーはチェーンに対し着脱
が容易であり、レール内にあるチェーンに対しても着脱
が可能で、しかもチェーンに対し前後左右に振れること
がない特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のト′ロリーコンベヤチェーンの立面図、
第２図は本発明の一実施例の平面図、第３図は同じく一
部を切欠いた立面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線断面図
、第５図は他の実施例の平面図である。 ７・・・縦ローラ、８・・・横ローラ、９・・・縦リン
ク、１０・・・横リンク、１５・・・レール、１６・・
・外側壁、２０・・・中心プレート、２１・・・吊持プ
レート、２２，２５・・・凹凸係合、２４・・・側方張
出部、２５・・・ローラ、２６・・・爪部、２８・・・
側爪部、２９・・・段部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ２条のレール上を転動する縦ローラを具えた縦リン
   クと該両レールの外側壁間に案内誘導される横ローラを
   具えた横リンクとを交互に屈曲自在に連結したトロリー
   コンベヤの前記横リンクに対し、両レール間を通り上端
   が横リンクに凹凸係合して前後動が阻止された中心プレ
   ートと、内面が横リンクの側面に接する側方張山部を上
   部に形成した１対の吊持プレートとを設けて中心プレー
   トと吊持プレートとをレールの下方にむいて着脱可能に
   固着し、側方張出部の前後外側に両レール上を転勤する
   ローラを軸支すると共に、側方張山部の前後部に形成し
   た爪部を横リンクの上面に係止させたことを特徴とす．
   るトロリーコンベヤにおけるローラ付チェーンハンガー
   。 ２ ２条のレール上を転動する縦ローラを具えた縦リン
   クと該両レールの外側壁間に案内誘道される横ローラを
   具えた横リンクとを交互に屈曲自在に連結したトロリー
   コンベヤの前記横リンクに対し、両レール間を通り内面
   が横リンクの側面に接する側方張出部を上部に形成した
   １対の吊持プレートを設けてレールの下方にかいて互に
   着脱可能に固着し、側方張出部の前後外側に両レール上
   を転勤するローラを軸支すると共に、側方張山部の前後
   部に形成した爪部及び側爪部をそれぞれ横リンクの上面
   及び段部に係止させたことを特徴とするトロリーコンベ
   ヤにおけるローラ付チェーンハンガー。