JPS5837160B2 - インサツキカイ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、不連続的に動く平徊なウエブ、たとえばラベ
ル上に印刷するための印刷機械に関する。

この種の印刷機械は、たとえばラベルの生産ラインの中
に配置される。

この形式の印刷機械は、印刷ブロック運搬台を取り付け
るための枠を通常は有する。

印刷ブロック運搬台は円筒または円筒の一部である。

印刷ブロック運搬台は枠の中に動き得るように取り付け
られており、印刷プロセスの際に平担なウエブ上を転動
する。

印届１１ブロック運搬台上に固定されている印刷ブロッ
ク（多くの場合これはクラッチ版である）にインキを付
与するために、印−１１ブロック運搬台は、その回転運
動の途中でインキ装置の側を通過する。

印制される材料、すなわち不連続的に動くウエブは印刷
プロセスの際中は静止しているので、印１ｉＪｌｊブロ
ック運搬台は回転運動に加えて直線運動も行わねばなら
ず、そしてこの直線運動の終端位置から開始位置に戻ら
なければならない。

従来の印刷機械では、印刷ブロック運搬台が取り付けら
かでいる枠がこの前後方向運動を行っている。

枠上にはインキ装置も取り付けられているので、これも
前後に動かされることになる。

そのために非常に大きい質量を動かさなければならない
。

印刷プロセス自体は一様に行われなければならないので
、直線運動の端部で生じる加速、減速は非常に大きいも
のになる。

これらの理由のために、動作速度及び／又は印刷幅（転
勤方向の）に制約を受ける。

本発明の目的は、不連続的に動く平担なウエブ上に印刷
するための印刷機械にして、該印刷機械の枠の中に、該
ウエブ上を転動する印刷ブロックを円筒面上に支持して
いる印刷ブロック運搬台が取り付けられており、該印刷
ブロック運搬台が絶えず同じ方向に回転駆動され、該印
刷ブロックが一回転毎にインキ装置に接触して、その後
に印刷プロセスを実行し、そしてさらに該印刷ブロック
運搬台がその回転軸繕およびウエブに対して平行に前後
方向直線運動を行い、そして動かされる質量を最小にし
ているような印刷機械を提供することである。

この問題を解決するために、本発明に従えば、印刷ブロ
ック運搬台の軸は印刷プロセスの際の直線運動の第１お
よび第２端部位置の間を固定枠の中で案内されながら運
動し、そしてインキ装置は印刷ブロック運搬台の回転運
動の際中に該第１端部位置で印刷ブロックに接触するよ
うに配置されている。

このような構成にすることによって、枠およびインキ装
置は静止したままであり、重ね合わされた回転および前
後方向直線運動を行うのは印刷ブロック運搬台およびそ
の軸と、それに接続されたすべての歯車要素だけになる
。

したがって運動する質量は非常に小さくなり、そのため
に加速力および減速力も非常に小さいもので済む。

印刷ブロック運搬台の駆動方式は、その軸上に１個また
は２個のウオーム歯車をねじ止めまたはキー止めして、
このウオーム歯車を常時駆動されているウオームに絶え
ずかみ合わさせる方式が好ましい。

かくすると、これらの歯車要素が端部位置では回転駆動
要素として作用し、そして直線運動の際中には、ウオー
ムが一方では印刷ブロック運搬台を案内するための歯付
きラックとして作用し、そして他方では回転運動のため
の（回転）トルクを生じる。

もし軸の各端部に１個ずつのウオーム歯車があって、ウ
オームが同期回転（明らかなことであるが）すれば、付
加的直線運動を生じさせ得る。

そうすれば、たとえば、印刷される材料のウエブに平行
で、軸用のステップ軸受の運動を案内するための長さ方
向溝を枠の中に設ければ充分である。

重ね合わされた運動の時間的過程を制御するために制御
装置が設けられており、そしてもし前節で説明した形式
の軸が選択された場合は、制御プロセスは特に簡単な形
で行われる。

カムを組み合わされた円板状停止装置が設けられていて
、これらのカムは、印刷ブロック運搬台の対応する角度
位置でかみ合って、回転運動から重ね合わされた回転お
よび直線運動へ、あるいはその逆に変換するＯ 印刷ブロック運搬台を中空体として作り、円筒のセクタ
ーの形に作れば、運動質量はさらに小さくなる。

円筒のセクターの見込み角を小さくすれば、接着された
クラッチ版の歪に起因するゆがみも小さくなる。

このような構成は空間の節約にもなる。

というのは、印刷プロセスの終りに近づくと、印刷ブロ
ック運搬台がその開始位置に戻る直前には、印刷を行う
円筒のセクターの部分が枠の側部の空間から離れた位置
にあって、そのためにインキ装置をそこに配置できるか
らである。

これは、多数のローラを有する大きいインキ装置を設置
することができ、したがって、もし望むならば、オフセ
ット印刷および多色刷りを行うことができることを意味
する。

原理的には、印刷ブロック運搬台は、ウエブの不連続運
動に平行にも、あるいはこれに垂直にも動作し得る。

しかし後者の実施例の方が好ましい。というのは、一つ
には、印刷の合致の安定性を制御しやすいことと、もう
一つには、インキ装置とその駆動機構がウエブの上側で
はなく、横側に位置し、したがってインキ装置に近づき
やすいためである。

本発明に従った印刷機械を一例として以下に、添附図面
を参照しながら説明する。

第１図は、印刷機械の、本発明にとって重要な部品だけ
を示したものである。

主軸１２は、公知の駆動装置１０によって常時回転運動
するように駆動される。

２個のウオーム１８，２０は歯車箱１４，１６の中のか
さ歯車によって同期回転駆動される。

各ウオームは、それぞれ組み合わされたウオーム歯車２
２および２４とかみ合っている。

これらの２個のウオーム歯車は軸２６によって互いに接
続されている。

装置全体は、垂直板２８と３０から戒る枠に取り付けら
れている。

垂直板２８と３０は、基板３２と、そのうちの１つだけ
を番号３４で示す横方向支柱とによって互いに接続され
ている。

垂直板２８と３０はスリット３６と３８を有していて、
印刷されるウエブ４０が（図の）左側からこのスリット
の中に入り、垂直板の間で基板の上側を案内され、そし
て再び枠のスリットを通って右側に出る。

ウエブは不連続的に案内されるが、その１車動手段は本
発明の一部を形或しないので図示してない。

しかしウエブが前進運動した後に静止すると、その間に
後述する印刷プロセスが生じるようにするために、駆動
装置１０はウエブ用駆動装置と同期している。

この目的のために制御可能な結合手段が設けられている
。

ウエブ領域の、基板３２の所に静止している部分の下側
には、印刷の結果に影響を与えるためにゴムまたはプラ
スチックの被覆を公知の通りに支持している反力板（ｃ
ｏｕｎｔｅｒ−ｐｒｅＳｓｕｒｅ ｐｌ ａｔｅ）４２
が設けられている。

実際の印刷ブロック運搬台は軸２６上に載っている。

この印刷ブロック運搬台は、円筒形ジャケット４４のセ
クターから成り、このジャケット４４は、たとえば軸２
６にねじ止めされている、２個の側部ブラケット４６と
４８の間に固定されている。

円筒形ジャケット４４の、ウエブに向い合う外表面上に
はクラッチ版（第１図では見えない）が取り付けられて
いる。

ブラケット４６の外側には、２枚のカム円板４９と５０
が動き得るように取り付けられており、垂直板２８の内
側には協働する制御カム棒５２と５４が固定されている
。

軸２６のステップ軸受（第１図ではその一方の軸受５６
だけが見える）が長さ方向溝（これも一方の溝５８だけ
が見える）の中に置かれていて、これらの長さ方向溝に
沿って動くことができる。

長さ方向溝の少し下側前方にはインキ装置（最後のロー
ラ６０だけが見える）が設けられている。

インキ装置は、常時回転駆動され、そして（オフセット
印刷の際に）もし望むならば、印刷ブロック運搬台の回
転と同期駆動される。

数個のインキローラを印刷ブロックと次々に接触させる
ことができる。

インキ装置の他の部分は、図を簡明にするために示され
ていない。

インキ装置は本発明の目的のために従来の構造とは別の
形に構成する必要はない。

これまで説明してきた印刷機械の動作様式について第２
図〜第５図を参照しながら以下に詳述する。

第２図〜第５図は、第１図の矢印■−■の方向に眺めた
ものであり、重要な要素だけが示さ力ている。

印刷プロセスの開始時には、軸２６とその軸受５６は長
さ方向溝５８の内側最右端（図面の場合について）に位
置する。

ウオーム１８がウオーム歯車２２と、従って軸２６も駆
動して、それらを矢印の方向に回転させる。

最初は、軸受５６の中における軸２６の摩擦が長さ方向
溝５８の中における軸受５６の摩擦より小さいので、上
述の回転運動だけが生じる。

もし望むならば、弱いはねまたは同様な、既知の手段を
使用することによって、軸２６を第２図に示す位置、す
なわち長さ方向溝５８の後端に“保持“することが可能
である。

この状態では、カムローラ４９と５０は、制御カム棒５
２と５４に接触することなしに、自由に回転する。

印刷ブロック運搬台またはその円筒形ジャケット部分４
４に取り付けられたクラッチ版はインキローラ６０の側
を通過して、その結果、インキを拾い上げる。

第３図では、印刷ブロックの縁部６２がウエブ４０に達
し、それと同時にローラ４９が棒５２に達する。

こうなると印刷ブロック運搬台は自由に回転できなくな
り、そして軸２６およびそれに固定されたすべての部品
が左方へ向って（外側へ向って）直線運動しながら、転
勤プロセス（真の印刷プロセス）が始まる。

この場合の案内は長さ方向溝５８によって行なわれる。

軸２６が長さ方向溝５８の外側（左側）端に達すると、
印刷プロセスは終る（第４図）。

このときローラ４９も棒５２上の制御カムの端部に到達
していて、そしてカムローラ５０は棒５４上に垂直に走
っているカムの真下に位置している。

印刷ブロック運搬台がさらに回転すると、ローラ５０が
棒５４に接触しながら上昇し、そのために外側（左側）
にさらに回転していくのが妨げられて、軸２６を長さ方
向溝５８に沿って戻そうとする力が生じる。

このときローラ４９は棒５２と５４の間を揺動し、そし
て棒５４の前方を線６４（第５図）に沿って通過して、
第２図に示す位置に戻る。

ローラ５０は第５図に示す最上端位置から再び棒５４に
沿って下降して、第２図に示す位置に達する。

第４図および第５図は、印刷ブロック運搬台がインキ装
置６０の側を通過する際に、運搬台のいかなる突起部品
もインキ装置を枠に対して移動させないで済む様子を示
したものである。

棒５４上のカムの設計は、印刷ブロック運搬台が最内側
位置にできる限り速く戻れるように、しかもインキ装置
または第２インキ装置を図に示したインキローラ６０の
位置の斜め上方に配置できるように考慮して行われる。

カムを使用する代りに、軸受５６に駆動装置あるいは第
２ウオームを用いて直接作用させ、これらの装置が不連
続的に、そして回転運動に同期して動作するようにする
ことも可能である。

本発明における実施態様を説明すれば、以下の通りであ
る。

■）不連続的に動く平担なウエブ上に印刷するための印
刷機械にして、ウエブ上を転動する印刷ブロックを円筒
形領域上に支持するための印刷ブロック運搬台と、該運
搬台が取り付けられる枠と、該ブロックにインキを付与
するためのインキ装置とから構成され、そして使用の際
に、該印刷ブロック運搬台が軸線のまわりに一方向に回
転し、該印刷ブロックが各回転毎に印刷プロセスに先立
って該インキ装置に接触し、該印刷ブロック運搬台が、
その回転軸がそれ自身に対して直角に且つウエブに対し
て平行に移動するように、前後方向の直線運動を行い、
そして該枠が固定され、該運搬台が該粋に対して直線運
動を行うように該枠内で案内され、該運搬台がその直線
運動の一端にて回転運動を行うときに該インキ装置が該
印刷ブロックに接触するようになっていることを特徴と
する印刷機械。

２）第１項の印刷機械にして、印刷ブロック運搬台に回
転および直線運動を生じさせるために、絶えず回転する
ように駆動されたウオームとかみ合っている少なくとも
１個のウオーム歯車が印刷ブロック運搬台の軸に接続さ
れているもの。

３）第１項または第２項の印刷機械にして、印刷ブロッ
ク運搬台の重なり合った回転および直線運動の同期をと
るために制御装置が設けられているもの。

４）第３項の印刷機械にして、該制御装置が、印刷ブロ
ック運搬台の一方の側部および枠の反対側の側部に設け
られたカムから戒るもの。

５）第１項〜第４項の印刷装置にして、印刷ブロック運
搬台の該領域が実質的に円筒のセクターの形に構威され
ているもの。

６）第５項の印刷機械にして、印刷ブロック運搬台が中
空であるもの。

７）第１項〜第６項の印刷磯械にして、インキ装置が枠
に固定されているもの。

８）第１項の印刷機械にして、該直線運動がウエブの運
動方向に対して垂直に行われるもの。

【図面の簡単な説明】

第１図は、印刷装置の重要な部品の透視図である。 第２図〜第５図は、印刷プロセスの４個の連続した状態
の側面図であり、この中で第４図は、第１図に示した位
置に対応する。 １８及び２０・・・・・・ウオーム、２２及び２４・・
・・・・ウオーム歯車、２６・・・・・・軸、２８及び
３０・・・・・・枠板、４０・・・・・・ウエフ、４４
・・・・・・円筒ジャケット、４９及び５０・・・・・
・カムローラ、５２及び５４・・・・・・カム棒、５８
・・・・・・長さ方向溝、６０・・・・・・インキ装置
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 不連続に動く平担なウエブ上に印刷するための印刷
   機械にして、 枠； 該粋に取付けられその上を該不連続的に動く平担なウエ
   ブが通過する反力板； 該枠内で該反力板に対して平行に延びる案内路を形成す
   る千段； 印刷ブロックが取り付けられた湾曲したジャケットを有
   し、該案内路内に滑動可能に位置した回転可能な軸受に
   軸支された印刷ブロック運搬台；該印刷ブロック運搬台
   を該軸受によって規定された軸の周りに回転せしめ、か
   つ該印刷ブロックが該反力板上にある該ウエブの上を転
   動するように該軸受を該案内路内で動かすための該印刷
   ブロック運搬台に接続された駆動装置；及び 該粋に固定して取付けられたインキ装置を具備し、 使用に際して、印刷ブロック運搬台は該回転可能な軸受
   によって規定された軸の周りを同一方向に回転し、印制
   ブロックは一回転毎にウエブに接触する前にインキ装置
   に接触し、そして印刷ブロック運搬台はその回転軸がそ
   れ自体に垂直でかつウエブに平行に動くように前後方向
   に直線運動を行ない、 そしてここにおいて、枠は固定されており、該運搬台は
   枠に対して直線運動を行なうように枠内で案内され、そ
   してインキ装置は該運搬台がその直線運動の一端にて回
   転運動を行なうときに印刷ブロックに接触するように配
   置されていることを特徴とする印刷機械。