JPS5836410B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS5836410B2 JPS5836410B2 JP53055511A JP5551178A JPS5836410B2 JP S5836410 B2 JPS5836410 B2 JP S5836410B2 JP 53055511 A JP53055511 A JP 53055511A JP 5551178 A JP5551178 A JP 5551178A JP S5836410 B2 JPS5836410 B2 JP S5836410B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- magnetic recording
- recording medium
- inorganic salt
- Prior art date
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録媒体に関する。
一般に磁気記録媒体はポリエステルベース等の高分子材
料製基体に磁性粉と高分子材料製バインダーとの混合物
である磁性塗料を塗布したものである。
料製基体に磁性粉と高分子材料製バインダーとの混合物
である磁性塗料を塗布したものである。
ところが基体自体及びバインダーが絶縁物であるうえ、
使用丁る磁性粉も例えばγ−Fe203酸化クロム、コ
バルトドープ型γ−Fe203等の比較的電気抵抗の高
い金属酸化物であるため出来上った磁気記録媒体の電気
抵抗が高くなり、そのために静電気が帯電し、これがご
み、ほこりを吸着する原因となっていた。
使用丁る磁性粉も例えばγ−Fe203酸化クロム、コ
バルトドープ型γ−Fe203等の比較的電気抵抗の高
い金属酸化物であるため出来上った磁気記録媒体の電気
抵抗が高くなり、そのために静電気が帯電し、これがご
み、ほこりを吸着する原因となっていた。
そこで従来より磁性塗料中に電気抵抗の小さい物質例え
は炭素粉等、或いは界面活性剤系の帯電防止剤等を添加
混練りし、これを基体に塗布する等の方法が講じられて
いた。
は炭素粉等、或いは界面活性剤系の帯電防止剤等を添加
混練りし、これを基体に塗布する等の方法が講じられて
いた。
このように従来の磁気記録媒体の帯電防止の考え方は、
帯電した静電気を瞬時に放電させてしまうということに
あり、このために磁気記録媒体の電気抵抗を下げる方向
の努力がなされた。
帯電した静電気を瞬時に放電させてしまうということに
あり、このために磁気記録媒体の電気抵抗を下げる方向
の努力がなされた。
これは見方を変えれは静電気の発生を許さないというこ
とである。
とである。
本発明者は従来の帯電防止即電気抵抗低下という考え方
を改め、要は帯電した静電気をそれがトラブルの原因と
なり得ないうちに早く減少させれば良いのであるから電
気抵抗という考え方に伺らこだわることなく、電気抵抗
が大きくても静電気そのものをいかに早く減少させるこ
とができるかということを検討して見た。
を改め、要は帯電した静電気をそれがトラブルの原因と
なり得ないうちに早く減少させれば良いのであるから電
気抵抗という考え方に伺らこだわることなく、電気抵抗
が大きくても静電気そのものをいかに早く減少させるこ
とができるかということを検討して見た。
その結果、アルキルスルホネート塩、脂肪酸アミドスル
ホネート塩において、無機塩の残量がスルホネート塩1
00重量部に対して0.3重量部以上含有するものを使
用することにより、磁気記録媒体に帯電した静電気の放
電ないし減少の半減期が著しく小さくなるという知見を
得た。
ホネート塩において、無機塩の残量がスルホネート塩1
00重量部に対して0.3重量部以上含有するものを使
用することにより、磁気記録媒体に帯電した静電気の放
電ないし減少の半減期が著しく小さくなるという知見を
得た。
本発明はその知見に基づくものである。
無機塩残量を有するアルキルスルホネート塩及び/又は
脂肪酸アミドスルホネート塩は常法に従って均一に混合
ないし混練りされて磁性塗料にされた上、基体に塗布乾
燥されて磁気テープ、ディスクその他の任意の磁気記録
媒体とされる。
脂肪酸アミドスルホネート塩は常法に従って均一に混合
ないし混練りされて磁性塗料にされた上、基体に塗布乾
燥されて磁気テープ、ディスクその他の任意の磁気記録
媒体とされる。
本発明に使用されるアルキルスルホネート塩は例えばハ
ロゲン化アルキルと正亜{tll2ナトリウムとの反応
即ちR ” C I + Na 2 SO3→RSOs
Na+NaCl(Rはアルキル基)により製造される
。
ロゲン化アルキルと正亜{tll2ナトリウムとの反応
即ちR ” C I + Na 2 SO3→RSOs
Na+NaCl(Rはアルキル基)により製造される
。
この場合にN a2 SO3の脱水率により無機塩残量
が異なる。
が異なる。
アルキル基としては例えば炭素数11−16のものが好
適に使用できた。
適に使用できた。
また無機塩残量はスルホネート塩100][量部に対し
て0.3重量部以上のものが好適であった。
て0.3重量部以上のものが好適であった。
アルキル基の炭素数はあまり臨界的でないが無機塩残量
は0,3重量部より小さくなると帯電の半減期が長くな
り好ましくない。
は0,3重量部より小さくなると帯電の半減期が長くな
り好ましくない。
米こ 脂肪酸アミ
ドスルホネート塩は例えば次の反応に従って製造しうる
。
ドスルホネート塩は例えば次の反応に従って製造しうる
。
この場合にアルキル基Rの炭素数は9−16のものが好
適に使用できた。
適に使用できた。
しかし炭素数は格別臨折的ではない。
一方脂肪酸アミドスルホネート塩Cスルホネート塩10
0重量部に対して少くとも0.3重量部を含有するもの
でたければならない。
0重量部に対して少くとも0.3重量部を含有するもの
でたければならない。
この量以下では半減期が長くなる。
帯電防止の目的には半減期約10秒以内が必妥であるこ
とが分った。
とが分った。
無機残量は半減期に臨界帆な作用を有し、0.2重量部
以下になると実施例に関連して説明するように急激に半
減期を増大する次に本発明を実施例に関連して説明する
。
以下になると実施例に関連して説明するように急激に半
減期を増大する次に本発明を実施例に関連して説明する
。
尚、無機塩残量の重量部はすべてアルキル又は脂肪酸ア
ミドスルホネート塩100重量部とした値である。
ミドスルホネート塩100重量部とした値である。
実施例 1
磁性粉として針状γFe203を用い、バインダーとし
てポリウレタン樹脂で可塑化された塩化ビニルー酢酸ビ
ニル共重合体を使用し、アルキルスルホン酸ナトリウム
としてC1,H23SO3Naを添加して磁性塗料を製
造した。
てポリウレタン樹脂で可塑化された塩化ビニルー酢酸ビ
ニル共重合体を使用し、アルキルスルホン酸ナトリウム
としてC1,H23SO3Naを添加して磁性塗料を製
造した。
γF’e203 100重量部熱
可塑性ポリウレタン樹脂 4.5〃(グッドリッチ
社のエステン5701) 塩一酢ビ共重合体 25.5 11C
H SONa 3 n(無
機塩残量0.3重量部) 以上の組成物をボールミルで混合し、ポリエステルベー
スに塗布して磁気記録媒体とした。
可塑性ポリウレタン樹脂 4.5〃(グッドリッチ
社のエステン5701) 塩一酢ビ共重合体 25.5 11C
H SONa 3 n(無
機塩残量0.3重量部) 以上の組成物をボールミルで混合し、ポリエステルベー
スに塗布して磁気記録媒体とした。
電気抵抗及び半減期を沖症して第1表の結果を得た。
実施例 2
実施例1においてアルキルスルホン酸ナトリウムとして
C16H33SO3Na(無機塩残量 2重量部)3重
量部用いた他はすべて同一の成分及び配合を用いて磁気
記録媒体を製造した。
C16H33SO3Na(無機塩残量 2重量部)3重
量部用いた他はすべて同一の成分及び配合を用いて磁気
記録媒体を製造した。
電気抵抗及び半減期を測定したところ第1表の結果を得
た。
た。
比較例として無機残量0.2重量部を有するC11H2
3 S 03 Na’}用い、実施例1と同一の配合で
磁性塗料を製造して磁気記録媒体を得た。
3 S 03 Na’}用い、実施例1と同一の配合で
磁性塗料を製造して磁気記録媒体を得た。
その測定結果を第1表に併記した。
第1表
電気抵抗 半減期
(#CIIL)(sec)
実施例1 3X10129
実施例2 1XIO124
比較例 6X1012 30第1表から
分るように、電気抵抗値は各例を通じてほとんど差が認
められないが、アルキルスルホネート塩θつ添加0効果
はその無機塩の残量に相関的に発揮されることが分り、
無機塩残量は少くとも0.3重量部にすべきことが分る
。
分るように、電気抵抗値は各例を通じてほとんど差が認
められないが、アルキルスルホネート塩θつ添加0効果
はその無機塩の残量に相関的に発揮されることが分り、
無機塩残量は少くとも0.3重量部にすべきことが分る
。
実施例 3
アルキルスルホネート塩の代りに脂肪酸アミドスルホネ
ート塩として CtaH 23CONCH2CH3SO3Na(無機塩
残量1 CH2 0.6重量部)を用いた他は実施例1と同一の処方及び
方法に従って磁気記録媒体を製造した。
ート塩として CtaH 23CONCH2CH3SO3Na(無機塩
残量1 CH2 0.6重量部)を用いた他は実施例1と同一の処方及び
方法に従って磁気記録媒体を製造した。
電気抵抗及び半減期は第2表に示す。
実施例 4
アルキルスルホネート塩の代わりに
C9H1,CONCH2SO3Na(無機塩残量2,5
重量CH3 部)を用いた他は実施例1と同一の処方及び方法に従っ
て磁気記録媒体を製造した。
重量CH3 部)を用いた他は実施例1と同一の処方及び方法に従っ
て磁気記録媒体を製造した。
電気抵抗及ひ半減期は第2表に示す。
比較例として無機塩残量0.2重量部の
C16H33CONCH2CH2SO3Naを用イタ外
ハCH3 実施例1と同一の処方及び方法に従って磁気記録媒体を
製造した。
ハCH3 実施例1と同一の処方及び方法に従って磁気記録媒体を
製造した。
結果を第2表に併記した。実施例3
実施例4
比較例
第 2 表
電気抵抗
(Ω−cTIL)
2.8X1012
1X1012
6×1012
半減期
(SeC)
8
3
46
第2表から分るように、各例の砿気記録媒体の電気抵抗
値はほとんど変わらないが、半減期は大きく変わり、脂
肪酸アミドスルホネート塩の添加0効果はその無機塩残
量と相関的に発揮され、無機塩残量が少くとも0.3重
量部にすべきである。
値はほとんど変わらないが、半減期は大きく変わり、脂
肪酸アミドスルホネート塩の添加0効果はその無機塩残
量と相関的に発揮され、無機塩残量が少くとも0.3重
量部にすべきである。
実施例 5
無機塩残量の効果を見るために、実施例1において無機
塩残量を変化させて磁気記録媒体を製造した。
塩残量を変化させて磁気記録媒体を製造した。
結果は第1図に示す通りである。第1図のプロットから
分るように無機塩残量が増加すると半減期は急激に減少
し、約0.3重量部で10秒以下に減じ、その後は漸減
することが分る。
分るように無機塩残量が増加すると半減期は急激に減少
し、約0.3重量部で10秒以下に減じ、その後は漸減
することが分る。
以上により本発明を詳細に説明したが本発明は実施例に
限られるものではなく他にも多くの変形例が可能なこと
は当業者には明らかであろう。
限られるものではなく他にも多くの変形例が可能なこと
は当業者には明らかであろう。
第1図はアルキルスルホネート塩の無機塩残量と半減期
の開係を示すグラフである。
の開係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 磁性粉を分散した磁性層を支持体上に設けた磁気記
録媒体において、前記磁性層中に、後記スルホネート塩
100重量部に対して0.3重量部以上のNaCl残量
を有するアルキルスルホン酸ナトリウム及び脂肪酸アミ
ドスルホン酸ナトリウムより成る群から選ばれる界面活
性剤を含有することを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53055511A JPS5836410B2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53055511A JPS5836410B2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54147811A JPS54147811A (en) | 1979-11-19 |
JPS5836410B2 true JPS5836410B2 (ja) | 1983-08-09 |
Family
ID=13000702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53055511A Expired JPS5836410B2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836410B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5758227A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-07 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
JPS5812131A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-24 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
JPS58175135A (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-14 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JPS58175133A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-14 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
US4613520A (en) * | 1983-07-14 | 1986-09-23 | Hercules Incorporated | Coating compositions |
US4505990A (en) * | 1983-07-14 | 1985-03-19 | Hercules Incorporated | Coating compositions |
-
1978
- 1978-05-12 JP JP53055511A patent/JPS5836410B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54147811A (en) | 1979-11-19 |
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