JPS5836367Y2 - ガスこんろ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、肉焼に適したガスこんろに関するもので、そ
の目的とするところは、焼肉プレー１−に穿設された多
数の長孔から落ちる油性の燃焼を防止し得、均一な肉焼
き状態が得られるガスこんろの提供にある。

以下に本考案の一実施例を第１，２図に基いて説明する
と、本考案に係るガスこんろは、こんろ本体１内の中央
に配設されて外向炎孔２を有する円形バーナ３と、該バ
ーナの上方位置に設置された焼肉プレート４とを具え、
該プレートはその中央部４ａが外周部４ｂより突出する
ように彎曲して形成され、該プレート４には前記炎孔２
での燃焼ガス炎光より外周側の彎曲傾斜部Ａで多数の長
孔５が放射状に穿設されている。

なお、６は前記こんろ本体１に係合載置された受皿で、
該受皿６の中央にはバーナ突出用縦孔７を有する突部８
が形成され、該突部の側壁８ａと受皿６の外周壁６ａと
の間に環状の水溜凹部９が形成されている。

また、前記バーナ３は、バーナ本体１０には、内筒部１
１と外筒部１２とで環状のガススペース１３が形成され
、該スペースを流れるガスを内外に区分する仕切壁１４
が設けられ、該各ガス流に対する炎孔２，１５を形成す
るバーナキャップ１６にもガス流れを内外に区分する仕
切壁１７が設けられ、該バーナキャップ１６は前記バー
ナ本体に着脱自在に載置されている。

そして前記仕切壁１４．１７が相互に嵌合されてバーナ
本体１０とバーナキャップ１６との間に外側ガス流路１
８と内側ガス流路１９が形成されている。

また前記プレート４は、前記長孔５の中央部４ａ側及び
外周部４ｂ側の両孔壁にプレート４の裏面側へ突出する
円環状の油切壁２０，２１が夫々突設され、中央部４ａ
側油切壁２０の内側に前記炎孔２からのガス炎光が当た
るよう構成されている。

そして、該プレー１へ４は、前記外周部４ｂの裏面の四
個所に前記受皿６に係合載置するための保合片２２が突
設され、該受皿６の裏面と前記こんろ本体１の上部フラ
ンジ１ａとの間に燃焼ガス排出用間隙２３が形成されて
いる。

そして該プレート４の外周縁には油性落下防止用囲壁２
４が上方へ突設されている。

上記の如く構成されたこんろにおいて、プレート４上で
肉を焼くと、油性は彎曲傾斜部Ａを伝って一部は長孔５
から下方へ落ち、残部は外周部４ｂに溜まる。

そして長孔５から落ちた油性は彎曲傾斜部Ａを逆上るこ
となく、油切壁２０，２１を伝い、鉄壁２０，２１から
受皿６の水溜凹部９へ落下する。

このとき、炎孔２での燃焼ガス炎光は、長孔５よりも中
央部４ａ側のプレート裏面に当たり、また、油切壁２０
によりガス炎光が長孔５側へ流れるのを防いでいるため
、油性が燃焼することはほとんどない。

従って、油性の燃焼による煙、すすの発生を防止し得、
燃焼ガス炎による長孔部での肉のこげ付きが少なくなり
、肉の焼具合もほぼ均一となる。

以上の説明から明らかな通り、本考案は、こんろ本体内
の中央に配設されて外向炎孔を有する円形バーナと、該
バーナの上方位置に設置された焼肉プレー１−とを具え
、該プレートはその中央部が外周部より突出するように
彎曲して形成され、該プレートには前記炎孔での燃焼ガ
ス炎光よりも外周側の彎曲傾斜部で多数の長孔が放射状
に穿設されたものである。

従って、本考案によると、長孔部には燃焼ガス炎が当た
らないため、プレートの彎曲傾斜部を伝つて長孔から落
ちる油性が燃焼することがほとんどなく、油性の燃焼に
よる煙、すす等の発生を防止し得、燃焼ガス炎による長
孔部での肉の局部的なこげ付きも少なくなり、肉の焼具
合もほぼ均一にし得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例であるガスこんろの斜視図、
第２図は同じく中央縦断面図である。 Ａ：彎曲傾斜部、１：こんろ本体、２：炎内、３：バー
ナ、４：焼肉プレート、４ａ：中央部、４ｂ：外周部、
５：長孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. こんろ本体１内の中央に配設されて外向炎孔２を有する
   円形バーナ３と、該バーナの上方位置に設置された焼肉
   プレート４とを具え、該プレートはその中央部４ａが外
   周部４ｂより突出するように彎曲して形成され、該プレ
   ート４には前記炎孔２での燃焼ガス炎光よりも外周側の
   彎曲傾斜部Ａで多数の長孔５が放射状に穿設されたこと
   を特徴とするガスこんろ。