JPS5836054Y2 - 両端に肩部またはナツトを設けた試験片用つかみ具 - Google Patents

両端に肩部またはナツトを設けた試験片用つかみ具

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JPS5836054Y2
JPS5836054Y2 JP12992581U JP12992581U JPS5836054Y2 JP S5836054 Y2 JPS5836054 Y2 JP S5836054Y2 JP 12992581 U JP12992581 U JP 12992581U JP 12992581 U JP12992581 U JP 12992581U JP S5836054 Y2 JPS5836054 Y2 JP S5836054Y2
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JP
Japan
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cylinder
split
piston
test piece
load
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JP12992581U
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JPS5834036U (ja
Inventor
修 辻
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、材料試験機のつかみ具に関するものであり
、特に、両端に肩部またはナツトを設けた試験片のため
のつかみ具に関するものである。
引張試験、引張圧縮繰返し試験等の材料試験では、試験
片の両端を一対のつかみ具によって負荷装置の負荷ロッ
ドと支持ロッドに固定しているのは、周知のとおりであ
る。
つかみ具には、種々のものがある。
LかLながら、両端に肩部またはナツトを設けた試験片
のためのつかみ具としては、従来は、手動操作によって
締め付ける構造のものしかなかった。
例えば、試験片の一端の肩部またはナツトを負荷ロンド
と割フランジの間に挾み、これを複数本のボルトによっ
て締め付けていた。
これによって、試験片の一端を負荷ロンドに固定してい
たものである。
試験片の他端の肩部またはナツトは、同様に、割フラン
ジと複数本のボルトによって支持ロンドに締め付けてい
、た。
この場合、各ボルトの締付力を均一にすることは困難で
あり、試験片に偏荷重が与えられることはさけられず、
これが試験に影響するという問題があった。
また、ボルトによって締め付けるには、一対のつかみ具
間において各ボルトを回転操作せねばならず、容易では
なかった。
この他、袋ナツトを負荷ロンドにねじ合わせ、試験片の
一端の肩部またはナツトを袋ナツトの端壁と割カラー等
によって負荷ロンドに締め付ける方式もとられている。
この場合は、袋ナツトのトルクが試験片に伝達され、捩
りモーメントが発生するという問題がある。
また、袋ナツトを使用するには、一対のつかみ具の間隔
を相当大きくする必要がある。
このため、試験片を長くせねばならない。
この考案は、前記従来の欠点を除去すべくなされたもの
で、両端に肩部またはナツトを設けた試験片のための改
良されたつかみ具を提供するものである。
この考案は、ピストンを挿入したシリンダと、両端に端
壁を有する二つ割した割筒を使用することを基本的な特
徴とする。
そして、割筒によってシリンダを側面から抱き、シリン
ダまたはピストンによって試験片の一端の肩部またはナ
ツトを割筒の一方の端壁に押し付け、その反力を割筒の
他方の端壁によって支持したものである。
負荷ロッド、支持ロッドは、ピストンまたはシリンダに
連結すればよい。
ピストンまたはシリンダを負荷ロッド、支持ロッドと一
体に成型してもよい。
以下、この考案の実施例を図面について説明する。
第1図、第2図および第3図において、試験片1の下端
はつかみ具によって負荷ロッド2に固定される。
つかみ具は、ピストン3を挿入したシリンダ4と、二つ
割した割筒5,6とからなる。
この実施例では、ピストン3は負荷ロッド2と一体に成
型されている。
したがって、シリンダ4に液圧を供給すると、シリンダ
4をピストン3および負荷ロッド2に対し相対的に上下
方向に変位させることができる。
液圧を供給する流路7,8は、ピストン3および負荷ロ
ッド2の内部に形成されている。
シリンダ4には蓋板9が取り付けられ。ピストン3、シ
リンダ4および蓋板9の間はシールリング10によって
シールされている。
二つ割した割筒5,6は、円筒状のもので、両端に端壁
5a、5b、6a、6bを有する。
各端壁5a 、5b 、6a 、6bの中央には、適当
な大きさの孔11.12が形成されている。
これは、後述するように、試験片1および負荷ロッド2
を収容するためのものである。
さらに、上側の端壁5a 、6aの下面およびシリンダ
4の上面の中央にそれぞれ座部13.14が形成されて
いる。
これは、試験片1の下端に設けられた肩部15またはナ
ツト16を係合させるためのものである。
また、ピストン3の下端には、下側の端壁5b。
6bの上面に係合させるための肩部17が形成されてい
る。
前記のように構成されたつかみ具において、方の流路7
からシリンダ4に液圧を供給すると、シリンダ4が下降
し、その底面がピストン3の上端に押し付けられる。
その後、試験片1の下端の肩部15またはナツト16を
シリンダ4の座部14に係合させ、割筒5,6によって
シリンダ4を側面から抱くと、試験片1は割筒5,6の
上側の端壁5a 、6aの孔11に収容され、負荷ロッ
ド2は下側の端壁5b、6bの孔12に収容される。
次いで、他方の流路8からシリンダ4に液圧を供給する
と、シリンダ4がピストン3に対し相対的に上昇する。
したがって、試験片1の下端の肩部15またはナツト1
6は割筒5,6の上側の端壁5a、6aの座部13に係
合し、ピストン3の下端の肩部17は下側の端壁5b
、6bの上面に係合する。
したがって、肩部15またはナツト16はシリンダ4に
よって上側の端壁5a、6aに押し付けられ、締め付け
られる。
その反力は、下側の端壁5b、6bおよびピストン3に
よって支持される。
これによって、試験片1の下端が負荷ロッド2に固定さ
れるものである。
割筒5,6を一体成型し、最後の加工工程で二つ割にす
ると、その形状および寸法を均一にすることができる。
したがって、肩部15またはナツト16に対する締付力
をその全周にわたって均一にすることができ、前記従来
の試験片に偏荷重が与えられるという問題は生じない。
前記従来の捩りモーメントが発生するという問題も生じ
ないのは、言うまでもない。
試験片1の他端は同様にして支持ロッドに固定すればよ
い。
試験時には、負荷ロッド2からピストン3、割筒5,6
および肩部15またはナツト16を介して試験片1に引
張荷重を与えることができる。
ピストン3、シリンダ4の液圧および肩部15またはナ
ツト16を介して試験片1に圧縮荷重を与えることもで
きる。
したがって、引張試験だけでなく、引張圧縮繰返し試験
を行なうこともできる。
なお、割筒5,6によってシリンダ4を抱いた時、流路
8から液圧を供給する前に、割筒5,6を止めねじまた
は円環ベルト等で軽く固定し、外れないようにしてもよ
い。
試験片1を離脱する時は、流路7からシリンダ4に液圧
を供給すると、シリンダ4がピストン3に対し相対的に
下降し、割筒5,6の下側の端壁5b 、6bがピスト
ン3の肩部17から離れるため、割筒5,6を簡単に取
り外すことができる。
この考案には、前記実施例の他に種々の変形例が考えら
れる。
例えば、シリンダ4および割筒5゜6を水冷することに
よって、高温下の試験に使用することもできる。
割筒5,6を適当なガイドに沿って液圧または空気圧で
横方向に変位させ、開閉させることによって、全自動化
することも可能である。
したがって、たとえばホットセル内の試験に使用するこ
ともできる。
第4図に示されているように、ピストン3ではなく、シ
リンダ4を負荷ロッド2と一体に成型してもよい。
この場合は、ピストン3によって試験片1の肩部15を
割筒5,6の上側の端壁5at6aに押し付ければよい
シリンダ4の側面に形成した肩部18を下側の端壁5b
、6bに係合させ、反力を下側の端壁5b、6bとシリ
ンダ4によって支持すればよい。
流路7,8は、シリンダ4の内部に形成すればよい。
この他に、くさびを利用して試験片1の肩部15を上側
の端壁5a、6aに押し付けることも可能である。
以上説明したように、この考案は、割筒によってシリン
ダを側面から抱き、シリンダに液圧を供給するという簡
単な操作で試験片の両端を負荷ロッド、支持ロッドに固
定することができる。
その上、試験片の両端の肩部またはナツトに対する締付
力を均一にすることができ、試験精度を向上させること
ができる。
また、割筒によってシリンダを側面から抱くだけでよい
ため、一対のつかみ具の間隔を大きくする必要がなく、
試験片を短かくすることができる。
試験片を短かくすると、特に引張圧縮繰返し試験におい
て試験片の座屈に対する剛性を増大させることができ、
好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第2図、第
3図は第1図の断面図、第4図は第2図の変形例を示す
断面図である。 1・・・・・・試験片、3・・・・・・ピストン、4・
・・・・・シリンダ、5 、6−・・−・割筒、5a
、 5b 、 6a 、 5b−・・・割筒の端壁、1
5・・・・・・試験片の肩部、16・・・・・・試験片
のナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンを挿入したシリンダと、両端に端壁を有する二
    つ割した割筒とからなり、前記割筒によって前記シリン
    ダを側面から抱くとともに、前記シリンダまたはピスト
    ンによって前記試験片の一端の肩部またはナツトを前記
    割筒の一方の端壁に押り付け、その反力を前記割筒の他
    方の端壁によって支持したことを特徴とする両端に肩部
    またはナツトを設けた試験片用つかみ具。
JP12992581U 1981-08-31 1981-08-31 両端に肩部またはナツトを設けた試験片用つかみ具 Expired JPS5836054Y2 (ja)

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JP12992581U JPS5836054Y2 (ja) 1981-08-31 1981-08-31 両端に肩部またはナツトを設けた試験片用つかみ具

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Publication Number Publication Date
JPS5834036U JPS5834036U (ja) 1983-03-05
JPS5836054Y2 true JPS5836054Y2 (ja) 1983-08-13

Family

ID=29923581

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JP12992581U Expired JPS5836054Y2 (ja) 1981-08-31 1981-08-31 両端に肩部またはナツトを設けた試験片用つかみ具

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JP5964760B2 (ja) * 2013-01-22 2016-08-03 株式会社島津製作所 超音波疲労試験機および超音波疲労試験機用ホーン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5834036U (ja) 1983-03-05

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