JPS5835956B2 - 化粧石綿セメント板の製造方法 - Google Patents
化粧石綿セメント板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5835956B2 JPS5835956B2 JP8287779A JP8287779A JPS5835956B2 JP S5835956 B2 JPS5835956 B2 JP S5835956B2 JP 8287779 A JP8287779 A JP 8287779A JP 8287779 A JP8287779 A JP 8287779A JP S5835956 B2 JPS5835956 B2 JP S5835956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement board
- asbestos cement
- asbestos
- manufacturing
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化粧石綿セメント板の製造方法に関し石綿セメ
ント板を粉砕して得た石綿セメント板粉砕品とスラグ粉
末と石こうとを主成分として含有する水性スラリーを調
製し、この水性スラリーを石綿セメント板の表面に塗装
することを特徴とする化粧石綿セメント板の製造方法に
係るものであるO 石綿セメント板の表面の耐候性を向上させるために石綿
セメント板の表面に表面層を施すことが行なわれるが、
この表面層を施す方法として従来より次の2方法が一般
的に行なわれている。
ント板を粉砕して得た石綿セメント板粉砕品とスラグ粉
末と石こうとを主成分として含有する水性スラリーを調
製し、この水性スラリーを石綿セメント板の表面に塗装
することを特徴とする化粧石綿セメント板の製造方法に
係るものであるO 石綿セメント板の表面の耐候性を向上させるために石綿
セメント板の表面に表面層を施すことが行なわれるが、
この表面層を施す方法として従来より次の2方法が一般
的に行なわれている。
(イ)石綿セメント板の表層に、セメント、シリカ微粉
末、石綿短繊維を主成分とする水性スラリーを塗布し、
オートクレーブ養生にて高温、高湿度下で養生し、セメ
ント、シリカの反応を利用して遊離アルカリの少い表面
層を形成させる。
末、石綿短繊維を主成分とする水性スラリーを塗布し、
オートクレーブ養生にて高温、高湿度下で養生し、セメ
ント、シリカの反応を利用して遊離アルカリの少い表面
層を形成させる。
(ロ)合成樹脂を主成分とするクリヤーまたはエナメル
塗料を、石綿セメント板の表面に塗布し、透水性の少い
塗膜の表面層を形成する。
塗料を、石綿セメント板の表面に塗布し、透水性の少い
塗膜の表面層を形成する。
しかし上記(イ)、(ロ)の場合、次のような欠点があ
った。
った。
(イ)の場合 1.オートクレーブ養生により、製造コ
ストが高くなる。
ストが高くなる。
2、石綿短繊維を使用しないと表面層
に微細なりランクが発生し、耐候性
不良となる。
このため石綿が不可欠で材料品となる。
(ロ)の場合 10石綿セメント板の表面に直接塗料を
塗布する場合は、石綿セメント板 内部のアルカリと塗膜が直接接触す るため塗膜がアルカリにより劣化し やすい。
塗布する場合は、石綿セメント板 内部のアルカリと塗膜が直接接触す るため塗膜がアルカリにより劣化し やすい。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、廃品
の石綿セメント板をそのまま利用することができて材料
コストを低減できると共に石綿セメント板の粉砕品に含
まれている石綿の短繊維で別途原材料として石綿を添加
する必要がなくさらに材料コストを低減でき、しかもオ
ートクレーブ養生する必要なく迅速に水性スラリーを硬
化させることができる化粧石綿セメント板の製造方法を
提供することを目的とするものである。
の石綿セメント板をそのまま利用することができて材料
コストを低減できると共に石綿セメント板の粉砕品に含
まれている石綿の短繊維で別途原材料として石綿を添加
する必要がなくさらに材料コストを低減でき、しかもオ
ートクレーブ養生する必要なく迅速に水性スラリーを硬
化させることができる化粧石綿セメント板の製造方法を
提供することを目的とするものである。
以下本発明の詳細な説明する。
水性スラリーは、石綿セメント板粉砕品30〜70重量
部(以下部という)、スラグとして高炉水砕スラグ粉末
25〜40部、2水石こう等の石こう5〜25部、顔料
0〜10部、水200〜300部の配合で調製する。
部(以下部という)、スラグとして高炉水砕スラグ粉末
25〜40部、2水石こう等の石こう5〜25部、顔料
0〜10部、水200〜300部の配合で調製する。
石綿セメント板粉砕品としては不良品等の廃材の石綿セ
メント板を粉砕したものでよく、材令2週間以上のもの
を用いるのがよい。
メント板を粉砕したものでよく、材令2週間以上のもの
を用いるのがよい。
石綿セメント板粉砕品として不良品や廃材の石綿セメン
ト板を粉砕して用いることにより、原料費の低減ができ
ると共に廃品の両利用ができるものである。
ト板を粉砕して用いることにより、原料費の低減ができ
ると共に廃品の両利用ができるものである。
上記のように調整した水性スラリーを、常法例えば抄造
法等で製造された石綿セメント板の表面に水分を除く固
形分で0.4〜1. Oに9/m’の塗布量で塗布し、
次でこれを加圧脱水し、さらに水性スラリーを養生固化
して表面層2を石綿セメント板1の表面に形成し、最後
に塗装を施し、第1図の如き化粧石綿セメント板に仕上
げるのである。
法等で製造された石綿セメント板の表面に水分を除く固
形分で0.4〜1. Oに9/m’の塗布量で塗布し、
次でこれを加圧脱水し、さらに水性スラリーを養生固化
して表面層2を石綿セメント板1の表面に形成し、最後
に塗装を施し、第1図の如き化粧石綿セメント板に仕上
げるのである。
ここで、石綿セメント板粉砕品には遊離Ca(OH)2
が多量に含まれているので、この遊離Ca(OH) 2
の作用によってスラグの硬化を助長すると共にさらにス
ラグと石こうとが反応して石こうが硬化し、オートクレ
ーブ養生する必要なく迅速に水性スラリーを硬化させて
石綿セメント板の表面に表面層を形成できるのである。
が多量に含まれているので、この遊離Ca(OH) 2
の作用によってスラグの硬化を助長すると共にさらにス
ラグと石こうとが反応して石こうが硬化し、オートクレ
ーブ養生する必要なく迅速に水性スラリーを硬化させて
石綿セメント板の表面に表面層を形成できるのである。
またスラグを硬化させる際に石綿セメント板粉砕品に含
まれている遊離Ca(OH)2が消費されて、遊離Ca
(OH) 2を大量に含ムことにより表面層に生じる
エフロレッセンスの発生が防止できるものである。
まれている遊離Ca(OH)2が消費されて、遊離Ca
(OH) 2を大量に含ムことにより表面層に生じる
エフロレッセンスの発生が防止できるものである。
さらに石綿セメント板粉砕品に含まれる石綿の短繊維が
水性スラリー内に分散され、この石綿で表面層が補強さ
れて表面層にクラックが入ることを防止でき、別原材料
として石綿を用いる必要がないものである。
水性スラリー内に分散され、この石綿で表面層が補強さ
れて表面層にクラックが入ることを防止でき、別原材料
として石綿を用いる必要がないものである。
次に本発明を実施例により詳述する。
実施例
この水性スラリーを抄造法にて6w1厚に形成した石綿
セメント板の表面に水分を除く固形分で0.5Ky/7
71’の塗布量で塗布し、これを加圧脱水してさらに養
生固化させ、石綿セメント板の表面に表面層を0.2
M厚で塗着させて化粧石綿セメント板を得た。
セメント板の表面に水分を除く固形分で0.5Ky/7
71’の塗布量で塗布し、これを加圧脱水してさらに養
生固化させ、石綿セメント板の表面に表面層を0.2
M厚で塗着させて化粧石綿セメント板を得た。
実施例 2,3.4
実施例1の配合においてに之−o 重量%、スラグ
10%、30%となるように石こうの配合量を変えて水
性スラリーを調製し、実施例1と同様にして表面層を施
した石綿セメント板を得た。
性スラリーを調製し、実施例1と同様にして表面層を施
した石綿セメント板を得た。
実施例1,2,3,4の材令7日の石綿セメント板の寸
法変化率、曲げ強度、遊離アルカリ残存量の試験結果を
第2図a、b、cに示す。
法変化率、曲げ強度、遊離アルカリ残存量の試験結果を
第2図a、b、cに示す。
第1図は本発明より得た化粧石綿セメント板の断面図、
第2図a、b、cは同上の化粧石綿セメント板の試験結
果を示すグラフである。 1は石綿セメント板、2は表面層である。
第2図a、b、cは同上の化粧石綿セメント板の試験結
果を示すグラフである。 1は石綿セメント板、2は表面層である。
Claims (1)
- 1 石綿セメント板を粉砕して得た石綿セメント板粉砕
品とスラグ粉末と石こうとを主成分として含有する水性
スラリーを調製し、この水性スラリーを石綿セメント板
の表面に塗装することを特徴とする化粧石綿セメント板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8287779A JPS5835956B2 (ja) | 1979-06-30 | 1979-06-30 | 化粧石綿セメント板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8287779A JPS5835956B2 (ja) | 1979-06-30 | 1979-06-30 | 化粧石綿セメント板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5622692A JPS5622692A (en) | 1981-03-03 |
JPS5835956B2 true JPS5835956B2 (ja) | 1983-08-05 |
Family
ID=13786513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8287779A Expired JPS5835956B2 (ja) | 1979-06-30 | 1979-06-30 | 化粧石綿セメント板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835956B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335401Y2 (ja) * | 1985-11-13 | 1991-07-26 | ||
RU2473398C2 (ru) * | 2009-10-27 | 2013-01-27 | Открытое акционерное общество "Кричевцементношифер" | Способ получения защитно-декоративных покрытий на асбестоцементных изделиях |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6022308U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-15 | アロン化成株式会社 | 射出成型用コア金型 |
-
1979
- 1979-06-30 JP JP8287779A patent/JPS5835956B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335401Y2 (ja) * | 1985-11-13 | 1991-07-26 | ||
RU2473398C2 (ru) * | 2009-10-27 | 2013-01-27 | Открытое акционерное общество "Кричевцементношифер" | Способ получения защитно-декоративных покрытий на асбестоцементных изделиях |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5622692A (en) | 1981-03-03 |
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