JPS5835866A - 乾電池用合剤配合機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾電池の合剤に用いる二酸化マンガンとカーボ
ンブラックのように、比重が極端に異なる材料に対して
均質な混合を達成し、かつ、高能率に行い得る乾電池用
合剤配合機に関するものである。

例えば、乾電池に用いる正極合剤は一般に二酸化マンガ
ン、カーボンブラック、塩化アンモニウム等の材料から
なり５合剤配合機にこれら材料を投入し電解液を注液し
混合するととｋよって生産し、湿潤した粉末状物であり
乾電池製造における電も重要なものである。

従来から、この正極合剤を生産する合剤配合機としては
二重円錐形、Ｖ形等が多く使用され簡単な構造であるが
一応合剤配合機としての能力を有してい九が、これらの
機械は回転によって材料を持ち上げ落下によって混合す
る機構であるため、特に比重の異なる材料を混合するＫ
は落下速度が異なるため均質な混合は不可能に近く、均
質な混合を望むＫは長時間の混合が必要であった。また
電解液を注液して湿潤度が増してくると遠心力によって
混合室の内壁面に付着し、それＫよって不均質な合剤と
なり取出しも困難なものとなっていた。

このような欠点を軽減するため皿円筒形の混合機が用い
られるようになったが、皿円筒形混合機は皿形の円筒内
に、この円筒の中心を回転軸とする攪拌翼片が回転ホイ
ールと共に回転し、攪拌翼片で合剤材料を押し上げ回転
ホイールで適当な加圧を加え混合を行なうが、混合時に
注液する電解液量が多い配合では回転ホイールの圧縮と
攪拌翼片と容器本体での剪断等の効果が働き、軟い粘土
状となり後工程の成形で著しく取扱いが困難な合剤とな
ってしまった。また、この混合機では内壁合剤は全体的
にζ見掛は上均質に混合されるようになったが１部分的
に不均質な混合となり問題があった。

本発明はこのような事情に基づいてなされたもので全体
的にも均質な混合を達成しながら、作業面でも高能率な
合剤配合を行なうもので、大量生産に適した乾電池用合
剤配合機を提供しようというものである。

本発明を一実施例の図面に基づき説明する。

図面は本発明による合剤配合機で第１図は一部沿った断
面図である。

１は傾斜容器本体で有底円筒形に形成され、内部に混合
室２を持ち、底部に取付けられた歯車３によって回転を
得る構造で、歯車３はモータ駆動される駆動軸４に取付
けられた歯車５と噛み合わさっている。容器本体ｌは駆
動部ペース６からアーチ状支持体に取付けられ九本体上
部の押えロー２７と、容器本体１の下部に取付けられた
支えロー２８，９とで振れ止めを果し回転中に容器本体
ペースＩＩＫ取付けられた回転軸１２には円板または多
角形のサポート１３が２〜５個取付けられサポート１３
の外周にはブレードパー１４が等間隔に回転軸１２と平
行に形成され、回転軸１２が回転するととＫよってブレ
ードパー１４は容器本体１の下部内情面を摺接する程度
に回転するように近接して設置されている。またブレー
ドパー１４の長さは容器本体ｌの内底面に摺接する程度
に接近した位曾から容器本体ｌの開口部近傍までの長さ
に設計されている。

１５は容器本体１の開口部を塞ぐ蓋体で、容器本体１内
に形成された混合室２を封鎖するように開口部内側に摺
接され九円板状物である。蓋体１５の混合室２に対向す
る内面は平滑に仕上げられ、その反対面である外面上部
には容器本体１の内壁面に軸重と平行に摺接するように
スクレーパ１６が取付けられている。スクレーパ１６右
側近傍には容器本体１の軸線と平行に電解液注液管１７
が取付けられていて、その電解液注液管１７には数本の
枝管が分岐され、先端には注液ノズル１８が容器本体１
の中心軸線に向って噴霧できる角度で設置されている。

また、１体１５の外面上部にはスクレーバ１６電解液注
液管１７の固定部のはかに材料投入ホッパ１９も設置さ
れていて、蓋体１５の下方には攪拌ブレード部１００回
転軸１２が貫通しペース１１と蓋体１５とは一体的に接
続されている。

攪拌ブレードｓ１０はペース１１下方の連結部１９で駆
動部ペース６と連結固定されているが、ペース１１下部
ＩＩＣ回転軸線と平行にスライド機構を設置することで
、混合室２内に攪拌ブレード部ｌＯを出入自在忙する仁
とが可能覧であり混合機の点検、掃除、整備を簡単忙行
うこともできる。

次に本発明の合剤配合機の混合方法について述べる。

傾斜容器本体１を第２図の矢印Ｃ方向へ回転し、ブレー
ドパー１４の回転軸１２も同一方向の回転で駆動する。

回転軸１２０回転数は容器本体１の回転数より通常多く
回転し１倍〜３０倍の回転数が得られる変速装置が取付
けられている。

粉体である二酸化マンガン、カーボンブラック等の合剤
材料をホッパ１９がら投入する。投入された比重の極端
に異なる二酸化マンガンとカーボンブラック等の合剤材
料は、回転する容器本体１とブレードパー１４の回転に
よって螺旋状に回転し、回転と落下を繰返して効率よく
混合される。

電解液は電解液注液管１７を通して注液ノズル１Ｂから
霧状に噴霧され、粉体の合剤材料は平均に湿潤化されて
行く。電解液の噴霧忙よって比重の極端に異なる二酸化
マンガＺとアセチレンブラック等の粉体材料も短時間で
完壁に均質化され、理想釣力正極合剤が製造される。こ
れは容器本体１の回転で合剤材料を螺旋状に対流させ、
ブレードパー１４の回転によって叩き潰す作用を与える
ことで良好な分散が行なわれるものである。

また、電解液が極端に多い注液の混合でもスクレーパ１
６によって容器本体１の内壁面に付着した合剤はすべて
かき落し、合剤材料の付着停滞が発生せず、合剤材料は
常に攪拌対流を繰返すこととなシ均質蹟混合される。こ
れにより皿内筒形混合機よりべとつきのない取扱いが容
易な粉状の合剤をつくる仁とができる。

電解液の注液が終了したら容器本体１０回転を停め、ブ
レードパー１４の回転を１Ｏｒ、：’ｊｔ程度にダウン
し容器本体１の外側面下部に取付けた合剤取出口２０が
最下方位置に来るように容器本体に合剤を落下させ取出
しを完了する。

このような機構である本発明の合剤配合機によって、混
合攪拌を行なった正極合剤を用いて作った人電池と、従
来例である皿内筒形混合機による正極合剤を使ったＢ電
池とを単１サイズに製造し、２Ω連続、２Ω関欠（３０
分×２回／１日）の放電を行いその持続時間の結果を表
ＩＫ示した。表中の時間値はＡ、Ｂ電池缶５００ケづつ
の終止電圧０．９Ｖまでの平均値である。

ｉｌ この表１によればＡ電池はＢ電池に比較して放電性能に
優れていることが判り、放電時間のバラツキも少なく均
質な混合が行なわれ、無駄なく均一に合剤配合がなされ
ていると判断できる。

以上のように本発明の合剤配合機を用いれば、合剤材料
を全体的に螺旋状に対流させたのち強制的にグレードバ
ーで叩き、潰す効果を与えるととで、比重差の非常ＫＪ
％彦る二酸化マンガンとカーボンブラック眸でも細かく
均質に分散させるとこが可能で、電解液を多量に注液［
７ても取出しゃ後工程の取扱も容易であり、その正極合
剤を用いて製造した電池はバラツキの少ガい安定した放
電性能な示すことができ、本発明の合剤配合機の工業的
価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の乾電池用合剤配合機の一部切欠きした
側面図、第２図は第１図Ａ−Ｂ線の断面図である。 １・・・・・容器本体　　　　３，５・・・歯　車４・
・・・・駆動軸　　　　　１２・・・・・回転軸１３・
・・　サポート　　　　１４・・・・・ブレードパー１
６００．スクレーバ１８・・・・・注液ノズル特許出願
人の名称

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）傾斜回転する混合容器本体と、他の回転軸に取付
   けられたサポートに固定した数本のブレードパーとで混
   合攪拌を行うことを特徴とした乾電池用合剤配合機。
2. （２）＃容器本体内壁に摺接するスクレーパを容器本体
   以外から配設し九ことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の乾電池用合剤配合機。
3. （３）該容器本体内の上部に注液ノズルを、容器本体以
   外から配設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   および第２項の乾電池用合剤配合機。