JPS5835839B2 - ゴムシ−トノヒキダシケイリヨウホウホウ オヨビ ソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パレット上に堆積されたコムシートを引き
出して所定量ずつ自動的に計量切断するコムシートの引
出し計量方法と、この方法の発明の実施に直接使用する
装置に関するもので、人手による計量のバラツキと過失
をなくし、計量誤差を可及的減少し且つ人手による移送
途中のロス、他種ゴムの混入等のない円滑な次工程との
自動化を容易にする方法と装置を日差したものである。

従来、ゴムシートの切断、移載、計量等の作業は適切な
自動化装置がなく、非自動的な人手によって行なわれて
いる現状である。

因って、この発明の方法と装置は、コム工場におけるす
べてのシート状ゴムの移送、切断、計量に使用され、電
気計算機等の自動制御機構に連係されて自動的に行なわ
れるものである。

この発明の方法は、自動制御機構に連係されるコムシー
トの引出し計量方法において、搬送コンベヤの引入れ側
から搬送され、引出し側において、搬送コンベヤと揺動
式チェーンコンベヤとの間から引き出されるゴムシート
を計量装置を有する計量コンベヤ上に連続移乗し、計量
装置には、コムシートの切断部から計量コンベヤまでの
間のゴムシートの重量（ゴム厚と長さからの計算値であ
り、ゴム厚にて移動する）だけ、所定の計量目標値より
減少した基準値を設定し、この基準値に到達する前の段
階において、２段階以上の基準値より低い設定値を設け
、その最小設定値の第１設定値から基準値よりわずかに
低い最終設定値（２段階の場合は第２設定値、３段階の
場合は第３設定値に該当する）までの段階に応じて、搬
送コンベヤは、自動制御によって高速から低速へ、また
は、高速から中速を経て低速へと段階的駆動をなすもの
である。

その段階駆動において計量コンベヤは、搬送コンベヤの
高速の時は、低速に作動し、低速の時は停止する。

計量値が最終設定値に達すると、自動的に搬送停止機能
が働き停止状態とする。

このゴムシートの搬送装置の完全停止の時点において、
計量値と前記基準値と対比され、適合している場合は、
自動的にカッタ装置が作動し、ゴムシートは切断される
。

切断前の計量値が基準値より不足の場合は、低速を継続
し、超過の場合は、逆転し、適合するまで、すなわち、
偏差をなくするような修正動作を行なうフィードバック
制Ｎ（ＦＥＥＤＩ３ＡＣＫＣＯＮＴＲＯＬ） 法が行
なわれるものである。

この発明の装置は、循環する搬送コンベヤの弓入れ側に
押えコンベヤを対応設置し、ゴムシートのスリップを防
止し、引出し側に揺動式チェンコンベヤを対応設置した
ゴムシートの搬送装置とこの装置の引出し側にカウンタ
ー付きローラと、下部に、連続的に引き出されるコムシ
ートを載置移動しながら計量する計量コンベヤを有する
計量装置を設け、該計量装置には、前記の基準値と設定
値が設定され、計量値と基準値とが適合した場合自動的
に切断するカッタ装置を上記搬送装置と計量コンベヤ間
に設けたコムシートの引出し計量装置である。

次に、実施の一例を示す図面に基づいて、この発明の装
置とその計量方法を具体的に説明する。

図において、ゴムシートの搬送装置１は、引入れ装置と
引出し装置を有し、引入れ装置は、搬送コンベヤ２の引
入れ側において押えコンベヤ３を対応状態に設置し、パ
レット上に積まれたゴムシートは、搬送コンベヤ２と押
えコンベヤ３との間に送り込まれる。

４は押上げローラで、空気クッション、スプリングクッ
ション等によって、押えコンベヤ３０ローラ３ａに対し
、常に押し上げ作用を有し、ゴムシートの肉厚の変動に
対応して上下に可動可能に構成され、搬送コンベヤ２と
押えコンベヤ３とゴムシート間のスベリを無くするよう
にされている。

また、この押上げローラ４の上下作動の範囲を、検出器
５，６によって検出し、ゴムシートの有無および異常厚
みの場合の装置の停止を自動制御機構に指令する。

次に、搬送コンベヤ２は、押えコンベヤ３との対応部か
ら離れ、ローラ２ｂからローラ２Ｃまで矢印方向に移動
し、ローラ２Ｃから下方へ揺動式チェーンコンベヤ８に
沿って方向転換して、下部のカウンタ付ローラ１０から
ガイドローラ２ｄ。

２ｅを通って最初のローラ２ａに戻る循環経路を作動す
る。

従って、移送されるゴムシートは、搬送コンベヤ２によ
って搬送されローラ２ｃの箇所から方向転換され、揺動
式チェーンコンベヤ８と搬送コンベヤ２との間に挾持さ
れ、計量装置１１ノ計量コンベヤ１１ａ上に載せられる
。

この場合、図示のような揺動式チェーンコンベヤを使用
することによって、ゴムシートの動揺のない正確な移送
と適切な把持力が保持され且つ挟持ゴムシートの厚みの
変動によって挟持間隔は自動的に揺動調整される。

計量値と最終設定値との適合により移送作動が停止する
ように作動され、基準値と計量値との適合した場合揺動
式チェーンコンベヤ８と計量装置Ｕとの間に設けられた
カンタ装置９のシリンダーが作動し、刃９ａとロー２１
２の間でゴムシートは切断される。

不例においては、切断は加熱された刃９ａによって切断
される簡単な切断方式を示したが、その他の走行カッタ
等適宜な切断方式が使用されうる。

なお、搬送コンベヤ２、押えコンベヤ３、揺動式チェー
ンコンベヤ８は、正逆回転可能な駆動装置７によつＣ駆
動され、搬送速度は、高速、中速、低速と自由に調節さ
れうるものである。

また、計量装置Ｕの計量コンベヤ１１ａは駆動装置１４
によって別に駆動される。

検出器５は主として、コムシートの無い場合を検出し、
検出器６はゴムシートが３枚以上重なって搬送されて来
たような異常状態を検出するように構成されている。

カウンタ付ローラ１０は、カンタ装置９にはいる直前に
設定されており、不足の場合の長さの算出に使用される
。

また、検出器１３は、カウンタ付ローラ１０と計量装置
Ｕとの間のゴムシートの有無を検出する０ 上述のような構成からなるコムシート引出し計量装置は
、次のようにして計量される。

すなわち、計量装置Ｕには、ゴムシー１１の切断部ＣＰ
と計量コンベヤ間のゴムシートＲの重量だけ所定の計量
目標値より減少した基準値に対して、基準値の前に、２
段階以上（少なくとも２段階）、すなわち、最小の第１
設定値から第２設定値（最終設定値）の２段階とするか
、または、第１設定値、第２設定値、第３設定値（最終
設定値）の３段階とするように段階的設定値を設けるも
のである。

たとえば、第１設定値は基準値の９５φ程度、第２設定
値は９８φ−１第３設定値を９９％強程度に設定したと
仮定した場合、第１設定値までは搬送コンベヤ２は高速
走行させられ、計量装置Ｕの計量コンベヤ１１ａは低速
で駆動される。

従って、ゴムシートＲは計量コンベヤ上において折返し
を繰り返しながら順次移送されるものであり、計量コン
ベヤの長さは、製造工程における計量の対象によって異
なり、計量の合計量およびゴム厚によって異なるが、一
般には、２メ一ター程度または３メ一ター程度である。

次に、第１設定値を過ぎると第２設定値までは、搬送コ
ンベヤ２は中速で駆動し、計量コンベヤ１１ａは停止状
態とする。

さらに、第２設定値を越えて第３設定値までは、搬送コ
ンベヤ２は低速で駆動し、計量コンベヤ１１ａは前同様
停止状態に置かれる。

計量値が第３設定値に達すると停止機能が働き駆動装置
の電源が切れ、完全に装置全体が停止した時点において
、計量された計量値と、基準値との適合した場合は、自
動的にカンタ装置が作動し切断される。

計量値が基準値より超過した場合は、その偏差がフィー
ドバック制御による修正が行なわれ、低速で逆転され、
計量値と基準値との適合により、自動的に切断機能が作
動するものである。

計量値が基準値より不足の場合は、上記同様その偏差が
フィードバック制御による修正が行なわれ、低速で正転
駆動され、計量値と基準値との適合により自動的に切断
機能が作動するものである。

以上の過程によって適合となった場合は、カッタ装置９
によって切断される。

切断後は、所定の計量目標値と計量値と対比し、・適合
の場合は計量完了となり、次の工程へ移送される。

超過の場合は、手作業によって調整される。

不足の場合は、不足量を演算し、手動操作によって、カ
ウンタ付ローラ１０によって所要の長さたけ低速で送り
出し、カンタ装置９により切断して所定の計量目標値に
合致させるように手動修正によって計量を完了し、次工
程へ移送される。

上述のとおり、この発明は、コムシートの移送、計量、
切断がすべて自動的に行なわれ、計量の一定化とゴム工
場の自動化に大きく寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のゴムシートの引出し計量装置の平
面図、第２図は、同装置の立面図である。 １・・・ゴムシートの搬送装置、２・・・搬送コンベヤ
、３・・・押工コンベヤ、８・・・揺動式チェーンコン
ベヤ、９・・・カッタ装置、」・・・計量装置、１１ａ
・・・計量コンベヤ、Ｒ・・・コムシート、ＣＰ・・・
切断部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 自動制御機構に連係されるコムシートの引出し計量
   方法において、搬送コンベヤの引入れ側から搬送され、
   該搬送コンベヤと引出し側の揺動式チェーンコンベヤと
   の間から引き出されるゴムシートを計量装置の計量コン
   ベヤ上に連続移乗し、計量装置には、基準値を設は且つ
   基準値に到達する前の段階において、２段階以上の基準
   値より低い設定値を設け、その最小設定値から基準値よ
   りわずかに低い最終設定値までの設定値の段階に対応し
   て、搬送コンベヤは自動制御によって高速から低速に向
   かって段階的に駆動が行なわれ、計量コンベヤは、搬送
   コンベヤが高速のときは低速となり、搬送コンベヤが低
   速のときは計量コンベヤは停止状態となり、計量値が最
   終設定値に達すると、自動的に搬送機能を停止状態とす
   る、このゴムシートの搬送装置の完全停止の時点におい
   て、計量値と基準値との対比による適化が判定され、適
   合している場合は、自動的にカッタ装置が作動しゴムシ
   ートを切断し、基準値に対し計量値に過不足のある場合
   は、自動的に搬送コンベヤが低速にて正転または逆転作
   動しその偏差をなくするような修正動作を行なうフィー
   ドバック制御が行なわれ計量値と基準値の適合によって
   自動的にゴムシートを切断するようにしたことを特徴と
   するゴムシートの引出し計量方法。 ２ 循環する搬送コンベヤの引入れ側に、押えコンベヤ
   を対応設置し、引出し側に揺動式チェーンコンベヤを対
   応設置したゴムシートの搬送装置と、この装置の引出し
   側にカウンタ付ローラと下部に、連続的に引き出される
   ゴムシートを載置移動しながら計量する計量コンベヤを
   有する計量装置を設け、該計量装置に設定された基準値
   と計量値との適合によって自動的に作動するカッタ装置
   を、上記搬送装置と計量コンベヤ間に設けたゴムシート
   の引出し計量装置。