JPS5835745Y2 - トラツプ接続管

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【考案の詳細な説明】この考案は、たとえば洗面器のトラップと床下ないしは
壁内の排水管とを接続するトラップ接続管に関する。

洗面器のトラップと排水管を接続する接続管は、排水管
の配管位置によって２種類ある。

すなわち、排水管が床下に垂直に配されている場合には
、ステッキ状の接続管が用いられ、また排水管が側壁内
に水平に配されている場合には、キセル状の接続管が用
いられる。

そのため排水管の配管位置のいずれの場合にも適用でき
る構造の管があれば便利である。

この考案は、上記のような要望にこたえるべくなされた
もので、両端にＵ字状の湾曲部と略り字状の湾曲部をそ
れぞれ有する管をこしらえ、これを適宜な位置で切断し
て、ステッキ状ないしはキセル状の接続管を製作し、こ
れらを排水管の配管位置に即応して使用するものである
。

以下、この考案の実施例を図面により説明する。

第１図において、この考案による管は、直管部１の一端
にＵ字状の湾曲部２が設けられ、同他端に略り字状の湾
曲部３が設けられているものである。

管の材質は合成樹脂または金属である。この考案による
管はつぎのようにして使用される。

まず、第２図に示すように、排水管４が床５の下に垂直
に配されている場合には、この管を直管部１の他端寄り
すなわち第１図上の鎖線Ａの位置で切断して、ステッキ
状の接続管６を製作し、洗面器７の排水トラップ８に同
接続管６のＵ字状湾曲部２側の端部を接続し、切断端部
を排水管４に接続する。

また、第３図に示すように、排水管９が側壁１０内に水
平に配されている場合には、この管を直管部１の一端寄
りすなわち第１図上の鎖線Ｂの位置で切断して、キセル
状の接続管１１を製作し、洗面器７の排水トラップ８に
同接続管１１の略り字状湾曲部３側の端部を接続し、切
断端部を排水管９に接続する。

以上のとおりで、この考案による管は、直管部の一端に
Ｕ字状の湾曲部が設けられ、同他端に略り字状の湾曲部
が設けられたものであるので、これを適宜な位置で切断
することにより、異なる排水管に即応した接続管を得る
ことができ、極めて使い勝手がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示す管の正面図、第２図、
第３図は使用状態を示す側面図である。１・・・・・・直管部、２・・・・・・Ｕ字状の湾曲部
、３・・・・・・略り字状の湾曲部。

【実用新案登録請求の範囲】