JPS5835611B2 - アルコ−ル可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法 - Google Patents
アルコ−ル可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法Info
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- JPS5835611B2 JPS5835611B2 JP8576579A JP8576579A JPS5835611B2 JP S5835611 B2 JPS5835611 B2 JP S5835611B2 JP 8576579 A JP8576579 A JP 8576579A JP 8576579 A JP8576579 A JP 8576579A JP S5835611 B2 JPS5835611 B2 JP S5835611B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は印刷インク用ビヒクルに適したアルコール可溶
性の変性ポリアミド樹脂の製造法に関するものである。
性の変性ポリアミド樹脂の製造法に関するものである。
更に詳しくはグリシジルエーテル類と特定のポリアルキ
レンポリアミンと重合脂肪酸とモノカルボン酸とを用い
て、新規な変性ポリアミドすなわち、ポリアミドの末端
あるいは側鎖中のアミノ基又はアミド基の窒素原子の一
部にグリシジルエーテル類を付加させた構造を有するア
ルコール可溶性の変性ポリアミドの製造法に関するもの
である。
レンポリアミンと重合脂肪酸とモノカルボン酸とを用い
て、新規な変性ポリアミドすなわち、ポリアミドの末端
あるいは側鎖中のアミノ基又はアミド基の窒素原子の一
部にグリシジルエーテル類を付加させた構造を有するア
ルコール可溶性の変性ポリアミドの製造法に関するもの
である。
アルコール可溶性樹脂のインクビヒクルはゴム凸版を用
いるフレキングラフイックインクとして従来から使用さ
れているが、芳香族系溶剤を主に用いる混合溶液可溶性
のインクビヒクルが使用されていたグラビアインク用ビ
ヒクルも溶剤規制や特に食品包装材料用としての規制な
どの為にアルコール系溶剤あるいはナフテン系溶剤に可
溶のインクビヒクルに置き換えられることが要望されて
おり、今後その要望はますます強くなると思われる。
いるフレキングラフイックインクとして従来から使用さ
れているが、芳香族系溶剤を主に用いる混合溶液可溶性
のインクビヒクルが使用されていたグラビアインク用ビ
ヒクルも溶剤規制や特に食品包装材料用としての規制な
どの為にアルコール系溶剤あるいはナフテン系溶剤に可
溶のインクビヒクルに置き換えられることが要望されて
おり、今後その要望はますます強くなると思われる。
従来、アルコール可溶性インクビヒクル用ポリアミド樹
脂を製造する方法としては、ポリアルキレンポリアミン
と重合脂肪酸とを主原料としたポリアミド樹脂を製造す
るにあたり、スピョアセタール環を含む二塩基酸を用い
たり(特公昭4432435号公報)、水酸基を有する
ゴ塩基カルボン酸を用いたり(特公昭41−19997
号公報)する方法が見うけられるが、これらの方法によ
るものはグラビア用に従来用いられていた混合溶剤可溶
性ポリアミド樹脂に比し一般に耐水性、耐熱性その他の
諸インク特性が低下する傾向がある。
脂を製造する方法としては、ポリアルキレンポリアミン
と重合脂肪酸とを主原料としたポリアミド樹脂を製造す
るにあたり、スピョアセタール環を含む二塩基酸を用い
たり(特公昭4432435号公報)、水酸基を有する
ゴ塩基カルボン酸を用いたり(特公昭41−19997
号公報)する方法が見うけられるが、これらの方法によ
るものはグラビア用に従来用いられていた混合溶剤可溶
性ポリアミド樹脂に比し一般に耐水性、耐熱性その他の
諸インク特性が低下する傾向がある。
これらの特性の低下を出来るだけ少なくしたアルコール
可溶性ポリアミド樹脂が要望されており、本発明はこの
目的の為に適したポリアミド樹脂な提供するものである
。
可溶性ポリアミド樹脂が要望されており、本発明はこの
目的の為に適したポリアミド樹脂な提供するものである
。
即ち本発明は、(Alグリシジルエーテル類と一般式H
2N(R’NH)nH(式中、R′は炭素数2〜3のア
ルキレン基、nは1〜5の整数を表わす)で表わされる
ポリアルキレンポリアミンとの付加反応生成物と(B)
重合脂肪酸と(q一般式RCOOH(式中、Rは置換基
を有することもある炭素数1〜20のアルキル基又はア
ルケニル基を表わす)で表わされるモノカルボン酸とを
反応せしめて製造することを特徴とする、アルコール可
溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法を提供するものであ
る。
2N(R’NH)nH(式中、R′は炭素数2〜3のア
ルキレン基、nは1〜5の整数を表わす)で表わされる
ポリアルキレンポリアミンとの付加反応生成物と(B)
重合脂肪酸と(q一般式RCOOH(式中、Rは置換基
を有することもある炭素数1〜20のアルキル基又はア
ルケニル基を表わす)で表わされるモノカルボン酸とを
反応せしめて製造することを特徴とする、アルコール可
溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法を提供するものであ
る。
本発明による変性ポリアミド樹脂はその末端あるいは側
鎖中のアミノ基又はアミド基の窒素原子の一部にグリシ
ジルエーテル類を付加させた構造を有するものであり、
グリシジルエーテル類を付加させる工程は次の方法で行
われる。
鎖中のアミノ基又はアミド基の窒素原子の一部にグリシ
ジルエーテル類を付加させた構造を有するものであり、
グリシジルエーテル類を付加させる工程は次の方法で行
われる。
すなわち、ポリアルキレンポリアミンの一部をグリシジ
ルエーテル類と反応させたのち重合脂肪酸、モノカルボ
ン酸などとポリアミド化反応させて行う。
ルエーテル類と反応させたのち重合脂肪酸、モノカルボ
ン酸などとポリアミド化反応させて行う。
本発明に用いられるグリシジルエーテル類としては、炭
素数1〜8のアルキル基を有するアルキルグリシジルエ
ーテル、例えばメチルグリシジルエーテル、エチルグリ
シジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、ブ
チルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル
など、また炭素数2〜8のアルキレングリコールのジグ
リシジルエーテル、例えばエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ブチレングリコールジグリシジルエーテル、ネオ
ペンチルグリコールジグリシジルエーテルなど、またポ
リエチレングリコール(重合度2〜5)のジグリシジル
エーテルたとえばジエチレングリコールグリシジルエー
テル、トリエチレングリコールシフリシジルエーテル、
ペンタエチレングリコールジグリシジルエーテルなど、
又はポリプロピレングリコール(重合度2〜5)のジグ
リシジルエーテルたとえばジプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ペンタプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテルなどが挙げられる。
素数1〜8のアルキル基を有するアルキルグリシジルエ
ーテル、例えばメチルグリシジルエーテル、エチルグリ
シジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、ブ
チルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル
など、また炭素数2〜8のアルキレングリコールのジグ
リシジルエーテル、例えばエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ブチレングリコールジグリシジルエーテル、ネオ
ペンチルグリコールジグリシジルエーテルなど、またポ
リエチレングリコール(重合度2〜5)のジグリシジル
エーテルたとえばジエチレングリコールグリシジルエー
テル、トリエチレングリコールシフリシジルエーテル、
ペンタエチレングリコールジグリシジルエーテルなど、
又はポリプロピレングリコール(重合度2〜5)のジグ
リシジルエーテルたとえばジプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ペンタプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテルなどが挙げられる。
余りグリシジル当量の高いグリシジルエーテル類や芳香
族系のグリシジルエーテル類は、本発明の目的とする樹
脂性能に対して必ずしも好ましい結果を与えないので適
当ではない。
族系のグリシジルエーテル類は、本発明の目的とする樹
脂性能に対して必ずしも好ましい結果を与えないので適
当ではない。
本発明で使用されるポリアルキレンポリアミンは一般式
H2N(R’NH)nH(式中、R/は炭素数2〜3の
アルキレン基、nは1〜5の整数を表わす)で表わされ
るものであり、たとえばエチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、ペンタエチレンへキサミン、プロピレンジ
アミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテト
ラミン、テトラプロピレンペンタミン、ペンタプロピレ
ンへキサミンの単独又は混合物が挙げられる。
H2N(R’NH)nH(式中、R/は炭素数2〜3の
アルキレン基、nは1〜5の整数を表わす)で表わされ
るものであり、たとえばエチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、ペンタエチレンへキサミン、プロピレンジ
アミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテト
ラミン、テトラプロピレンペンタミン、ペンタプロピレ
ンへキサミンの単独又は混合物が挙げられる。
就中、これらのポリアルキレンポリアミンのうち少なく
とも50当量%はn=1の化合物すなわちエチレンジア
ミン又はプロピレンジアミンであることが好ましい。
とも50当量%はn=1の化合物すなわちエチレンジア
ミン又はプロピレンジアミンであることが好ましい。
生成する樹脂の要求物性等からみると、エチレンジアミ
ン又は(及び)プロピレンジアミンが使用ポリアルキレ
ンポリアミン中の4分の3(75当量%)以上を占める
ことが最も望ましい。
ン又は(及び)プロピレンジアミンが使用ポリアルキレ
ンポリアミン中の4分の3(75当量%)以上を占める
ことが最も望ましい。
本発明の変性ポリアミド樹脂の製造に用いられる重合脂
肪酸は、乾性又は半乾性油脂肪酸あるいはそのエステル
の重合によって得られるものである。
肪酸は、乾性又は半乾性油脂肪酸あるいはそのエステル
の重合によって得られるものである。
即ち、重合脂肪酸とは多不飽和脂肪酸を含む一塩基性脂
肪酸あるいはそのエステルで8〜24の炭素数を持つも
のを重合したもので、その成分としでて塩基性脂肪酸、
三量化重合脂肪酸、三量化重合脂肪酸等を含むものであ
り、その重合にあたっでは、無触媒で高温加熱によって
も得られるし、公知の酸性粘土、過酸化−ジ−t−ブチ
ル等の触媒を用いての加熱によっても得ることができる
。
肪酸あるいはそのエステルで8〜24の炭素数を持つも
のを重合したもので、その成分としでて塩基性脂肪酸、
三量化重合脂肪酸、三量化重合脂肪酸等を含むものであ
り、その重合にあたっでは、無触媒で高温加熱によって
も得られるし、公知の酸性粘土、過酸化−ジ−t−ブチ
ル等の触媒を用いての加熱によっても得ることができる
。
現在重合脂肪酸として市販されているものは炭素数18
の不飽和脂肪酸に基づくものが多く、その典型的なもの
は次のような組成を有するものである。
の不飽和脂肪酸に基づくものが多く、その典型的なもの
は次のような組成を有するものである。
炭素数18の一塩基性脂 0〜 5重量%肪酸
炭素数36の三量化重合 60〜100重量%脂肪酸
炭素数54以上の三量化 0〜30重量%以上の重合
脂肪酸 本発明において、グリシジルエーテル基のアミノ基に対
する付加率は、ポリアミド中の窒素当量に対して5〜5
0%程度であり、最適には10〜35%の付加率である
。
脂肪酸 本発明において、グリシジルエーテル基のアミノ基に対
する付加率は、ポリアミド中の窒素当量に対して5〜5
0%程度であり、最適には10〜35%の付加率である
。
グリシジルエーテル類の付加率が大きい程アルコール可
溶性は大きくなるが、余りその付加率が大きくなるとア
ルコール可溶性以外のインキビヒクルとしての性能に好
ましくない点が出でくるので、その付加率は50%以下
、好ましくは10〜35%にすることが望ましい。
溶性は大きくなるが、余りその付加率が大きくなるとア
ルコール可溶性以外のインキビヒクルとしての性能に好
ましくない点が出でくるので、その付加率は50%以下
、好ましくは10〜35%にすることが望ましい。
付加率5%以下ではアルコール可溶性の効果は実質的に
発現し得ない。
発現し得ない。
本発明の製造法によって製造された変性ポリアミド樹脂
は、印刷用インキビヒクル、塗料、被覆剤、接着剤用基
材等として利用することができるが、最適の用途は印刷
用のインキビヒクルとしての利用である。
は、印刷用インキビヒクル、塗料、被覆剤、接着剤用基
材等として利用することができるが、最適の用途は印刷
用のインキビヒクルとしての利用である。
即ち、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
フィルムあるいは軟質アルミフォイルなどのグラビア或
はフレクツ印刷用のインキビヒクルとして好適である。
フィルムあるいは軟質アルミフォイルなどのグラビア或
はフレクツ印刷用のインキビヒクルとして好適である。
即ち、本発明による変性ポリアミド樹脂は顔料、溶剤、
また必要に応じて他の樹脂を一部加えてもよいが、これ
らの材料と配合し、適当なミル等を用いて練り合わせて
インク化して利用される。
また必要に応じて他の樹脂を一部加えてもよいが、これ
らの材料と配合し、適当なミル等を用いて練り合わせて
インク化して利用される。
本発明によって製造した変性ポリアミド樹脂は、従来の
アルコール可溶性ポリアミド樹脂にみられる耐水性や耐
熱性に劣るという欠点は見られず、すぐれた耐熱性、耐
水性、耐ブロッキング性などを示し、インキ用ビヒクル
として良好な特性を有する。
アルコール可溶性ポリアミド樹脂にみられる耐水性や耐
熱性に劣るという欠点は見られず、すぐれた耐熱性、耐
水性、耐ブロッキング性などを示し、インキ用ビヒクル
として良好な特性を有する。
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例 1
あらかじめエチレンジアミンと炭素数1〜8のアルキル
基を有するアルキルグリジルエーテルとをアミン基当量
1に対してグリシジルエーテル当量を1または1.5の
割合で混合し、100〜120℃で反応させてアルキル
グリシジルエーテル付加物を台底した。
基を有するアルキルグリジルエーテルとをアミン基当量
1に対してグリシジルエーテル当量を1または1.5の
割合で混合し、100〜120℃で反応させてアルキル
グリシジルエーテル付加物を台底した。
炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルグリシジル
エーテルとしてはメチルグ1ノシジルエーテル、ブチル
グリシジルエーテル、及びオクチルグリシジルエーテル
を使用した。
エーテルとしてはメチルグ1ノシジルエーテル、ブチル
グリシジルエーテル、及びオクチルグリシジルエーテル
を使用した。
得られたアルキルグリシジルエーテル付加物に重合脂肪
酸としてユニダイム22(ユニオンキャンプ社商品名、
C18のに塩基酸約3%、C36の二塩基酸的75%、
C54の三塩基酸的22%より成る。
酸としてユニダイム22(ユニオンキャンプ社商品名、
C18のに塩基酸約3%、C36の二塩基酸的75%、
C54の三塩基酸的22%より成る。
)、モノカルボン酸としてバートールFA1(揺磨化成
社商品名、トール油脂肪酸)とプロピオン酸、及びエチ
レンジアミンを加えて、これらを温度計、機械式攪拌器
、蒸留塔及び捕集用フラスコを備えた二頭フラスコに仕
込み、内部に窒素ガスを通じながら攪拌加熱し、徐々に
温度を230℃まで上げ、230℃で4時間脱水ポリア
ミド化反応をおこなわせ、のち、230℃で減圧下(約
50〜100110011Lに1時間反応させ、変性ポ
リアミド樹脂を製造した。
社商品名、トール油脂肪酸)とプロピオン酸、及びエチ
レンジアミンを加えて、これらを温度計、機械式攪拌器
、蒸留塔及び捕集用フラスコを備えた二頭フラスコに仕
込み、内部に窒素ガスを通じながら攪拌加熱し、徐々に
温度を230℃まで上げ、230℃で4時間脱水ポリア
ミド化反応をおこなわせ、のち、230℃で減圧下(約
50〜100110011Lに1時間反応させ、変性ポ
リアミド樹脂を製造した。
仕込原料の配合割合及び得られた樹脂の特性、インク特
性などを表−1に示す。
性などを表−1に示す。
樹脂特性のうち、軟化点はASTM、
E2858Tに準じて環球法で測定し、溶液粘度(CP
S)はトルエン/イソプロパツール2/1の混合溶媒を
用い35%樹脂溶液の25℃における粘度をB型粘度計
で測定したアルコール可溶性は20%樹脂濃度でイソプ
ロパツールに溶解し、該ワニスを室温に24時間放置し
その流動性を観察し、流動性良好なものを○、セミゲル
即ち半流動性のものを△、流動性の無いものはXの記号
で表わした。
S)はトルエン/イソプロパツール2/1の混合溶媒を
用い35%樹脂溶液の25℃における粘度をB型粘度計
で測定したアルコール可溶性は20%樹脂濃度でイソプ
ロパツールに溶解し、該ワニスを室温に24時間放置し
その流動性を観察し、流動性良好なものを○、セミゲル
即ち半流動性のものを△、流動性の無いものはXの記号
で表わした。
インク特性は次の様にして評価した。
即ち、製造した変性ポリアミド樹脂をそれぞれイソプロ
パツールに樹脂濃度が35%となるように溶解しくグリ
シジルエーテルを使用しないで製造される、従来のポリ
アミド樹脂はトルエン/イソプロパツール=2/1の混
合溶媒に樹脂濃度が35%となるように溶解する。
パツールに樹脂濃度が35%となるように溶解しくグリ
シジルエーテルを使用しないで製造される、従来のポリ
アミド樹脂はトルエン/イソプロパツール=2/1の混
合溶媒に樹脂濃度が35%となるように溶解する。
イソプロパツール単独には難溶)、これらの樹脂100
重量部に対し10重量部のウォッチヤングレッドカルシ
ウム(顔料)を加え、しかるのち該混合物をボールミル
にて16時間ミリングしてインキを製造し、得られたイ
ンキを処理ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム及び軟質アルミフォイルに印刷し、−夜室温で乾燥
後、該印刷物の接着性、耐ブロッキング性、耐水性及び
耐熱性をしらべた。
重量部に対し10重量部のウォッチヤングレッドカルシ
ウム(顔料)を加え、しかるのち該混合物をボールミル
にて16時間ミリングしてインキを製造し、得られたイ
ンキを処理ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム及び軟質アルミフォイルに印刷し、−夜室温で乾燥
後、該印刷物の接着性、耐ブロッキング性、耐水性及び
耐熱性をしらべた。
これらの試験方法及び判定基準は次の通りとした。
(i) 接着性;感圧テープによる接着性にチバンセ
ロテープ4300を使用) 印刷面が全く感圧テープ側に取られないもの・・・・・
・・・・・・・−・○ 印刷面の一部が感圧テープ側に取られるもの・・・・・
・・−・・・・・・・△ 印刷面の大部分が感圧テープ側に取られるもの・・・・
・・・・−・・−・・・× (1i)耐ブロッキング性; ICブロックテスターCKoethlerInstru
ment Company製〕を用い、60℃、1k
g/cAにて24時間印刷面一印刷面、及び印☆☆ 刷
面−非印刷面を合わせてテストする。
ロテープ4300を使用) 印刷面が全く感圧テープ側に取られないもの・・・・・
・・・・・・・−・○ 印刷面の一部が感圧テープ側に取られるもの・・・・・
・・−・・・・・・・△ 印刷面の大部分が感圧テープ側に取られるもの・・・・
・・・・−・・−・・・× (1i)耐ブロッキング性; ICブロックテスターCKoethlerInstru
ment Company製〕を用い、60℃、1k
g/cAにて24時間印刷面一印刷面、及び印☆☆ 刷
面−非印刷面を合わせてテストする。
印刷面が完全であり、はがす時に抵抗のないもの・・・
・・・・・・・・・・・・・○印刷面の一部に星のよう
な点がついているもノー・・−・・・・・・・・・△ 印刷面が融着し、はがしづらいもの・・・・・・・・・
×(111)耐水性;印刷物を水道水中に24時間浸漬
後、タオルで水分を吸い取り、直ちに前記(1)の接着
性をしらべる。
・・・・・・・・・・・・・○印刷面の一部に星のよう
な点がついているもノー・・−・・・・・・・・・△ 印刷面が融着し、はがしづらいもの・・・・・・・・・
×(111)耐水性;印刷物を水道水中に24時間浸漬
後、タオルで水分を吸い取り、直ちに前記(1)の接着
性をしらべる。
その評価は接着性(1)に準じる。(IV) 耐熱性
;熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、1kg/c
rA、1秒間熱圧縮し印刷面の耐熱温度を肉眼で判定す
る。
;熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、1kg/c
rA、1秒間熱圧縮し印刷面の耐熱温度を肉眼で判定す
る。
100°Cでも印刷面が完全なもの・・・・・・・・・
・・・0100℃テ印刷面の一部がヒートシールバーに
取られるもの・−・・・・−・・・・・・・8100℃
で印刷面の大半がヒートシールバーに取られるもの・・
・・−・・・・・・・・・・×表−1の結果から、グリ
シジルエーテル類を使用して製造した本発明の樹脂は、
アルコール可溶性であり、且耐水性、耐ブロッキング性
、耐熱性、接着性のすべてにおいてすぐれていることが
わかる。
・・・0100℃テ印刷面の一部がヒートシールバーに
取られるもの・−・・・・−・・・・・・・8100℃
で印刷面の大半がヒートシールバーに取られるもの・・
・・−・・・・・・・・・・×表−1の結果から、グリ
シジルエーテル類を使用して製造した本発明の樹脂は、
アルコール可溶性であり、且耐水性、耐ブロッキング性
、耐熱性、接着性のすべてにおいてすぐれていることが
わかる。
実施例 2
あらかじめジエチレントリアミ、とブチ2.グリシジル
エーテルをグリシジル基/アミノ基が2/3となる当量
比で混合し、100〜120℃で反応させてブチルグリ
シジルエーテル付加物を合成した。
エーテルをグリシジル基/アミノ基が2/3となる当量
比で混合し、100〜120℃で反応させてブチルグリ
シジルエーテル付加物を合成した。
次に、該付加物に重合脂肪酸としてユニダイム22(前
記実施例1で用いた重合脂肪酸と同じもの)、モノカル
ボン酸としてノ・−トールFA1(トール油脂肪酸)、
プロピオン酸、及びエチレンジアミンを所定量加えて、
これらを温度計、*機械式攪拌器、蒸留塔及び捕集用フ
ラスコを備えた二頭フラスコに仕込み、内部に窒素ガス
を通じながら攪拌、加熱し、徐々に温度を230℃まで
上げ、230℃で減圧下(約50〜100間Hg)に1
時間反応させ、変性ポリアミド樹脂を製造した。
記実施例1で用いた重合脂肪酸と同じもの)、モノカル
ボン酸としてノ・−トールFA1(トール油脂肪酸)、
プロピオン酸、及びエチレンジアミンを所定量加えて、
これらを温度計、*機械式攪拌器、蒸留塔及び捕集用フ
ラスコを備えた二頭フラスコに仕込み、内部に窒素ガス
を通じながら攪拌、加熱し、徐々に温度を230℃まで
上げ、230℃で減圧下(約50〜100間Hg)に1
時間反応させ、変性ポリアミド樹脂を製造した。
仕込原料の配合割合を表−2に、得られた樹脂の特性と
インク特性の結果を表−3に示す。
インク特性の結果を表−3に示す。
樹脂物性及びインク特性の評価は、実施例1に記載の評
価方法に準じて評価した。
価方法に準じて評価した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(A)グリシジルエーテル類と一般式 H2N(R’NH)nH(式中、R′は炭素数2〜3の
アルキレン基、nは1〜5の整数を表わす。 )で表わされるポリアルキレンポリアミンとの付加反応
生成物と(B)重合脂肪酸とC)一般式RCOOH(式
中、Rは置換基を有することもある炭素数1〜20のア
ルキル基又はアルケニル基を表わす。 )で表わされるモノカルボン酸とを反応せしめて製造す
ることを特徴とするアルコール可溶性の変性ポリアミド
樹脂の製造法。 2 グリシジルエーテル類が、炭素数1〜8のアルキル
基を有するアルキルグリシジルエーテルである特許請求
の範囲第1項記載のアルコール可溶性の変性ポリアミド
樹脂の製造法。 3 グリシジルエーテル類が、炭素数2〜8のアルキレ
ングリコールのジグリシジルエーテルまたはポリエチレ
ングリコール(重合度2〜5)のジグリシジルエーテル
またはポリプロピレングリコール(重合度2〜5)のジ
グリシジルエーテルである特許請求の範囲第1項記載の
アルコール可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法。 4一般式H2N(R’NH)nH(式中、Rは炭素数2
〜3のアルキレン基、nは1〜5の整数を表わす)で表
わされるポリアルキレンポリアミンのうち少なくとも5
0重量%がn=1の化合物である特許請求の範囲第1項
記載のアルコール可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法
。 5 重合脂肪酸が次の組成を有するものである特許請求
の範囲第1項記載のアルコール可溶性の変性ポリアミド
樹脂の製造法。 炭素数18の一塩基性脂肪 0〜 5重量%酸 炭素数36の二量化重合脂 60〜100重量%肪酸 炭素数54以上の三量化以 O〜 30重量%上の重
合脂肪酸
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8576579A JPS5835611B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | アルコ−ル可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8576579A JPS5835611B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | アルコ−ル可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS5610528A JPS5610528A (en) | 1981-02-03 |
JPS5835611B2 true JPS5835611B2 (ja) | 1983-08-03 |
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ID=13867957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8576579A Expired JPS5835611B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | アルコ−ル可溶性の変性ポリアミド樹脂の製造法 |
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JP (1) | JPS5835611B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108912326A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-11-30 | 中山市明日涂料材料有限公司 | 油墨用醇溶性聚酰胺树脂及其合成方法 |
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1979
- 1979-07-06 JP JP8576579A patent/JPS5835611B2/ja not_active Expired
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610528A (en) | 1981-02-03 |
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