JPS583555B2 - プラズマデイスプレイノクドウホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラズマディスプレイを走査する駆動方式に関
するものである。

プラズマディスプレイは第１図ａに示すように放電ガス
空間をはさんで互いに直交する走査ライン１１および情
報ライン１２の電極群（走査電極と情報電極）からなる
プラズマディスプレイパネル１０に、走査駆動部１３と
情報駆動部１４から第１図ｂに示す各々位相の異なる電
圧パルス１と２を加えて放電発光させるものである。

放電の光パルス３は１と２で示した電圧パルスの位相が
変化する時発生する。

走査駆動部１３では第２図に示すようなダイオードマト
リクス駆動回路２０が使用されている。

この回路はマトリクスのＸ側とＹ側の駆動回路群２１．
２２を順次動作させ第３図に示すような電圧パルスをプ
ラズマディスプレイパネル１０に供給するものである。

走査電極１１における各電極ｓ００，ｓ０１，・・・Ｓ
ＯＺ，ｓ１０，ｓ１１，・・・ｓ，ｌ，ｓｋ０，ｓｋ１
，・・・ｓｋｔ，には第３図に示すような電圧パルスが
それぞれ与えられる。

ここで情報電極１２の各電極Ｄｏ，Ｄ１，・・・Ｄｉの
うち電極Ｄ。

に第３図に示すような電圧パルスを印加すると、プラズ
マディスプレイパネル１０の選択されるドットＸ。

０に放電が起こる。

一方ダイオードマトリクス駆動回路２０は、第３図に示
すように、Ｙ側の駆動回路２２が切りかわる時Ｔ。

，Ｔｌ，Ｔ２，・・・Ｔｌで非選択電圧パルスが発生す
る。

この非選択電圧パルスと情報ライン１２に印加された電
圧と一致すると放電するドット以外ですなわちドットＸ
。

１，・・・ｘｏｔ−１で放電が起こる。

この放電はハーフトーンとして文字の非選択ドットの部
分に表示されてしまう。

従来このようなプラズマディスプレイのダイオードマト
リクス駆動回路のマトリクスはＸ側とＹ側の駆動回路の
和が最小になるように構成されてきたが、前述したよう
にハーフトーンが発生するので表示される文字とその周
囲のハーフトーンのコントラスト比が無視されるという
欠点があった。

このハーフトーンは実際必要とする表示文字とのコント
ラスト比を小さくすることによって無視できるものであ
る。

ダイオードマトリクス駆動回路は走査電極を走査したと
き、マトリクスの構成方法によって非選択電圧パルスが
発生する回数が異なるのでマ｝リクスのＸ側とＹ側の駆
動回路数が最小になるようにマトリクスを構成すると表
示される文字とその周囲のハーフトーンとのコントラス
ト比が無視されることになる。

本発明の目的はマトリクスの構成の条件としてコントラ
スト比を考慮に入れる事に特徴をもつものである。

これによってコントラスト比の大きい文字が表示される
駆動方式を提供することができる。

本発明は、文字表示型プラズマディスプレイの走査電極
数を走査電極側に表示される文字数Ｍも１文字を構成す
る電極数Ｎとの積ＭＸＮに構成することにより、ダイオ
ードマトリクス駆動回路のマトリクスは（Ｍ，Ｎ）（Ｍ
／２．２Ｎ），・・・・・・，（Ｍ／Ｐ，ＰＮ）Ｃ但し
Ｐは整数〕の組み合わせが可能であり、従来はこの中か
らＸ側とＹ側の駆動回路の和が少い組み合わせが選ばれ
てきた。

ここで半選択電圧が発生する回数が最も少いのは、マト
リクスのＹ側の駆動回路数が少い組み合わせである（Ｍ
，Ｎ）である。

マトリクス（Ｍ，Ｎ）を採用することによってハーフト
ーンが従来より減少しコントラスト比の大きな文字を表
示できる。

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

文字表示型プラズマディスプレイは画面に水平方向，垂
直方向にそれぞれ複数個の文字を表示できるものである
。

本実施例では第４図に示すように水平方向に３２文字、
垂直方向に８文字を表示できる画面で、１文字が７×９
ドットで構成される文字表示型プラズマディスプレイの
例をあげる。

上記のように構成される文字表示型プラズマディスプレ
イを走査するダイオードマトリクス駆動回路は水平方向
あるいは垂直方向の一方に適用できるが、ここでは水平
方向に適用する場合を述べる。

上記のようなプラズマディスプレイにおいて、ダイオー
ドマトリクス駆動回路が走査する走査電極数は３２Ｘ７
−２２４本また情報電極数は８×９＝７２本である。

ここでダイオードマトリクス駆動回路のマトリクスは（
３２．７），（１６．１４），（８．２８），（４．５
６），（２，１１２）の組み合わせが考えられ、従来は
マトリクスのＸ側とＹ側の駆動回路の和が最小であるマ
トリクスの構成（１６．１４）が用いられてきた。

（１６．１４）のマトリクス構成を用いて２２４電極を
走査すると一回の走査に対して非選択電圧パルスが１４
回発生する。

ここでコントラスト比の改善を行うためには（１６，１
４）マトリクス構成より更にＹ側の駆動回路数が少い（
３２，７）マトリクス構成を選べば可能であく。

（３２．７）マトリクス構成で２２４電極を走査すると
非選択電圧パルスが７回しか発生せず、（１６，１４）
マトリクス構成に比較して１／２に減少する。

（３２，７）マトリクス構成を用いることによって選択
電極と非選択電極とのコントラスト比も１／２に減少し
コントラスト比の大きい文字表示プラズマデイスプレイ
の駆動方式が提供できる。

第５図はそのダイオードマトリクス駆動回路の構成を示
す回路図である。

Ｘ側駆動回路５１の数は３２個，Ｙ側駆動回路５２の数
は７個，ダイオード・ダイオードによって走査電極を走
査駆動するものである。

Ｘ側駆動回路５１はＰＮＰトランジスタで構成されエミ
ツタを接地する。

Ｙ側駆動回路５２はＮＰＮトランジスタで構成されエミ
ツタを−■電源と接続する。

ＮＰＮトランジスタを動作させた時は走査電極にアース
の電位がかかり、ＮＰＮトランジスタを動作させた時は
ーＶの電位が走査電極に印加されるものである。

本発明は以上説明したようにダイオードマトリクス駆動
回路のマトリクスを夫々走査電極側に表示する文字の数
Ｍと１文字を構成している電極の数Ｎで構成することに
よってコントラスト比が大きい文字表示型プラズマディ
スプレイを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂはプラズマディスプレイの構成の一実施例
を示す図，第２図は第１図の走査駆動部に用いるダイオ
ードマトリクス駆動回路の構成を示す図，第３図は第２
図のダイオードマトリクス駆動回路を用いた時走査電極
にかかる電圧シーケンスを示す図，第４図は本発明の一
実施例を説明するための画面構成を示す図、第５図は本
発明の一実施例のダイオードマトリクス駆動回路を示す
図である。 １０・・・・・・プラズマディスプレイパネル、１１・
・・・・・走査ライン、１２・・・・・・情報ライン、
１３・・・・・・走査駆動部、１４・・・・・・情報駆
動部、２０・・・・・・ダイオードマトリクス駆動回路
、２１・・・・・・Ｘ側駆動回路群、２２・・・・・・
Ｙ側駆動回路群、５１・・・・・・Ｘ側駆動回路、５２
・・・・・・Ｙ側駆動回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 放電ガス空間をはさんで互に直交するように配置さ
   れた第１，第２の電極群を有し、該第１あるいは第２の
   電極群を走査する文字表示型プラズマディスプレイにお
   いて、第１あるいは第２の電極群のいずれか一方を走査
   電極とし、該走査電極側に表示される総文字数をＭ，該
   走査電極側における一文字を構成する電極数をＮとする
   と、走査電極側を走査するダイオードマトリックス駆動
   回路のマトリクス構成をＭＸＮにすることを特徴とする
   プラズマディスプレイの駆動方式。