JPS5835309Y2 - シントウシキコウオンソウチ - Google Patents
シントウシキコウオンソウチInfo
- Publication number
- JPS5835309Y2 JPS5835309Y2 JP1975155677U JP15567775U JPS5835309Y2 JP S5835309 Y2 JPS5835309 Y2 JP S5835309Y2 JP 1975155677 U JP1975155677 U JP 1975155677U JP 15567775 U JP15567775 U JP 15567775U JP S5835309 Y2 JPS5835309 Y2 JP S5835309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal container
- temperature
- shaking
- metal
- body casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は使用温度範囲が広く、かつ一度に数種類の温度
環境条件をつくることができる振盪式の恒温装置に関す
るものである。
環境条件をつくることができる振盪式の恒温装置に関す
るものである。
従来、恒温装置には空気浴型、水槽型、油槽型などが代
表的なものとして提案されているが、いずれもこれらの
恒温装置から得られる温度範囲は狭く限られており、ま
た恒温で振盪できるものが少なく、特に高温ではほとん
どないのが実状である。
表的なものとして提案されているが、いずれもこれらの
恒温装置から得られる温度範囲は狭く限られており、ま
た恒温で振盪できるものが少なく、特に高温ではほとん
どないのが実状である。
しかも、一度の試験当り一種類の温度しか与えられない
のが普通である。
のが普通である。
例えば空気浴型の場合は、内部で振盪ないしは攪拌でき
てせいぜい60℃までで、それ以上の温度は得られない
。
てせいぜい60℃までで、それ以上の温度は得られない
。
また概して大型であり、一定温度に達するのに時間がか
かり、かつ温度制御の精度も±1〜5℃という大まかな
ものしか得られない。
かり、かつ温度制御の精度も±1〜5℃という大まかな
ものしか得られない。
水槽型では100℃以下の温度しか得られず、また液面
が常時低下していくので水の補給を必要とし、かつ浸漬
物をぬらすという不都合もある。
が常時低下していくので水の補給を必要とし、かつ浸漬
物をぬらすという不都合もある。
また液体であるため振盪や攪拌を十分に行なえないとい
う不都合もある。
う不都合もある。
油槽型は高温でも用いられないことはないが、150〜
200℃が限度である。
200℃が限度である。
用いる油が徐々に劣化するし、浸漬物は油に汚染される
という不都合がある。
という不都合がある。
また振盪や攪拌が困難であることは水槽型と同様である
。
。
本考案の目的は上述のような従来の恒温装置の欠点を解
消し、使用温度範囲が広く、一度に数種類の恒温環境条
件をつくることができ、また恒温で振盪が可能でありか
つ汚染を与えることのないような振盪式恒温装置を提供
せんとすることにある。
消し、使用温度範囲が広く、一度に数種類の恒温環境条
件をつくることができ、また恒温で振盪が可能でありか
つ汚染を与えることのないような振盪式恒温装置を提供
せんとすることにある。
上記目的を遠戚する本考案は、熱伝導性の大きな金属か
らなり、かつ螺合可能なキャップを有する複数個の円筒
状金属容器と、各金属容器の下部に設けられた加熱装置
と、各金属容器に巻回された冷却管およびこの冷却管に
冷媒を供給する冷凍機と、各金属容器内の温度をそれぞ
れ検知、制御する感熱素子および一20〜+280℃の
範囲で温度選択が可能な温度調節器と、各金属容器の間
に断熱材を介在させて各金属容器を収納した本体ケーシ
ングと、この本体ケーシングを振盪する振盪装置とから
振盪式恒温装置を特徴とするものである。
らなり、かつ螺合可能なキャップを有する複数個の円筒
状金属容器と、各金属容器の下部に設けられた加熱装置
と、各金属容器に巻回された冷却管およびこの冷却管に
冷媒を供給する冷凍機と、各金属容器内の温度をそれぞ
れ検知、制御する感熱素子および一20〜+280℃の
範囲で温度選択が可能な温度調節器と、各金属容器の間
に断熱材を介在させて各金属容器を収納した本体ケーシ
ングと、この本体ケーシングを振盪する振盪装置とから
振盪式恒温装置を特徴とするものである。
以下図に示す本考案の実施態様によって具体的に説明す
る。
る。
第1図は本考案の実施態様からなる装置の縦断正面図で
あり、第2図は同平面図、第3図は第1図の右側面図で
ある。
あり、第2図は同平面図、第3図は第1図の右側面図で
ある。
図において1は円筒状の金属容器であり、アルミニウム
などの熱伝導性の大きな金属から構成されている。
などの熱伝導性の大きな金属から構成されている。
この金属容器1の上部にはキャップ2が螺合されるよう
になっており、このキャップ2の装着により金属容器1
の中を密閉状態にすることができるようになっている。
になっており、このキャップ2の装着により金属容器1
の中を密閉状態にすることができるようになっている。
キャップ2は金属でもよいが、断熱性の素材を用いるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
また上部をガラス板などの透明な物質で構成し、金属容
器1の内部が常時観察できるようにしてもよい。
器1の内部が常時観察できるようにしてもよい。
金属容器1の下部には加熱装置3が設けられて金属容器
1を加熱するようになっており、また冷却装置の冷却管
4が巻回されており、この冷却管4に冷媒を循環するこ
とにより金属容器1を冷却することもできるようになっ
ている。
1を加熱するようになっており、また冷却装置の冷却管
4が巻回されており、この冷却管4に冷媒を循環するこ
とにより金属容器1を冷却することもできるようになっ
ている。
このような金属容器1は複数個のものが所定間隔おいて
本体ケーシング5の中に収納される。
本体ケーシング5の中に収納される。
各金属容器1の間には断熱材6が充填されており、金属
容器1の各々は熱的に隔離されている。
容器1の各々は熱的に隔離されている。
各金属容器1には温度調節器7の感熱素子8が埋込まれ
ており、この感熱素子8によって金属容器1の温度を常
時チェックし、温度調節器7により所定の一定温度にコ
ントロールするようにしである。
ており、この感熱素子8によって金属容器1の温度を常
時チェックし、温度調節器7により所定の一定温度にコ
ントロールするようにしである。
9は冷却装置用の冷凍機である。
このように金属容器1の各々は独立に加熱装置および冷
却装置を備え、かつ各々が独立に温度コントロールされ
るようになっており、さらに各々は断熱材6によって互
いに熱的に隔離されているので、各金属容器1はそれぞ
れ異なった温度に設定することができ、一度に数種類の
温度環境条件を得ることができる。
却装置を備え、かつ各々が独立に温度コントロールされ
るようになっており、さらに各々は断熱材6によって互
いに熱的に隔離されているので、各金属容器1はそれぞ
れ異なった温度に設定することができ、一度に数種類の
温度環境条件を得ることができる。
10は金属容器1内に収納された試験容器であす、11
は各金属容器1毎に設けられた温度計である。
は各金属容器1毎に設けられた温度計である。
温度計11はその先端を金属容器1の器壁内部に位置せ
しめ、温度の読取部となる他端を本体ケーシング5の外
側まで延長しており、装置外で温度を読取ることができ
るようになっている。
しめ、温度の読取部となる他端を本体ケーシング5の外
側まで延長しており、装置外で温度を読取ることができ
るようになっている。
12は金属容器1の上部壁面を貫通するように設けられ
たガス抜管で、他端が本体ケーシング5の外側に延長し
ている。
たガス抜管で、他端が本体ケーシング5の外側に延長し
ている。
このガス抜管12は連結管13を介してコック14によ
り゛外気へ連絡できるようにしである。
り゛外気へ連絡できるようにしである。
したがって金属容器1を反応などに用いるときはその排
気をこのガス抜管12、連結管13、コック14を介し
て戸外あるいはドラフト内へ導入するようにする。
気をこのガス抜管12、連結管13、コック14を介し
て戸外あるいはドラフト内へ導入するようにする。
またコック14を真空ポンプに連結すれば金属容器1内
を減圧にすることも可能である。
を減圧にすることも可能である。
上述の本体ケーシング5の両端にはトラニオン軸15が
固設されており、このトラニオン軸15は支持枠16に
回動自在に支軸されている。
固設されており、このトラニオン軸15は支持枠16に
回動自在に支軸されている。
また支持枠16は台17に固設されている。
また本体ケーシング5の一端には振盪用モーター18が
設けられており、この振盪用モーター18の駆動軸19
にクランク20が固設され、さらにクランク20にはク
ランクシャフト21が設けられている。
設けられており、この振盪用モーター18の駆動軸19
にクランク20が固設され、さらにクランク20にはク
ランクシャフト21が設けられている。
クランクシャフト21が対応する側の支持枠16には楕
円状のカム穴22が穿孔されており、このカム穴22に
クランクシャツI〜21が貫通し係合するようになって
いる。
円状のカム穴22が穿孔されており、このカム穴22に
クランクシャツI〜21が貫通し係合するようになって
いる。
振盪用モーター18の駆動軸19が回転するとクランク
シャフト21はカム穴22に沿って回動することになる
ので、振盪用モーター18を含む本体ケーシング5全体
がトラニオン軸15を支点にして左右に揺動することに
なる。
シャフト21はカム穴22に沿って回動することになる
ので、振盪用モーター18を含む本体ケーシング5全体
がトラニオン軸15を支点にして左右に揺動することに
なる。
したがって、これにより本体ケーシング5内の各金属容
器1に対して振盪作用を与え、金属容器1内の試験容器
10の中の液体を攪拌することになる。
器1に対して振盪作用を与え、金属容器1内の試験容器
10の中の液体を攪拌することになる。
この振盪用モーター18はスライダック23の調節によ
りスピードコントロールし、振盪の程度がコントロール
できるようにしである。
りスピードコントロールし、振盪の程度がコントロール
できるようにしである。
上述した本考案の装置は溶解、混合、抽出、再結晶、乳
化、分散、乾燥、蒸発乾固などあらゆる化学操作、化学
反応、あるいは腐食試験、培養、器具洗浄などの巾広い
使用を行なうことができる。
化、分散、乾燥、蒸発乾固などあらゆる化学操作、化学
反応、あるいは腐食試験、培養、器具洗浄などの巾広い
使用を行なうことができる。
そして容器は熱伝導性の大きな金属で、密閉状態にしで
あるので昇温速度は早く、かつ温度制御が容易であり、
低温では約30〜40分、高温で45〜60分で恒温に
達し、精度は温度にかかわらず、±0.1〜0.2℃と
正確である。
あるので昇温速度は早く、かつ温度制御が容易であり、
低温では約30〜40分、高温で45〜60分で恒温に
達し、精度は温度にかかわらず、±0.1〜0.2℃と
正確である。
かつ金属容器を利用しているので選択温度も非常に巾広
い(−20〜+280℃)ものが得られる。
い(−20〜+280℃)ものが得られる。
また金属容器であるため耐圧性があり、内部で爆発して
も容器が飛散する危険がない。
も容器が飛散する危険がない。
さらには複数個の金属容器が設けられ、これらが断熱材
により隔離されている構造であるため、一度に数種類の
温度環境条件が得られるという特長がある。
により隔離されている構造であるため、一度に数種類の
温度環境条件が得られるという特長がある。
また、密閉状態の金属容器で恒温を得るものであるので
、従来の液体で恒温を得る場合のように振盪に制約を受
けることがなく、自由に任意の振盪条件を選択できると
いう特長がある。
、従来の液体で恒温を得る場合のように振盪に制約を受
けることがなく、自由に任意の振盪条件を選択できると
いう特長がある。
第1図は本考案の実施態様からなる装置の縦断正面図で
あり、第2図は同平面図、第3図は第1図の右側面図で
ある。 1・・・・・・金属容器、2・・・・・・キャップ、3
・・・・・・加熱装置、4・・・・・・冷却管(冷却装
置)、5・・・・・・本体ケーシング、6・・・・・・
断熱材、7・・・・・・温度調節器、8・・・・・・感
熱素子、15・・・・・川・ラニオン軸、16・・・・
・・支持枠、17・・・・・・台、18・・・・・・振
盪用モーター、19・・・・・・駆動軸、20・・・・
・・クランク、21・・・・・・クランクシャフト、2
2・・・・・・カム穴。
あり、第2図は同平面図、第3図は第1図の右側面図で
ある。 1・・・・・・金属容器、2・・・・・・キャップ、3
・・・・・・加熱装置、4・・・・・・冷却管(冷却装
置)、5・・・・・・本体ケーシング、6・・・・・・
断熱材、7・・・・・・温度調節器、8・・・・・・感
熱素子、15・・・・・川・ラニオン軸、16・・・・
・・支持枠、17・・・・・・台、18・・・・・・振
盪用モーター、19・・・・・・駆動軸、20・・・・
・・クランク、21・・・・・・クランクシャフト、2
2・・・・・・カム穴。
Claims (1)
- 熱伝導性の大きな金属からなり、かつ螺合可能なキャッ
プを有する複数個の円筒状金属容器と、各金属容器の下
部に設けられた加熱装置と、各金属容器に巻回された冷
却管およびこの冷却管に冷媒を供給する冷凍機と、各金
属容器内の温度をそれぞれ検知、制御する感熱素子およ
び一20〜+280℃の範囲で温度選択が可能な温度調
節器と、各金属容器の間に断熱材を介在させて各金属容
器を収納した本体ケーシングと、該本体ケーシングを振
盪する振盪装置とからなることを特徴とする振盪式恒温
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975155677U JPS5835309Y2 (ja) | 1975-11-15 | 1975-11-15 | シントウシキコウオンソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975155677U JPS5835309Y2 (ja) | 1975-11-15 | 1975-11-15 | シントウシキコウオンソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5277061U JPS5277061U (ja) | 1977-06-08 |
JPS5835309Y2 true JPS5835309Y2 (ja) | 1983-08-09 |
Family
ID=28634884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975155677U Expired JPS5835309Y2 (ja) | 1975-11-15 | 1975-11-15 | シントウシキコウオンソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835309Y2 (ja) |
-
1975
- 1975-11-15 JP JP1975155677U patent/JPS5835309Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5277061U (ja) | 1977-06-08 |
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