JPS58349B2 - 足面電気治療装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は足に着用する履物の中敷本体を底板及び多孔質
材料から成る表板との貼合せにて構成し、前記貼合せ面
に複数個の電池を配置させると共に表板の表面に一部を
露出して治療用電極を設け、更に前記電池の電極間に電
解質を含有した乾性の絶縁物を配置し、前記治療用電極
と直列接続した電池とを表板と底板との貼合せ面にリー
ド線で結線して成る足面電気治療装置に関するものであ
る。

本発明を添附図面に示す実施例について説明すると、図
中Ａは底板１及び多孔質材料から成る表板２との貼合せ
にて構成した中敷本体で、前記表板２の表面適所例えば
土踏まず部３及び踵部４等の表面に一部を露出させて治
療用電極５，６を設け、これらは足下面のっぽ即ち治療
点と対応する位置に在る。

Ｂは例えば銅板７とアルミ或いは亜鉛板８とよりなる電
極間に紙、布等の吸湿性を有し、且つ電解質を含有させ
た乾性の絶縁物９を介して薄型に積層構成した電池で、
前記中敷Ａの底板１と多孔質材料から成る表板２との貼
合せ面に複数個配置させるものでその位置は全面に亘る
か靴着用時に湿気の発生し易い足下面の中央より前方の
方向に片寄って数個所設置されるか、任意に選択すれば
よく、これら複数個の電池は夫々リード線１０によって
表板２と底板１との貼合せ面に直列に結線され、その両
端は前記治療用電極５゜６に接続されている。

そして上記表板２は電池Ｂへの吸湿性を良くするため繊
維を編成した多数の小孔１１を穿った多孔質材料から成
るものとする。

又電池Ｂの電極板７，８を多孔１２とし乾性絶縁物９へ
の吸湿性を良くするもので常時は起電力を発生しないが
、前記乾性の絶縁物９が吸湿することにより起電力を発
生するようにしたものとする。

なお電池Ｂは銅板側の極を上面に位置させ、銅板が足下
面に接近するように配置する時はその殺菌作用により水
虫の治療に奏効するものである。

本発明は上記のように中敷本体を底板及び多孔質材料か
ら成る表板との貼合せにて構成し、前記貼合せ面に複数
個の電池を配置すると共に表板の表面に一部を露出させ
て治療用電極を設け、更に前記電池は電極間に電解質を
含有した乾性の絶縁物を配置すると共に常時は起電力を
発生しないが、前記乾性の絶縁物が吸湿することにより
起電力を発生するようにしたものとし、前記治療用電極
と直列接続された電池とを表板と底板との貼合せ面にリ
ード線で結線したもので、中敷本体自体が二重構造であ
るから堅牢となり、絶縁物は表板及び底板にて吸湿性が
保たれ、その上２等表板及び底板との貼合せ面に配置し
た電池がみだりに抜は出る事がなく、シかも同じく貼合
せ面にてリード線を結線したので配線処理が外れること
なく被覆が破損しない。

又電池は電極間に電解質を含有した乾性の絶縁物を配置
したので常時は起電力を発生せず、乾性の絶縁物が吸湿
することによりはじめて起電力を発生するので無駄な電
池の消耗をさけ、しかも表板は多孔質材料から成るもの
であるから電池への吸湿性を良好にするので長期間の使
用にも耐える等の多くの特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である中敷の断面図、第２図
は同じく平面図、第３図は電池のみの拡大断面図である
。 Ａ・・・・・・中敷本体、Ｂ・・・・・・電池、１・・
・・・・底板、２・・・・・・表板、５，６・・・・・
・治療用電極、７，８・・・・・・電池の両極、９・・
・・・・絶縁物、１０・・・・・・リード線、１１・・
・・・・小孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 中敷本体を底板及び多孔質材料から成る表板との貼
   合せにて構成し、前記貼合せ面に複数個の電池を配置す
   ると共に、表板の表面に一部を露出させて治療用電極を
   設け、更に前記電池は電極間に電解質を含有した乾性の
   絶縁物を配置すると共に常時は起電力を発生しないが、
   前記乾性の絶縁物が吸湿することにより起電力を発生す
   るようにしたものとし、前記治療用電極と直列接続され
   た電池とを表板と底板との貼合せ面にリード線で結線し
   たことを特徴とする足面電気治療装置。