JPS5834809B2 - F・θレンズ - Google Patents
F・θレンズInfo
- Publication number
- JPS5834809B2 JPS5834809B2 JP52106681A JP10668177A JPS5834809B2 JP S5834809 B2 JPS5834809 B2 JP S5834809B2 JP 52106681 A JP52106681 A JP 52106681A JP 10668177 A JP10668177 A JP 10668177A JP S5834809 B2 JPS5834809 B2 JP S5834809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- aberration
- scanning
- lenses
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の利用分野
本発明は、3枚のレンズからなるF・θレンズに関する
。
。
(2)従来技術
最近レーザービームを使用した走査光学系の応用は、プ
リンター、ディスプレイ、パターンジェネレータメモリ
ー、COMなどの計算機関連分野やレーザー加工機、ス
クライバ−、ファクシミリの分野など多分野に及ぶ。
リンター、ディスプレイ、パターンジェネレータメモリ
ー、COMなどの計算機関連分野やレーザー加工機、ス
クライバ−、ファクシミリの分野など多分野に及ぶ。
F・θレンズはそのような走査光学系における結像レン
ズとして注目を浴びている。
ズとして注目を浴びている。
それは一般のレンズと異った点があるからであり、その
異なった点とは、理想結像位置の違いであって、光束の
入射角をθ、レンズの焦点距離をFとするとき、一般レ
ンズの理想像高がF −tanθで定義されるのに対し
、文字通りF・θで定義される。
異なった点とは、理想結像位置の違いであって、光束の
入射角をθ、レンズの焦点距離をFとするとき、一般レ
ンズの理想像高がF −tanθで定義されるのに対し
、文字通りF・θで定義される。
すなわち、第1図に示すように、入射角θ(1)が時間
的に変化する平行光束に対して、平面P上で結像し、か
つ時刻tにおいてその結像位置5(t)がの結像条件を
充たすレンズをF・θレンズと呼ぶ。
的に変化する平行光束に対して、平面P上で結像し、か
つ時刻tにおいてその結像位置5(t)がの結像条件を
充たすレンズをF・θレンズと呼ぶ。
つまり、等角速度で変化する入射角に対し、光軸に垂直
な平面内での結像位置の走査速度が一定になるべきレン
ズである。
な平面内での結像位置の走査速度が一定になるべきレン
ズである。
現在F・θレンズは走査型レーザ記録装置に多く活用さ
れており、その−例を第2図のブロックダイヤグラムで
示す。
れており、その−例を第2図のブロックダイヤグラムで
示す。
これは、メモリからの情報に従ってレーザー光を変調し
、回転多面体鏡、ガルヴアノメータ等の光偏向器によっ
て、ビームの入射角を変化させ、F・θレンズによって
平面上の一次元あるいは2次元走査結像を可能にしてい
る。
、回転多面体鏡、ガルヴアノメータ等の光偏向器によっ
て、ビームの入射角を変化させ、F・θレンズによって
平面上の一次元あるいは2次元走査結像を可能にしてい
る。
このように、F・θレンズは走査角度と走査位置の関係
をリニアーに保つ点に特徴がある。
をリニアーに保つ点に特徴がある。
ところで、従来、レンズ設計は、計算機を用いながらレ
ンズの収差計算を行ない、目標値に達しないとレンズの
構成パラメータを若干変えて収差計算をし直し、この収
差値が目標値を満足する迄何回もこの同じ操作を繰り返
すという手法をとっていた。
ンズの収差計算を行ない、目標値に達しないとレンズの
構成パラメータを若干変えて収差計算をし直し、この収
差値が目標値を満足する迄何回もこの同じ操作を繰り返
すという手法をとっていた。
しかし、レンズを設計するための光学パラメータは構成
レンズの曲率、屈折率面間隔、ガラスの厚さと非常に多
く、如何に計算機を用いても、パラメータ変化に対する
収差値に極値が多いため、初期値の選び方を間違えると
、最適解を求めることは非常に困難となる。
レンズの曲率、屈折率面間隔、ガラスの厚さと非常に多
く、如何に計算機を用いても、パラメータ変化に対する
収差値に極値が多いため、初期値の選び方を間違えると
、最適解を求めることは非常に困難となる。
そこで、初期値は過去のデータから仕様に近いものを選
ぶというのが、一般的である。
ぶというのが、一般的である。
このことは、3枚組F・θレンズの設計においても、同
様であるので、本発明者は過去のデータをもとに初期値
を設定し、極値を求め検討したが、従来知られている3
枚組F・θレンズの歪曲収差0.7%を下まわる少ない
歪曲収差のものを見い出すことはできなかった。
様であるので、本発明者は過去のデータをもとに初期値
を設定し、極値を求め検討したが、従来知られている3
枚組F・θレンズの歪曲収差0.7%を下まわる少ない
歪曲収差のものを見い出すことはできなかった。
従来の3枚組のレンズの設計および初期値の設定の仕方
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
** まず、第3図のような3枚
組レンズのパラメータを下記のように定義する。
組レンズのパラメータを下記のように定義する。
第1のレンズの焦点距離 f1第2の
レンズの焦点距離 f2第3のレンズ
の焦点距離 f33枚組レンズの焦点
距離 F第1のレンズと第2のレンズ
との間隔 el。
レンズの焦点距離 f2第3のレンズ
の焦点距離 f33枚組レンズの焦点
距離 F第1のレンズと第2のレンズ
との間隔 el。
第2のレンズと第3のレンズとの間隔 e23レン
ズの焦点距離の逆数をパワーψと定義する。
ズの焦点距離の逆数をパワーψと定義する。
すなわち、
el。
、e23、およびkの値が初期値として与えられれば、
23
ε=−より、ψ3 が求まり、
12
とのφ3を用いて(2)式よりψ1が求まり、さらにψ
1、ψ3を用いて(3)式よりψ2が求まる。
1、ψ3を用いて(3)式よりψ2が求まる。
このようにして、光学系の近軸に関する条件から、3枚
のレンズの焦点距離および配置位置は決定される。
のレンズの焦点距離および配置位置は決定される。
しかし我々の目的とするところは、各各のレンズの曲率
も決定することである。
も決定することである。
(1)〜(4)式で、求めた各レンズの焦点距離、配置
位置等の条件下で、5eidelの収差理論を基に、各
レンズの形状を次のように決定する。
位置等の条件下で、5eidelの収差理論を基に、各
レンズの形状を次のように決定する。
すなわち、第4図に示すように、
となる。
なお、球面収差は瞳の大きさの3乗、コマ収差は2乗、
像面彎曲は瞳の大きさの一乗に比例する。
像面彎曲は瞳の大きさの一乗に比例する。
瞳の位置をレンズの第」面からZの位置にあるとすると
、 Σ(S、):球面収差の痛固有係数 ※※Σ
〔S2〕二コマ収差の面固有係数 Σ〔S3〕:非点収差の面固有係数 Σ〔S4〕:像面収差の面固有係数 ΣC8,):歪曲収差の面固有係数 を用いて、Σ■ν、Σ■ッ、Σ■ッ、 ΣVνを表わせば、 Σ■ν、 となる。
、 Σ(S、):球面収差の痛固有係数 ※※Σ
〔S2〕二コマ収差の面固有係数 Σ〔S3〕:非点収差の面固有係数 Σ〔S4〕:像面収差の面固有係数 ΣC8,):歪曲収差の面固有係数 を用いて、Σ■ν、Σ■ッ、Σ■ッ、 ΣVνを表わせば、 Σ■ν、 となる。
ここでΣ〔S1〕、
動量
Σ〔S5〕は、
次の補
(ただし、1面における曲率半径をr 、 pν面の前
後における屈折率をn ’v +1面の前後における像
点の位置をSl/”Is!/;1面に入る入射高を特徴
とする特許 となる形で第2、第3レンズの曲率の2次方程式で表わ
される。
後における屈折率をn ’v +1面の前後における像
点の位置をSl/”Is!/;1面に入る入射高を特徴
とする特許 となる形で第2、第3レンズの曲率の2次方程式で表わ
される。
すなわち、第ルンズの前面の曲木木率は非点収差量に影
響しない。
響しない。
ただし、
である。
ここでFθレンズとするためには、非点収差の面固有係
数Σ〔S3〕は の両方の条件を満足することが必要である。
数Σ〔S3〕は の両方の条件を満足することが必要である。
* 1
そこで−を変化させ、
5
(2つおよび(37)式、(3υおよ
び開式をそれぞれ満足する−を導き出し、両方3
■
の−が一致する条件を見つげだす。
3
このようにして、まず、r3とr5を求める。
次に、コマ収差面係数Σ〔S2〕−〇となる条件より、
rl を求める。
rl を求める。
なお、3枚組レンズの場合、コマ収差面係数なる形で表
わされるので、Σ〔S2〕−〇よりrlは決められる。
わされるので、Σ〔S2〕−〇よりrlは決められる。
次に球面収差の面係数Σ〔S1〕が、前に求めたrl、
r3、r5 を用いて小さくなる条件を求め、最適初期
値を求める。
r3、r5 を用いて小さくなる条件を求め、最適初期
値を求める。
以上のようにして、3次収差の範囲内で収差係数をすべ
てOとみなす値を求めることができる。
てOとみなす値を求めることができる。
しかし、以上の収差理論に従った初期値の決定は3枚の
レンズの厚さを0と仮定したものであるので、実際の厚
みのある光学系においては収差が生じる。
レンズの厚さを0と仮定したものであるので、実際の厚
みのある光学系においては収差が生じる。
従って、本発明は、θf:23°のとき走査歪が0.4
%以下に抑えたF・θレンズを提供することを目的とす
る。
%以下に抑えたF・θレンズを提供することを目的とす
る。
このため、試行錯誤的にパラメータを変え、収差を調べ
たところ、(2)式のkの値をO付近に選んでいたため
、走査歪の少ないF・θレンズが得られないことをつき
とめた。
たところ、(2)式のkの値をO付近に選んでいたため
、走査歪の少ないF・θレンズが得られないことをつき
とめた。
そこで、kの値をいろいろ変化させ、走査歪0.4%以
下となるkの値を求めたところ、であることが確認され
た。
下となるkの値を求めたところ、であることが確認され
た。
以下、上記にの数値限定の根拠となる実施例を下記のと
おり、列記する。
おり、列記する。
入射瞳 レンズの前面35771Wにおく。
波長人=4416j4.0光を用いたときのこの3枚組
レンズの収差図を第5図に示す。
レンズの収差図を第5図に示す。
なお、同図でMは子午面内非点収差、SAは球欠面内の
非点収差である。
非点収差である。
ここで球面収差およびコマ収差による像のぼけは、球面
収差1μm以下(N、A=1)、コマ収差は7μm(N
、A=1)であり、光学系の分解能が15本/n程度で
あることから考えて著しく小さく無視できる。
収差1μm以下(N、A=1)、コマ収差は7μm(N
、A=1)であり、光学系の分解能が15本/n程度で
あることから考えて著しく小さく無視できる。
実施例 2
入射瞳 レンズの35mm前におく。
波長穴−4416穴の光を用いたときのこの枚組レンズ
の収差図を第6図に示す。
の収差図を第6図に示す。
球面収差による錯乱円径 lμ扉以下
コマ 〃 像のひろがり 7μ扉以下入射瞳 レン
ズの35朋前にお(。
ズの35朋前にお(。
波長穴−4416Aの光を用いたときのこの3枚組レン
ズの収差図を第7図に示す。
ズの収差図を第7図に示す。
球面収差による錯乱円径 1μ扉以下
コマ収差によるぼけ 7μm以下
入射瞳 レンズの35朋前におく。
波長穴−4416久の光を用いたときのこの3枚組レン
ズの収差図を第8図に示す。
ズの収差図を第8図に示す。
入射瞳 レンズの35mm前におく。
波長穴=4416Aの光を用いたときのこの3枚組レン
ズの収差図を第9図に示す。
ズの収差図を第9図に示す。
球面収差による錯乱円径 3μm
コマ収差によるぼけ 8μ扉
入射瞳 レンズの30mm手前におく。
波長穴−4416穴の光を用いたときのこの3枚組レン
ズの収差図を第10図に示す。
ズの収差図を第10図に示す。
球面収差による錯乱円径 0.56μ次
コマ収差によるぼげ 8 、tt m
以上説明した実施例のkの値を小さい順に列記すると次
のようになる。
のようになる。
以上、説明したように、kの値を−0,44248から
−0,3923の範囲に選べば、瞳への入射角度θ中2
3°においても歪曲率4%以下の3枚組レンズを得られ
ることが、実証された。
−0,3923の範囲に選べば、瞳への入射角度θ中2
3°においても歪曲率4%以下の3枚組レンズを得られ
ることが、実証された。
第1図は結像説明図、第2図は従来のレーザーを用いた
記録装置全体のブロック図、第3図は3枚組レンズ構成
図、第4図は理想結像位置からのずれ説明図、第5図か
ら第10図は本発明の一実施例の収差図である。
記録装置全体のブロック図、第3図は3枚組レンズ構成
図、第4図は理想結像位置からのずれ説明図、第5図か
ら第10図は本発明の一実施例の収差図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 13枚のレンズからなるF・θレンズにおいて、第1の
レンズおよび第3のレンズの焦点距離をflおよびf3
とし、第1のレンズと第2のレンズの間隔を01□、上
記第2のレンズと第3のレンズとの間隔を623とした
とき、上記第1のレンズへの光の入射角を約23°とし
て の条件を充すことを特徴とするF・θレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52106681A JPS5834809B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | F・θレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52106681A JPS5834809B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | F・θレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5441149A JPS5441149A (en) | 1979-04-02 |
JPS5834809B2 true JPS5834809B2 (ja) | 1983-07-29 |
Family
ID=14439798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52106681A Expired JPS5834809B2 (ja) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | F・θレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834809B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5720712A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-03 | Olympus Optical Co Ltd | F-theta lens |
JPS6086774U (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-14 | 株式会社米子製鋼所 | 空気予熱器 |
JPS63144883A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-17 | Kakogawa Plast Kk | 付着導電層の除去装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3668984A (en) * | 1970-05-04 | 1972-06-13 | Harris Intertype Corp | Optical character spacing system for phototypesetting |
US3773404A (en) * | 1972-06-30 | 1973-11-20 | Western Electric Co | Telecentric lens |
JPS519463A (ja) * | 1974-07-13 | 1976-01-26 | Olympus Optical Co | Kogakusosakei |
-
1977
- 1977-09-07 JP JP52106681A patent/JPS5834809B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3668984A (en) * | 1970-05-04 | 1972-06-13 | Harris Intertype Corp | Optical character spacing system for phototypesetting |
US3773404A (en) * | 1972-06-30 | 1973-11-20 | Western Electric Co | Telecentric lens |
JPS519463A (ja) * | 1974-07-13 | 1976-01-26 | Olympus Optical Co | Kogakusosakei |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5441149A (en) | 1979-04-02 |
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