JPS5834586B2 - アミキニオケル ヘンセイジヨウホウヨミトリソウチ - Google Patents

アミキニオケル ヘンセイジヨウホウヨミトリソウチ

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JPS5834586B2
JPS5834586B2 JP50137326A JP13732675A JPS5834586B2 JP S5834586 B2 JPS5834586 B2 JP S5834586B2 JP 50137326 A JP50137326 A JP 50137326A JP 13732675 A JP13732675 A JP 13732675A JP S5834586 B2 JPS5834586 B2 JP S5834586B2
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card
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豊 加賀谷
良一 河岡
重雄 神蔵
秀昭 板垣
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Silver Seiko Ltd
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Silver Seiko Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、編成情報読取装置を備えた横編機、さらに詳
しく&東編成しようとする模様を表わす編成パターン等
の情報を記録した情報記録媒体を装填でき、装填した状
態においてその情報記録媒体を所要の方向に移送できる
記録媒体移送機構と、上記情報記録媒体に記録の上記情
報を電気信号として読取ることができる走査部材と、こ
の走査部材を上記情報記録媒体の移送方向と直交する線
上に沿って自動走行させることができる走行駆動機構と
を有する編成情報読取装置を備えた横編機に関し、上記
走査部材による走査がキャリジ操作に関連して自動的に
しかも選針動作との関係において不都合なく行われるよ
うにしたものである。
以下には本発明を、家庭用の手編機に適用した第1〜2
0図に示す実施例により詳細に説明する。
まず、本発明を適用した手編機の全体の棚略について第
1図を参照に説明すると、針床Xをもつ編機本体Xには
、情報記録媒体たる編成プログラムカード1を装填でき
しかもそれに表示記録した情報を光学的に走査する走査
部材(第1図では図示せず)を装備した本発明読取装置
Aと、この読取装置Aのほかに後述する各種の機構を手
動操作するのに使用する手動操作類を操作盤2上に設け
るとともに後述する各種の電気、電子回路類を内設した
制御ボックスBとを、針床Xの後方に設置しであるとと
もに、針床X上には選針実施範囲を任意に区画できる、
すなわち選針を行うべき編針群のはじな位置決めする指
示部材たる左右の選針範囲設定用スイッチ起動片31,
3rを任意の位置に乗載してあり、また上記針床X上を
走行させるキャリジYの台板4の裏側には、第1図にお
いては図示していないが、上記編成プログラムカード1
上の編成パターンを走査することによりえもれた電気信
号に応じて、針床Xに列装の編針を、電磁力を利用して
キャリジYの進行方向に応じた一方が前後に有効選別作
動する左右1対の編針選別機構を、左右所定長さ離して
配置しである。
そして、上記読取装置Aは、その走査部材がキャリジY
の走行に関連して(詳しくはキャリジYが上記スイッチ
起動片31あるいは3rにさしかかったとき)カード1
に記録の情報を横−直線に自動的に走査することによっ
て、それに応じた電気信号を出力するようになっており
、またその電気信号の事後の処理は電子的構成で行われ
るようになっており、さらに上記左右1対の編針選別機
構の電気的構成部分への給電は、たとえば編糸にテンシ
ョンを与えるテンション部材5に掛は渡したコード6に
よって行われ、キャリジYを、上記スイッチ起動片31
.3 rの左右両側方を越えるところまで往復走行させ
ることにより、スイッチ起動片31.3rの間隔範囲内
の編針だけが有効選fllJf’lE用(この範囲内の
ものでも選男昨用を全く受けない休止位置にあるものは
除く)を受けるようになっている。
では、まず本発明の実施例である上記読取装置Aの機械
的構成について第2〜6図を参照に具体的に説明する。
読取装置A全体は、針床Xの後端の立上り壁X1のさら
に後方においてフレームIに装備したもので、まずその
なかの記録媒体移送機構、すなわち前記編成プログラム
カード1を装填してこれを移送する機構について説明す
ると、フレーム7の左右において、送り部材たる無端の
スプロケットベルト81.8rを循環動できるように装
架しである。
スプロケットベル)81.8rは、前記編成プログラム
カード1の左右のパーボレーション1′ニ嵌入するスプ
ロケット8′を外周面に一定の間隔をおいて突設してい
て、それら左右のスプロケットベル)81,8rと、そ
れらの間にわたってその下側に配置した断面U字状のカ
ード案内板9との間にカード1を差し込んで、上記パー
ホレーション1′を上記スプロケット8′に嵌合させて
おくことにより、スプロケットベルト81,8rは、カ
ード1をU字状に折り曲げた状態に支持でき、その支持
状態で、前記フレームIの右側に装備した移送駆動機構
aにより循環動せられることによって、カード1をパー
ホレーション11の列設方向に移送できるようになって
いる。
すなわち、各スプしケラトベル)81,8rは第3図お
よび第4図(ベルF 81 t 8 rは一部分を切欠
いである)に示すように、下側の大プーリ101.10
rとその斜め上側の小プーリ111゜11rとに掛は回
わしてあり、さらに左右の犬プーリ101,10rは駆
動軸12で、また左右の小ブー’J111,11rは回
転軸13で互いに連結してあり、さらにまた上記駆動軸
12は前出の移送駆動機構aのラチェットホイール14
に一体的に連結してあって、このラチェットホイール1
4が回転することによって、左右のスプロケットベル)
81,8rは同時に循環動するようになっている。
移送駆動機構aは第2,4,5図に示すように、ラチェ
ットホイール14に対しその前側に正転送り片15を、
また後側に逆転送り片15′を配置し、それら両送り片
is、is’をそれぞれ1対の電磁石16 、16’の
プランジャ17 、17’にピン18゜18′で連結し
ていて、両型磁石16 、16’のどちらを駆動するか
によって、ラチェットホイール14の正逆方向が決まる
ようになっている。
すなわち、両送り片15.15’は、それらに個別に作
用するスプリング19,19’および両者間に張架した
スプリング20によって、常にはともにそれらの爪21
,21’がラチェットホイール14に係合しない上限退
避位置に設定されているものであるが、対応する電磁石
16 、16’がパルス電気信号を入力されて付勢、消
勢を繰り返し、グランジャ17あるいは1Tが上下動す
ることによって、それぞれ少しく回動しながら案内片2
2゜23あるいは22’、23’に沿い上下動してラチ
ェットホイール14への係合、非係合を繰り返すように
なっている。
しかして、1対の電磁石16 、16’のうちいずれを
駆動するかによって、ラチェットホイール14の正逆転
方向が決まり、それによってまた前記カード1を順方向
に送るか(第2図下側)逆方向に送るかが決まるもので
ある。
カード1は前述したように、横−直線に光学的に走査す
るものであって、その現に走査しようとする線上部分に
凹凸があったりすると、カード1に記録の情報の読取り
の正確さを欠くことになるもので、これを防止するため
、前記左右のスプロケットベル)81.8 r間におい
てカード受板24を張設しであるとともに、左右のベル
)81 。
8rのさらに左右において、カード1の左右側縁部をそ
れぞれ軽く押える左右のカード押え片251 > 25
rを装備しである。
すなわち、カード受板24の上面は第3図に示すように
、後側が高くて前側が低い扁平な傾斜面となっており、
また各カード押え片251゜25rは第6図(第2図の
I −I線断面)に右側のものの側面を示すように、前
記駆動軸12の軸線上に支点があって、その支点を中心
に回動すなわち開閉できるものであるが、スプリング2
6によって後側すなわち閉じる方向に付勢されており、
カード1し東前述のようにその左右のパーホレーション
1′をスプロケットベルト81.8rのスフロケット8
′に嵌めてカード押え片251.25rで押えることに
より、カード受板24の扁平な傾斜面たる上面に密着し
たままそれに沿って移送されるものである。
以上によって、カード10カード受板24に沿う部分は
、その左右はぼ全長にわたって必ず扁平な傾斜をなすも
ので、次にはこの扁平な傾斜部分においてカード1を横
−直線に自動的に走査すべく、走査部材すを自動的に走
行させる走行駆動機構について説明する。
前記フレーム7に上下2本の案内杆27,28を互いに
平行にして水平に横架してあり、これらに走査部材すを
左右摺動自在となるように装架しである。
すなわち、走査部材すは第3図に示すようにその本体た
る走行体29に設けた左右貫通孔291を上側の案内杆
27に摺動自在に嵌合させているとともに、走行体29
の下側に一体的に設けたボビン30を下側の案内杆28
に摺動自在に嵌合させている。
上記ボビン30にはコイル31を巻着してあり、また下
側の案内杆28の少しく下方にはそれと平行にして横長
の永久磁石32を定着しである。
永久磁石32はその上側全長がたとえばN極、下側全長
がS極となっており、また下側の案内杆28は磁性材よ
りつくってあって、コイル31に電流を流すことによっ
てその電流が、永久磁石32が常時つくっている磁界を
横切ることになり、その間に働く磁力によって走行体2
9、したがって走査部材すが、コイル31に流れる電流
の方向に応じて案内杆27.2Bに沿い左あるいは右に
自動走行するようになっている。
すなわち、コイル31と永久磁石32とは、永久磁石3
2をステータとする一種のりニアモータを構成している
ものである。
永久磁石32の左右端にそれぞれ対応する位置において
、第7図(第2図の■−■線断面)に示すように、上記
コイル31に流れる電流の極性を切換える作用をする左
右のリミットスイッチ331゜33rを配置しである。
左側のリミットスイッチ331は走査部材すが左行によ
り衝接したときにオンとなり、また右側のリミットスイ
ッチ33rは右行により衝接したときにオンとなるもの
で、これにより走査部材すは左右のリミットスイッチ3
31.33r間において左右動し、これら左右のリミッ
トスイッチが左右のストロークエンドとなっているとと
もに、後述するように走査部材すは常には左側のストロ
ークエンドに位置していてそこを原位置としており、キ
ャリジYの走行反転に関連してその原位置より一気に右
側のストロークエンドまで可成りの高速で右行し、右側
のストロークエンドに達したとたんに即座に反転して(
折返して)原位置へと自動的に間断なくフィードバック
するようになっているもので、左右のリミットスイッチ
331゜33rは、それぞれ走査部材すが原位置にある
か否かあるイマ反転位置(右側のストロークエンド)に
あるか否かを検知する手段としても機能しているもので
ある。
第3図に示すように、走査部材すの走行体29の上側延
長部2gは、後側斜め上向きに延びたのち斜め下向きに
延びて、その先端縁が前記カード受板24の傾斜面の至
近位置においてそれと対向しているもので、その先端に
読取素子、すなわち発光素子とこれからの光であって前
記カード1面を反射した反射光を受光して電気信号に変
える受光素子とからなる所謂光電センサーCを内設して
いる。
しかして、走査部材すは、その走行にともないその光電
センサーCがカード1のカード受板24に沿う一直線上
部分を光学的に走査するもので、以下には光電センサー
Cをスキャニングセンサーと称することにする。
次に、カード1について第2図を参照に説明すると、そ
れは半透明であって、その左右のパーホレーション1′
間の白色表面に、編成パターン記録部分すなわち編成パ
ターンを記録する部分たる編成パターン記入欄1pと、
その右側の編成ファンクション情報記録部分すなわちフ
ァンクションマークを記録する部分たるファンクション
マーク記入欄1fとを、上記スキャニングセンサーCの
発光素子の発光色と同色で受光素子が弁別しない色(た
とえば上記発光素子として赤色発光ダイオードを用いた
場合には赤色)の方眼区画線を、印刷等の適宜の表示方
法で予め表示することによりつくっであるとともに、上
記編成パターン記入欄1 pの左側において、スキャニ
ングセンサーCに読取られることにより当該カード1の
送り量をコントロールでキル多数の送りコントロールマ
ーク34・・・・・・を、たとえば少し太い黒色の横長
線をパーホレーション1′の列設方向に一定の間隔をお
いて表示することにより、予め記録しである。
記入欄1pと1fの間および記入欄1pと送りコントロ
ールマーク34・・・・・・の間は空欄となっている。
上記編成パターン記入欄1pは、それを構成している方
眼区画線のうちの縦線が編み目相互の区分線、また横線
が編成段相互の区分線となっていて、その欄外の下側に
、上記編み目を表わす数字を方眼区画線と同じ色で表示
しである。
さらに詳しくいえば、編成パターン記入欄1pは、1つ
の最小区画すなわち記入格子が1つの編み目と対応し、
その横の配列すなわち列が編針1本ずつと対応し、その
縦q配列すなわち段が編成段(コース)と対応している
もので、横の並びn個の編み目を1グル一プ単位とする
所謂単位模様を編成するに当っては、左はじの縦線とそ
れより右にn本だけ離れた縦線とを境界線とみなして、
その間において編成しようとする単位模様に応じた絵(
編成パターン)を、鉛筆等の適宜な筆記具を使ってたと
えば図示のように黒色でベタに描出しておくものである
たとえば、12本の編針を1グル一プ単位として選針す
ることにより横の並び12個の編み目による単位模様を
編成するに当っては、左はじの縦線とそれより12本日
の縦線との範囲内において絵を描出しておくものである
この際、その絵の輪郭さえ上記範囲内にあれば、その内
部は上記記入格子を1つずつ塗りつぶすようなことをし
ないで、ベタに塗りつぶしてしまってもよい。
それはその読取りが記入格子1個ごとにサンプリングし
て行われるからで、これについてはのちほど詳述する。
また、ファンクションマーク記入欄1fは、その横線が
編成パターン記入欄1pの横線と同一線上にあり、また
その縦線が編成パターン記入欄1pの縦線と平行になっ
ていて、そのファンクションマーク記入欄1fの記入格
子の段(縦の並び)は、編成パター浦己入欄1pのそれ
と同一線上において並びそれと同数あるが、その列(横
の並び)数は、たとえば編成パターン記入欄1pが36
あるのに対して、4となっている。
ファンクションマーク記入欄1fは、所要のファンクシ
ョン動作を行おうとするときに、その任意の記入格子に
マークを施す(たとえば黒く塗りつぶす)もので、本例
においては、その合計4列の吾人格子列(縦の並び)の
うちの左はじの列が当該カード1の順方向の送りをプロ
グラムするためのもの、その右隣りの列がカード1の逆
方向の送りをプログラムするためのものとしてあり、さ
らにこれらを除く他の2列が、それぞれ糸交換とか選針
動作の開始、終了とかのカード送り以外の所要のファン
クション動作をプログラムするためのものとしである。
さらに、左はじに予め表示した送りコントロールマーク
34・・・・・・は、本例ではその個々が編成パターン
記入欄1pの記入格子の各段の横方向中心線の延長線上
に位置させてあって、後述するようにカード1は記入格
子の各段ごとに自動的に歩進送りされるようにしである
さらにまた、カード1には上記のごとき3種の表示とは
別に、選針単位数をプログラムするための選針単位数設
定欄1sを、編成パターン記入欄1pの下方において同
じくそれと同じ色でもって予め表示しである。
この設定欄1sは、個々に独立した所要数の方形な吾人
格子35・・・・・・を横方向に一定の間隔をおいて1
列に表示したもので、その記人格子個々は、それぞれあ
る決まった選針単位数を設定するための個有のものとし
てあって、それら相互の設定単位数は相互に異なり、右
側に向って所定の進数で設定単位数が大きくなっていて
、その各吾人格子35の下側にそれと同色でそれぞれの
選針単位数を表わす数字を予め表示しである。
本例についていえば、吾人格子35の数は全部で6個で
、左はじのものを選針単位数「6」として、以下6進で
「12.18.24.30.36」としである。
しかして、この選針単位数設定欄1sは同じく前記走査
部材すのスキャニングセンサーCにより走査されるもの
で、その吾人格子35・・・・・・のうちのどの吾人格
子にマークを施すかによって選針単位数が決まるように
なっている。
たとえば、12本の編針による単位模様を編成するに当
っては、「12」と表示した吾人格子35を黒く塗りつ
ぶしておくものである。
さらに、カード1には、上記設定欄1sのみの有効読取
りを、後述するようにスキャニングセンサーCの読取り
後の電気信号処理過程において行わせるために、検索用
マーク36を予め表示しである。
このマーク36はたとえば設定欄1sの吾人格子35の
縦幅と同じ縦幅の横長の黒帯でもって構成され、そのカ
ード1上の位置は、吾人格子35・・・・・・の列設方
向延長線上でかつ前記送りコン)。
−ルマーク34・・・・・・の真下であるが、その横幅
は送りコントロールマーク34・・・・・・のそれより
も右側に長く、送りコントロールマーク34・・・・・
・と編成パターン記入欄1pの間の空欄の幅を含めた長
さとなっている。
そして、カード1は、前述のようにして左右のスプロケ
ットベル)81,8rに装填した状態において、走査部
材すが原位置(左側のストロークエンド)にあるとき、
送りコントロールマーク34の長さ範囲内所定位置をス
キャニングセンサー〇により読取られるようになってい
て、走査部材すが原位置にあるときにかぎり送りコント
ロールマーク34にしたがって自動移送されるようにな
っており、またカード1は、走査部材すが反転位置(右
側のストロークエンド)に達したとき、ファンクション
マーク記入欄1fの右はじの証人格子列を読取られるよ
うになっており、さらにこれら両はじの読取位置間の範
囲は走査部材すの走行中において読取られるようになっ
ているものである。
しかして、カード1は、編成操作を始めるまえに走査部
材すのスキャニングセンサー。
により選針単位数設定欄1sの走査を行っておき、次い
で編成操作にともない自動的歩進送りを繰り返すことに
よって、編成パターン記入欄1pおよびファンクション
マーク記入欄1fを、同じスキャニングセンサーCによ
って各段ごとに走査されるものであり、またかかる走査
を走査部材すの前述のごとき往動および復動画行程によ
り受けるものであるが、その往復両行程の走査に係る電
気信号は、後述するように走査部材すの往動(右行)行
程に係るものだけが有効に取り出されるようになってい
るものである。
ところで、上記のように編成パターン記入欄1pには、
編成しようとする単位模様を表わす編成パターンをベタ
に画いておくものであり、これを走査部材すのスキャニ
ングセンサーCは、記入格子1段ごとに横−直線に走査
するものであって、その1段走査に係る電気信号は第1
3図■(同図においてカード1をP2−P2線に沿って
走査した場合の例)に示すように、記入格子1段におけ
る編成パターンの態様、すなわち編成パターンの1水平
走査態様に応じた方形波となるものであり、これだけで
あると走査してえられた電気信号は、選針しようとする
編針と1対1の関係で対応していなく、またファンクシ
ョンマーク記入欄1fに記入したファンクションマーク
も、上記編成パターンと同じく上記スキャニングセンサ
ーCにより読取られ、その場合と同じ電気系統において
電気信号となるものであり、さらにまた予め表示してお
いである検索用マーク36も同じようにしで読取られて
同じ電気系統において電気信号となるものであるが、こ
れら3様の電気信号は互いに分離せられるとともに、編
成パターンの読取りに係る電気信号は編針と1対1の関
係で対応したデジタル電気信号に変換され、またファン
クションマークの読取りに係る電気信号もファンクショ
ンマーク記入欄1fの各証人格子列(縦の並び)ごとに
分離せられるもので、次にはかかる動作すなわちサンプ
リング動作を行うサンプリング機構の機械的構成につい
て、第2,3図を参照に説明する。
走査部材すの走行体29の後方において前記フレーム7
に、横長板状のリニアエンコーダ37を前記案内杆27
,28と平行にして横架しである。
リニアエンコーダ3Tは、カード1上の前記検索用マー
ク36のみをサンプリングするために、カード1におけ
る送りコントロールマーク34・・・・・・と編成パタ
ーン記入欄1pとの間の空欄に対応する位置において、
1個の検索マークサンプリング用スリット38sを穿設
しているとともに、その右方において、編成パターン記
入欄1pに画いた編成パターンをサンプリングするため
の所定数(本例では120個)の編成パターンサンプリ
ング用スリット38 p・・・・・・を、編成パターン
記入欄1pにおける左はじの証人格子列に対応する位置
より、右へ向って一直線上に一定間隔ずつ離して記入欄
1pの右はじを越える所定位置まで列設しており、さら
にその右方において、ファンクションマークをサンプリ
ングするための所定数(本例では4個)のファンクショ
ンマークサンプリング用スリット38f・・・・・・を
、ファンクションマーク記入欄1fの各証人格子列に1
対1の関係で対応させて穿設している。
一方、走査部材すの走行体29の後側には、上記3種の
スリット38 s 、38 Pフ38fをともに光学的
に読取るための光電センサー、すなわちリニアエンコー
ダ37の前面を照射する発光体とその反射光を受光する
受光素子とからなるサンプリングセンサーdを取付けで
ある。
しかして、走査部材すの走行によってサンプリングセン
サーdはスリット38S、38p・・・・・・。
38f・・・・・・に応じたパルスすなわちサンプリン
グパルスを出力するもので、そのサンプリングパルスは
、前述のスキャニングセンサーCの走査に係る電気信号
の場合と同じように、後述するごとく走査部材すの往復
両行程のうちの在勤行程に係るものだけが第13図CI
)に示すように有効なものとして取り出されるようにな
っているとともに、そのあと3種のサンプリングパルス
、すなわち前記検索用マーク36のサンプリングのため
の1個のサンプリングパルスと、編成パターンのサンプ
リンクツための120個のサンプリングパルスと、ファ
ンクションマークのサンプリングのための4個のサンプ
リングパルスとは互いに分離せられるようになっている
ところで、編成パターンのサンプリングにあたって、そ
のためのスリット38pを120個として120個のサ
ンプリングパルスをうるようにしたのは、編成パターン
記入欄1pの証人格子の列数(横の並び)を「36」と
した前述のカード1とは別に、後述するごとく上記列数
が「120」のカード(第20図)をも適用できるよう
にするためである。
このため、上記列数が「36」のカード1については、
編成パターン記入欄1pの証人格子1個につきスリン)
38pが3個ずつ対応することになり、その証人格子1
個の走査につき3個のサンプリングパルスかえられるこ
とになるものであるが、後述するように列数「36」の
カード1による編成にあたっては、第13図X■に示す
ように上記3個のサップリングパルスのうちの2個は除
去されて残りの1個のサンプリングパルスによって証人
格子1個の走査に係る電気信号がサンプリングされるよ
うになっている。
かくして、編成パターン記入欄1pの1段走査に係る電
気信号東各記人格子ごとにサンプリングされ、第13図
XVIに示すように、各ビットが名記人格子、したがっ
て編針1本と対応し、また各証人格子のマークのあるな
しに応じて「1」か「0」かが決まるデジタル電気信号
に変換されるもので、そのデジタル電気信号は後述する
ように所定のメモリに左から右へと順次記憶されるよう
になっている。
そして、その記憶されたデジタル電気信号はキャリジY
の走行タイミングに合せて順次繰り返し読出され、キャ
リジYの裏側に設けである前出の左右1対の編針選別機
構(この構成についてはこのあと説明する)のうちの有
効動作すべき一方に供給されるようになっている。
本発明の実施例である読取装置Aは機械的には上述のよ
うに構成されているものである。
次には、キャリジY側の機械的構成について第3.8〜
10図を参照に説明する。
既述のごとく、本手編機は、走査部材すの走行起動をキ
ャリジYの左右走行反転によって自動的に行うもので、
そのためにはキャリジYの左右走行反転を自動的に検知
する必要があり、またその走査部材すのスキャニングセ
ンサーCによる編成パターンの有効走査は、往動行程に
ついてだけ行ってその走査に係るデジタル電気信号を左
から右へと順次メモリに一旦記憶させておくのに対し、
そのメモリに記憶の上記デジタル電気信号を読出すこと
によって行われる実際1)8針動作は、上記左右の編針
選別機構がキャリジYの走行方向に応じて交代動作しな
がらキャリジYの往復両行程について行うもので、カー
ド1に画かれた編成パターンどおりの模様を編成するに
は、キャリジYの走行方向を検知してその検知信号によ
って上記メモリへのデジタル電気信号の記憶とその読出
しとを匍卿しなげればならない。
そこで、キャリジYには、第8図(キャリジYは、その
右側半部が上蓋を取り去った合板の上面を、また左側半
部が裏面を示しである)および第9図に示すようにその
後側縁中央にキャリジ反転スイッチ機構Eを装備しであ
るもので、まずこれについて説明する。
キャリジYの前記台板4上に、横長方形の組枠39を固
設してそれにスイッチ起動体40を左右所定長さ範囲内
において往復摺動自在となるように嵌装しである。
スイッチ起動体40は、上記組枠39の上面上を摺動す
る断面T字状の連結片41と磁石片42とを前後2枚の
磁性板438,43□で挾持して板状の単体としたもの
で、その2枚の磁気を帯びている磁性板430,43□
の下端部は、台板4に設けた横長孔4およびその台板4
に固着のスライドパイプ44に設けた横長孔44/を貫
通していて、磁性板43□、43□0下端面は、針床X
上に横設した磁性材製のキャリジガイドバー45に常時
吸着するようになっている。
一方、組枠39の後側面には、内部に3つのスイッチ部
e1〜e3を有するマイクロスイッチeを固設してあっ
て、そのスイッチeのレバーe/は、組枠39の後壁に
設けた窓孔を貫通して後側の磁性板432の孔43/に
係入させである。
しかして、スイッチ起動体40は、組枠39に左右所定
範囲内での摺動の自在が許容されて嵌装されていること
、およびキャリジガイドバー45に吸着していることに
より、キャリジYを左行させたときは組枠39に対する
右側摺動限界位置まで摺動させられたあとにおいてそれ
とともに移動し、またキャリジYを右行させたときは上
記とは逆に左側摺動限界位置まで摺動させられたあとに
おいてそれと移動することになり、かかるスイッチ起動
体40の左右転換動作によってマイクロスイッチeのレ
バーe′が左右に切換えられ、スイッチeがスイッチ動
作してそのうちの1つ、すなわちキャリジ走行方向検知
のためのスイッチ部e1より第16図Iある、V工第1
8図■に示すようにキャリジYの走行反転によって「H
」からrLJあるいはその逆に反転する2値電気信号か
えられるものである。
次に、編針Nの前後選針を最終的に実施する左右の編針
選別機構Fl 、 Fr について第3,8゜10図を
参照に説明すると、両者は構成部品の配置が左右対称の
関係になっているが、実質的には同じ構造である。
電磁石46は前記キャリジ台板4上に架設してあって、
その上下の磁極には、それぞれ磁性材で一体成型した1
対の導磁体47,48の一端部をそれぞれ上下より接合
させてあり、両導磁体47゜48には互いに異なる磁極
が励起されるようにしである。
一方、キャリジ台板4の下面には、非磁性材製のバット
案内体49を固着しである。
このバット案内体49は、その下面に左右に長いバット
通路49□を形成しており、そのバット通路49、に、
選針受容位置に設定した編針NのバットN′をサイドカ
ム50を通じ受入できるようになっている。
このバット通路49、の前後中はバットN′のそれとほ
ぼ同じであり、またその上壁面は、第10図に示すよう
にキャリジYよりみて外側の外側半部492が内側に向
って下降するテーパー面で、内側半部493がバットN
′の定常高さより少しく低い水平面となっている。
したがって、このバット通路491 を通過する過程に
おいてバットN′は、外側半部492の途中より板ばね
51(第3図)に抗して徐々に押し下げられ、内側半部
493においてそれに圧接し、バット通路49mにぴっ
たりと嵌った状態でそれを通過することになる。
かかる構造のバット案内体49に対し、前記一方の導磁
体47は、キャリジ台板4の下方において水平をなす部
分の外側端部な、バット案内体49の肉厚中に前側から
埋入させて、その一部分をバット通路491の内端部に
臨ませ、その水平をなす部分の下面を、バット通路49
、の上壁面の内側半部493と面一なそれに続く面とし
ている。
また、他方の導磁体48は、キャリジ台板4の下方にお
いて垂直をなす部分において上側から中途まで切込み4
8、を設げていて、その切込み48□に対して外側の外
側垂直部48□には前記電磁石46よりの磁気は作用す
るが、内側の内側垂直部483にはほとんど作用しない
ようになっている そしてこの導磁体48は、その外側垂直部48□を上記
バット通路491の後壁面に沿わせてバット通路49、
内に臨ませているとともに、その外側垂直部482から
内側垂直部483にかげての垂直な前面を、第8図に示
すようにバット通路49.0内端(バット出口)から内
側に向って後方に傾斜する面としている。
また、導磁体48の外側垂直部482の左右巾は、編針
Nの列設ピッチより少しく短かい巾tとなっていて、バ
ット通路49、を通るバットNはこのt山中、外側垂直
部48□の垂直な前面に後側面を圧接させるとともに頭
端な他方の導磁体47の水平な下面に圧接させるように
してあり、さらに導磁体48の内側垂直部483の前面
と導磁体47の水平部分の後端縁との間には、バットN
′が入る程度の後方へ傾斜した間隙通路51(第8図)
を形成しである。
しかして、バット通路49、にバラl−N’を嵌入させ
た編針Nの選別は次のようにして行なわれる。
バット通路491に入ったバットNは、キャリジYの走
行にともない前後の動きを拘束された状態で徐々に押し
下げられ、一方の導磁体47の水平な下面に頭端を圧接
させるとともに、前記を巾通過中において他方の導磁体
48の垂直な前面に後側面を圧接させる。
このt山中、すなわちキャリジYの編針1ピッチ分走行
中において電磁石46が励磁状態であれば、導磁体47
と導磁体48の外側垂直部48□とにそれぞれ互いに異
なる磁極が励起されることにより、それら両者間にバッ
トNlを介して一種の磁路が形成され、導磁体48の外
側垂直部48□が後方へ傾斜している故に、バラl−N
’はその外側垂直部48□に沿って後方へ僅かに吸引偏
倚され、導磁体47の水平な下面よりはずれて間隙通路
51に入り、導磁体47の水平部の後側において直ちに
定常高さまで立上ることになる。
この間隙通路51に入ったバットN′は、キャリジ台板
4上において導磁体47の立上り部と、導磁体48の内
側垂直部483 (電磁石46の磁気作用を受けない部
分)より延出する立上り部との間に磁石片52を配置し
であることにより、さらに引き続いて後方へと吸引偏倚
され、さらに進んでキャリジYの裏面に配置のカム群に
よる後方案内通路を通るようになっている。
一方、電磁石46が非励磁状態のときは、バットNlは
、導磁体48の外側垂直部482に吸引されないことに
より、導磁体47の水平部に押し下げられたままバット
通路491を通り過ぎたあとも真直ぐ進み、その水平部
の内側縁を越えて定常高さに立上ったのち、上記励磁の
場合とは違う前方案内通路を通るようになっている。
そして、左右の編針選別機構Fl、Fr は、前記キャ
リジ反転スイッチ機構Eのマイクロスイッチeのなかの
電磁石切換用スイッチ部e2がキャリジYの走行方向に
したがって切換えられることにより、有効動作すべき一
方の電磁石46(本例ではキャリジYの進行方向に向っ
て前側のもの)だけに選針動作のための給電を行われる
ようになっている。
左右の編針選別機構Fl、Frは上述のごとき構成であ
って、バット通路491にバットNを嵌入させた編針N
は上述のごとくして、キャリジYの進行方向前側の選別
機構FlあるいはFrにより1本ずつ選別作用を受ける
ものであるが、上記嵌入させた編針Nでも、それが前出
の左右の選針範囲設定用スイッチ起動片31.3 rの
範囲外に位置しているものである場合には、電磁石46
が励磁指令を全く受けなくて非励磁状態のままとなるに
より、電磁石46による上述のごとき選別作用を受けな
いようになっているもので、次にはかかる構成について
第8,9図を参照に説明する。
ポイント設定手段たる左右のスイッチ起動片31.3r
は、ともにその上面に左右に走るカム溝3□を形成して
いるとともに、針溝x2に上側から嵌入する複数の突起
32 を下面前端に突出形成し、さらに前側面に、編針
NのバットN′をぴったりと受入できる複数個のバット
係入溝33を形成していて、双方とも、その突起3□を
針溝X2の後端に嵌めさらにそのバット係入溝33
にバットN/を係入することにより、針床X上の任意の
位置に左右に動かないように配置できるということにつ
いては同じであるが、相互のカム溝3□の形状が互いに
左右対称の関係になっている。
すなわち、左側のスイッチ起動片31は、カム溝310
前後の側壁を形成する前後のカム部34゜3、の配置が
、前側が左で後側が右の一関係になっているのに対し、
右側のスイッチ起動片3rのそれは上記とは逆の関係に
なっている。
一方、キャリジYの台板4上には、キャリジYの走行に
よって上記スイッチ起動片31.3 r ニ係合するこ
とによりスイッチ動作する、すなわちスイッチ起動片3
1,3rで決めたポイントを検知する左右1対の指示部
材検知用スイッチ機構Gl、Gr を装備しである。
左右のスイッチ機構Gl 、Gr は、構成部品相互の
配置関係が左右対称であるが、実質的には同じ構造であ
る。
クランク53は、ピボット54によってヤヤリジ台板4
上に水平回動自在に枢支したもので、その一端部下面に
垂下突設した突子55を、キャリジ台板4の窓孔4“を
通じその台板4の下方へ突出させ、また他端部を台板4
上に取付けたマイクロスイッチ56のレバーと連結して
いて、突子55がキャリジYの走行にともない左あるい
は右のスイッチ起動片31,3rのカム溝3□の中を通
ることにより、クランク53は回動し、マイクロスイッ
チ56を切換えるようになっている。
すなわち、左右のスイッチ機構Gl、Grのマイクロス
イッチ56,56は、そのそれぞれに対応する突子55
,55がともに左右のスイッチ起動片31,3rの間隔
内にあるときともにオンで、この間隔外へ出るとそれぞ
れオフとなるようにしである。
そして、左右の突子55,55は、それぞれ前記左右の
編針選別機構Fl 、 Frの選別実施点、すなわち前
記を巾の部分の後方延長線上に位置させであるもので、
左右のスイッチ機構Gl、Grは、それぞれ左右の編針
選別機構Fl、Fr の選別実施点が針床X上における
スイッチ起動片31゜3rの設置位置にさしかかったと
きスイッチ動作し、それぞれ第18図■、■に示すよう
に[jからIL、、Jまたはこの逆に反転する電気信号
を出力するようになっており、またこれら両スイッチ機
構Gl 、 Grの電気信号は、前記キャリジ反転スイ
ッチ機構Eのマイクロスイッチeのなかの有効選針範囲
指示用スイッチ部e3によって、有効選針動作する側の
ものだけが取り出されるようになっている。
しかして、第18図■に示すように有効選針範囲指示用
スイッチ部e3は、有効選針動作する側の選針端検知用
スイッチ機構G1あるいはGrがスイッチオンしてから
オフになるまでの間、すなわちキャリジYの進行方向前
側の編針選別機構FlあるいはFrの選針実施点が左右
のスイッチ起動片3L3r間の間隔内にある間、有効選
針範囲を指示する信号rHJを出力し、上記間隔範囲外
のとき信号rLJを出力するもので、上記「H」出力中
において、編成パターンに係るデジタル電気信号を記憶
している前出のメモリの読出しが行われ、その間だけ有
効選針動作する側の前記電磁石46が励磁、非励磁の制
御を受けるようになっている。
このようにしてメモリの読出しは、左右のスイッチ起動
片31.3rで決めた有効選針範囲内においてのみ行わ
れるものであるが、その読出しはキャリジYの走行速度
が一定でなく大きく変動するため、キャリジYの走行タ
イミングに合わせて行わなければならない。
そこで、キャリジYにはその台板4上の後端であって前
記左右の編針選別機構Fl 、 Fr にそれぞれ対
応する位置において、光電センサーH1。
Hrを取付けてあって、その光電センサーH1゜Hrが
、針床Xの後端の前記立上り壁x1 に、針溝X2・
・・・・・と1対1の関係で列設しであるスリットx3
・・・・・・を、一種のリニアエンコーダとしてキャリ
ジYの走行にともない読取ることにより、光電センサー
H1、Hr より第13図1に示すようにキャリジY
の走行タイミングに合せたパルスすなわちタイミングパ
ルスが出力されるようになっており、このタイミングノ
くルスによって前出のメモリの読出しが制御されるもの
で、以下には光電センサーH1、Hrをタイミングパル
ス発生器と称することにする。
なお、左右のタイミングパルス発生器H1。
Hrよりのパルスは、前記キャリジ反転スイッチ機構E
によって有効選針動作をする側の編針選別機溝Fl あ
るいはFrに対応するものだけが有効なものとして取り
出されるようになっている。
本手編機の機械的構成は上述のごとくであって、次には
その電気、電子的構成について説明する。
まず、前記カード1の走査およびその送りなどを行って
、読取った編成パターンをデジタル電気信号としてメモ
リMEMに記憶する入力機能部分の構成の概略について
第11図を参照に説明する。
前記スキャニングセンサーCのカード走査に係る電気信
号は、有効走査データ形成回路Cによって、走査部材す
の左側ストロークエンドたる原位置から右側ストローク
エンドたる反転位置までの右行行程に係るものだけが有
効なものとして取り出され、カード送りおよび走査指示
回路C8、選針単位数設定回路NS、メモリコントロー
ル回路MC、ファンクション弁別回路FSに入力される
ようになっている。
カード送りおよび走査指示回路C8には、走査部材原位
置検知手段たる左側のリミットスイッチ331がオンに
なったときの電気信号が入力されるようになっており、
指示回路C8は走査部材すが原位置にあるときにかぎり
上記有効走査データ形成回路Cよりの電気信号がrHJ
であるかf’LJであるか、すなわちカード1上の表示
がマークであるかノーマークであるかの判定を行い、そ
の判定結果に応じた電気信号をカード送りおよび走査制
御回路SCに供給するもので、これにより制御回路SC
はカード送りドライブ回路CDを上記マーク、ノーマー
クにしたがって制御して、カード送りのための前記電磁
石16あるいは16/が駆動され、それによってカード
1がそれに表示しである検索用マーク36、送りコント
ロールマーク34・・・・・・の間隔分ずつ自動移送さ
れるようになっている。
また、指示回路C8には、前記有効選針範囲指示用スイ
ッチ部e3よりの有効選針範囲を表わす電気信号が入力
されるようになっていて、指示回路C8は、キャリジY
が前記左右のスイッチ起動片31.3 rで区画した有
効選針範囲外から範囲内へ入ったときに、走査部材すの
走行開始のための指示信号を上記制御回路SCに入力す
るようになっており、また制御回路SCには走査部材反
転位置検知手段たる前記右側のリミットスイッチ33r
がオンになったときの電気信号が入力されるようになっ
ていて、これにより制御回路SCが走査部材ドライブ回
路SDを制御し、それによってまたドライブ回路SDが
走査部材すのコイル31に、走査部材すが一気に往復走
行することができるに足る電流を供給するようになって
いる。
一方、前記サンプリングセンサーdのリニアエンコーダ
読取りに係るサンプリングパルスも有効サンプリングパ
ルス形成回路りによって右行走査に係るものだけが有効
なものとして取り出されて、パルス分離回路PSに入力
され、これによってカード1上の検索用マーク36のサ
ンプリングのためのパルスと編成パターンのサンプリン
グのためのパルスとファンクションマークのサンプリン
グのためのパルスとが互いに分離せられるとともに、こ
こにおいて上記編成パターンサンプリングのためのパル
ス(合計120個)は、前述のごとく編成パターン記入
欄1pの記入格子の列数を「36」としたカード1を使
用する場合には吾人格子1個につき2個ずつ間引き除去
され、その間引いて残ったパルスが書込みアドレス指定
回路WAと上記メモリコントロール回路MCに、また上
記検索用マーク36のサンプリングのための1個のパル
スが上記選針単位数設定回路NSに、さらに上記ファン
クションマークのサンプリングのための4個のパルスが
上記ファンクション弁別回路FSにそれぞれ入力される
ようになっている。
上記選針単位数設定回路NSは、入力される上記1個の
パルスによって、上記有効走査データ形成回路Cよりの
検索用マーク36の読取りに係る電気信号をサンプリン
グしてそれにより選針単位数設定欄1sのマークのサン
プリング態勢、すなわち選針単位数の電気的プリセット
を行う指示を与えられるものであり、また設定回路NS
は、上記パルス分離回路PSより上記編成パターンのサ
ンプリングのための上記間引きしないまえのパルスを入
力されていて、そのパルスの何個臼において有効走査デ
ータ形成回路Cより選針単位数設定欄1sのマーク読取
りに係る電気信号が入力されたかによって、選針単位数
設定欄1sにてプログラムした選針単位数のデジタル電
気信号による記憶、すなわち選針単位数の電気的プリセ
ットを行うようになっている。
そして、選針単位数設定回路NSは、その記憶していル
選針単位数に応じて、上記編成パターンのサンプリング
のためのパルスを間引きするか否かおよび何個ずつ間引
きするかをパルス分離回路PSに指令し、すなわちたと
えば選針単位数が「6」〜「36」の間である場合には
上述したように2個ず臼用引きするようにパルス分離回
路PSをTj+脚するものであり、さらにこの設定回路
NSは上述のごとく選針単位数の電気的プリセットを行
う指示を受けることにより、前記カード送りおよび走査
指示回路C8とカード送りおよび走査制御回路SCとを
制御して、走査部材すが選針単位数設定欄1sを1回走
査して原位置に復帰したのち、カード1を、走査部材す
が送りコントロールマーク34・・・・・・のなかの一
番下側のマークを読取るまで自動的に移送させる働きを
するようになっている。
上記書込みアドレス指定回路WAは、上述のごとくパル
ス分離回路PSより入力されるパルスを計数するバイナ
リカウンタを含み、その計数結果に応じた並列2進電気
信号を前記メモリコントロール回路MCに書込みアドレ
ス指定信号として入力するようになっている。
メモリコントロール回路MCは、上述のごときパルス分
離回路PSよりのパルスによって前記有効走査データ形
成回路Cよりの編成パターンの走査に係る電気信号をサ
ンプリングして、それを編針1本ずつと各ビットが対応
したデジタル電気信号(第13図XVI参照)に変換し
たのち、そのデジタル電気信号を、上記書込みアドレス
指定回路WAのアドレス指定制御によって順次前記メモ
リMEMのある決まったアドレスに、しかも前記キャリ
ジ走行方向検知用スイッチ部e1よりのキャリジ走行方
向に応じた電気信号によって、キャリジYの左行による
走査の場合と右行による走査の場合とで分けてそれぞれ
別の記憶部に、すなわち2つノ言鴎部に別々に6醜する
ようになっている。
前記ファンクション弁別回路FSは、前述のごとくパル
ス分離回路PSより入力される4個のパルスによって、
有効走査データ形成回路Cよりのファンクションマーク
走査に係る電気信号をファンクションマーク記入欄1f
の各記入格子列ごとにサンプリングし、その記入格子列
の左側2列のサンプリングに係るものは前記カード送り
および走査制御回路SCに入力して、それにカード1を
順方向に送るか逆方向に送るかの制御を行わせ、また右
側2列のサンプリングに係るものはファンクションドラ
イブ回路FDに入力して、それに糸交換動作等の所要の
ファンクション動作の制御な行わせるようになっている
また、上記カード送りおよび走査指示回路C8と制御回
路SCとメモリコントロール回路Meとは、前記制御ボ
ックスBの操作盤2(第1図)上に備えである手動操作
手段すなわちクリアボタンCBを操作することにより手
動によって制御でき、そのボタン操作によってカード1
を、そのボタン操作前における移送方向とは逆方向に1
段だけ移送できるとともにメモリMEMの現に記憶して
いるデータをクリアできるようになっていて、誤編成の
際の編みなおしに便なるようにしである。
さらに、カード送りおよび走査制御回路SCは、同じく
上記操作盤2上に設けた別の手動操作手段すなわちスト
ップボタンSBを操作することによって制御され、その
ボタン操作によってカード1の移送を停止させることが
できるようにしである。
さらにまた、特殊な編成を行うにあたり、同じく操作盤
2上に設けである特殊ファンクションボタンWを操作す
ることにより、カード送りおよび走査指示回路C3fJ
″−,11脚され、カード送りと走査とが特殊な動作な
せられるようになっている。
次に、上記有効走査データ形成回路C1有効サンプリン
グパルス形成回路D、パルス分離回路PS、選針単位数
設定回路NSおよびファンクション弁別回路FSの具体
的構成について、第12゜13図を参照に説明する。
R,−8フリツプフロツプ60は、走査部材原位置検知
手段たる前記左側のリミットスイッチ331でセットさ
れ、また走査部材反転位置検知手段たる前記右側のリミ
ットスイッチ33rでリセットされて、走査部材すが原
位置から反転位置まで走行する在勤行程中に限りアンド
ゲート61c、61dを開くようになっており、この間
だけ前記スキャニングセンサーCの出力信号とサンプリ
ングセンサーdの出力信号とが、それぞれ有効走査デー
タ形成回路C1有効サンプリングパルス形成回路りの出
力信号としてアンドゲート61c、61dより出力され
るようになっている(第13図V、IX、I参照)。
上記リミットスイッチ331の出力は第13図■に示す
ように、走査部材すが原位置にあるとき「L」でそこよ
り離れることにより「H」となるもので、この出力によ
つ、て、前記検索用マーク36のサンプリング用のパル
スを分離するためのR−Sフリップフロップ62が、走
査部材すが原位置より離れたときにセットされ、上記有
効サンプリングパルス形成回路りよりの最初のパルス(
上記検索用マーク36のサンプリング用のパルス)の立
下りによりリセットされるようになっている。
このノリツブフロップ620G出力によって、有効サン
プリングパルス形成回路りよりのパルスを入力されるア
ンドゲート63が開くようになっているもので、これに
よりアンドゲート63よりはIVに示すように、上記検
索用マーク36のサンプリングのためのパルスを除いた
パルスすなわち編成パターンのサンプリングのためのパ
ルスとファンクションマークのサンプリングのためのパ
ルスとが出力されるようになっている。
一方、フリップフロップ62のQ出力はアンド64に加
えられ、このアンド64は、フリップフロップ62のQ
出力と上記有効走査テータ形成回路Cの出力と有効サン
プリングパルス形成回路りの出力とがともに「H」のと
き、すなわちスキャニングセンサーCがカード1上の検
索用マーク36と選針単位数設定欄1sとを横断して走
査(第13図P1−P1線に沿い走査、同図Vはそのと
きにおける有効走査テ゛−タ形成回路Cの出力波形)す
るときにおいて、サンプリングセンサーdがリニアエン
コーダ37の検索マークサンプリング用スリツ)38s
を検出したときに、■に示すように1個のパルスを出力
するようになっている。
したがって、アンド64より出力されたこのパルスは、
検索用マーク36が検出されたことを表わすことになる
このアンド64の出力(実際にはそれをノット64′で
反転させた出力)によって、検索用マーク36が検出さ
れたことを記憶するためのR−Sフリップフロップ65
がセットされるようになっている。
このフリップフロップ65はアンド66の出力によって
リセットされる。
アンド66には、フリップフロップ65のQ出力、上記
フリップフロップ62のQ出力、有効走査データ形成回
路Cの出力および有効サンプリングパルス形成回路りの
出力が入力されており、このアンド66は、これらの出
力が第13図においてm、IV、V、■を照応すれば明
らかなようにすべてrHJとなったとき、すなわち検索
用マーク36が上述のごとく検出されたあとにおいて選
針単位数設定欄1sに施しておいたマークが検出された
ときに、■に示すように1個のパルスを出力するように
なっており、このパルスによって上記フリップフロップ
65がリセットされるようになっている。
したがって、フリップフロップ65は■に示すように検
索用マーク36が検出されたことを、選針単位数設定欄
1sのマークが検出されるまでの間だけ記憶することに
なる。
なお、上記1個のパルスによってまた前出のカード送り
および走査指示回路C8、同制御回路SCが後述するよ
うに制御されるようになっている。
一方、前述のように検索用マーク36のサンプリングの
ためのパルスを除去した前記アンドゲート63よりのパ
ルス■は、6進−2進カウンタ67、詳しくはパルス■
を直接計数する6進カウンタと、この6進カウンタの計
数値を2進数にして計数する2進カウンタとよりなるカ
ウンタによって計数され、パルス■を6個計数するごと
にカウンタ67の計数値が1つずつ進むようになってい
る。
このカウンタ67の計数値は、上記アンド66の出力■
をゲート動作信号とするゲート網68によって、選針単
位数設定欄1sのマークが検出されたときメモリ69に
書込まれ、そのあと引き続いてメモリ69に記憶される
ようになっている。
このメモリ69は上記フリップフロップ650出力■の
立上り時、すなわち検索用マーク36のサンプリング時
においてリセットされるようにしである。
また、カウンタ67の計数出力は、上記アンドゲート6
3よりのパルス■の個数が120以内であるか121以
上であるかを弁別するゲート網70に入力されるように
なっている。
このゲート網70は、カウンタ67よりの並列出力をゲ
ートの組合せによる論理回路によって上記の弁別を行う
もので、上記120以内であれば、Xに示すように「1
」の出力端子より出力を生じてアンドゲート71、を開
き、また「121」以上であれば「2」の出力端子より
出力を生じてアンドゲート71□を開くようになってい
る。
したがって、アンドゲート71、よりは■に示すように
編成パターンのサンプリングのための120個のパルス
が出力され、またアンドゲート71□よりは■に示すよ
うにファンクションマークのサンプリングのための4個
のパルスが出力されることになる。
アンドゲート71、よりの120個のパルスはパルス選
択回路72に入力され、ここにおいて3種類のパルスに
分けられるようになっている。
すなわち、パルス選択回路72は、その「l」の出力系
がX■に示すように上記120個のパルスをそのまま通
過させるようになっており、また「2の出力系が、T型
フリップフロップとこの出力側に接続したアンドゲート
とを含んでいて、XIVに示すように120個のパルス
のうち偶数番目のものを間引いてその残りを出力するよ
うになっており、さらに「3」の出力系が、3進カウン
タとこの出力側に接続したアンドゲートとを含んでいて
、X■に示すように120個のパルスのうチ3n1(た
だしnは整数)番目のパルスを残して他を間引くように
なっている。
一方、前述のようにカード1における選針単位数設定欄
1aにプログラムしておいた選針単位数を記憶している
メモリ69の出力は、上記パルス選択回路72より出力
される上記3種のパルスのうちどれを実際にサンプリン
グパルスとして用いるかを選択するためのゲート網73
に入力され、上言濾針単位数が6〜360間であれば、
ゲート網73の「3」の出力系より出力が生じてアンド
ゲート743が開き、上記3種のパルスのうちのWのパ
ルスがオア75を通過するようになっており、また42
〜600間であれば、「2」の出力系より出力が生じて
アンドゲート74□が開き、X■のパルスがオア75を
通過するようになっており、さらに66〜1200間で
あれば、「1」の出力系より出力が生じてアンドゲート
741が開き、X■のパルスがオア75を通過するよう
になっている。
このように、編成パターンのサンプリングのためのサン
プリングパルスを3種類に分け、それを選針単位数によ
って選択的に取り出すようにしたのは、本手編機は、第
2図に示したように編成パターン記入欄1pの記入格子
列数が36で、選針単位数を6.12.18.24.3
0.36に選定できるカードのほかに、第19図に示す
ように上記記入格子列数が60で、選針単位数を42.
48.54.60に選定できるカード、および第20図
に示すように記入格子列数が120で、選針単位数を6
6.72.78.84.90.96.102.108.
114.120に選定できるカードの合計3枚のカード
を、選針単位数によって使い分けるようにしであるため
である。
因みに、第2図に示したカード1を用いた場合には、オ
ア75より出力されるパルスは第13図XVに示す合計
40個のパルスであって、それが第11図において説明
した前記メモリコントロール回路MCおよび書込みアド
レス指定回路WAに人力され、これによって前記有効走
査データ形成回路Cの出力(前記スキャニングセンサー
Cが第18図においてカード1をp2−p2線に沿って
走査したときの出力を■に示す)であってしかもそのう
ちの編成パターン記入欄1pの走査に係る出力は、■に
示すように編針と1対1の関係で対応したデジタル電気
信号に変換されたのち、■に示す書込みアドレス指定回
路WAのアドレス指定動作によって前記メモリMEMの
ある定ったアドレスに順次記憶されるようになっている
メモ1.I M E Mへのデジタル電気信号の記憶は
、上述のようにして編成パターン記入欄1pの1段の記
入格子の左はしから右はじのすべてのものについて行わ
れるものであるが、その読出しは選針単位数設定欄1a
にて設定した選針単位数のものについてだけ繰り返し行
われるもので、これを行うために、上記設定した選針単
位数を記憶しているメモリ69の6進−2進数の出力は
、コードコンバータ76によって2進数に変換されて後
述する読出しアドレス指定回路RAに入力されるように
なっている。
一方、前記アンドゲート712 より出力されるファン
クションマークサンプリングのための4個のパルス■は
、ゲート群で構成されたパルス弁別回路77によって互
いに分離せられるようになっている。
すなわち、上記4個のパルスはカウンタ78によって計
数され、これによってデコーダ79が上記パルスの数に
したがってX■、XtXに示すようにそれぞれ「1」〜
「4」の出力系より出力を生じてノぐルス弁別回路77
のなかのゲートをそれぞれ開き、これによりパルス弁別
回路77の「1」〜「4」の出力系がXX 、XXIに
示すように上記パルスの順序にしたがって順次出力を生
じるようになっている。
このパルス弁別回路77で分離せられた4個のパルスは
、D型フリップフロップ等で構成されたファンクション
記憶回路80に入力され、ここにおいて前記有効走査デ
ータ形成回路Cよりの出力■のサンプリングが、ファン
クションマーク記入欄1fの各証人格子列ごとに行われ
るとともに、そのサンプリングしたデータが■に示すよ
うに各証人格子列ごとに別々に3醜されるようになって
いる。
そして、このファンクション記憶回路80のrlJ〜r
4Jの4つの出力系のうちの「l」、「2」の出力は、
このあと具体的に説明する前出のカード送りおよび走査
制御回路SCに入力されて、「1」の出力はカード1の
順方向送りを制御し、また「2」の出力は逆方向送りを
制御するようになっており、さらに「3」、「4」の出
力は前出のファンクションドライブ回路FDに入力され
て、カード送り以外の所要のファンクション動作をそれ
ぞれ制御するようになっている。
次に、カード送りおよび走査指示回路C8と同制御回路
SCの具体的構成について第14〜16図を参照に説明
する。
前出のクリアボタンCBは前述のように誤編成の際に用
いるほか、カード1による編成を始めるにあたってその
起動を行う一種のスタートボタンとしても役立るように
なっているもので、まずその操作に起因する動作を説明
するに先立ち、本手編機の使用方法についてその概略を
説明する。
まず通常の仕方でキャリジ操作して捨て編み等の所要の
編成を行い、これから模様を入れるというところまで編
成したとき、キャリジYを、針床X上における選針受容
位置に設定した編針群の左右いずれか一方端の外方にお
いて停止させてお(。
この状態においてカード1を手動によって、すなわち前
記ラチェットホイール14を手で回すことによって送り
、検索用マーク36の上下はぼ中間部分が原位置にある
走査部材すのスキャニングセンサーCに対向するところ
にセットしておく。
しかるのち、上記クリアボタンCBを押すと、カード1
が順方向あるいは逆方向(このときの方向は後述するよ
うに決まっていない)に1ピツチだけ移送され、次いで
走査部材すがたとえば第13図で示したPl−P、線に
沿って走行してその在勤行程中において上述のように選
針単位数の設定が行われたのち、復動の終了にともない
カード1の順方向の移送が改めて開始される。
この移送は、一番下側の送りコントロールマーク34が
スキャニングセンサーCによって検出されるまで間欠的
に継続して行われ、その検出によって停止してただちに
走査部材すが第13図P2−P2線に沿って往復走行し
、再び原位置に戻ったところでクリアボタンCBの操作
による一連の動作が終了する。
このあと、キャリジYの糸口に所望の配色糸を挿入する
など、模様編成の際に必要な作業を行い、しかるのちキ
ャリジYを、針床X上に設置した左右のスイッチ起動片
31,3rを越えるところまで繰り返し往復走行させれ
ば、カード1は1段ごとに送られてそれに画いた編成パ
ターンどおりの模様を編成できるものである。
さて、クリアボタンCBを操作すると、それにともなう
信号(第15図I)はノット81で反転され、オア82
を通ったあとノット821で再び反転されて■、カード
送りおよび走査指示回路C8よりカード送りおよび走査
指示信号として出力され、制御回路SCのなかのカード
送り指示用R−Sフリップフロッグ83および走査部材
往動指示用R−Sフリップフロップ84をセットするよ
うになっている。
フリップフロップ830セツトによりそのQ出力用は、
アンド85を通ってゲート網よりなるカード送りドライ
ブ制御回路86に加えられ、この制御回路86の順方向
送り側の「1」あるいは逆方向送り側の「2」の出力端
子のうちのいずれか一方、たとえば「2」の出力端子よ
り■に示す1個のパルスが生じて前出のカード送りドラ
イブ回路CDが駆動され前記カード送りのための1対の
電磁石16 、16’のうちのいずれカ一方が動作して
、カード1が順方向あるいは逆方向のいずれかに移送さ
れるようになっている。
この移送は、上述のようにカード1上の検索用マーク3
6の上下中間部分を走査部材すのスキャニングセンサー
Cに対向させている場合には、所定の1ピツチ分だけ行
われるようになっている。
すなわち、カード送りドライブ制御回路86は、カード
1の1ピツチ分の送り量を決めるタイマー87よりの出
力パルスによって上記カード送りドライブ回路CDを駆
動するものであり、また上記出力パルスはD型フリップ
フロップ88のT端子に入力され、またこのフリップフ
ロップ88の4出力■の立下りによって上記フリップフ
ロップ83はリセットされるようになっている。
また、上記り型フリップフロップ88のD端子には、前
記有効走査データ形成回路Cの出力が入力されるように
なっているとともに、該フリップフロップは走査部材反
転位置検知手段たる前記右側のリミットスイッチ33r
よりの反転検知信号によりリセットされるようになって
おり、さらに上記タイマー87は、非安定マルチバイフ
レータ等の発振器とその発振信号を計数するバイナリカ
ウンタとを含んでいて、そのカウンタの出力が所定時間
巾のパルスとして最終的に出力されるようになっている
とともに、そのカウンタは上記フリップフロップ83の
ILJ出力出力上ってリセットされるようになっている
しかして、D型フリップフロップ88はD端子の入力を
T端子の人力パルスの立下りエツジによりサンプリング
して出力するようになっているもので、上述のごときク
リアボタンCBの操作によりタイマー87が動作して1
個のパルスを出力し、カード1が1ピツチだけ送られた
とき、検索用マーク36はいまだスキャニングセンサー
Cの走査線を上下いずれにも越えない故に、フリップフ
ロップ88のD端子に、有効走査データ形成回路Cより
マークが検出されていることを表わすII(J出力が入
力され、そのフリップフロップ88の出力によってフリ
ップフロップ83がリセットされてしまう。
このため、タイマー87はパルスを1個出力しただけで
動作停止し、カード1は1ピツチだげ送られるに留まる
ところで、クリアボタンCBを操作するとRSフリップ
フロップ89がセットされ、そのセット時間、すなわち
上記右側のリミットスイッチ33rによってリセットさ
れるまでの間、その出力により送り方向反転回路90が
制御されて上記カード送りドライブ制御回路86の出力
動作の切換えを行い、カード1をいままでとは逆の方向
に移送させるようにするものであるが、上記のような状
態においてクリアボタンCBを操作したときには、カー
ド1の送り方向を指示するR−Sフリップフロップ91
がセット状態であるかりセット状態であるか決まってい
ないため、上記1ピツチだけの移送はいずれの方向か決
定していない。
この1ピツチだけの移送が終了したところで走査部材す
は往動する。
すなわち、クリアボタンCBを操作したときにおいて上
述のように走査部材往動指示用フリップフロップ84は
セットされ、そのQ出力がアンド92に入力されている
ものであるが、このアンド92には上記フリップフロッ
プ83のQ出力をノット93で反転した信号が入力され
ているため、フリラフフロップ830セツト中、すなわ
ちカード1の移送が行われているときにはアンド92の
出力は、前出の走査部材ドライブ回路SDを駆動してカ
ード1を往動させるようなことはなく、カード1が停止
しているときに限りそれを往動させる。
この往動は第15図X■に示すようにフリップフロップ
84が右側のリミットスイッチ33rによってリセット
されることにより終了し、それと同時に走査部材復動指
示用R−Sフリップフロップ94がセットされることに
より、走査部材すはただちに復動し始める。
この復動は、走査部材すが左側のリミットスイッチ33
1をスイッチオンしてフリップフロップ94をリセット
状態とすることにより終了するようにしであるものであ
るが、走査部材すは相当のスピードでリミットスイッチ
331に衝接するため、その反動でリミットスィッチ3
31#Z第16図Xに示すようにチャタリングするとと
もに、走査部材すが左側のストロークエンドより離れて
リミットスイッチ331を完全にスイッチオンした状態
で停止しないおそれがあるため、リミットスイッチ33
1よりの原位置復帰信号は、第16図X■に示すように
遅延させて同図用に示すようにフリップフロップ94を
リセットするようになっており、これにより走査部材す
は、左側のストロークエンドに達したあともさらに左行
するような勢力を与えられるようにしてあって、それに
より上記のようなおそれを未然に防止しである。
以上のようなりリアボタンCBの操作により走査部材す
が往復動すると、そO在勤行程中において既述のように
選針単位数設定回路NSによって選針単位数設定欄1s
にプログラムしておいた選針単位数の電気的設定が行わ
れるもので、その設定が行われると選針単位数設定回路
NS(詳しくはそのなかのノツ)64’)よりの1個の
パルス(第15図■)によってカード送りおよび走査指
示回路C8のなかのR−Sフリップフロップ96がセッ
トされ、そのQ出力(同図■)が前記オア82、ノット
82′を介してカード送り用フリップフロップ83及び
走査部材往動用フリップフロップ84を再びセットさせ
る■。
ところが、前記カード送りドライブ制御回路86は、左
側のリミットスイッチ331よりの信号をノット97を
介して入力せられるようになっていて、走査部材すが原
位置にあるときに限りカード送りドライブ回路CDを駆
動するようになっているから、カード1は上記選針単位
数の設定後における走査部材すの走行中には移送されな
いことになる。
走査部材すが原位置に復帰すると、フリップフロップ8
3は上記のごとくすでにセットされているので、タイマ
ー87のパルスがカード送りドライブ制御回路86に人
力され、カード1が移送される。
このときの移送方向は、選針単位数設定回路NSよりの
前記1個のパルスがオア9Bを介してカード送り方向を
指示する前記フリップフロップ91をセットし、またク
リアボタンCBの操作によりセットされていた前記フリ
ップフロップ89が右側のリミットスイッチ33rによ
りリセットされているので、フリップフロップ91のQ
出力がそのまま送り方向反転回路90を通ってカード送
りドライブ制御回路86に加えられ、その「1」の出力
端子より■に示すようにパルスが出力されるため、順方
向である。
なお、送り方向反転回路90は2個の排他的論理和回路
よりなり、クリップフロップ89の出力が「L」のとき
はフリップフロップ91よりの入力をそのまま制御回路
86に入力させ、また逆に上記出力がrHJのときは上
記入力を反転させるようになっており、さらにフリップ
フロップ91は、セット時においてそのQ出力が「H]
となることによりカード1の順方向送りを指示し、また
リセット時においてそのQ出力がrHJとなることによ
り逆方向送りを指示するようになっているものである。
しかして、カード1のまず1ピツチの移送が行われるも
のであるが、そのときにはスキャニングセンサーCはい
まだ検索用マーク36を検出しているので、D型フリッ
プフロップ88の出力■によってカード送り用フリップ
フロップ83がリセットされようとする。
しかし、このクリップフロップ83はセット信号優先と
しであることにより、またそのセット信号を供給してい
る前記フリップフロップ96が、検索用マーク36の引
き続く検出によってアンド99の出力X(該アンドを通
過した有効走査データ形成回路Cの出力)によりリセッ
ト(立下りエツジによりセット)されないことにより、
依然としてセット状態を保持し、これによりカード1は
引き続き繰り返して間欠的に順方向に移送される。
かかる順方向移送により検索用マーク36がスキャニン
グセンサーCの対向位置よりはずれると、その瞬間にフ
リップフロップ96がリセットされてカード送り用フリ
ップフロップ83へのセット信号がなくなるが、そのフ
リップフロップ83をリセットするD型フリップフロッ
プ88のD端子への入力(有効走査データ形成回路Cの
出力)もノーマークに対応したものとなるため、■に示
すようにD型フリップフロップ88の出力はフリップフ
ロップ83をリセットするに到らず、フリップフロップ
83は依然としてセット状態を保持するため、カード1
は検索用マーク36がはずれたノーマーク区間において
も引き続き順方向に移送されることになる。
かかる引き続く順方向移送によって送りコントロールマ
ーク34・・・・・・のうちの一番下側のものがスキャ
ニングセンサーCに検出されると、D型フリップフロッ
プ88がフリップフロップ83をリセットするにより、
カード1の移送は停止する。
これと同時に、前述のごとくクリアボタンCBを操作す
ることによってセット状態にある前記走査部材往動用フ
リップフロップ84のQ出力X■が、フリップフロップ
83のリセットによってアンド92を介して前記走査部
材ドライブ回路SDに入力されることにより、走査部材
すが往復動してスキャニングセンサーCがカード1を第
13図P2−P2線に沿って走査し、原位置に復帰した
ところで走査部材すは停止し、それによってまた上述の
一連の動作が終了する。
なお、かかる最初の1段走査によってえられた編成パタ
ーンを表わすデジタル電気信号(第13図X[V)は、
それだけに限り、メモリMEMの2つの記憶部の双方に
同時に書込まれるようになっているものであるが、その
構成は図示していない。
カード1の編成パターン記入欄1pおよびファクション
マーク記入欄1fの第1段目の走査は、上述のようにク
リアボタンCBを操作することにより自動的に行われて
いるものであるが、そのあとの走査はキャリジYを往復
動することにより各段ごとに自動的に行われるようにな
っているもので、次にはそれについて説明する。
キャリジYが走行反転すると、前記キャリジ反転スイッ
チ機構Eのなかのキャリジ走行方向検知用スイッチ部e
1の出力(第16図■)がrHJからrLJあるいはこ
の逆に反転するものであるが、この反転は、ノット、2
つの微分回路およびノアなどを含むキャリジ反転検知回
路100で検知され、それより第16図■に示す信号が
出力されてキャリジ反転記憶用フリップフロップ101
がセットされ、キャリジYが反転したことが記憶される
この反転後の走行によってキャリジYが、前記左右のス
イッチ起動片31,3rで区画した有効選針範囲内に入
ると、既述のように有効選針範囲指示用スイッチ部e3
の出力が第16図■に示すように「H」となるので、こ
の出力および上記フリップフロップ101のQ出力量を
入力されるアンド102が〔■〕に示すように信号「H
」を出力し、この信号が前記オア82を通ってノット8
2′で■に示すように反転されたあと、カード送りおよ
び走査指示信号としてカード送りおよび走査指示回路C
8より出力され、制御回路SCのなかの前記フリップフ
ロップ83,84を■、xmに示すようにセットするよ
うになっている。
ところで、ノット82′の出力は上記フリップフロップ
101に対するリセット信号としても用いられているた
め、ノット82′の出力が生じた瞬間にフリップフロッ
プ101はリセットされることになり、その結果アンド
102、ノット82′の出力はV、VIに示すようにト
リガ波形となるものである。
フリップフロップ830セツトにより上述のクリアボタ
ンCBの操作の場合と同様に、タイマー8Tよりのパル
ス■が■に示すようにカード送りドライブ制御回路86
のrIJの出力端子を通ってカード送りドライブ回路C
Dに入力され、その最初のパルス■でもってまず1ピツ
チ分だけ順方向に送られるものであるが、この1ピツチ
の移送によって送りコントロールマーク34はスキャニ
ングセンサーCをはずれるため、前記有効走査データ形
成回路Cの出力■はノーマークに対応したものとなり、
前記り型フリップフロップ88はフリップフロップ83
をリセットするに到らず、タイマー87より次のパルス
が出力されてカード1はさらに1ピツチ移送される。
このようにしてカード1が移送されて次の送りコントロ
ールマーク34がスキャニングセンサーCに検出される
と、フリップフロップ83がリセットされてカード1の
移送が停止し、これにかわって、すでにセットされてい
る走査部材往動指示用フリップフロップ84のQ出力用
が ■に示すようにアンド92を介して走査部材ドライブ回
路SDに入力されるため、カード1の移送の停止後ただ
ちに走査部材すが往動し、右側のリミットスイッチ33
rがスイッチオンとなったところでその出力XV Kよ
りフリップフロップ84がリセット、かわりに走査部材
復動指示用フリップフロップ94がセット状態となるこ
とにより走査部材すは復動し、原位置に達したところで
停止して、カード101段走査を終える。
かくして、キャリジYを左右のスイッチ起動片31 s
3 rの範囲外から範囲内へ左行あるいは右行させる
ごとに、カード1は送りコントロールマーク34・・・
・・・の間隔長さずつ自動的に移送されるとともに1段
ごとにスキャニングセンサーCによって走査されること
になる。
なお、前記ファンクション弁別回路FSのなかのファン
クション記憶回路80の「1」の出力(ファンクション
マーク記入欄1fの4個の記入格子列のうちの左はじの
記入格子列にマークが施されていたときの出力)は、前
記オア98を介して前記送り方向指示用のフリップフロ
ップ91をセットするようになっており、また「2」の
出力(上記左はしより2番目の証人格子列にマークが施
されていたときの出力)はリセットするようになってい
て、上記の2つの証人格子列の任意の証人格子にマーク
を施すことによってカード1を順方向送りとするか逆方
向送りとするかを任意コントロールできるものである。
また、前出のストップボタンSBを操作すると、前記カ
ード送りドライブ制御回路86がリセット状態となり、
キャリジYを上述のごとく往復走行させてもカード1は
移送されないで走査部材すの走行のみが行われるもので
ある。
したがって、ストップボタンSBを操作した場合には、
カード1は同じ段を繰り返し走査され、その段におげろ
編成パターンの一態様が繰り返し連続した模様を編成で
きるものである。
さらに、前記アンド102は前出の特殊ファンクション
ボタンWを操作していないときに、第16図■に示す出
力を生じ、これによってカード送りおよび走査は、有効
選針範囲にキャリジYが左右いずれの方向から入っても
同じように行われるようになっているものであるが、ボ
タンWを操作した場合には、キャリジYが左行から右行
に反転して右方より有効選針範囲内に入ったときに限り
、別のアンド103より出力が生じ、そのときに限りカ
ード送りおよび走査が行われるようになっているもので
ある。
さらにまた、クリアボタンCBは、上記のようにカード
1の走査を始めるにあたっては一種のスタートボタンと
して機能するものであるが、編成パターンの走査の段階
において操作すると、その操作のつどカード1をいまま
でとは逆方向に1段だけ移送させることができること、
上述より明らかである。
以上に述べた入力機能部分によって、カード1の移送お
よび走査が行われ、編成パターン記入欄1pに画いた編
成パターンが1段ごとに順次読取られて編針Nと1対1
の関係で対応したデジタル電気信号としてメモリMEM
に記憶されるようになっているもので、次にはこのメモ
リMEMに記憶のデジタル電気信号を、キャリジYの有
効選針範囲内での走行中においてその走行タイミングに
合せて読出すことにより、前記左右の編針選別機構Fl
、Fr に編針Nの選別を行わせる出力機能部分に
ついて第17.18図を参照に説明する。
キャリジYが有効選針範囲内に入って前記キャリジ反転
スイッチ機構Eの有効選針範囲指示用スイッチ部e3
が、有効選針範囲走行中第18図■に示すように信号「
H」を出力すると、その出力中だけ読出しアドレス指定
回路RAがセット状態となる。
この読出しアドレス指定回路RAはアップダウンカウン
タを含み、前記タイミングパルス発生器H1、Hr
よりキャリジYの編針1ピッチ分走行ごとに入力される
タイミングパルスI 全計数するようになっているもの
であるが、その計数値は、前記選針単位数設定回路NS
よりの選針単位数を指示する並列2進信号(詳しくは第
12図で示したコードコンバータ76の出力)を入カス
ることにより、カード1の選針単位数設定欄1sにプロ
グラムしておいた選針単位数(本例でいえば12)と同
数にプリセットされているとともに、その加減算の切換
えを、前記キャリジ走行方向検知用スイッチ部e1
よりのキャリジ走行方向を表わす信号■によって行われ
るようになっていて、キャリジの走行方向に応じて上記
タイミングパルスを加算あるいは減算するようになって
いる。
かくして、読出しアドレス指定回路RAは、キャリジY
の有効選針範囲内走行中において上記タイミングパルス
を上記プリセットされた個数計数するごとに、■に示す
ように繰り返し同じ数値(並列2進電気信号)をとるこ
とになる。
換言すれば、この回路RAは前記左右のスイッチ起動片
31,3rの間にある編針Nをコード化してそれに一定
の方向に向って繰り返し番号をつげているといえる。
しかして、この回路RAの出力は、前出のメモリコント
ロール回路MCにメモリMEMK対−jる読み出しアド
レス指定信号として供給されるようになっており、また
上記のキャリジ走行方向に表わす信号■は、メモリコン
トロール回路MCに、メモリMEMの2つの記憶部のう
ちのいずれを読出すかを決める信号として入力されるよ
うになっているもので、メモリMEMに記憶されている
デジタル電気信号は、キャリジYの走行方向に応じた記
憶部のものにつき本例でいえば0から11の12ビツト
のものが繰り返し読み出され、Xに示すように2値電気
信号としてメモリコントロール回路MCより出され、波
形処理回路WPに入力されるようになっている。
波形処理回路WPは上記有効選針範囲指示用スイッチ部
e3からの信号■を入力されていて、その(H)中に限
りメモリコントロール回路MCよりの上記信号を有効な
ものとして電磁石ドライブ回路MDに供給するようにな
っており、またこのドライブ回路MDの出力は前記電磁
石切換スイッチ部e2によって、有効選別動作する側の
一方の前記編針選別機構FlあるいはFrの電磁石46
に入力されるようになっている。
かくして、左右のスイッチ起動片31,3rの間の編針
Nは、■に示すように12本を1グループとして、編成
パターン記入欄1pの左はじの犯人格子とそれより12
個右側の犯人格子との間に画かれた編成パターンの態様
にしたがい選別(たとえば第18図において実線で示す
楕円形が前方偏倚、それを塗りつぶしたのが後方偏倚、
破線で示す楕円形が選針作用を受けない休止位置にある
ものを示す)されることになる。
ところで、前述のように編成パターン記入欄1pはその
左右端全長にわたって走査され、その1段走査によって
えられたデジタル電気信号の全ビットがメモリMEMに
記載されるものであるが、それより読出されるビット数
は、選針単位数設定欄1sにマークを施すことによって
プログラムしておいた選針単位数により決まるもので、
たとえばそれを「12」とした場合、たとえ編成パター
ン記入欄1p上において左はじより12個目の犯人格子
よりさらに右側において編成パターンを記録してあった
としても、その右側の記録部分は走査されて一応メモリ
MEMに記憶されるが、それは選針を行うための信号と
して読出されることはないものである。
以上の構成によりカード1上の編成パターンに応じた単
位模様編成を行うことができるものであるが、本手編機
はさらに上記編成パターンを変えないでおいて、現実に
編成される模様の態様を、前出の操作盤2上の手動操作
部材の手動操作によって変えることができるようになっ
ているもので、次にはそれについて説明する。
模様左右選択手段RLは、その手動操作部の切換操作に
よって出力電気信号が第18図■に示すようにrHJか
らIL、JあるいはX■に示すようにその逆に反転する
ようになっているもので、その信号は前記キャリジ走行
方向を表わす信号■と比較回路COにて比較(排他的論
理和)せられるようになっており、その比較信号■によ
って前記読出しアドレス指定回路RAのアップダウンカ
ウンタの加減算方向が指定されるようになっている。
しかして、読出しアドレス指定回路RAの計数値は、キ
ャリジYのある方向の走行につき前述した■の関係をと
るかあるいはX■の関係をとるかを、模様左右選択手段
RLの操作にもとづいて決定されるもので、カード1上
の編成パターンが同じであっても、■とWの場合とでは
編成される模様が左右を逆にしたような関係となるもの
である。
次に、模様モード選択手段MSは、その手動操作部の切
換操作によって■に示すようにrLJから「H」あるい
はこの逆に反転する電気信号を出力し、それを前記波形
処理回路WPに供給しているもので、この手段MSの操
作によって、波形処理回路WPは前記メモリコントロー
ルMCからの入力Xを反転させないでそのまま通過させ
るかあるいは■に示すように反転させるかを決定される
ものである。
したがって、この手段MSの操作によって編針Nの前後
選別態様を反転させることができ、それによりカード1
上の編成パターンを変えないでおいて、編成される模様
の地紋を反転させることができるものである。
また、前記クリアボタンCBを操作するとメモリコント
ロールMCがメモリMEMの記憶内容をクリアするよう
になっている。
以上、本発明を適用した手編機の1実施例について述べ
たが、本発明はかかるものに限定されるものでない。
すなわち、上記の実施例においては、ポイント設定手段
として有効選針範囲を区画するスイッチ起動片31t3
rを別に針床X上に載置し、これらにキャリジYがさし
かかったことを選針端検知用のスイッチ機構Gl、Gr
で検知することによって、カード1の自動移送と走
査部材すの自動走行を行うようにしたが、編針N自体を
ポイント設定手段とみなしてそれが特定位置にあること
を検知することにより、上記自動移送および自動走行を
行うようにしてもよいものである。
第21.22図はその実施例を示したもので、キャリジ
Yには、その台板4の左右両側に上記指示部材検知用ス
イッチ機構CI 、 Cr とは別に別の指示部材検
知手段として休止編針検知用スイッチ機構J(左側のも
のは図示せず)を設けである。
このスイッチ機構Jは、基端を台板4上において回動自
在に枢支した感知板104の下側にスイッチ105を設
け、感知板104の遊端部たる下方屈曲部104′を、
台板4の前記窓孔lよりその下方へ突出させ、その下方
屈曲部104/の水平な最下側部分を、後方休止位置に
ある編針NのバットN′の頭部よりさらに下方に位置さ
せて後方休止位置におけるバットN′のうちの2本のも
のに係合するようにしていて、編針Nが後方休止位置に
あるときはそのバットNlによって感知板104が持ち
上げられてスイッチ105がオフとなり、また編針Nが
後方休止位置以外にあるときには、感知板104がスイ
ッチ105をオン状態に保持するようになっている。
なお、感知板104の下方屈曲部104/の水平部分は
、編針選別機構FlあるいはFrの選別実施点の後方延
長線上に対応位置させである。
しかして、キャリジYが、編針選別機構F1あるいはF
rによる選別作用を受ける選針受容位置に設定した編針
群より後方休止位置にある編針の最初のものにさしかか
ったとき、スイッチ105はオン状態よりオフ状態に切
換るもので、このときえられる電気信号によって第14
図に示したカード送りおよび走査指示回路C8を制御(
そのなかのフリップフロップ96をセットする)すれば
、上述の場合と同じようにしてカード1を自動的に移送
できるとともに走査部材すを自動的に走行させることが
できるものである。
なお、上記においては、選針端検知用スイッチ機構Gl
*Grおよび休止編針検知用スイッチ機構Jをキャリ
ジY自体に設けたが、これらはそれぞれキャリジYと一
体的に動く部材に設けても上記と同じような動作を行う
ことができること明らかである。
また、上述の実施例においては、カード1の自動移送が
行われたあと、走査部材すの自動走行が行われるように
したが、これとは逆に走査部材の自動走行のあとカード
の自動移送が行われるようン にしでもよいものである。
さらに、上記実施例においては、走査部材すのコイル3
1を1個としてそれを案内杆28に嵌め、それに互いに
逆極性の電流を通すことによって、永久磁石32をステ
ータとしてコイル31に左右互いに逆方向の磁力を作用
させ、それによって走査部材すを往復動するようにした
が、上記コイルとして巻回方向を互いに逆にしたものを
2個用い、しかも上記案内杆28を磁性体でつくって2
個のコイルに交互に電流を通すようにし、そのコイルと
案内杆28との間で磁力が生じるようにしても、走査部
材すを往復走行させることができるものである。
この場合には、上記案内杆28が走査部材すの走行を案
内する案内手段として機能すると同時に、リニアモータ
のステータとしても機能することになる。
また、上記においては電磁石16 、16’によってカ
ード1の送りの駆動を行ったが、それはパルスモータで
あってもよいものである。
さらに、上記においては編成プログラムカード1として
、1つの証人格子を1つの編み目に対応させたカードを
使ったが、1つの証人格子が所定複数の編み目に対応す
るカードを使ってもよく、また編成パターン・ファンク
ションマーク、選針単位数設定マークを予め印刷したカ
ードを使ってもよい。
さらに、編成パターンおよび上記マークとしては、カー
ド面を塗りつぶすことにより作成するほか、所要形状の
色紙をカードに貼り付けることにより作成しても、その
読取りを上記と同じようにして行うことができるもので
ある。
以上要するに、本発明は、編成しようとする模様を表わ
す編成パターン等の清報を記録した情報記録媒体を装填
でき、装填した状態においてその情報記録媒体を所要の
方向に移送できる記録媒体移送機構と、上記情報記録媒
体に記録の上記情報を電気信号として読取ることができ
る走査部材と、この走査部材を上記情報記録媒体の移送
方向と直交する線上に沿って自動走行させることができ
る走行駆動機構とを有する編成情報読取装置を備えた横
編機において、上記走査部材の読取りに係る上記電気信
号を記憶するメモリと、このメモリより読出された電気
信号にもとづいて選別操作が行われるべき針床上の編針
の範囲を画成すべくその範囲の両端を指示する、針床上
の任意の位置に位置決め可能な左右1対の指示部材と、
キャリジの走行に関連してキャリジの特定の部分が上記
指示部材を通過する際に作動されて所要の電気信号を出
力する指示部材検知手段と、キャリジの一方向あるいは
他方向の走行に関連して、キャリジが上記範囲内から抜
は出る時の上記所要の電気信号に応答して上記記録媒体
移送機構及び走行駆動機構のうちの少なくとも走行駆動
機構を起動制御してそれに上記走査部材の走行駆動を行
わせるための制御回路とを備えてなることを特徴とする
ものである。
したがって、本発明によれば、左右1対の指示部材によ
って、針床上の任意の位置に任意の幅に決めたいわば有
効選針範囲内より範囲外へとキャリジが抜は出る時、走
査部材の自動走行の起動を自動的に行うので、走査部材
による自動走査を、キャリジが有効選針範囲の外方に位
置しているとき、したがって情報記録媒体上の模様にも
とづく選針が行われないときにおいて行うことができ、
走査部材による走査動作とキャリジ操作にもとづく選針
動作とが錯綜して誤選針が生ずるという憂いはない。
また、走査部材による自動走査は、キャリジが有効選針
範囲内より抜は出た時から、左右走行反転して再び有効
選針範囲内へ入る直前までの間において完了していれば
よいので、走査を一瞬のうちに行わなければならない制
約がなく、走査に必要な時間を永くとることができ、走
査部材の走行駆動機構の構成簡略化を図ることができる
さらに、キャリジが有効選針範囲内より抜は出るごとに
、走査部材の走査及びその走査に係る電気信号の記憶装
置へり記憶を行い、キャリジが次に有効選針範囲内に入
ってそこを走行しているときに、上記記憶された電気信
号を読出しつつそれにもとづいて選針な行うことができ
るので、記憶装置の記憶容量は、当該間のキャリジ操作
において模様編みを行うに必要な量だけで足り、数回分
を記憶するだけの量は不要であるので、小記憶容量の記
憶装置を用いて安価に提供できる。
さらにまた、キャリジが有効選針範囲内から抜は出ると
きに、走査部材の走行駆動機構の起動制御のほかに、記
録媒体移送機構の起動制御を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は、本発明を適用した手編機の全体を簡略し
て示す斜視図、第2図は、本発明読取装置の1実施例と
それに装填した編成プログラムカードの一部切欠き正面
図、第3図は上記手編機全体の断面図、第4図は上記読
取装置の一部切欠き平面図、第5図は同上の右側面図、
第6図は第2図におけるI−I線断面図、第7図は同じ
く■■線断面図、第8図は、針床の上面とそれに乗載し
たキャリジの関係を示す図で、キャリジは、その右側半
部が上蓋を取り去った合板の上面を、また左側半部が裏
面を示してあり、さらに第9図は、第8図において裏面
を示した左側の編針選別機構の断面図、第10図はキャ
リジ反転スイッチ機構の断面図、第11図は、上記編成
プログラムカードを走査することによってえられたデー
タを処理してそれをメモリに記憶する入力機能部分の構
成を示すブロックダイヤグラム、第12図は、第11図
のブロックダイヤグラムのなかの有効走査データ形成回
路、有効サンプリングパルス形成回路、パルス分離回路
、選針単位数設定回路およびファンクション弁別回路の
具体的構成を示すブロックダイヤグラム、第13図は第
12図に示した回路の動作を示すタイムチャート、第1
4図は、第11図のブロックダイヤグラムのなかのカー
ド送りおよび走査指示回路とカード送りおよび走査制御
回路の具体的構成を示すブロックダイヤグラム、第15
.16図は第14図に示した回路の動作を示すタイムチ
ャート、第17図は、上記メモリに記憶のデータを読出
して最終の選針を行わせる出力機能部分の構成を示すブ
ロックダイヤグラム、第18図は第17図に示した回路
の動作を示すタイムチャート、第19.20図は、第2
図に示した上記編成プログラムカードとは別に用意され
た編成プログラムカードをそれぞれ示すその一部正面図
、第21.22図は、カード送りおよび走査指示のため
の電気信号をうる機構の他の実施例の要部だけを示し、
第21図は平面図、第22図は断面図である。 1・・・・・・情報記録媒体たる編成プログラムカード
、b・・・・・・走査部材、A・・・・・・編成情報読
取装置、■彊・・・・・・メモリ、31.3 r・・・
・・・左右1対の指示部材たるスイッチ起動片、Gl
、Gr s J・・・・・・指示部材検知手段たるスイ
ッチ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編成しようとする模様を表わす編成ハターン等の情
    報を記録した情報記録媒体を装填でき、装填した状態に
    おいてその情報記録媒体を所要の方向に移送できる記録
    媒体移送機構と、上記清報記録媒体に記録の上記情報を
    電気信号として読取ることができる走査部材と、この走
    査部材を上記情報記録媒体の移送方向と直交する線上に
    沿って自動走行させることができる走行駆動機構とを有
    する編成情報読取装置を備えた横編機において、上記走
    査部材の読取りに係る上記電気信号を記憶するメモリと
    、このメモリより読出された電気信号にもとづいて選別
    操作が行われるべき針床上の編針の範囲を画成すべくそ
    の範囲の両端を指示する、針床上の任意の位置に位置決
    め可能な左右1対の指示部材と、キャリジの走行に関連
    してキャリッジの特定の部分が上記指示部材を通過する
    際に作動されて所要の電気信号を出力する指示部材検知
    手段と、キャリジの一方向あるCat他方向の走行に関
    連して、キャリジが上記範囲内から抜は出る時の上記所
    要の電気信号に応答して上記記録媒体移送機構および走
    行駆動機構のうちの少なくとも走行駆動機構を起動制御
    してそれに上記走査部材の走行駆動を行わせるための制
    御回路とを備えてなる横編機。
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