JPS5834381B2 - トレ−ソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通常の複写装置や両面複写装置から送り出され
た多数のコピーを取揃った組となるように受取るトレー
装置に関する。

高速度複写装置や両面複写装置の出現に伴い、コピーシ
ートを複数の取揃った組に分配するように取扱う要望が
増大しつつある。

過去に於いては、米国特許第３，３５６，３６２号に記
載されている如く、シート通路に対して移動するように
配置された多数のトレーを有するビンモジュールユニッ
トをもったシーｔ−ｍ扱装置が知られている。

このビンモジュールユニットは貯蔵量の増大に伴い大型
化し、極めて嵩ぼるものであった。

他の方法は、米国特許第２，８７６，００８号、第２，
９５１，６９７号及び第３，０７６，６４７号に示され
る如く、複数のビン即ちトレーがコピーシート通路を横
切って移動するように、該ビン即ちトレーを担持した回
転ハウジングを用いるものであった。

この構造はある意味では満足なものであるが、ハウジン
グ内に収容しうるトレーの数位び各トレー内のシート数
が制限されるという欠点があった。

更に他の方法は米国特許第３，５６１，７５４号に示さ
れた如く、上方及び下方へ動くトレーの形態をした垂直
運動分配器の使用である。

この構造はいくつかの用途に関しては適当であるが、市
販されている多くの複写装置に関しては完全に満足すべ
きものとは言えなかった。

本発明は、全般的に言えば、コピーシートを取揃った組
とするように迅速に分配し、かつそれを敏速に取出すこ
との可能なビン即ちトレーの構造に関する。

それ数本発明の一般的目的はコピーシートの分配及び取
出しを改善することである。

本発明の他の目的は信頼性のある方法でコピーシートを
増揃った組となすように分配しかつ取出すことを可能に
することである。

本発明の更に他の目的はコピーシートの移動ビン式類別
装置（ソーター）への供給を増すことである。

本発明の更に他の目的は構造の簡単なかつ小型の移動ト
レ一式トレー装置にコピーシートを送ってコピーシート
の類別を達成することである。

本発明の上述及び付随される利点は添付図面を参照せる
以下の詳細な説明を読んだ後に明白となろう。

第１図は複写器３を含め全体を２で示された複写装置を
示し、このものは機械操作者の選択に於いて片面又は両
面コピーを作ることの可能な高速度複写器／両面複写器
である。

複写器３は複写される書物を受止る為のプラテン４、及
びコピーの片面及び両面類別及び複写されるコピーの数
量の如き様々な作動態様を選択する為の各種制御ノブ、
押釦及びスイッチを含む制御パネル５を有している。

本発明によれば、複写装置はトレー組立体７を有する類
別装置６を含む。

第２図に最も良く示される如く、この複写装置は自動電
子写真複写装置を含み、この装置は導電性裏材上に被覆
された光導電性の層１０を含む光感応プレートを含んで
いる。

このプレートはドラム１１の形態に形成されていて、ド
ラムは機枠内に回転出来るよう軸支された軸１２上に取
付けられている。

基本的に電子写真ドラムは図示方向に回転されて一連の
電子写真工程ステーションを順次通過するようになって
いる。

光感応ドラム及び電子写真工程装置は相対的に予定され
た速度（（て、駆動装置（図示せず）により駆動され、
又これらの作動は各種工程装置の適当な協働を生じるよ
うに調節されている。

複写されるオリジナルは透明な水平に支持されたプラテ
ン４上に置かれ、オリジナルは移動する光学的走査装置
により走査されてオリジナルの走査線像（ｆｌｏｗｉｎ
ｇ ｌｉｇｈｔ ｉｍａｇｅ ）を作ようになされる。

走査装置は細長い水平に伸長する開口ランプ１５及び可
動レンズ機素１８を含んでいる。

ランプ及びレンズ機素はプラテン上に支持された対象物
を横切って整合されて移動し、対象物より反射された照
明光の連続する増分像をこれと同期速度で移動するドラ
ム面上に像を結ぶようになされる。

光路はレンズ及びドラム面の間に間挿された一対の像反
射鏡１９及び２０によって屈折され、ドラムは先ず荷電
ステーションＡに配置されたコロナ発生器１３によって
均一に荷電される。

走査像の作用のもとで、均一に荷電された光導電面は選
択的に像でない範囲で放電されて一般に「静電潜像」と
して知られている像を形成するものである。

静電潜像はドラム面に担持されて露出ステーションから
現像ステーションＣへ運ばれる。

この現像ステーションは主に現像器ハウジング２２より
なり、このハウジングは内部に２成分現像材料２１の供
給を支持するようになっている。

この現像材料はパケット装置２３により現像器ハウジン
グの底部から持上げられた位置へ運ばれ、ここで材料は
現像区域に導かれる。

現像材料は近接して制御されて上方へ動くドラム面と接
触して下方へ流され、ここにおいて荷電されたトナ粒子
が現像混合物よりプレート面の像範囲へ耐着されて像を
目視可能となす。

移動するドラム面は次にこの現像された電子写真像を転
写ステーションＤへ移送する。

最終的支持材料の切断されたシートもまたこの転写ステ
ーション内へ移送され、このコピーシートの裏面は転写
コロトロン２５より放出されたイオンを噴霧されてトナ
材料がドラム面より最終的支持材料へ耐着するに充分な
極性及び強さの電荷が誘起される。

この誘起された電荷は又最終的支持材料をドラム面へ静
電的に耐着せしめる。

ドラム面よりコピーシートを取外す為に剥増りフィンガ
ー２８が転写コロトロンより後方に配置されている。

このフィンガーはドラム面とコピーシートとの間を動く
ように配置されてシートをドラム面より持上げ、又コピ
ーシートは予定の移送通路に沿って固定真空移送装置２
９と接触するように指向される。

トナ材料の大半が転写工程時にドラム面よりコピーシー
トへ転写されるのであるが、転写の後も常にある程度の
残余トナがドラム面に増残される。

この残余トナはドラム面上にて洗浄ステーションＥへ移
動され、ここで残余トナをドラム面へ保持せしめている
静電電荷を中立化する為の洗浄コロトロン３０の作用の
もとに持来される。

中立化されたトナはブラシ又は同様のものによってドラ
ム面から機械的に増払われ、これらトナはハウジング３
１内に集められる。

管３２を通して無端ループとして運動するコンベヤーが
集められた残余トナを現像ハウジングへ戻らせ、ここに
おいて電子写真現像工程に再度使用出来るよう現像混合
物内に貯えられるのである。

転写作動の後ドラム面より取外されたコピーシートは固
定移送装置２９に沿って溶融ステーションＦへ移送され
る。

溶融装置３３は基本的には上側溶融ロール３４及び下側
溶融ロール３５よりなり、これらロールは互いに作動関
係を有して増付けられており、協動して両者間に圧力駆
動接触にて材料のシートを支持するように配置されてい
る。

下側ロールが加熱されるのである。

この加熱されたロールが図示方向に回転される時、下側
ロールの加熱された面が支持シートの像面と密接に接触
するように押圧される。

ロール面より支持シートへ伝達された機械的及び熱エネ
ルギーがトナ粒子を支持材料へ永久的に接着せしめる。

溶融ステーションを離れると、定着されたコピーシート
は全体を３９で示された曲線シートガイド装置を通しで
協働せる送りロール４３及び４４内へ送られる。

この点に於いて、選択された作動態様によってコピーシ
ートは類別装置へ向けて進められるか又は類別装置に入
る前に可動シートガイド４５によって上側の供給トレー
５２内へ進められる。

前述の説明は本発明の目的に関して電子写真複写装置の
全体的作動を示すのに充分であると信じられる。

複写装置／両面複写装置の電子写真構成機素の更に詳細
な説明に関しては「複写装置」と題する米国特許第３，
６４５，６１５号が参照される。

類別装置 類別装置６は水平な真空移送組立体１０３を含み、この
ものは複写装置／両面複写装置からコピーシートを受取
ってこれらのシートを多数のトレー組立体７へ前進させ
る。

駆動装置はトレー組立体を垂直に間歇的に動かし、以下
に述べるように移送通路に沿って前進されたコピーシー
トを受入れるようになされる。

１駆動モーター１１１は推進ポンプ１０８により発生し
た真空を使用せる移送組立体１０３を駆動する役目を有
する。

トレー組立体７は約５個のトレーの群に配列され、トレ
ーは夫々以下にて明らかとなるように複数のトレー上の
コピーシートを片手で同時に取出し得るようになってい
る。

各トレー組立体はトレ一部分２０５を有Ｌ１このトレ一
部分は水平面に対して傾斜されてコピーシートの一面を
支持するようになっている。

この傾斜角は約５０から５０゜の範囲が望ましく、特に
複数のトレー上のコピーシ−トを片手で同時に取出し得
るようにしながら、シートの引掻きを最少限とするため
約２００とするのがよい。

端部部分２０７は実質的にトレ一部分２０５に対して垂
直である。

このような構成により、トレーへ入るコピーシートはそ
の自重と重力の作用によりトレ一部分２０５上を容易に
滑り、コピーシートの先端が端部部分２０７に当って停
止し、その後トレーへ入るコピーシートも同様にしてト
レー内に載置されるので、コピーシートをトレー内に円
滑に導くと共にトレー内のコピーシートの端が揃い、ト
レーからのコピーシートの取出しを容易にする。

トレー組立体は後尾部分２０９にて水平方向に伸長する
。

トレ一部分２０５及び後尾部分２０９はカムフォロワー
上に取付けられ、このカムフォロワーは以下に述べるカ
ム部材の円筒面に形成された螺旋状の溝に係合している
。

後尾部分２０９は取付けられたカムフォロワー２１３を
有し、このものはトレー組立体２０３に対して相対的に
カムフォロワー２１３の運動するのを可能となすばね部
材２１５を含んでいる。

トレ一部分２０５はトレー組立体の先導角隅部に近接し
てリンク部材２１２上に枢支された一対のカムフォロワ
ー２１１を有する。

カムフォロワー２１１はトレー組立体に対する入口の両
側に配置される係合部材２２３及び２２４の螺旋状溝２
２１内に受入れられている。

カムフォロワー２１３を受入れる螺旋部分２２７を有す
る第３の力１１部材２２５が設けられている。

この配列によりトレー組立体によって３点懸架装置が形
成される。

トレー組立体の入口にある各カム部材２２３及び２２４
及びトレー組立体の後方のカム部材２２５は同じ軌道形
状を有する。

この軌道形状は高ピツチ面２３３によって分離される一
連の密接して間隔を隔てられた即ち低ピツチ面２３１を
有し、トレー組立体を群に分離し、複数のトレー上のコ
ピーシートを片手で同時に取出すことを可能となしてい
る。

注目すべきことは、この配列によって、複数ビンからコ
ピーシートの複数の組を同時に増り出すと、取り出され
た複数の組は、互いに約６．３５ｍｍ（１／ ４ ｉｎ
）ずれており、従って複数の組の分離は、ビン即ち
トレーからの取り出しと同時に行われているということ
である。

更に、カム部材２２３，２２４及び２２５に別の一組の
高ピツチ面２３５が形成されており、高ピツチ面２３５
は移送組立体１０３の排紙端近くに配置されてトレー組
立体がそれからのコピーシートを受ける時にコピー組立
体間の間隔を開いてコピーシートを移送組立体からトレ
ー組立体へ妨害なく円滑に導ひくように構成されている
。

又上述の配列によって駆動モーター２５０は、移送組立
体１０５上のシートが反射装置２５５（第６図）によっ
てランプ及び光電池感知ユニット２５３により検出され
る時に機械の制御装置によって供給される電気信号で間
歇的に附勢される。

作動中、モーター２５０は感知ユニット２５３が移送組
立体１０３上にコピーシートを感知する時に附勢されて
カム部材２２３，２２４及び２２５をそれぞれ１回転だ
け回転させ、全てのトレー組立体７を一緒に垂直方向へ
移動させる。

制御回路に電気的に連結されている１つ以上のスイッチ
２５６がカム部材２２３に近接して設けられており、ス
イッチ２５６はカム部材が１回転した時にモーター２５
０を消勢するように作動し、１つのトレー組立体を移送
組立体１０３からコピーシートを受ける位置に停止させ
る。

制御回路に電気的に連結されてトレーコード装置として
作用する複数個のスイッチ２５８がトレーのタブ部分２
５９（第４図）に接触するように設けられており、スイ
ッチ２５８は１つのトレー組立体のタブ部分に接触した
時にそのトレー組立体が移送組立体からコピーシートを
受取るに適した位置にある信号を発する。

また、スイッチ２５８はカム部材が１回転を越えて回転
したときにモーター２５０を少し逆転させてトレー組立
体を適正位置に戻す作用をする。

上記した動作は感知ユニットがコピーシートを移送組立
体上に感知する毎に行なわれる。

リミットスイッチ２５７がトレー組立体の通路の上限及
び下限を検出する補助装置として設けられ、モーター２
５０を減勢して部品の故障の場合に損傷の生ずるのを阻
止するようになっている。

上述の移動トレー装置により、複写装置からのコピーシ
ートの分配は極めて向上する。

このように揃った識別可能な形態にシートを積重ねる信
頼性は最も明白である。

この改良された類別装置は複写装置／両面複写装置によ
って分配されたシートを揃った組に類別し積重ねること
を極めて容易となすのである。

本発明の基本的な新規な特徴を好ましい具体例について
示し、説明し又指摘して来たが、図示装置の形態及び詳
細及びその作動に於いて多くの省略及び交換及び変更が
本発明の精神から逸脱することなく当業者によってなさ
れ得ることは理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は類別装置／取揃え装置を含む高速度複写装置／
両面複写装置の斜視図、第２図は複写装置／両面複写装
置の電子写真構成機素を示す概略図、第３図は本発明に
よるトレー組立体の立面図、第４図はトレー組立体の平
面図、第５図ａ−ｃ図はトレー開き作動の詳細を示すト
レー組立体の分解図、第６図は類別装置／取揃え装置の
駆動組立の等殉国、第７図は取出しによる組分離を示す
トレーの分解図。 ７・・・・・・トレー組立体、２０５・・・・・・トレ
ーの第１の部分即ちトレ一部分、２０７・・・・・・ト
レーの第２の部分即ち端部、２０９・・・・・・トレー
の第３の部分即ち後尾部分、２１２，２１３・・・・・
・カムフォロワ２１５・・・・・・ばね部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フレームと、 互いに近接して、かつ間隔をあけて配列された複数のト
   レ一部材からなるトレ一部材の列にして、垂直に配置１
   比で前記フレームに支持されたトレ一部材の列とを有し
   、 前記トレ一部材の夫々は、入口から斜下方に傾斜して伸
   びコピーシートの一面を支持するトレ一部分と、該トレ
   一部分の前記入口とは反対側の端部から斜上方に伸び、
   シートの端縁が当接する端部部分とを有しており、前記
   複数のトレ一部材はそれらの上のコピーシートを同時に
   手で取出し得るように垂直方向に互いに積み重ねられて
   いるこを特徴とするトレー装置。