JPS5834149Y2 - 屋外橋形クレ−ンの支架柱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は従来長尺物の出入が出来なかった屋外橋形クレ
ーンの支架柱を比較的小径の円柱からなる軽量材となし
荷重に耐えてしかも長尺物の回動出入を容易にしたもの
で、図に示したように、橋形クレーンのレール梁を支架
柱に於て、下側にピン枢着部１’、１’ をもつ水平突
出梁１を頂部に固定した２本の円柱２９２′を１数枚の
固着板３９３・・・で互に固着してその下端を走行台６
の中央に固着し１試走行台６台底の前部となる水平突出
側に従動輪４、後端に動力輪５を軸設し、前記円柱２９
２′の底側に、小径の補助車輪７を無負荷時はレール上
に稍々浮くように軸支すると共に、ピン枢着部１’、１
’ に、横行レール梁８をピンで枢着懸架すべくなした
構造としたものである。

８は横行レール梁を示し丸 従来屋外で長尺重量物を持ち上げる橋形クレーンに於て
は、横行レール梁と共に重量物を支える両端の支架柱は
両脚を大きく開いた二叉の開脚櫓を用いて居シ、長尺物
の端部は開脚の間に抱え吊ることになり出し入れや押し
回す場合に非常に不便で不可能なことも多かった。

又、片持柱とする場合もかなりの犬がかりで頑丈にする
ため、相当の鋼材を必要とすることから簡単に据付けが
できず、又高価になるなどの欠点があった。

本願は上記の欠点を解決し、軽量安価で、しかも据付簡
単であり、出し入れや押し廻しが容易である支架柱を提
供したものであって、レール上に従動輪と動力輪を転架
した走行台の円柱頂部の水平突出梁１に横行レール梁８
０両端を夫々ピン枢着部１’、１’ で枢着吊支し、レ
ールを横行する走行うレーンで長尺重量物を吊す上げる
ものであるが、片持の水平突出梁１，１が円柱の片側に
片持ち状態で吊す下げるから長尺物でも吊りの上げ降ろ
しや出し入れの場合、支架柱となる円柱が邪魔にならず
極めて容易となり、ピン枢着て横行レール梁の横振れを
防ぎ、又、レール上を動力で自走する走行台に、軸支し
た補助車輪７は、無負荷時はレール上に浮き上って走行
台の自走行に邪魔にならず、重量物を吊シ上げるときは
、支架柱が前後に並ぶ２本の円柱が互に固着された形状
となるため極めて頑丈となると共に、２本の円柱に加わ
る荷重は走行台を撓はせ、下側の補助車輪を押し下げて
、レールに接して荷重を支えながら走行台の転勤走行を
助ける。

即ち無負荷時は動力輪と従動輪で走行を軽快にし、負荷
時はこれに補助車輪の接輪で荷重を３点で支えて転動す
るから負荷時も走行台は相当な重量に耐えて軽快に転動
すると共に、補助車輪を取設したことにより、従来と比
較してサドル及び脚部の鋼材が軽減され１加工も容易で
極めて経済的である。

以上の如く本願によれば、長尺物の出し入れが容易で鋼
材が軽減でき加工容易で経済的であり、現場での据付け
が容易であるなどの効果を得たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の側面図、第２図は全体の正面図を示
した。 ｉ’、ｉ’ はピン枢着部、１は水平突出梁、２゜２′
は円柱、３，３・・・は固着板、４は従動輪、５は動
力輪、６は走行台、７は補助動輪を示した。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 橋形クレーンの横行レール梁を支架する支架柱に於て、
   下側にピン枢着部１’、 １’をもつ水平突出梁１を頂
   部に固定した２本の円柱２か２′を、数枚の固着板３，
   ３・・・で互に固着してその下端を走行台６の中央に固
   着し、該走行台６台底の前部となる水平突出梁側に従動
   輪４．後端に動力輪５を軸設し、前記円柱２，２′の底
   側に小径の補助車輪７を無負荷時はレール上に稍々浮く
   ように軸支すると共に、前記ピン枢着部１，１′ には
   、横行レール梁８をピンで枢着懸架すべくなした屋外橋
   形クレーンの支架柱。