JPS5833569Y2 - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JPS5833569Y2
JPS5833569Y2 JP1975043732U JP4373275U JPS5833569Y2 JP S5833569 Y2 JPS5833569 Y2 JP S5833569Y2 JP 1975043732 U JP1975043732 U JP 1975043732U JP 4373275 U JP4373275 U JP 4373275U JP S5833569 Y2 JPS5833569 Y2 JP S5833569Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
concentration
trap
suction pump
inlet
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975043732U
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English (en)
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JPS51123092U (ja
Inventor
寿 斉藤
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスクロマトグラフに関する。
更に詳しくは、本考案はガスクロマトグラフのキャリア
ガス導入部と鉄部に連続する分離カラムとの間に濃縮用
トラップを前・後切換弁をそれぞれ介して設け、且つ前
切換弁を介してキャピラリチューブよりなる試料採取口
並びに不活性ガス導入部に、後切換弁を介して吸引ポン
プにそれぞれ接続し、両切換弁の切換によって試料採取
口及び不活比ガス導入部の一方と吸引ポンプが濃縮用ト
ラップを介して連通できるようにすると共に前記不活性
ガス導入部と濃縮用トラップとの経路間に一定量標準試
料注入口を付設したことによりなるガスクロマトグラフ
に関する。
生活環境から悪臭を追放し国民の健康を守ることを目的
として昭和46年6月1日憶臭防止法“が制定されるに
至り、悪臭物質の排出の恐れのある企業は、常に悪臭物
質の濃度測定を行って所定濃度以上の排出が起らないよ
う管理する義務を課せられることになった。
ところが従来これらの悪臭物質のように気体中に希薄な
状態で存在する物質を測定する場合、試料ガスは別々の
真空(減圧)捕集ビン、濃縮装置及びガスクロマトグラ
フを経て分析・検出されるという三段階の操作を必要と
し、きわめて操作性が悪かった。
更に重要な問題は、ガスクロマトグラフ分析における定
量に不可欠な検量線の作成が困難であったことである。
すなわち、悪臭物質等の濃度に相当する低濃度の標準ガ
スボンベが得られず、更に所定量の物質を温度の関数と
して提供できるバーミエーンヨン(浸透)法の適用にも
問題があった。
本考案はこれらの問題を解決するためになされたもので
、その主要な目的の一つは、大気中における悪臭物質の
ように気体中に非常に希薄な状態で存在する物質の測定
において、操作の大巾な省力化及び測定時間の短縮を可
能にすると共に、操作の自動化に寄与するガスクロマド
グラマの提供にある。
本考案のもう一つの目的は検量線の作成が本装置内で連
続的に行うことができるガスクロマトグラフの提供にあ
る。
本考案の更にもう一つの目的はきわめて感度が高く、且
つ信頼性の高い測定を可能にするガスクロマトグラフの
提供にある。
本考案のその他の目的及び利点は以下の説明によって明
らかになろう。
本考案において濃縮用トラップとは、冷却及び加熱手段
を付設し、且つ試料ガス及びキャリアガス等の通過可能
な管路を意味し、一般には該管路中に充填剤を封入し、
冷却によって試料ガスをその充填剤に擬製(濃縮)させ
、加熱によりその濃縮物質を気化させキャリアガスと共
に追い出すことができるものである。
なお冷却手段としては、外管路を設けて液体酸素又はド
ライアイス等を管路外壁に直接又は間接に接触させ、加
熱手段としては電気ヒータを接設させるのが一般的であ
る。
本考案において不活性ガス導入部とは、試料採取口と同
一の条件で不活性ガスを導入できる装置を意味し、具体
例は以下の実施例で詳述する。
なお不活性ガスとしてはキャリアガスと同一のガスを用
いるのが好ましい。
本考案において標準試料注入口とは測定しようとする物
質の重量のわかった純試料を注入できる口を意味し、該
注入口は常時は密閉されている。
以下図に示す実施例に基いて本考案を詳しく説明する。
なおこれによって本考案が限定されるものではない。
1は臭気分析用ガスクロマトグラフで、主たる構成は、
キャリアガス導入部2、濃縮用トラップ3、分離カラム
4及び炎光光度検出器(FPD)5を順次連結してなる
而して前記濃縮用トラップ3は、その管路本体6内部に
ポーラスポリマー等よりなる充填剤7を充填し、外部に
液体酸素を冷媒として循環できる外管8を熱交換的に接
設し、更に該外管に電気ヒータ9を巻設している。
更に前記管路本体6の前・後端は、前切換弁(三方弁)
10を介してキャピラリーチューブよりなる試料ガス採
取口11及び標準不活性ガス導入部12に、後切換弁(
二方弁)13を介して吸引ポンプ14にそれぞれ連通し
且つ前記前・後切換弁10,13の切換によって前記キ
ャリアガス導入部2・分離カラム4にそれぞれ連通でき
るようにしている。
また前記管路本体6と前記切換弁10の間には標準試料
注入口15を付設している。
そこで前記標準不活性ガス導入部12は、キャリアガス
と同一の不活性ガスである〔N 〕ババラ グ16、開閉弁17、圧力計18、流量計19、調整弁
20及び液体酸素容器21を通る不純物除去管22を順
次連結してなる。
なお前記キャリアガス導入部2はキャリアガス〔N 〕
ボンベ(図示しない)の結合栓23、圧力計24、流量
計25、調整弁26及び液体酸素容器27を通る不純物
除去管28を順次連結してなる。
また上述した試料ガスの通過する管路及び弁等はガラス
又は化学的に安定なフッ素樹脂が用いられている。
次に、以上の構成よりなる臭気分析用ガスクロマトグラ
フ1の動作を説明する。
まず、前・後切換弁10.13を切換えて濃縮用トラッ
プ3に試料ガス採取口11、吸引ポンプ14をそれぞれ
連通させる。
そして外管8に冷媒を循環させると共に所定時間前記吸
引ポンプ14を運転することによって、前記試料ガス採
取口11附近の試料ガス(大気)が、該採取口から連続
的に吸引された前記濃縮用トラップ3を通過し冷却した
充填剤Iに濃縮蓄積(濃縮)する。
凝縮されない一部の試料ガスは吸引ポンプ14を通って
適宜排出される。
かくして濃縮用トラップ3には一定吸引試料ガス(例え
ば大気17)に対応する含有希薄物質が濃縮される。
続いて前・後切換弁10.13を切換えて濃縮用トラッ
プ3にキャリアガス導入部2、分離カラム4を連通させ
ると共に冷媒の循環に代って電気ヒータ9を通電して、
濃縮用トラップ3内の濃縮物質を気yヒさせ、該物質を
更にキャリアガス[N )によって分離カラム4及び炎
光光度検出器(FPD)5に送出し、悪臭原因物質のう
ち特に硫化水素、メチルメルカプタン及び硫化メチル等
の硫黄(S)含有物の分析・検出を行う。
一方これらのガスクロマトグラフ分析結果を定量するに
は標準試料ガスによって予め検量線を作成しておく必要
がある。
次にその操作を説明する。まず前切換弁10を切換えて
濃縮用トラップ3に不活性ガス導尺部12を、後切換弁
13を切換えて吸引ポンプ14をそれぞれ連通させる。
そして一定量の標準試料物質、例えば硫化水素、メチル
メルカプタン等を標準試料注入口15から注入しつつ前
述の試料ガスの濃縮操作と全く同一の操作を行う。
そしてその後の操作も全く同一にして標準試料分質の分
析・検出を行いその物質量に対するクロマトグラムの高
さく面積)の関係を図示、すなわち検量線を作成する。
このような検量線の作成によって前述の悪臭物質の定量
が可能となる。
以上のごとく臭気分析用ガスクロマトグラフ1は法律に
準拠した臭気分析測定操作をきわめて簡単にし、更に測
定時間の短縮を可能にする。
また試料採取口12を一定個所に設定すればその個所の
臭気測定を連続的に繰返して行うことがテきるので工場
等の臭気の保安管理に好適である。
特に検量線の作成を本装置を用いて行うことかでJるの
で好都合である。
加えてこのガスクロマトグラフ1は試料ガスの吸引をい
くらでも行うことができ、更にそれに対応して検量線の
作成ができるので、きわめて希薄な臭気成分の濃縮をも
可能にし、その感度は著しく高い。
なお臭気分析用ガスクロマトグラフ1における炎光光度
検出器(FPD)に代って水素炎イオン化検出器(FI
D)を結合すれば、大気中のエタン、メタン、エチレン
及び塩ビモノマー等の希薄な状態で存在する物質を検出
測定することができる。
また標準試料注入口15の付設位置は前切換弁10より
後方にあるが、該前切換弁と不純物除去管22との経路
間に設けてもよい。
また、分離カラム4にはもちろん常時キャリアガスの供
給が必要であり、別にキャリアガス導入路を備えている
が、ここではそれを省略している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るガスクロマトグラフの一実施例を示
す機能説明図である。 1・・・・・・臭気分析用ガスクロマトグラフ、2・・
・・・・キャリアガス導入部、3・・・・・・濃縮用ト
ラップ、4・・・・・・分離カラム、10・・・・・・
前切換弁、11・・・・・・試料ガス採取口、12・・
・・・・不活性ガス導入部、13・・・・・・後切換弁
、14・・・・・・吸引ポンプ、15・・・・・・標準
試料注入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キャリアガス導入部と鉄部の後に連続する分離カラムと
    の間の流路中に濃縮用トラップをその前後の接続を切換
    える切換弁を介して接続し、且つその切換弁を介してそ
    の濃縮用トラップの導入側を試料採取口並びにその試料
    採取口と同一の条件で不活性ガスを導入できる不活性ガ
    ス導入部に、導出側を吸引ポンプにそれぞれ接続し、更
    に前記不活性ガス導入部と濃縮用トラップとの経路間に
    一定量標準試料注入口を付設し、切換弁の切換によって
    前記濃縮用トラップが流路に対して閉塞しているときに
    試料採取口及び不活性ガス導に部の一方と吸引ポンプと
    が濃縮用トラップを介して連通できるように構成すると
    共に、前記不活性ガス導入部と吸引ポンプとが濃縮用ト
    ラップを介して連通している場合に前記標準試料性に口
    が開口するように構成したことを特徴とするガスクロマ
    トグラフ。
JP1975043732U 1975-03-31 1975-03-31 ガスクロマトグラフ Expired JPS5833569Y2 (ja)

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JPS51123092U JPS51123092U (ja) 1976-10-05
JPS5833569Y2 true JPS5833569Y2 (ja) 1983-07-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502590A (ja) * 1973-05-07 1975-01-11
JPS5021591B2 (ja) * 1972-06-29 1975-07-24

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5021591U (ja) * 1973-06-20 1975-03-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5021591B2 (ja) * 1972-06-29 1975-07-24
JPS502590A (ja) * 1973-05-07 1975-01-11

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JPS51123092U (ja) 1976-10-05

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