JPS583335B2 - 回路しや断器の熱応動引外し装置 - Google Patents

回路しや断器の熱応動引外し装置

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JPS583335B2
JPS583335B2 JP15267078A JP15267078A JPS583335B2 JP S583335 B2 JPS583335 B2 JP S583335B2 JP 15267078 A JP15267078 A JP 15267078A JP 15267078 A JP15267078 A JP 15267078A JP S583335 B2 JPS583335 B2 JP S583335B2
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JP
Japan
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auxiliary
trip bar
pole
bimetal
circuit breaker
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JP15267078A
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村井和三郎
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Terasaki Electric Co Ltd
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Terasaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は3極形の回路しゃ断器の熱動引外し装置に関
し、特に絶縁物からなる閉鎖外被を具えた回路しゃ断器
の熱応動引外し装置に欠相保護機能をもたせることを目
的とするものである。
この発明の背景となる絶縁物からなる閉鎖外被を具えた
回路しゃ断器は閉鎖外被内に関係的に開閉するように動
きうる3対の接触子と、これら接触子を開閉するための
開閉機構と、開閉機構のラッチに作用して釈放を生じる
ように過負荷電流に応動する引外し装置を収納してなる
配線用しゃ断器ならびに電動機保護兼用しゃ断器と呼ば
れるもので、この種の回路しゃ断器は開閉機構のラッチ
に作用して開閉機構を引外し動作させる引外し装置とし
て各極の過負荷電流によるジュール熱によって各極に設
けたバイメタルを加熱し、湾曲させて過電流を検出し、
いずれか一極のバイメタルの湾曲によっても回路しゃ断
器を引外し3極を同時に開路させる熱応動引外し装置が
設けられたものが一般に普及しており、このような回路
しゃ断器はヒューズか1相だけ溶断するのと相違して3
極同時に開路するので、欠相保護機能は不必要とされて
回路しゃ断器自体に欠相保護機能をもったものが従来は
存在しなかった。
しかしてこの発明は、回路しゃ断器に接続される電線の
内、途中で1相が切断されていたり、接続の際の誤りに
より欠相を生ずる場合が屡々あり、その際に負荷側に接
続された電動機が焼損することに着目して、このような
欠相通電の場合には回路しゃ断器に設けられた熱応動引
外し装置が過電流引外し整定値よりも少し低い電流で動
作して回路しゃ断器を開路せしめるという欠相保護機能
も兼用した回路しゃ断器の熱応動引外し装置を開発して
保護範囲を拡大するようにしたものである。
図面にはこの発明の回路しゃ断器の熱応動引外し装置の
一実施例が示され、第1,2図において,回路しゃ断器
の閉鎖外被は成形絶縁物からつ《られたモールドベース
1とモールドカバー2とから成り、開閉機構(図示しな
い)に作動的に連結されたトリップレバー3が設げられ
ており、このトリップレバー3の先端にラッチ4のラッ
チピン4aが釈放自在に係合するようなっている。
このラツチ4は3極連動板からなるトリップパー5が一
体に装着されており、軸6が固定フレーム7に回動自在
に支承されている。
トリップパー5の復帰スプリング8は固定フレームIと
ラッチ4に設けられたスプリング架け板9との間に架設
され、ラソチ4ならびにトリップパー5に常時時計方向
の回転力を与えている。
バイメタル10は過電流引外し装置の熱応動引外し素子
として各極ごとに設けられ、モールドベース10基板上
に湾曲方向がそれぞれの極配列方向と平行であるように
取付けられており、その下端折り曲げ部が中間接続端子
11に接続され、接続板12から導電部材(図示しない
)により接触子部材に接続されており、また上部自由端
が可撓導体13を介して導電端子14に連結されている
また、瞬時引外し用の電磁石装置のコの字形の固定コア
−15はこの固定コア−15内を各極のバイメタル10
が貫通するように設けられており、更に固定コア−15
と対応して可動コア−16が設けられていて、固定コア
−15の吸引時にトリップパー5の下端が作動されてト
リップパー5を反時計方向に回動するようになっている
また、バイメタル10の自由端には調整ネジ17が装着
されており、この調整ネジ17の一端には拡大頭部17
aが設けられている。
補助トリップパー18は一端が固定フレーム7にトリッ
プパー50回動軸6と平行して近傍に設けられた軸19
により回動自在に支承されており、3極を連動するトリ
ップパー5と対向するよう各極に亘って伸長している。
この補助トリップパー18には第5図に示されるように
各極の調整ビス貫通孔20が設けられており、この貫通
孔20の拡大孔20aより調整ネジ17の拡大頭部17
aを挿入した後に貫通溝孔20bに調整ネジ17の首部
を嵌めることによって調整ネジ17は拡大頭部の先端方
向には自由に動くが、補助トリップパー18の同方向へ
の回動は補助トリップパー18が調整ネジ17の拡大頭
部17aに阻止されるように形成されている。
補助トリップパー18の他端部寄りには各極の調整ネジ
17と対応する部分に各極ごとに分離した補助レバー2
1が調整ネジ17の拡大頭部17aを補助トリップパー
18と補助レバー21との間に挾まれるように設けられ
ている。
この補助レバー21は第6,7図に示されるように上端
部が折り曲げ作動片21aにより補助トリップパー18
に設けられた取付孔に差込み係合され、補助トリップパ
ー18の自由端に固着された弾性板22からなる弾性手
段によって補助トリップレバー18側に偏倚された状態
に保持されておりまた、トリップパー5と対応してトリ
ップパー5の第1、第2の作動点となる中間位置の折り
曲げ作動片2lbならびに下端折り曲げ作動片21cが
設けられている。
この様に構成されたこの発明の回路しゃ断器の熱応動引
外し装置において、いま通常の3相平衡過負荷電流がバ
イメタル10に流れると第3図に示される如《、3極夫
々のバイメタル10がそれぞれの極配列方向に同じ距離
だけ湾曲して、各極の調整ネジ17の拡大頭部17aの
先端が補助レバー21を押圧することにより補助レバー
21の上端と係合接続される補助トリップパー18も一
体となって軸19を支点として回動され、補助レバー2
1の第1の作動片2lbがトリップパー5を反時計方向
に回動して、ラッチピン4aとトリップパー3との係合
が解かれ、トリップパー3が反時計方向に回動されて作
動的に連なる開閉機構を崩潰して回路しゃ断器をトリッ
プ状態に開路するものである。
次に3相中の何れか1相が無通電の状態での通電に際し
ては、第4図に示される如く無通電相の極のバイメタル
10は湾曲せず、この調整ネジ17の拡大頭部17aが
補助トリップパー18と係合して補助トリップパー18
の動きを拘束し、他の通電相の2極のバイメタル10は
湾曲して調整ネジ17の拡大頭部17a先端が補助レバ
ー21を弾性板22に抗して補助トリップパー18との
係合点を回動支点として第4図に示される如く補助レバ
ー21の第2の作動片21cがトリップパー5を回動し
て回路しゃ断器をトリップ状態に開路するよう動作する
ものである。
欠相時においては作動すべき最小引外し電流は三相平衡
過負荷時電流よりも低い電流であるために、バイメタル
10の変位量は三和平衡荷負荷時に犬であり、欠相時の
バイメタルの変位量は小である。
このようなバイメタル10の変位量の相違にもトリップ
パー5に同一の回転角度を与えて回路しゃ断器を引外す
ことが必要となる。
このために第8図に示されるように補助トリップパー1
80回動軸19から調整ネジ17の作動点Xまでの距離
をa、調整ネジ17の作動点Xから補助レバー21の回
動支点Yまでの距離をb、補助レバー21の第1の作動
点A、ならびに第2の作動点A2から補助トリップパー
18の回動軸19までの距離を夫々C1ならびにC2、
補助レバー21の第1の作動点A1ならびに第2の作動
点A2からトリップパー50回動軸6までの距離を夫々
d1ならびにd2として、3相平衡過負荷時のバイメタ
ルの変位をDとすると、 C1>aならば変位は増巾される。
来るし、回転方向が軸19を中心とする円運動でトリッ
プパー5を有効に押さないので、A2点は作動せずA1
点で作動する。
欠相負荷時のバイメタルの変位をD8とすると、Y点固
定、X点はDより少い量D8だけ変位するから、 しかるにC2〈C,、したがってD′28〉D′18・
・・(5)A1点におけるトリップに要する変位をD。
とすると、A2点において必要な変位量D。
2はすなわち、A2点における所要変位量はA1点より
少なくてよい。
また、(5)式において示されるようにA2点の変位は
A1点より太きいから、第4図に示されるようにこの場
合当然引外し動作はA2点で行なわれる。
3相平衡過負荷においては定格電流の1.25倍の電流
、欠相負荷時には定格電流の0.9倍の電流で動作する
ものとしてバイメタルの変位量が電流の2乗に比例する
とすれば、 D=KX1.252=1.5625K(但しKは比例定
数)・・・・・・(7) D8=KX0.92=0.81K(但しKは比例定数)
・・・・・・(8) (6)式、(8)式よりD′28=Do2と置くと(4
)式は(9)、(10)式より あるから(12)式の条件を満足するa,b,C1、C
2、d1、d2各寸法が容易に選択可能で三相平衡過負
荷時ならびに欠相時の引外し動作もバイメタルの変位が
補助レバー21の第1、第2の各作動点のいずれにおい
ても増巾されて所望の引外し動作が行えるようになる。
この発明は上述の如く過電流に応動して湾曲するバイメ
タル10を各極の基板1上に湾曲方向がそれぞれの極配
列方向と平行であるように支持し、バイメタルの湾曲に
よりバイメタルの伸長方向と直交する方向の軸6を支点
として回動自在に支承された各極に亘るトリップパー5
を回動し、ラッチを外して開閉機構を釈放し、トリップ
状態に導く絶縁物外被を具えた3極形回路しゃ断器にお
いて、トリップパー50回動軸6と平行して近傍に配置
された別の軸内を支点として支承される各極に亘る補助
トリップパー18と、補助トリップパー18の自由端側
に一端が支承され、トリップパー5と対応した第1、第
2の作動片21b,21cをもつ各極毎に分離して設け
られた補助レバー21と、補助レバー21を補助トリッ
プパー18側に偏倚させる弾性千段22と、バイメタル
10の自由端部に取付げられた拡犬頭部17aをももつ
調整ネジ17とから構成され、調整ネジ17が補助トリ
ップパー18を貫通し、調整ネジ17の先端が補助レバ
ー21の第1と第2の作動片21b,21cとの間に対
応し、調整ネジの拡大頭部17aが補助トリップパー1
8と係合可能に補助トリップパー18と補助レバー21
との間に配置され、通常の3相平衡過負荷電流に対して
は各極のバイメタルの湾曲により調整ネジ17の拡大頭
部17aの先端が3極共ほg同様に変位し、補助トリッ
プバー18と補助レバー21とを一体に回動させ、補助
レバー21の第1作動片2lbによりトリップパー5を
回動し、回路しゃ断器をトリップ状態に導き、3相中の
何れか1相が無通電の状態での通電に際しては無通電相
の極の変位のないバイメタル10の調整ネジ17の拡大
頭部17aが補助トリップパー5を拘束したま又他相の
通電極のバイメタル10が夫々の補助レバー21を弾性
手段に抗して回動し、補助レバー21の第2作動片2C
によりトリップパー5を回動して回路しゃ断器をトリッ
プ状態に導くようにしたものであるので、構成が簡単で
三和平衡過負荷時ならびに欠相時の所望の引外し動作を
満足するバイメタルの変位を増巾した効率の良い熱応動
引外し装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の回路しゃ断器の熱応動引外し装置の一
実施例を示すもので、第1図は回路しゃ断器の要部破断
側断面図、第2図は回路しゃ断器の要部破断乎面図、第
3図は三相平衡過負荷電流による引外し動作を示す説明
図、第4図は欠相状態における引外し動作を示す説明図
、第5図は補助トリップバーに補助レバーを取付けた状
態を示す正面図、第6図、第7図は補助レバーの正面図
ならびに側面図、第8図はバイメタルの変位量に伴う各
部の変位量を表わすための説明図である。 図中、3:トリップバー、4:ラツチ、5:トリップバ
ー、10:バイメタル、15:固定コアー、16:可動
コアー、17:調整ネジ、17a:拡犬頭部、18:補
助トリップバー、20:貫通孔、22a:拡犬孔、20
b:貫通溝孔、21:補助レバー、21a,21b,2
1C:作動片、22:弾性板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 過電流に応動して湾曲するバイメタルを各極の基板
    上に湾曲方向がそれぞれの極配列方向と平行であるよう
    に支持し、バイメタルの湾曲によりバイメタルの伸長方
    向と直交する方向の軸を支点として回動自在に支承され
    た各極に亘るトリップバーを回動し、ラッチを外して開
    閉機構を釈放してトリップ状態に導く絶縁物外被を具え
    た3極形回路しゃ断器において、トリップバーの回動軸
    と平行して近傍に配置された別の軸を支点として支承さ
    れる各極に亘る補助トリップバーと、補助トリップバー
    の自由端側に一端が支承されてトリップバーと対応した
    第1、第2の作動片を有する各極毎に分離して設けられ
    た補助レバーと、前記補助レバーを補助トリップバー側
    に偏倚させる弾性手段と、バイメタルの自由端部に取付
    けられた拡大頭部を有する調整ネジとから成り、前記調
    整ネジが補助トリップバーを貫通し且つ調整ネジの拡大
    頭部の先端が前記補助レバーの第1と第2の作動片との
    間に対応し、前記調整ネジの拡大頭部が補助トリップバ
    ーと係合可能に補助トリップバーと補助レバーとの間に
    配置され、通常の3相平衡過負荷電流に対しては各極の
    前記バイメタルの湾曲により前記調整ネジが3極共に変
    位し、補助トリツプバーと補助レバーとを一体に回動さ
    せ、補助レバーの第1作動片によりトリップバーを回動
    して回路しゃ断器をトリップ状態に導き、3相中の何れ
    か1相が無通電の状態での通電に際しては無通電相の極
    の前記バイメタルの調整ネジの拡大頭部が補助トリップ
    バーを拘束したま又他極のバイメタルが夫々の前記補助
    レバーを前記弾性手段に抗して回動し、前記補助レバー
    の第2作動片によりトリップバーを回動して回路しゃ断
    器をトリップ状態に導くことを特徴とする回路しゃ断器
    の熱応動引外し装置。
JP15267078A 1978-12-12 1978-12-12 回路しや断器の熱応動引外し装置 Expired JPS583335B2 (ja)

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JPS5580235A JPS5580235A (en) 1980-06-17
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451071Y2 (ja) * 1987-07-25 1992-12-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0451071Y2 (ja) * 1987-07-25 1992-12-02

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JPS5580235A (en) 1980-06-17

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