JPS5833068Y2 - 袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開封容易な袋に関する。

以下図面を用いて本考案の実例を具体的に説明する。

図面において、装本体Ａは、ポリエチレン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの樹脂
を成形してなるフィルム（一または二方向に延伸してな
るものも含む）または和紙、洋紙、アルミニュウム箔な
どの薄葉基材の一方向に第２図Ａ、ＢおよびＣの如き切
れ目２または第３図の如き刻み目３を設けてなる引裂き
方向性を有する銅基材口と、前記薄葉基材イとを第４図
、第５図および第６図の如く接着剤、熱接着ラミネート
などの接着手段を用いて貼り合わせてなる積層フィルム
もしくはシート基材１を、開封方向と切れ目２または刻
み目３の方向とを合致させて通常知られる方法で製袋し
てなるものである。

なお図中４は開封開始用の切欠部で開封方向に向けて設
けである。

実施例 幅方向に約７倍延伸してなる厚さ３０μのポリプロピレ
ンフィルムに、第２図Ａ形状の切れ目を入れて銅基材を
得た。

なお切れ目はその長手方向に約２ｍｍの間隔で幅方向に
約１ｍｍの間隔でしかも長さは約３ｍｍである。

一方、縦横方向に３．５倍延伸してなる厚さ約３０μの
ポリプロピレン系フィルムを用意し、このフィルムに前
記銅基材をその切れ目方向がフィルムの長手方向とほぼ
直交するように、溶融ポリプロピレン層を（約５μ）介
して第４図の如く一体的に貼り合わせ、積層フィルムを
得た。

この積層フィルムを用いて、切れ目の方向が袋の横方向
になるよう熱融着して袋体を形成し、開封上部に切欠部
を設けた。

この袋を切欠部より切り裂くと、切れ目に添って、直線
的にしかも簡単に切り裂くことができた。

本考案の袋は以上のように薄葉基材と薄葉基材に切れ目
または刻み目を設けた引裂き方向性を有する銅基材とを
貼り合わせてなる積層フィルムもしくはシート基材を、
開封方向と切れ目または刻み目方向とが合致するように
製袋してなるものであるから、開封が切れ目または刻み
目に沿って簡単にしかも直線的にできるという特徴を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実例を示す部分斜視図、第２図Ａ、Ｂ
、Ｃおよび第３図は本考案に使用する銅基材の実例を示
す部分平面図、第４図、第５図、第６図は本考案に使用
する積層フィルムもしくはシート基材の実例を示す側面
図である。 １・・・・・・積層フィルムもしくはシート基材、２・
・・・・・切れ目、３・・・・・・刻み目、口・・・・
・・銅基材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 薄葉基材と、薄葉基材の一方向に切れ目または刻み目を
   設けた引裂き方向性を有する銅基材とを２層あるいはそ
   れ以上互に貼り合わせてなる積層フィルムもしくはシー
   ト基材とが、開封方向と前記切れ目または刻み目方向と
   が合致されて成形されてなる袋。