JPS5832Y2 - 加湿器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加湿器に関するもので、その目的とするところ
は熱湯が飛び出して使用者が火傷をしたり、設置場所が
ぬれたりするのを防止することにある。

そして、本考案はこの目的を達成するために蒸気吐出口
部分に工夫をこらしたものであり、以下本考案の一実施
例を添付図面にもとづいて説明する。

第１図において、１は電気ストーブ本体で、この本体１
の前面右側にはヒータ管２とガイド３が設けられている
。

また、この本体１の左側側面には給水口４が設けられて
おり、この給水口４には第２図のごとくパイプ５を介し
て横長形状の貯水タンク６が連結され、さらにこの貯水
タンク６の下部にはシリコンエルボ７を介して銅製の加
熱パイプ８が連結されている。

そして、この加熱パイプ８の上部には第３図、第４図の
ごとくシリコンパイプ９、取付具１０を介して蒸気吐出
口１１が着脱自在に連結されている。

一方、貯水タンク６の前面には第４図のごとく表示体１
２が設けられており、また上記加熱パイプ８の壁面には
第３図のごとくこの表示体１２の満水表示１２ ａより
上方にまで電気ヒータ１３が装着されている。

上記構成において、ヒータ管２と電気ヒータ１３はそれ
ぞれ独立、または同時に通電されるようになっており、
このうちヒータ管２への通電により室内暖房が行われる
ようになっている。

また、電気ヒータ１３への通電により加熱パイプ８内で
水の沸騰がおこり、これにより生じた蒸気はシリコンパ
イプ９を介して蒸気吐出口１１から室内に吐出され適当
なる加湿に供される。

ここで、本実施例においては第３図、第４図のごとく蒸
気吐出口１１に次のような工夫を行った。

すなわち、加熱パイプ８からは水の沸騰により蒸気ばか
りでなく熱湯までが飛び上がり蒸気吐出口１１から飛散
しようとする。

そこで、本実施例ではこの蒸気流に対向する蒸気吐出口
１１の壁面１１ ａを内方に彎曲させるとともに、この
壁面１１ ａより上流側の上面に開口１１ｂを設けて、
この開口１１ ｂから蒸気が吐出するようにした。

このため、蒸気とともに飛散した熱湯は矢印のごとく壁
面１１ ａに当たってはね返えり、これにより再び加熱
パイプ８に戻るようになる。

そしてこれにより蒸気だけが開口１１ ｂから吐出する
ようになり、この結果、使用者に火傷を負わせたり、設
置部分をぬらしたりすることはなくなった。

以上のように本考案によれば使用者に火傷を負わせたり
、設置場所をぬらしたりすることはなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例にかかる加湿器の斜視図、第
２図は同加湿器の要部拡大正面図、第３図は同加湿器の
要部拡大側面図、第４図は同加湿器の要部拡大斜視図で
ある。 ４・・・・・・給水口、６・・・・・・貯水タンク、８
・・・・・・加熱パイプ、１１・・・・・・蒸気吐出口
、１１ａ・・・・・・壁面、１１ ｂ・・・・・・開口
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 給水口から水が供給される貯水タンクと、この貯水タン
   クにＵ字管の原理により連結された加熱パイプと、この
   加熱パイプに設けられた電気ヒータと、上記加熱パイプ
   内で発生した蒸気が吐出される蒸気吐出口とを備え、上
   記蒸気吐出口はこの蒸気吐出口内に流入する蒸気流に対
   向する壁面を内方に彎曲させるとともに、この壁面より
   上流側の上面に開口を設けて形成したことを特徴とする
   加湿器。