JPS5832988B2 - 避難装置 - Google Patents

避難装置

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JPS5832988B2
JPS5832988B2 JP52129356A JP12935677A JPS5832988B2 JP S5832988 B2 JPS5832988 B2 JP S5832988B2 JP 52129356 A JP52129356 A JP 52129356A JP 12935677 A JP12935677 A JP 12935677A JP S5832988 B2 JPS5832988 B2 JP S5832988B2
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evacuation
movable
floor
platform
opening
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JP52129356A
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武彦 奥島
直治 黒田
博光 中
静雄 島貫
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、建物の外壁から突出された上階の屋外床、
例えば、バルコニー、ヴエランダー、屋外廊下等の手摺
に設置される避難装置に関する。
従来、建物、殊に、中高層建物に設置されている避難装
置は、主として、脱出シュート袋、縄梯子、緩降ロープ
等であり、それら避難装置は、通常窓や出入口附近の室
内側に収納箱に収納されて設置されている。
使用時、先ず、脱出シュート袋、縄梯子等は収納箱から
取り出され、窓や出入口から投下され、その下端を地上
に待機する避難誘導員あるいは、第3者により所定の位
置に固定し、安全を確認して後、避難者は地上に避難す
る。
従って、このような避難装置は使用までの準備に比較的
長時間を要し、同時的に多数の避難者を素早く避難させ
ることが困難であり、しかも、そのような避難器具はそ
の使用において、建物の高さに限度を有し、高層階にお
いては、安全性の面から設置できない。
また、従来、建物の外壁面に固定梯子、タラップ等を設
けてなる避難階段が存するが、しかし、これは、盗難等
の不法侵入に利用される虞れがあるため出入口の扉を内
部から施錠し、また、扉の室内側に物を置いたりして、
火災時、その扉が迅速に開かれずに、多くの犠牲者を出
す結果にもなりかねない。
その種の避難階段は、上記の人為的な不完全な管理を除
くならば、現在の避難設備として比較的確実な手段であ
る。
しかし、反面、建物の外壁より常に突出されて設置され
るため、そのような避難階段は建物に居住する人々の安
全性よりはむしろ周囲の建物、道路等との関係でその規
模、設置位置を決定され、さらに、中高層建物において
は、その避難階段が犬がかりになり、建物の美観を損っ
ている。
さらに、通常、建物の外壁の一部を構成するように、外
壁の開口部に収納位置され、火災発生時、これを回転し
、ベランダを形成して避難場所になす避難装置が提案さ
れてきているが、しかし、避難のための操作、作動機能
、さらには自然条件に対する耐久性等に未解決の技術が
多いこと、さらに、既存の建物に設置する場合外壁に開
口部を形成せねばならないことのために、製品化に到っ
ていないのが現状である。
この発明の目的は、建物の外壁に開口部を形成すること
なしに、既存および新築の建物に容易に設置を可能にし
、上階と直下の階とを連結して避難路を形成可能にする
と共に、セット操作を容易にし、安全、かつ、確実にし
て迅速にセット動作し、短時間に大勢の避難者を避難さ
せることを可能にし、その上、避難者の転落を防止し、
さらに、避難時、避難者の恐怖心を和らげ、避難をより
容易で、かつ、安全にし、さらに、確実かつ、迅速にさ
せる建物のための避難装置の提供にある。
それらを課題として、この発明の避難装置は、手摺を備
え、かつ、建物の外壁から突出された上階の屋外床の先
端側に根元部を回転可能に連結し、その屋外床に対して
起立された位置とその手摺の外側に倒された位置とに回
転される可動避難台と、その倒された位置にその可動避
難台を保持する支持装置と、その可動避難台に形成され
た避難通口と、その可動避難台の先端側に回転可能に連
結され、その可動避難台の上面に起立された位置とその
避難通口の上面側開口を閉じる位置とに回転される上蓋
と、その可動避難台に回転可能に連結され、その避難通
口の下面側開口を開閉する下蓋と、開閉動作を連動可能
にその上蓋および下蓋を互いに連結している蓋開閉連動
装置と、その避難通口に収納される伸縮可能な避難器具
とより構成している。
以下、この発明に係る避難装置の望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第1乃至16図は、集合住宅の3階160および2階1
61にそれぞれ設置されたこの発明の避難装置の具体例
20を示している。
一方の避難装置20は、3階160のヴエランダ162
の手摺164に設置され、また、他方の避難装置20は
2階161のヴエランダ163の手摺165に設置され
ている。
特に、使用時において、3階160の避難装置20が2
階161の避難装置20に連絡され、3階160から地
上への避難路を形成するために、2階161の避難装置
20はその可動避難台21に形成された避難通口24お
よび踊り場34を3階160の避難装置20のそれらと
配置を逆にしている。
3階160および2階161の避難装置20は、3階1
60および2階161のヴエランダ162163の手摺
164 165の支柱166167間に配置され、支柱
166 167の支軸22に可動避難台21の根元をブ
ラケット59を介して枢着され、不使用時、笠木168
の下方に配置された格子部169を構成するようにして
、手摺164,165に設置されている。
避難装置20は、さらに支持装置23、避難通口24、
上蓋25、下蓋26、蓋開閉連動装置27および避難器
具28を含んでいる。
可動避難台21は箱形構造に構成されている。
その可動避難台21は、その両側にそれぞれ、配置され
た一対の支持装置23によって、使用状態、すなわち、
水平の倒された位置に保持され、また、施錠装置29に
よって、不使用状態、すなわち、垂直位置において支柱
166 167に固定される。
各支持装置23は支柱側リンク35と可動避難台側リン
ク36とステイダンパ37とより構成されている。
支柱側リンク35は支柱166 167に突出されたピ
ン38に一端を回転可能に取り付けられ、また、可動避
難台側リンク36は可動避難台21の側部に配置された
回転軸39に一端をキー止めされている。
それらリンク3536はピン40で他端を互いに枢着し
ている。
回転軸39は可動避難台21の側部に形成された軸受孔
41に嵌合され、一端を可動避難台21の外側に、他端
を避難通口24にそれぞれ伸長し、一端にリンク36の
一端をキー止めし、他端にア−ム42をキー止めしてい
る。
そのアーム42の先端は避難通口24に配置されたステ
イダンパ37のロッド端43にピン44を介して枢着さ
れ、ステイダンパ37のシリンダ端45はまた、避難通
口24の内壁にピン46を介して枢着されている。
そのようにして、リンク35,36に連結されたステイ
ダンパ37はリンク35,36の回転動作を制御するも
のであって、可動避難台210回転回転圧おいて、可動
避難台210回転動作を促進させ、可動避難台210回
転終り、すなわち、水平の倒れた位置に近づくにおいて
、可動避難台210回転動作を制動し、衝撃を緩和させ
る。
また、リンク35.36はステイダンパ37に置き換え
ることも勿論可能であり、そのように支持装置23が構
成される場合、ステイダンパ37のみで、可動避難台2
10回転動作の制動、衝撃緩和をなし、かつ、可動避難
台21を水平の倒された位置に維持する。
さらに、可動避難台21が水平位置に倒れたとき、アー
ム42を受けるゴム製緩衝ブロック47が避難通口24
の内壁に配置されている。
避難通口24は、上方端を上面側開口48に、下方端を
下面側開口49にそれぞれなし、裏蝶番50を介して上
面側および下面側開口48.49に上、下蓋25.26
を枢着している。
上、下蓋25,26は、可動避難台210回転動作の開
始に伴なって、上、下蓋係止装置30が自動的に解放さ
れ、下蓋26、避難器具等の重量の作用下で、一対の蓋
開閉連動装置27(第6および7図参照)により、可動
避難台210回転動作に追従しつつ、互いに連動して開
放される。
その上蓋25は閉じた状態で、避難装置200目隠し板
の役目をなし、開いた状態で、避難者の避難動作を助け
る安全手摺の役目を果している。
また、下蓋26は開いた状態で、避難者の視界を遮り、
恐怖心を和らげている。
さらに、上蓋25は避難者のための手掛け51を内側に
取り付けている。
蓋開閉連動装置27は、避難通口24に突出された支持
軸55に回転可能に嵌合された略り字状回転アーム52
と、押上げリンク53と押下げリンク54とより構成さ
れている。
回転アーム52はロング・アーム部56とショート・ア
ーム部57とよりなり、ピン58を介してロング・アー
ム部56の先端を押上げリンク53の先端側に枢着し、
また、ピン68′を介して、ショート・アーム部57の
先端を押下げリンク54の先端に枢着している。
この回転アーム52は、ロング・アーム部56とショー
ト・アーム部57とより形成されることに限定される必
要なく、三角形板に形成することも可能である。
押上げリンク53は上蓋25の内面に溶接されたブラケ
ット60にピン61を介して根元を枢着し、また、押上
げリンク53は先端にストッパ62を溶接し、上、下蓋
25.26を垂直の開放位置に保持できるようにしてい
る。
また、押下げリンク54はねじ棒63とその両端側に螺
合されたスリーブ・ナラ)64.65とよりなり、押下
げリンク54の長さを調節可能にし、先端側スリー7・
ナツト64をショート・アーム部57にピン68′を介
して枢着し、根元側スリーブ・ナツト65を下蓋26の
内面に枢着している。
勿論、根元側スリーブ・ナツト65は下蓋26の内面に
溶接されたブラケット67にピン68を介して枢着され
ている。
避難器具28は、3階160および2階161の可動避
難台21の避難通口24にそれぞれ配置され、常態で、
プレスコープ的に縮小されて、それぞれの避難通口24
に収容されている。
避難器具28は、径の異なる8個の中空摺動管6970
・・・・・・ 76を順次テレスコープ的に嵌合連接
し、各中空摺動管69,70.・・・・・・。
76の下端部に踏板77.78.・・・・・・、84を
取り付けて構成され、支持軸85を介して避難通口24
のブラケット86に中空摺動管69を回転可能に取り付
け、使用時、避難器具28は、下方にテレスコープ的に
伸長され、避難通口24に懸吊される。
中空摺動管69.70 、・・・・・・、76は互いに
隣接する上方の中空摺動管69.70 、・・・・・・
、75に下方の中空摺動管70,71.・・・・・・、
76を摺動的に受は入れ、また、摺動的に引き出される
ように嵌合連接されるもので、中空摺動管69゜70、
・・・・・・、76は引き上げられ、支持軸85のまわ
りに回転され、水平の位置にして後、避難通口24に収
容するか、あるわ・は、閉じられた下蓋26に載置する
ようにして、避難通口24に収容される。
勿論、避難器具28は最上位の中空摺動管69の上端部
に取り付けられた手動型巻上げ機87を備えている。
その巻上げ機87はラチェット機構(図示せず)を有す
るドラム(図示せず)と、そのドラムに巻き付けおよび
巻き戻し可能にして、一端をドラムに、他端を最下位の
中空摺動管76にそれぞれ止められたワイヤ・ロープ(
図示せず[と、ブレーキ装置(図示せず)とを含んでい
る。
そのブレーキ装置はフライ・ウェイトと摩擦板とより構
成されている。
従って、巻上げ機87は、操作レバー88を操作して、
ラチェット機構を外し、自重により、避難器具28を降
下伸長する。
その際、ブレーキ装置が作動し、避難器具28は降下伸
長速度を制御される。
また、伸長された避難器具28はハンドル(面示せず)
によってドラムを回転し、ワイヤ・ロープを巻き上げ、
互いに隣接する上位の中空摺動管69.70 、・・・
・・・、75に下位の中空摺動管70.71.・・・・
・・、76を摺動的に受は入れ、避難通口24に引き上
げられる。
前述の可動避難台21のための施錠装置29は、第9お
よび10図に示されるように、可動避難台210両側の
案内孔89.90に嵌合された一対のランチ91.92
と、支柱166.167に溶接されたランチ受座939
4のラッチ受は口95.96と、ラッチ受は口95.9
6にラッチ91.92を挿入し、およびラッチ受は口9
5゜96からラッチ91.92を引き抜くための駆動機
構97とより構成されている。
駆動機構97は、略V字形作動アーム98と、扇形回転
板99と、連結リンク100と連結杆101とを含んで
いる。
作動アーム98は駆動軸102の下端に固定され、一方
のアーム部98aの先端を一方のラッチ92のすり割9
2aに嵌合し、ノック・ピン103で止め、また、他方
のアーム部98bの先端を連結リンク100の一端に枢
着している。
その駆動軸102は可動避難台21に溶接されたスリー
ブ104に嵌合保持され、上端部を可動避難台21の先
端面21aに突出し、その上端部にハンドル105をね
じ止めしている。
連結リンク100は2枚の連結板からなり、他端を回転
板99に枢着し、また、その扇形回転板99は軸受孔1
07を穿たれたボス106を備え、可動避難台21の支
持軸108に回転可能に嵌合保持されている。
また、連結杆101はねじ棒109と、そのねじ棒10
9の両端部に形成されたねじ部110111に螺合され
たナツト112 113とナラ)112,113に溶接
されたナックル接手部114 115とよりなっている
その連結杆101は一方のナックル接手部115を回転
板99に、他方のナックル接手部114をラッチ91に
それぞれ枢着している。
また、ラッチ91.92は常に、先端部をコイル・スプ
リング116 117によって可動避難台210両側に
突出されている。
前述した上、下蓋25.26のための上、下蓋係止装置
30は第11および12図に示されるように、可動避難
台21側に配置されたランチ118と、そのラッチ11
8を受は入れるために、下蓋26側に配置されたラッチ
受は口119と、可動避難台210回転に応じてラッチ
受は口119からラッチ118を引き抜く駆動機構12
0とより構成されている。
ラッチ118は、避難通口24に開口するように可動避
難台21の根元に固定されたシリンダー21.内に往復
摺動可能に嵌合され、そのラッチ118は、また、シリ
ンダー21内に挿入されたコイル・スプリング122に
よって、常に、先端部を避難通口24内に突出し、ラッ
チ受は口119に挿入可能にしている。
さらに、ラッチ118は、後端部にすり割123を形成
され、先端にノック・ピン124を挿入し、他方、シリ
ンダー21はすり割123に対応する一対のスリン)1
25,126を形成されている。
ラッチ受は口119は下蓋26の内面に溶接されたラン
チ受座127に形成されている。
駆動機構120は、駆動レバー128と、その駆動レバ
ー128を作動する駆動アーム129と、その駆動アー
ム129を一端にピン止めした駆動軸130と、可動避
難台21の一方の側面に突出された駆動軸130の他端
に溶接されたカム131と、可動避難台210回転に応
じてカム131に係合するストッパー132とより構成
されている。
駆動レバー128はシリンダ121の一方の側において
、可動避難台21に固定された支持ピン133に根元を
枢着し、すり割123およびスリット125 126を
貫通してシリンダ121の他方の側に先端を伸長してい
る。
駆動アーム129はボス134と、そのボス134に適
宜の間隔で一体的に形成された一対のアーム部135と
、それらアーム部135の先端間に固定されたノック・
ピン136とよりなり、そのノック・ピン136を駆動
レバー128の先端に係合している。
また、駆動アーム129は、ボス134の軸受孔137
に駆動軸130の一端を嵌合し、その駆動軸130にピ
ン止めしてその駆動軸130と共に回転され得るように
している。
駆動軸130は可動避難台21の一方の側部に溶接され
た軸受用スリーブ138に嵌合保持され、その他端を可
動避難台21の一方の側面に突出伸長し、その他端にカ
ム131を溶接している。
また、ストッパー132は、脚139とその脚139に
溶接されたピン140とよりなり、脚139を支柱16
7にねじ止めして、支柱167に固定されている。
さらに、前述した3階160および2階161にそれぞ
れ設置された避難装置20は、連動機構31によって互
いに連結されている。
その連動機構31は、3階160の避難装置20に2階
161の避難装置20を連動させるもので第1,2およ
び13乃至16図から理解されるように、3階160の
支柱167に配置された揺動レバー141と、2階16
1の支柱167に配置された開放レバー142と、揺動
レバー141と開放レバー142とを互いに連結する連
結棒143とを含んでいる。
mtthvバー141は、スリーブ144と、そのスリ
ーブ144に一体的に形成された左右レバ一部145,
146とよりなり、支柱167の支持軸147にスリー
ブ144を嵌合し、その支持軸147に揺動可能に保持
されている。
その支持軸147は、また脚148を支柱167に溶接
している。
揺動レバー141の左レバ一部145は可動避難台21
側にあり、また、右レバ一部146はその先端に連結棒
143の一端連結している。
しかも、揺動レバー141は常態で、リターン・スプリ
ング149によって左レバ一部145を上方に、右レバ
一部146を下方にそれぞれなされてセットされている
そのリターン・スプリング149はスリーブ144のま
わりに同心軸的に巻回され、一端を左レバ一部145に
、他端をストッパ・ピン150にそれぞれ引っ掛けてい
る。
開放レバー142は、水平の倒された位置への3階16
0の可動避難台210回転動作に応動して、2階161
の可動避難台21のハンドル105を揺動し、その施錠
装置29を解放しつつ、2階の可動避難台21を回転さ
せ、水平位置に倒すものであって、スリーブ151と、
そのスリーブ151に略直角にして一体的に形成された
長レバ一部152および短レバ一部153とよりなり、
そのスリーブ151を支柱167の支持軸154に嵌合
し、その支持軸154に揺動可能に保持されている。
その開放レバー142の長レバ一部152は、先端を連
結棒143の他端に連結され、短レバ一部153は長レ
バ一部152が連結棒143によって上方に持ち上げら
れるとき、ハンドル105を揺動し、2階161の可動
避難台21の施錠装置29を解放すると同時に、水平位
置に倒すように、2階161の可動避難台21を回転さ
せる。
次に、前述のように構成された3階160および2階1
61の避難装置20を使用して、火災発生時3階160
から地上に避難する場合について説明するに、避難者は
、先ず、ハンドル105を揺動操作し、駆動機構97を
介してラッチ9192をラッチ受は口95.96から引
き抜き、施錠装置29を解放し、次いで、可動避難台2
1を前方、すなわち、外側に押し、支軸22のまわりに
可動避難台21を回転させる。
そのようにして、可動避難台21が回転され、水平の倒
れた位置に近づくと、カム131がピン140に係合し
、そのカム131の動きを駆動軸130および駆動アー
ム129を介して駆動レバー128に伝達し、コイル・
スプリング122に抗してラッチ118をシリンダ12
1内に引っ込め、ランチ118をラッチ受は口119か
ら引き抜き、上、下蓋係止装置30を解放する。
可動避難台21が水平の倒れた位置へ回転を続げる途中
において、上、下蓋係止装置30の解放動作に伴なって
、下蓋26は自身の重量および避難器具28の重量によ
って、開放動作を開始される。
そのように下蓋26が開放動作を開始すると、蓋開閉連
動装置27を介して連結された上蓋25も、また開放動
作を開始する。
上、下蓋25,26は、可動避難台21が回転し、水平
位置に倒れるとき、可動避難台21に対して垂直位置に
開放され、蓋開閉連動装置27によって、垂直位置に維
持される。
そのように、可動避難台21が水平位置に倒され、その
可動避難台21が左レバ一部145を押し下げると、揺
動レバー141は支持軸147のまわりに回転し、右レ
バ一部146を上方に上げ、それに伴なって、連続棒1
43を介して長レバ一部152を持ち上げる。
従って、開放レバー142が支持軸154のまわりに回
転され、短レバ一部153は2階161の避難装置20
のハンドル105を揺動操作し、施錠装置29を解放す
ると共に2階161の避難装置20の可動避難台21を
支軸22のまわりに回転される。
そのように、可動避難台21が支軸22のまわりに回転
され、水平の倒れた位置に回転する途中において、3階
160の避難装置10の場合に同じくして、上、下蓋係
止装置30が解放され、その上、下蓋係止装置30の解
放動作に伴なって、下蓋26は自重および避難器具28
の重量によって、開放動作を開始されまた、上蓋25は
蓋開閉連動装置27を介して開放動作を開始される。
可動避難台21が水平装置に倒れると、そのとき、上、
下蓋25.26はその可動避難台21に対して垂直位置
に開放され、蓋開閉連動装置27によって垂直位置に維
持される。
上述のように、3階160および2階161の避難装置
20の可動避難台21が水平位置に倒され、それぞれの
上、下蓋25.26が垂直位置に開放維持されると、避
難者は、避難通口24より2階161の避難装置20の
状態を確認し、巻上げ機87の操作レバー88を操作し
てラチェット機構を外し、自重により避難器具28を2
階161の避難装置20の可動避難台21′VC,降下
伸長する。
次いで、避難者は手で上蓋250手掛け51を握り、踏
板TTに足を載せるようにして、避難器具28に乗り移
り、さらに、避難器具28を降り、避難通口24を通っ
て、2階161の避難装置20の可動避難台21上、す
なわち、可動避難台21上に移動する。
引き続いて、避難者は2階161の可動避難台21の避
難通口24かも地上の状態を確認し、3階の避難装置2
0の操作の場合に同じく、巻上げ機87の操作レバー8
8を操作してラチェット機構を外し、避難器具28を地
上に降下伸長する。
その後、避難者は手で上蓋250手掛け51を握り、踏
板77に足を載せるようにして、避難器具28に乗り移
り、さらに避難器具28を降り、避難通口24を通って
地上に移動し、地上の安全な場所に避難する。
もしも、鎮火後の点検によって、3階160および2階
161の避難装置20が故障箇所もなく、最初の機能を
有しているならば、先ず、3階160の避難装置20に
おいて、人為的に巻上げ機87を駆動し、降下伸長され
た避難器具28をワイヤ・ロープを介して引き上げてラ
チェット機構によりロックする。
次いで、3階160の避難装置20の場合に同じくして
、2階161の避難装置20において、人為的に巻上げ
機87を駆動し、降下伸長された避難器具28をワイヤ
・ロープを介して引き上げ、ラチェット機構によりロッ
クする。
引き続いて、3階160の避難装置20において、人為
的に可動避難台21を支軸22のまわりに回転し、垂直
位置に起立し、施錠装置29によって、可動避難台21
を支柱166.167間にロックする。
その可動避難台21の起立動作に伴なって、上、下蓋2
526は蓋開閉連動装置27によって、互いに閉じられ
、上、下蓋係止装置30によって、閉じた位置にロック
される。
また、上、下蓋25.26が閉じられると、避難器具2
8は避難通口24内に収納される。
3階160の避難器具20が起立されると、そのとき、
揺動レバー141が可動避難台21から解放されるので
、連動機構31はリターン・スプリング149によって
元の状態に復帰する。
その後、3階160の避難装置20の場合に同じくして
、人為的に2階161の避難装置20の可動避難台21
を支軸22のまわりに回転し、垂直位置に起こし、施錠
装置29によって、可動避敷台21を支柱166.16
7間にロックする。
上、下蓋2526もまた、その可動避難台21の起立動
作に伴なって、蓋開閉連動装置27によって、互いに閉
じられ、上、下蓋係止装置30によって、閉じた位置に
ロックされ、また、上、下蓋25.26が閉じられると
避難器具28も避難通口24内に収納される。
そのようにして、3階160および2階の避難装置20
は元の状態に戻され、次の火災に備える第17乃至20
図は第1乃至16図に示した避難装置に適するようにな
された支持装置の他の具体例200を示している。
支持装置200は、可動避難台210両側にそれぞれ配
置された折りたたみ可能な支持腕(図示せず)と、巻上
げ機201とブレーキ202とより構成され、それら巻
上げ機201およびブレーキ202は可動避難台21の
根元側の内側に固定された枠203に配置されている。
支持腕は支柱側リンク部材(図示せず)と可動避難金側
リンク部材(図示せず)とよりなり、支柱側リンク部材
は一端を支柱166 167他端を可動避難金側リンク
部材の一端にそれぞれ枢着し、また、可動避難金側リン
ク部材は他端を可動避難台21の側面に枢着している。
巻上げ機201は枠203に形成された軸受孔205.
206に嵌合されたドラム軸204と、そのドラム軸2
04に溶接されたドラム207とそのドラム軸204に
並列にして、枠203に形成された軸受孔209.21
0に嵌合された駆動軸208と、駆動軸208の一端に
キー止めされた駆動歯車211と、その駆動歯車211
に噛合されるようにして、ドラム軸204の一端にキー
止めされた従動歯車212と、駆動軸211の他端に取
り付けられるハンドル213とを含んでいる。
さらに巻上げ機201は一端をドラム207に、他端を
支柱166にそれぞれ止められたワイヤ・ロープ214
を含んでいる。
そのワイヤ・ロープ214は、可動避難台21の先端内
側に配置された滑車装置215およびドラム側の可動避
敷台内側に配置された滑車装置216により案内される
また、ワイヤ・ロープ214は、長細孔217を貫通し
て可動避難台21の内側から外側へ先端側を導びいてい
る。
ブレーキ202は、ドラム軸204に並列にして、枠2
03の軸受孔219,220に嵌合されたブレーキ軸2
18と、そのブレーキ軸218に固定されたフライ・ウ
ェイト受げ221と、そのフライ・ウェイト受げ221
にピン222223を介して枢着されたフライ・ウェイ
ト224.225と、フライ・ウェイト224゜225
のカム而226 227によってブレーキ軸218上を
往復動される可動側ブレーキ・ライニング板228と、
ブレーキ軸218にピン止めされた固定側ブレーキ・ラ
イニング板229と、可動側および固定側ブレーキ・ラ
イニング板228.229のパッド230.231間に
位置されるようにして、ブレーキ軸218に同心軸的に
配置された摩擦板232と、可動側および固定側ブレー
キ・ライニング板228 229間に位置されるように
して、ブレーキ軸218に同心軸的に配置されたリター
ン・スプリング233と、従動歯車212に噛合される
ようにして、ブレーキ軸218にキー止めされたピニオ
ン234とより構成されている。
さらに、摩擦板232は、第20図から理解されるよう
に、枠203に溶接された一対のピン235にピン孔2
36を嵌合し、ブレーキ軸218の軸線に沿って往復動
される。
また、可動側ブレーキ・ライニング板228はブレーキ
軸218に挿入されたピン237と、そのピン237に
嵌合されるようにして、ブレーキ・ライニング板228
のボス238に形成されたすり割239とにより、ブレ
ーキ軸218のまわりに回転することを阻止されている
そのように支持装置200が構成され、予めブレーキ2
02がセットされているので、今、避難者が先ず、ハン
ドル105を揺動操作し、駆動機構97を介してラッチ
9192をラッチ受は口95.96から引き抜き、施錠
装置29を解放し、次いで、可動避難台21を前方に押
し、支軸22のまわりに可動避難台21を回転させる。
そのように可動避難台21が回転されると、ワイヤ・ロ
ープ214はドラム207から順次巻き戻され、繰り出
される。
そのワイヤ・ロープ214の繰り出しに伴なって、ドラ
ム207が回転されるので、そのドラム2070回転は
従動歯車212およびピニオン234によって、ブレー
キ軸218に伝達される。
そのようにブレーキ軸218が回転されると、そのブレ
ーキ軸218の回転速度に応じて、フライ・ウェイト2
24 225はブレーキ軸218の両側に開かれる。
そのようなフライ・ウェイト224 225の開き動作
に応じて、可動側ブレーキ・ライニング板228はリタ
ーン・スプリング233に抗して、カム面226 22
7によって固定側ブレーキ・ライニング板229に押し
付けられる。
従って、摩擦板232が可動側および固定側ブレーキ・
ライニング板228.229間に挾みつげられ、ブレー
キ軸218は制動される。
そのブレーキ軸218が制動されると、ピニオン234
および従動歯車212を介して、ドラム207もまた制
動され、ドラム207は所定の回転速度を越えて回転す
ることを阻止される。
そのようなブレーキ動作下にある可動避難台21は所定
の回転速度以上になることなしに、垂直位置から水平の
倒れた位置まで円滑に回転される。
また、水平の倒れた位置から垂直位置に戻す場合先ず、
避難器具28を収納し、次いで、ハンドル213を駆動
軸208に取り付け、ハンドル213によって駆動軸2
08を回転する。
駆動軸208が回転されると駆動歯車211および従動
歯車212を介してドラム207が回転され、ワイヤ・
ロープ214はドラム207に巻き付けられる。
従って、可動避難台21は水平の倒れた位置から垂直位
置に回転される。
如上のこの発明によれば、可動避難台が、手摺を備え、
かつ、建物の外壁から突出された上階の屋外床の先端側
に根元部を回転可能に連結され、その屋外床に対して起
立された位置とその手摺の外側に倒された位置とに回転
され、また、上蓋がその可動避難台の先端側に回転可能
に連結され、その可動避難台の上面に起立された位置と
その避難通口の上面側開口を閉じる位置とに回転される
ので、建物の外壁に開口部を形成することなしに、既存
および新築の建物に設置が容易になり、上階と直下の階
とを連絡して避難路を形成することが可能になり、セッ
ト操作が容易で、また、セント動作が安全、かつ、確実
にして迅速になり、短時間に大勢の避難者が避難可能に
なり、加えて、その上蓋によって、避難者の転落が防止
され、また、避難時、避難者の恐怖心が和らげられ、避
難がより容易で、かつ、安全になり、また、確実かつ迅
速になり、その上蓋によって、転落防止のための柵が省
かれ、それだけ部品員数が少なくなり、製作費用が低減
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物に設置されたこの発明の望ましい具体例の
使用状態を示す斜視図、第2図は第1図に示す避難装置
の不使用状態を示す正面図、第3図は可動避難台が水平
の倒された位置にあるときの支持装置を示す正面図、第
4図は支持装置の側面図、第5図は可動避難台が垂直の
位置にあるときの支持装置を示す正面図、第6図は、蓋
開閉連動装置の正面図、第7図は上、下蓋開閉連動装置
の上面図、第8図は避難器具の使用状態を示す正面図、
第9図は、可動避難台の施錠装置を示す正面図、第10
図は施錠装置の上面図、第11図は上、下蓋係止装置を
一部断面して示した正面図、第12図は上、下蓋係止装
置を一部断面して示した側面図、第13図は連動機構の
揺動レバー側を示す正面図、第14図は第13図の14
−14線に沿って示した断面図、第15図は連動機構の
開放レバー側を示す正面図、第16図は連動機構の開放
レバー側を示す上面図、第1γ図は支持装置の他の具体
例の巻上げ機およびブレーキを示す縦断面図、第18図
は第17図に示した巻上げ機およびブレーキを示す横断
面図、第19図は、第18図の19−19線に沿って示
す断面図、第20図は第18図の20−20線に沿って
示す断面図である。 20・・・・・・避難装置、21・・・・・・可動避難
台、22・・・・・・支軸、23・・・・・・支持装置
、24・・・・・・避難通口、25・・・・・・上蓋、
26・・・・・・下蓋、27・・・・・・蓋開閉連動装
置、28・・・・・・避難器具、29・・・・・・施錠
装置、30・・・・・・上、下蓋係止装置、31・・・
・・・連動機構、97.120・・・・・・駆動機構、
160・・・・・・3階、161・・・・・・2階、1
62 163・・・・・・ヴエランダ、164.165
・・・・・・手摺、166.167・・・・・・支柱、
168・・・・・・笠木、169・・・・・・格子部、
200・・・・・・支持装置、201・・・・・・巻上
げ機、202・・・・・・ブレーキ、203・・・・・
・枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手摺を備え、かつ、建物の外壁から突出された上階
    の屋外床の先端側に根元部を回転可能に連結し、その屋
    外床に対して起立された位置とその手摺の外側に倒され
    た位置とに回転される可動避難台と、 その倒された位置にその可動避難台を保持する支持装置
    と、 その可動避難台に形成された避難通口と、その可動避難
    台の先端側に回転可能に連結され、その可動避難台の上
    面に起立された位置とその避難通口の上面側開口を閉じ
    る位置とに回転される上蓋と、 その可動避難台に回転可能に連結され、その避難通口の
    下面側開口を開閉する下蓋と、 開閉動作を連動可能にその上蓋および下蓋を互いに連結
    している蓋開閉連動装置と、 その避難通口に収納される伸縮可能な避難器具とを含む
    避難装置。
JP52129356A 1977-10-28 1977-10-28 避難装置 Expired JPS5832988B2 (ja)

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JP4584345B1 (ja) * 2009-12-14 2010-11-17 真盛 野中 ベランダ用避難装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5178095A (ja) * 1974-12-28 1976-07-07 Hiromitsu Naka Datsushutsusochi

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