JPS5832990B2 - 避難装置 - Google Patents

避難装置

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JPS5832990B2
JPS5832990B2 JP12935877A JP12935877A JPS5832990B2 JP S5832990 B2 JPS5832990 B2 JP S5832990B2 JP 12935877 A JP12935877 A JP 12935877A JP 12935877 A JP12935877 A JP 12935877A JP S5832990 B2 JPS5832990 B2 JP S5832990B2
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evacuation
movable
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platform
evacuation platform
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武彦 奥島
直治 黒田
博光 中
静雄 島貫
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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NAKA GIJUTSU KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建物の外壁から突出された上階の屋外床、例
えば、バルコニー、ヴエランダ、屋外廊下等の手摺の外
側に設置される避難装置に関する。
従来、建物、殊に、中高層建物に設置されている避難装
置は、主として、脱出シュート袋、縄梯子、緩降ロープ
等であり、それら避難装置は、通常窓や出入口附近の室
内側に収納箱に収納されて設置されている。
使用時、先ず、脱出シュート袋、縄梯子等は収納箱から
取り出され、窓や出入口から投下され、その下端を地上
に待機する避難誘導員あるいは、第3者により所定の位
置に固定し、安全を確認して後、避難者は地上に避難す
る。
従って、このような避難装置は使用までの準備に比較的
長時間を要し、同時的に多数の避難者を素早く避難させ
ることが困難であり、しかも、そのような避難器具はそ
の使用において、建物の高さに限度を有し、高層階にお
いては、安全性の面から設置できない。
また、従来、建物の外壁面に固定梯子、タラップ等を設
けてなる避難階段が存するが、しかし、これは、盗難等
の不法侵入に利用される虞れがあるため出入口の扉を内
部から施錠し、また、扉の室内側に物を置いたりして、
火災時、その扉が迅速に開かれずに、多くの犠牲者を出
す結果にもなりかねない。
その種の避難階段は、上記の人為的な不完全な管理を除
くならば、現在の避難設備として比較的確実な手段であ
る。
しかし、反面、建物の外壁より常に突出されて設置され
るため、そのような避難階段は建物に居住する人々の安
全性よりはむしろ周囲の建物、道路等との関係でその規
模、設置位置を決定され、さらに、中高層建物において
は、その避難階段が犬がかりになり、建物の美観を損っ
ている。
さらに、通常、建物の外壁の一部を構成するように、外
壁の開口部に収納位置され、火災発生時、これを回転し
、ヴエランダを形成して避難場所になす避難装置が提案
されてきているが、しかし、避難のための操作、作動機
能、さらには自然条件に対する耐久性等に未解決の技術
が多いこと、さらに、既存の建物に設置する場合、外壁
に開口部を形成せねばならないことのために、製品化に
到っていないのが現状である。
この発明の目的は、建物の外壁に開口部を形成すること
なしに設置を可能にし、特に、既存の建物に付設された
設備を壊すことなしに、その建物への設置を極めて容易
にし、上階と直下の階とを連絡して避難路を形成可能に
すると共に、操作を容易にし、安全かつ確実にして迅速
に動作し、しかも短時間に大勢の避難者を避難させるこ
とを可能にする建物のための避難装置の提供にある。
そのために、この発明の避難装置は、不使用時、起立位
置にされ、使用時、水平位置に倒されるように、手摺の
外側において、建物の外側から突出された上階の屋外床
側に根元部を回転可能に枢着された可動避難台と、水平
の倒された位置に可動避難台を保持する支持装置と、可
動避難台に形成された避難通口と、避難通口の上面側開
口および下面側開口を開閉する上、下蓋と、開閉動作を
連動可能に上、下蓋を互いに連結している蓋開閉連動装
置と、避難通口に収納される伸縮可能な避難器具とより
構成している。
以下、この発明に係る避難装置の望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第1乃至11図は、集合住宅の2階160のヴエランダ
161に設置されたこの発明の避難装置の具体例20を
示している。
避難装置20はヴエランダ161の先端、すなわち、手
摺162の外側に適宜の間隔を置かれて設置された支柱
166.167間に取り付けられている。
それら支柱166 、167は手摺162の支柱163
に同じであり、支柱166.167の下端部はヴエラン
ダ161に埋め込まれ、また支柱166.167の上端
は手摺162の笠木164に固定されている。
この避難装置20は可動避難台21.支持装置23、避
難通口24、上蓋25、下蓋26、蓋開閉連動装置27
および避難器具28を含んでいる。
可動避難台21は箱形構造に構成され、支柱166.1
67の支軸22に可動避難台21の根元のブラケット5
9を枢着すると共に、その両側にそれぞれ配置された一
対の支持装置23によって、使用状態、すなわち、水平
の倒された位置に保持され、また、施錠装置29によっ
て、不使用状態、すなわち、垂直位置において、支柱1
66゜167に固定される。
各支持装置23は、支柱側リンク35と可動避難台側リ
ンク36とステイダンパ37とより構成されている。
支柱側リンク35は、支柱166.167に突出された
ピン38に一端を回転可能に取り付けられ、また、可動
避難台側リンク36は可動避難台21の側部に配置され
た回転軸39に一端をキー止めされている。
それらリンク35.36はピン40で他端を互いに枢着
している。
回転軸39は可動避難台21の側部に形成された軸受孔
41に嵌合され、一端を可動避難台21の外側に、他端
を避難通口24にそれぞれ伸長し、一端にリンク36の
一端をキー止めし、他端にアーム42をキー止めしてい
る。
そのアーム42の先端は避難通口24に配置されたステ
イダンパ37のロッド端43にピン44を介して枢着さ
れ、ステイダンパ37のシリンダ端45はまた、避難通
口24の内壁にピン46を介して枢着されている。
そのようにして、リンク35.36に連結されたステイ
ダンパ37はリンク35,36の回転動作を制御するも
のであって、可動避難台21の回転始めにおいて、可動
避難台210回転動作を促進させ、可動避難台21の回
転終り、すなわち、水平の倒れた位置に近づくにおいて
、可動避難台210回転動作を制動し、衝撃を緩和させ
る。
また、リンク35.36はステイダンパ37に置き換え
ることも勿論可能であり、そのように支持装置23が構
成される場合、ステイダンパ37のみで、可動避難台2
1の回転動作の制動、衝撃緩和をなし、かつ、可動避難
台21を水平の倒された位置に維持する。
さらに、可動避難台21が水平位置に倒れたとき、アー
ム42を受けるゴム製緩衝ブロック47が避難通口24
の内壁に配置されている。
避難通口24は、上方端を上面側開口48に、下方端を
下面側聞口49にそれぞれなし、裏蝶番50を介して上
面側および下面側開口48,49に、上、下蓋25.2
6を枢着している。
上、下蓋25,26は、可動避難台210回転動作の開
始に伴なって、上、下蓋係止装置30が自動的に解放さ
れ、下蓋26、避難器具等の重量の作用下で、一対の蓋
開閉連動装置27(第5および6図参照)により、可動
避難台21の回転動作に追従しつつ、互いに連動して開
放される。
その上蓋25は閉じた状態で、避難装置200目隠し板
の役目をなし、開いた状態で、避難者の避難動作を助け
る安全手摺の役目を果している。
また、下蓋26は開いた状態で、避難者の視界を遮り、
恐怖心を和らげている。
さらに、上蓋25は避難者のための手掛け51を内側に
取り付けている。
蓋開閉連動装置27は、避難通口24に突出された支持
軸55に回転可能に嵌合された略り字状回転アーム52
と、押上げリンク53と押下げリンク54とより構成さ
れている。
回転アーム52はロング・アーム部56とショート・ア
ーム部57とよりなりピン58を介してロング・アーム
部56の先端を押上げリンク53の先端側に枢着し、ま
た、ピン68′を介して、ショート・アーム部57の先
端を押下げリンク54の先端に枢着している。
この回転アーム52は、ロング・アーム部56とショー
ト・アーム部57とより形成されることに限定される必
要なく、三角形板に形成することも可能である。
押上げリンク53は上蓋25の内面に溶接されたブラケ
ット60にピン61を介して根元を枢着し、また、押上
げリンク53は先端にストッパ62を溶接し、上、下蓋
25,26を垂直の開放位置に保持できるようにしてい
る。
また、押下げリンク54はねじ棒63とその両端側に螺
合されたスリーブ・ナラ)64.65とよりなり、押下
げリンク54の長さを調節可能にし、先端側スリーブ・
ナツト64をショート・アーム部57にピン6ぎを介し
て枢着し、根元側スリーブ・ナツト65を下蓋26の内
面に枢着している。
勿論、根元側スリーブ・ナツト65は下蓋26の内面に
溶接されたブラケット67にピン68を介して枢着され
ている。
避難器具28は、可動避難台21の避難通口24にそれ
ぞれ配置され、常態で、テレスコープ的に縮小されて、
それぞれの避難通口24に収容されている。
避難器具28は、径の異なる8個の中空摺動管69.7
0.・・・・・・・・・・・・、76を順次テレスコー
プ的に嵌合連接し、各中空摺動管69,70.・・・・
・・・・・・・・、76の下端部に踏板77.78.・
・・・・・・・・・・・。
84を取り付けて構成され、支持軸85を介して避難通
口24のブラケット86に中空摺動管69を回転可能に
取り付け、使用時、避難器具28は、下方にテレスコー
プ的に伸長され、避難通口24に懸吊される。
中空摺動管69,70.・・・・・・・・・・・・、7
6は互いに隣接する上方の中空摺動管69,70.・・
・・・・・・・・・・、75に下方の中空摺動管70,
71.・・・・・・・・・・・・、76を摺動的に受は
入れ、また、摺動的に弓き出されるように嵌合連接され
るもので、中空摺動管69,70.・・・・・・・・・
・・・、76は引き上げられ、支持軸85のまわりに回
転され、水平の位置にして後、避難通口24に収容する
か、あるいは、閉じられた下蓋26に載置するようにし
て、避難通口24に収容される。
勿論、避難器具28は最上位の中空摺動管69の上端部
に取り付けられた手動型巻上げ機87を備えている。
その巻上げ機87はラチェット機構(図示せず)を有す
るドラム(図示せず)と、そのドラムに巻き付けおよび
巻き戻し可能にして、一端をドラムに、他端を最下位の
中空摺動管76にそれぞれ止められたワイヤ・ロープ(
図示せず)と、ブレーキ装置(図示せず)とを含んでい
る。
そのブレーキ装置はフライ・ウェイトと摩擦板とより構
成されている。
従って、巻上げ機87は、操作レバー88を操作して、
ラチェット機構を外し、自重により、避難器具28を降
下伸長する。
その際、ブレーキ装置が作動し、避難器具28は降下伸
長速度を制御される。
また、伸長された避難器具28はハンドル(図示せず)
によってドラムを回転し、ワイヤ・ロープを巻き上げ、
互いに隣接する上位の中空摺動管69,70.・・・・
・・・・・・・・、75に下位の中空摺動管70,71
.・・・・・・・・・・・・、76を摺動的に受は入れ
、避難通口24に引き上げられる。
前述の可動避難台21のための施錠装置29は、第8お
よび9図に示されるように、可動避難台210両側の案
内孔89.90に嵌合された一対のラッチ91,92と
、支柱167.168に溶接されたラッチ受座93,9
40ラツチ受は口95.96と、ラッチ受は口95.9
6にラッチ91 .92を挿入し、およびラッチ受げ口
95゜96からラッチ91,92を引き抜くための駆動
機構97とより構成されている。
駆動機構97は、略V字形作動アーム98と、扇形回転
板99と、連結リンク100と連結杆101とを含んで
いる。
作動アーム98は、駆動軸102の下端に固定され、一
方のアーム部98aの先端を一方のラッチ92のすり割
92aに嵌合し、ノック・ピン103で止め、また、他
方のアーム部98bの先端を連結リンク100の一端に
枢着している。
その駆動軸102は可動避難台21に溶接されたスリー
ブ104に嵌合保持され、上端部を可動避難台21の先
端面21aに突出し、その上端部にハンドル105をね
じ止めしている。
連結リンク100は2枚の連結板からなり、他端を回転
板99に枢着し、また、その扇形回転板99は軸受孔1
07を穿たれたボス106を備え、可動避難台21の支
持軸108に回転可能に嵌合保持されている。
また、連結杆101はねじ棒109と、そのねじ棒10
9の両端部に形成されたねじ部110゜111に螺合さ
れたナツト112,113とナラN12,113に溶接
されたナックル接手部114.115とよりなっている
その連結杆101は一方のナックル接手部115を回転
板99に、他方のナックル接手部114をラッチ91に
それぞれ枢着している。
また、ラッチ91.92は常に、先端部をコイル・スプ
リング116,117によって可動避難台210両側に
突出されている。
前述した上、下蓋25,260ための上、下蓋係止装置
30は、第10および11図に示されるように、可動避
難台21側に配置されたランチ118と、そのランチ1
18を受は入れるために、下蓋26側に配置されたラッ
チ受は口119と、可動避難台210回転に応じてラッ
チ受は口119からラッチ118を引き抜く駆動機構1
20とより構成されている。
ランチ118は、避難通口24に開口するように可動避
難台21の根元に固定されたシリンダ121内に往復摺
動可能に嵌合され、そのランチ118はまた、シリンダ
121内に挿入されたコイル・スプリング122によっ
て、常に、先端部を避難通口24内に突出し、ラッチ受
は口119に挿入可能にしている。
さらに、ランチ118は、後端部にすり割123を形成
され、先端にノック・ピン124を挿入し、他方、シリ
ンダ121はすり割123に対応する一対のスリンN2
5,126を形成されている。
ラッチ受は口1「9は、下蓋26の内面に溶接されたラ
ッチ受座127に形成されている。
駆動機構120は、駆動レバー128と、その駆動レバ
ー128を作動する駆動アーム129と、その駆動アー
ム129を一端にピン止めした駆動軸130と、可動避
難台21の一方の側面に突出された駆動軸130の他端
に溶接されたカム131と、可動避難台21の回転に応
じてカム131に係合するストッパー132とより構成
されている。
駆動レバー128はシリンダ121の一方の側において
、可動避難台21に固定された支持ピン133に根元を
枢着し、すり割123およびスリット125,126を
貫通してシリンダ121の他方の側に先端を伸長してい
る。
駆動アーム129はボス134と、そのボス134に適
宜の間隔で一体的に形成された一対のアーム部135と
、それらアーム部135の先端間に固定されたノック・
ピン136とよりなり、そのノック・ピン136を駆動
レバー128の先端に係合している。
また、駆動アーム129は、ボス134の軸受孔137
に駆動軸130の一端を嵌合し、その駆動軸130にピ
ン止めして、その駆動軸130と共に回転され得るよう
にしている。
駆動軸130は可動避難台21の一方の側部に溶接され
た軸受用スリーブ138に嵌合保持され、その他端を可
動避難台21の一方の側面に突出伸長し、その他端にカ
ム131を溶接している。
また、ストッパー132は、脚139とその脚139に
溶接されたピン140とよりなり、脚139を支柱16
7にねじ止めして、支柱167に固定されている。
次に、前述のように構成された避難装置20を使用して
、火災発生時2階160から地上に避難する場合につい
て説明するに、避難者は、先ず、・・ンドル105を揺
動操作し、駆動機構97を介してラッチ91.92をラ
ッチ受は口95,96から引き抜き、施錠装置29を解
放し、次いで、可動避難台21を前方、すなわち、外側
に押し、支軸22のまわりに可動避難台21を回転させ
る。
そのようにして、可動避難台21が回転され、水平の倒
れた位置に近づくと、カム131がピン140に係合し
、そのカム131の動きを駆動軸130および駆動アー
ム129を介して駆動レバー128に伝達し、コイル・
スプリング122に抗して、ランチ118をシリンダ1
21内に引っ込め、ラッチ118をラッチ受は口119
から弓き抜き、上、下蓋係止装置30を解放する。
可動避難台21が水平の倒れた位置へ回転を続ける途中
において、上、下蓋係止装置30の解放動作に伴なって
、下蓋26は自身の重量および避難器具28の重量によ
って、開放動作を開始される。
そのように下蓋26が開放動作を開始すると、蓋開閉連
動装置27を介して連結された上蓋25も、また開放動
作を開始する。
上、下蓋25,26は、可動避難台21が回転し、水平
位置に倒れるとき、可動避難台21に対して垂直位置に
開放され、蓋開閉連動装置27によって、垂直位置に維
持される。
上述のように、2階160の避難装置20の可動避難台
21が水平位置に倒され、それぞれの上、下蓋25,2
6が垂直位置に開放維持されると、避難者は、避難通口
24より地上の状態を確認し、巻上げ機87の操作レバ
ー88を操作してラチェット機構を外し、自重により避
難器具28を地上に降下伸長する。
その後、避難者は手で上蓋25の手掛げ51を握り、踏
板77に足を載せるようにして、避難器具28に乗り移
り、さらに避難器具28を降り、避難通口24を通って
地上に移動し、地上の安全な場所に避難する。
もしも、鎮火後の点検によって、避難装置が故障箇所も
なく、最初の機能を有しているならば、先ず、人為的に
巻上げ機87を駆動し、降下伸長された避難器具28を
ワイヤ・ロープを介して引き上げてラチェット機構によ
りロックする。
引き続いて、人為的に可動避難台21を支軸22のまわ
りに回転し、垂直位置に起立し、施錠装置29によって
、可動避難台21を支柱166゜167間にロックする
その可動避難台21の起立動作に伴なって、上、下蓋2
5,26は上、下蓋開閉連動装置27によって、互いに
閉じられ、上、下蓋係止装置30によって、閉じた位置
にロックされる。
また、上、下蓋25,26が閉じられると、避難器具2
8は避難通口24内に収納される。
そのようにして、2階160の避難装置20は元の状態
に戻され、次の火災に備える。
第12乃至15図は第1乃至11図に示した避難装置2
0に適するようになされた支持装置の他の具体例200
を示している。
支持装置200は、可動避難台21の両側にそれぞれ配
置された折りたたみ可能な支持腕(図示せず)と、巻上
げ機201とブレーキ202とより構成され、それら巻
上げ機201およびブレーキ202は可動避難台21の
根元側の内側に固定された枠203に配置されている。
支持腕は支柱側リンク部材(図示せず)と可動避難台側
リンク部材(図示せず)とよりなり、支柱側リンク部材
は一端を支柱166.167、他端を可動避難台側リン
ク部材の一端にそれぞれ枢着し、また、可動避難台側リ
ンク部材は他端を可動避難台21の側面に枢着している
巻上げ機201は枠203に形成された軸受孔205.
206に嵌合されたドラム軸204と、そのドラム軸2
04に溶接されたドラム207と、そのドラム軸204
に並列にして、枠203に形成された軸受孔209,2
10に嵌合された駆動軸208と、駆動軸208の一端
にキー止めされた駆動歯車211と、その駆動歯車21
1に噛合されるようにして、ドラム軸204の一端にキ
ー止めされた従動歯車212と、駆動軸211の他端に
取り付けられるハンドル213とを含んでいる。
さらに巻上げ機20,1は一端をドラム207に、他端
を支柱166にそれぞれ止められたワイヤ・ロープ21
4を含んでいる。
そのワイヤ・ロープ214は可動避難台21の先端内側
に配置された滑車装置215およびドラム側の可動避難
舎内側に配置された滑車装置216により案内される。
また、ワイヤ・ロープ214は、長細孔217を貫通し
て可動避難台21の内側から外側へ先端側を導びいてい
る。
ブレーキ202は、ドラム軸204に並列にして、枠2
03の軸受孔219.220に嵌合されたブレーキ軸2
18と、そのブレーキ軸218に固定されたフライ・ウ
ェイト受げ221と、そのフライ・ウェイト受げ221
にピン222゜223を介して枢着されたフライ・ウェ
イト224.225と、フライ・ウェイト224゜22
5のカム226,227によってブレーキ軸218上を
往復動される可動側ブレーキ・ライニング板228と、
ブレーキ軸218にピン止めされた固定側ブレーキ・ラ
イニング板229と、可動側および固定側ブレーキ・ラ
イニング板228゜229のパッド230,231間に
位置されるようにして、ブレーキ軸218に同心軸的に
配置された摩擦板232と、可動側および固定側ブレー
キ・ライニング板228.229間に位置されるように
して、ブレーキ軸218に同心軸的に配置されたリター
ン・スプリング233と、従動歯車212に噛合される
ようにして、ブレーキ軸218にキー止めされたピニオ
ン234とより構成されている。
さらに、摩擦板232は、第20図から理解されるよう
に、枠203に溶接された一対のピン235にピン孔2
36を嵌合し、ブレーキ軸218の軸線に沿って往復動
される。
また、可動側ブレーキ−ライニング板228はブレーキ
軸218に挿入されたピン237と、そのピン237に
嵌合されるようにして、ブレーキ・ライニング板228
のボス238に形成されたすり割239とにより、ブレ
ーキ軸218のまわりに回転することを阻止されている
そのように支持装置200が構成され、予めブレーキ2
02がセットされているので、今、避難者が先ず、ハン
ドル105を揺動操作し駆動機構97を介してラッチ9
1,92をランチ受は口95.96から引き抜き、施錠
装置29を解放し、次いで、可動避難台21を前方に押
し、支軸22のまわりに可動避難台21に回転させる。
そのように可動避難台21が回転されると、ワイヤ・ロ
ープ214はドラム207から順次巻き戻され、繰り出
される。
そのワイヤ・ロープ214の繰り出しに伴なって、ドラ
ム201が回転されるので、そのドラム2070回転は
従動歯車212およびピニオン234によって、ブレー
キ軸218に伝達される。
そのようにブレーキ軸218が回転されると、そのブレ
ーキ軸218の回転速度に応じて、フライ・ウェイト2
24,225はブレーキ軸218の両側に開かれる。
そのようなフライ・ウェイト224,225の開き動作
に応じて、可動側ブレーキ・ライニング板228はリタ
ーン・スプリング233に抗して、カム面226.22
7によって固定側ブレーキ・ライニング板229に押し
付けられる。
従って、摩擦板232が可動側および固定側ブレーキ・
ライニング板228.229間に挾みつげられ、ブレー
キ軸218は制動される。
そのブレーキ軸218が制動されると、ピニオン234
および従動歯車212を介して、ドラム207もまた制
動され、ドラム207は所定の回転速度を越えて回転す
ることを阻止される。
そのようなブレーキ動作下にある可動避難台21は所定
の回転速度以上になることなしに、垂直位置から水平の
倒れた位置まで円滑に回転される。
また、水平の倒れた位置から垂直位置に戻す場合、先ず
、避難器具28を収納し、次いで、ハンドル213を駆
動軸208に取り付け、ハンドル213によって駆動軸
208を回転する。
駆動軸208が回転されると駆動歯車211および従動
歯車212を介してドラム207が回転され、ワイヤ・
ロープ214はドラム207に巻き付けられる。
従って、可動避難台21は水平の倒れた位置から垂直位
置に回転される。
如上のこの発明によれば、可動避難台が、手摺の外側に
おいて、建物の外壁から突出された上階の屋外区側に根
元部を回転可能に連結し、不使用時、起立位置に起され
、使用時、水平位置に倒されるので、その手摺の外側に
適宜の間隔で屋外床に固定された一対の支柱を介して、
また、その手摺を介して建物に設置され、その設置のた
めに、既存の建物においては、手摺の改造が省かれ、ま
た、新築の建物においては、その手摺の設計変更が省か
れ、さらには、建物の外壁に開口部を形戒することなし
に設置することが可能になり、取付は工事が簡単になり
、取付は工事費が低減され、その結果、種々の建物に設
置することが極めて容易になり、種々の建物において、
上階と直下の階とを連絡する避難路を形成することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物に設置されたこの発明の望ましい具体例の
使用状態を示す斜視図、第2図は可動避難台が水平の倒
された位置にあるときの支持装置を示す正面図、第3図
は支持装置の側面図、第4図は可動避難台が垂直の位置
にあるときの支持装置を示す正面図、第5図は蓋開閉連
動装置の正面図、第6図は蓋開閉連動装置の上面図、第
1図は避難器具の使用状態を示す正面図、第8図は可動
避難台の施錠装置を示す正面図、第9図は施錠装置の上
面図、第10図は上、下蓋係止装置を一部断面して、示
した正面図、第11図は上、下蓋係止装置を一部断面し
て示した側面図、第12図は支持装置の他の具体例の巻
上げ機およびブレーキを示す縦断面図、第13図は第1
2図に示した巻上げ機およびブレーキを示す横断面図、
第14図は、第13図の14−14線に沿って示す断面
図第15図は第13図の15−15線に沿って示す断面
図である。 20・・・・・・避難装置、21・・・・・・可動避難
台、22・・・・・・支軸、23・・・・・・支持装置
、24・・・・・・避難通口、25・・・・・・上蓋、
26・・・・・・下蓋、27・・・・・・蓋開閉連動装
置、28・・・・・・避難器具、29・・・・・・施錠
装置、30・・・・・・上、下蓋係止装置、97,12
0・・・・・・駆動機構、160・・・・・・2階、1
61・・・・・・ヴエランダ、162・・・・・・手摺
、163,166.167・・・・・・支柱、164・
・・・・・笠木、200・・・・・・支持装置、201
・・・・・・巻上げ機、200・・・、・・ブンーキ、
203・・・・・・枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不使用時、起立位置にされ、使用時、水平位置に倒
    されるように、手摺の外側において、建物の外壁から突
    出された上階の屋外床側に根元部を回転可能に枢着され
    た可動避難台と、 水平の倒された位置に可動避難台を保持する支持装置と
    、 可動避難台に形成された避難通口と、 避難通口の上面側開口および下面側開口を開閉する上、
    下蓋と、 開閉動作を連動可能に上、下蓋を互いに連結している蓋
    開閉連動装置と、 避難通口に収納される伸縮可能な避難器具とを含む避難
    装置。
JP12935877A 1977-10-28 1977-10-28 避難装置 Expired JPS5832990B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018205269B4 (de) 2017-04-10 2023-12-14 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. Schraubenverdichter

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DE102018205269B4 (de) 2017-04-10 2023-12-14 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. Schraubenverdichter

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