JPS5832678B2 - 原子炉用中性子束測定器の異常検出装置 - Google Patents
原子炉用中性子束測定器の異常検出装置Info
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- JPS5832678B2 JPS5832678B2 JP53067226A JP6722678A JPS5832678B2 JP S5832678 B2 JPS5832678 B2 JP S5832678B2 JP 53067226 A JP53067226 A JP 53067226A JP 6722678 A JP6722678 A JP 6722678A JP S5832678 B2 JPS5832678 B2 JP S5832678B2
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- Japan
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- measuring
- neutron flux
- reactor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉の炉心内に装荷される原子炉用中性子束
測定器の異常検出装置に関する。
測定器の異常検出装置に関する。
原子炉用中性子束測定器は高濃縮のウラン−235のよ
うな核分裂断面積の大きい物質を包含しており、この物
質が中性子を吸収して核分裂を生じ、このとき発生する
荷電粒子の数に比例する電流が原子炉の外に取出されて
、測定器のある位置での中性子束の測定に利用されてい
る。
うな核分裂断面積の大きい物質を包含しており、この物
質が中性子を吸収して核分裂を生じ、このとき発生する
荷電粒子の数に比例する電流が原子炉の外に取出されて
、測定器のある位置での中性子束の測定に利用されてい
る。
沸騰水型原子炉を例にとると、原子炉用中性子束測定器
(以下単に測定器とよぶことにする)は、原子炉内に百
数十個配置されており、炉内の出力分布および炉心全体
の発生する熱出力の測定に利用されている。
(以下単に測定器とよぶことにする)は、原子炉内に百
数十個配置されており、炉内の出力分布および炉心全体
の発生する熱出力の測定に利用されている。
しかし炉内で発生する放射線やその他により測定器は損
傷してその読みが正確に中性子束を表わさない状態にな
ることがある。
傷してその読みが正確に中性子束を表わさない状態にな
ることがある。
このようなときにはこの測定器の測定値を無視して出力
分布や熱出力を求めなければならないが、ある時点での
測定器の読みだけから、異常な測定器を判別することは
容易ではない。
分布や熱出力を求めなければならないが、ある時点での
測定器の読みだけから、異常な測定器を判別することは
容易ではない。
よって実際には、測定器より得られる種々のデータから
炉心状態を推定して、推定値より大きく離れる読みを与
える測定器を異常と判断している。
炉心状態を推定して、推定値より大きく離れる読みを与
える測定器を異常と判断している。
このほか、原子炉出力を変化させて、この出力変化と無
関係に変化する読みを与える測定器を異常とみなす方法
も提案されている。
関係に変化する読みを与える測定器を異常とみなす方法
も提案されている。
前者の方法は単に測定器の読みを観察するだけでは不十
分であり、さらに炉心状態を推測するという高度の技術
を必要とする欠点がある。
分であり、さらに炉心状態を推測するという高度の技術
を必要とする欠点がある。
後者の方法は測定器の異常を検出するためにわざわざ原
子炉出力を変化させるのであるから現実的でない欠点が
ある。
子炉出力を変化させるのであるから現実的でない欠点が
ある。
本発明の目的は原子炉用中性子測定器の異常を検出する
ため、特別に炉出力を変化させることなく前記測定器の
異常を検出する装置を提供するにある。
ため、特別に炉出力を変化させることなく前記測定器の
異常を検出する装置を提供するにある。
本発明の特徴は以下に述べる通りである。
核分裂の素過程や冷却材流量のゆらぎなどのため、原子
炉炉心内の中性子束はゆらいでいる。
炉炉心内の中性子束はゆらいでいる。
このため測定器の読みもこれに対応してゆらいでいる。
測定器の読みのゆらぎは、中性子束のゆらぎを測定器を
通したものであるから、測定器に異常があれは、この読
みのゆらぎも異常を示すことになる。
通したものであるから、測定器に異常があれは、この読
みのゆらぎも異常を示すことになる。
従って測定器の読みのゆらぎを観察して特異なものを検
出すれば異常な測定器を発見することができる。
出すれば異常な測定器を発見することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明による装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
図において、原子炉1の炉心に配置された多数の測定器
2の読みはデータサンプリング装置3に入力される。
2の読みはデータサンプリング装置3に入力される。
このデータサンプリング装置3により定期的にサンプリ
ングされた各測定器の読みはデータ記憶装置4に書きこ
まれて記憶される。
ングされた各測定器の読みはデータ記憶装置4に書きこ
まれて記憶される。
データ記憶装置4に書きこまれた各測定器につきN個の
最新のデータは、偏差値計算装置5によってデー、夕記
憶装置4に記憶されるように制御され、偏差値計算装置
5は次式に従って各測定器の読みを、各測定器の読みの
時間平均値によって規格化したものの偏差値を計算する
。
最新のデータは、偏差値計算装置5によってデー、夕記
憶装置4に記憶されるように制御され、偏差値計算装置
5は次式に従って各測定器の読みを、各測定器の読みの
時間平均値によって規格化したものの偏差値を計算する
。
ここにRPは測定器の読みを示し、添字iは識別のため
各測定器に割りふられた番号であり、jは現時点から数
えたサンプリング番号である。
各測定器に割りふられた番号であり、jは現時点から数
えたサンプリング番号である。
ム
RPiがi番目の測定器の測定器の読みの偏差値を表わ
す。
す。
式(1) 、 (2)によって、偏差値計算装置5にお
いて計算された偏差値は次に判別装置6に送られる。
いて計算された偏差値は次に判別装置6に送られる。
判別装置6において偏差値が異常に小さい値と、異常に
大きい値を示す測定器が異常と判断される。
大きい値を示す測定器が異常と判断される。
判別装置6により異常な偏差値が示されれば、これらは
最終的に表示装置7に表示される。
最終的に表示装置7に表示される。
第2図は各測定器の読みの平均値に対する偏差のヒスト
グラムを示す図である。
グラムを示す図である。
図は炉出力を一定に保ってサンプリング周期を2分にと
った場合を示しているが、偏差値の極端に大きい2つの
測定器Iと■が異常であると判断される。
った場合を示しているが、偏差値の極端に大きい2つの
測定器Iと■が異常であると判断される。
第3図はこれら2つの測定器□■と■の読みの時間的変
化を正常なそれと比較した図である。
化を正常なそれと比較した図である。
a図は正常な測定器の2分ごとの読みをb図およびC図
は測定器■と■の2分ごとの読みを示しである。
は測定器■と■の2分ごとの読みを示しである。
a図では正常な測定器の読みは時間軸の上下に平均に分
布しているがb図では測定器Iの読みは多くのピークを
示し、C図では測定器■の読みは時間軸に対して傾斜し
ている。
布しているがb図では測定器Iの読みは多くのピークを
示し、C図では測定器■の読みは時間軸に対して傾斜し
ている。
測定器Iと■の読みは異常であることは明らかである。
この実施例では、各測定器の読みを一定の時間間隔でサ
ンプリングすることにより、時間的に不連続な量として
扱ったが、連続量のまま扱っても差支えない。
ンプリングすることにより、時間的に不連続な量として
扱ったが、連続量のまま扱っても差支えない。
また各測定器の読みのゆらぎを定量化するため、読みの
パワスペクトル密度を取ってもよいことはもちろんであ
る。
パワスペクトル密度を取ってもよいことはもちろんであ
る。
以上詳細に説明したように、本発明によれば原子炉の定
常運転中に原子炉に側らの外乱を与えることなく、任意
の時刻に異常な測定器を検出することが可能であり、炉
心状態特に炉内出力分布および全熱出力を正確に求めう
る原子炉用中性子束測定器の異常検出装置が得られる。
常運転中に原子炉に側らの外乱を与えることなく、任意
の時刻に異常な測定器を検出することが可能であり、炉
心状態特に炉内出力分布および全熱出力を正確に求めう
る原子炉用中性子束測定器の異常検出装置が得られる。
式(2)に示したように、各測定器の読みの偏差値を、
読みの時間平均値で規格化した後に、計算すれば、各引
測値の読みが、計測器が配置される炉心内位置によって
、大きく異なっていても、計測器の異常を検出できる。
読みの時間平均値で規格化した後に、計算すれば、各引
測値の読みが、計測器が配置される炉心内位置によって
、大きく異なっていても、計測器の異常を検出できる。
すなわち単に、各測定器の読みの偏差値を求めて、比較
しても、一般に、中性子束レベルの高い位置に配置され
た計測器のそれが大きく、計測器の正常・異常を判断す
る資料にならないのに対し、上記のように平均値で規格
した後のデータで、偏差値を計算すれば計測器が配置さ
れた位置での中性子束レベルの影響を排除することがで
きる。
しても、一般に、中性子束レベルの高い位置に配置され
た計測器のそれが大きく、計測器の正常・異常を判断す
る資料にならないのに対し、上記のように平均値で規格
した後のデータで、偏差値を計算すれば計測器が配置さ
れた位置での中性子束レベルの影響を排除することがで
きる。
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は各測
定器の読みを、各測定器の読みの時間平均値によって規
格化したものの偏差値のヒストグラム、第3図は異常な
測定器と正常な測定器の2分ごとの読みの時間的変化を
示す図である。 1・・・・・・原子炉、2・・・・・・測定器、3・・
・・・・データサンプリング装置、4・・・・・・デー
タ記憶装置、5・・・・・・偏差値計算装置、6・・・
・・・判別装置、7・・・・・・表示装置。
定器の読みを、各測定器の読みの時間平均値によって規
格化したものの偏差値のヒストグラム、第3図は異常な
測定器と正常な測定器の2分ごとの読みの時間的変化を
示す図である。 1・・・・・・原子炉、2・・・・・・測定器、3・・
・・・・データサンプリング装置、4・・・・・・デー
タ記憶装置、5・・・・・・偏差値計算装置、6・・・
・・・判別装置、7・・・・・・表示装置。
Claims (1)
- 1 定期的にサンプリングされた原子炉炉心内に装荷さ
れる多数の原子炉用中性子束測定器の読みのデータを記
憶する記憶装置と、前記記憶装置に各測定器につき決め
られた数の最新のデータが記憶され各測定器の読みを、
読みの時間平均値によって規格化したものの偏差値を求
める偏差値計算装置と、前記偏差値計算装置で計算され
た偏差値のうら異常なものを判別する判別装置とからな
ることを特徴とする原子炉用中性子束測定器の異常検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53067226A JPS5832678B2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 原子炉用中性子束測定器の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53067226A JPS5832678B2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 原子炉用中性子束測定器の異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54159587A JPS54159587A (en) | 1979-12-17 |
JPS5832678B2 true JPS5832678B2 (ja) | 1983-07-14 |
Family
ID=13338775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53067226A Expired JPS5832678B2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 原子炉用中性子束測定器の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832678B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017147495A1 (en) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | Joy Mm Delaware, Inc. | Conveyor support structure and retainer for same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51121690A (en) * | 1975-04-18 | 1976-10-25 | Hitachi Ltd | Device for estimating neutron flux of atomic furnace |
-
1978
- 1978-06-06 JP JP53067226A patent/JPS5832678B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51121690A (en) * | 1975-04-18 | 1976-10-25 | Hitachi Ltd | Device for estimating neutron flux of atomic furnace |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54159587A (en) | 1979-12-17 |
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