JPS5832573B2 - 中空飴菓子の製造方法 - Google Patents
中空飴菓子の製造方法Info
- Publication number
- JPS5832573B2 JPS5832573B2 JP55009567A JP956780A JPS5832573B2 JP S5832573 B2 JPS5832573 B2 JP S5832573B2 JP 55009567 A JP55009567 A JP 55009567A JP 956780 A JP956780 A JP 956780A JP S5832573 B2 JPS5832573 B2 JP S5832573B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- sugar solution
- sugar
- candy
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は中空飴菓子の製造方法に関し、金型を使用す
る簡単な方法で表面形状の複雑な中空飴菓子を全品に量
産できる製造方法を提供せんとするものである。
る簡単な方法で表面形状の複雑な中空飴菓子を全品に量
産できる製造方法を提供せんとするものである。
従来、中空の飴菓子を成形することは行われておらずた
だし、しん粉細工において生地の中に空気を吹き込み膨
張させながら、手で所定の形状に成形することが行われ
ているにすぎなかった。
だし、しん粉細工において生地の中に空気を吹き込み膨
張させながら、手で所定の形状に成形することが行われ
ているにすぎなかった。
このような中空菓子の製造方法では手作業であるために
高度な熟練を必要とするばかりでなく、量産は不可能で
ありまた衛生上も好ましくなかった。
高度な熟練を必要とするばかりでなく、量産は不可能で
ありまた衛生上も好ましくなかった。
さらに、空気圧により膨張させ、手で形づくるものであ
るから、表面形状の複雑な中空飴菓子を製造することは
できなかった。
るから、表面形状の複雑な中空飴菓子を製造することは
できなかった。
この発明は従来困難とされていた中空飴菓子の全く新た
な製造方法を提供するものである。
な製造方法を提供するものである。
この発明の要旨は砂糖と水飴を適当な割合で加湿溶解し
た糖液を割金型の一方の型に所定量注入し、他の割金型
を突き合せて密封する。
た糖液を割金型の一方の型に所定量注入し、他の割金型
を突き合せて密封する。
次いで、密封した金型を冷却しながら前後左右のあらゆ
る方向に回転させて型内面に糖液を一様に耐着させる。
る方向に回転させて型内面に糖液を一様に耐着させる。
型内部で飴菓子を十分冷却固化させた後に、金型を分割
(分離)して中空飴菓子を成形するものである。
(分離)して中空飴菓子を成形するものである。
以下にこの発明を詳述すると、大別して次の4つの工程
からなっている。
からなっている。
まず、第1工程では砂糖と水飴とを溶解して糖液をつく
る。
る。
第2工程では糖液を割型の内部に注入する。
第3工程では割型を回転しながら糖液を型内面に耐着さ
せて冷却固化する。
せて冷却固化する。
第4工程では金型を分割し、中空飴菓子を取り出す。
次に、上記工程について詳述すれば、第1工程では砂糖
と水飴とを加水溶解し、水分を蒸発させて糖液をつくる
。
と水飴とを加水溶解し、水分を蒸発させて糖液をつくる
。
砂糖と水飴との割合、さらに煮つめ温究は型内面への耐
着性、品質等に影響するものであることが、以下に示す
実施例より明らかとなった。
着性、品質等に影響するものであることが、以下に示す
実施例より明らかとなった。
実験例 1
比率:砂糖40饅、水飴60f0
煮つめ温度=130℃
糖液温度 糖液量 流動量
130’C36g 205mm
120 32 200
110 40 170
105 40 155
100 50 145
95 40 115(耐着が悪い)
実験例 2
比率:砂糖60φ、水飴40%
煮つめ温度:140°C
糖液温度 糖液量 流動量
130℃ 36g 285mm
120 35 275
上記実験例は傾斜した鉄板上に糖液を落し、糖液の耐着
性、流動性を実験したものである。
性、流動性を実験したものである。
糖液の水飴の割合が多すぎると吸水しやすく、また形状
を長期間保ち難くなり、逆に水飴の割合が少なすぎると
、再結晶しやすく、加工がほとんど不可能になる。
を長期間保ち難くなり、逆に水飴の割合が少なすぎると
、再結晶しやすく、加工がほとんど不可能になる。
そこで、実験例2,3に示すように、砂糖60〜so%
、水飴40〜20%の割合で加水溶解することが必要で
ある。
、水飴40〜20%の割合で加水溶解することが必要で
ある。
溶解する際の水の量は砂糖の%〜Aが好ましい。
また、煮つめ温度が低すぎると水分が蒸発しきれないの
で柔かすぎ、逆に高すぎると褐色に変色し、またもろく
なり型から取り出すときにこわれやすくなる。
で柔かすぎ、逆に高すぎると褐色に変色し、またもろく
なり型から取り出すときにこわれやすくなる。
即ち、煮つめ温度が130℃以下では水分を充分に蒸発
できず、また160℃以上では変色する。
できず、また160℃以上では変色する。
従って、糖液の煮つめ温度は130℃〜160℃で行う
ことが必要である。
ことが必要である。
以上詳述したように、第1工程では砂糖60〜so%、
水飴40〜20%の割合で加水溶解し、130°C〜1
60℃で煮つめ、水分を充分に蒸発させた糖液をつくる
。
水飴40〜20%の割合で加水溶解し、130°C〜1
60℃で煮つめ、水分を充分に蒸発させた糖液をつくる
。
第2工程では糖液を中空の割金型内に注入する。
糖液の型入れ温度は実験例2から120℃以上でなけれ
ばならない。
ばならない。
119℃以下の糖液では流動性が悪く充分に流れないの
で型の細部にまで糖液がゆきわたり難い。
で型の細部にまで糖液がゆきわたり難い。
また中空の金型は割型とし、金型の内面形状を製品の外
面形状と同一に形成しておき、金型の分割数は製品形状
により適宜決定すればよい。
面形状と同一に形成しておき、金型の分割数は製品形状
により適宜決定すればよい。
さらに糖液の金型内部への注入方法は限定されるもので
はなく、割型の一方に糖液を注入して他方の割型を突き
合せて密封する方法でもよく、また割型を突き合せ、糖
液を注入孔より注入して密封する方法でもよい。
はなく、割型の一方に糖液を注入して他方の割型を突き
合せて密封する方法でもよく、また割型を突き合せ、糖
液を注入孔より注入して密封する方法でもよい。
尚、糖液の注入量は金型内面に一定の厚みで耐着するだ
けの量で足り、金型の内面積と製品の肉厚さにより決定
すればよい。
けの量で足り、金型の内面積と製品の肉厚さにより決定
すればよい。
第3工程は金型内部に注入、密封した糖液を金型内面に
耐着固化させるもので、金型を冷却しながら前後、左右
、斜め方向等あらゆる方向に回転させると、金型内部の
糖液は遠心力及び(又は)重力により型内面の全面にゆ
きわたって耐着し、固化する。
耐着固化させるもので、金型を冷却しながら前後、左右
、斜め方向等あらゆる方向に回転させると、金型内部の
糖液は遠心力及び(又は)重力により型内面の全面にゆ
きわたって耐着し、固化する。
金型の冷却及び回転は冷蔵室(O℃〜5℃)内に設置し
た複合回転機に取り付けて行えばよい。
た複合回転機に取り付けて行えばよい。
このようにして中空の金型内面に一定厚さで糖液を耐着
固化させれば、金型内には中空の飴菓子を成形すること
ができる。
固化させれば、金型内には中空の飴菓子を成形すること
ができる。
第4工程は成形された中空の飴菓子を金型を分割(分離
)して取り出す。
)して取り出す。
糖液が金型内面に耐着し固化すると収縮するので、飴菓
子は自然に離型し、金型を分割しただけで容易に中空の
飴菓子を取り出すことができる。
子は自然に離型し、金型を分割しただけで容易に中空の
飴菓子を取り出すことができる。
この発明は以上説明したように、中空金型の内面に糖液
を耐着固化させて、中空飴菓子を成形する構成としたか
ら、伺ら熟練を必要とせず、機械化による量産が可能で
あり、しかも衛生的である。
を耐着固化させて、中空飴菓子を成形する構成としたか
ら、伺ら熟練を必要とせず、機械化による量産が可能で
あり、しかも衛生的である。
また金型を割型とし、内面形状は自由に形成できるから
、どのような外面形状の中空飴菓子でも成形可能である
。
、どのような外面形状の中空飴菓子でも成形可能である
。
Claims (1)
- 1 砂糖60〜80I:fb、水飴40〜20%の割合
で加水溶解し、130℃〜160℃で煮つめて糖液をつ
くりこの糖液を120℃以上に保ちながら割金型内部に
注入密封し、次いで金型を冷却しながら回転させて、糖
液を金型内面全体に耐着固化させ、金型を分割(分離)
して中空の飴菓子を得ることを特徴とする中空飴菓子の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55009567A JPS5832573B2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 中空飴菓子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55009567A JPS5832573B2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 中空飴菓子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56106554A JPS56106554A (en) | 1981-08-24 |
JPS5832573B2 true JPS5832573B2 (ja) | 1983-07-14 |
Family
ID=11723864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55009567A Expired JPS5832573B2 (ja) | 1980-01-29 | 1980-01-29 | 中空飴菓子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832573B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61133877U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-08-21 |
-
1980
- 1980-01-29 JP JP55009567A patent/JPS5832573B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61133877U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-08-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56106554A (en) | 1981-08-24 |
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