JPS5832367Y2 - ファクシミリ制御回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、交換網に収容されたファクシミリ端末の制御
回路、特に交換網又は交換網経由でファクシミリ端末に
、ファクシミリ信号を送出する場合のメツセージ、交換
制御信号の内蔵されるファクシミリ情報媒体（用紙）の
制御回路に関するものである。

従来、ファクシミリ端末等が交換網に収容された場合に
は、該ファクシミリ端末が他のファクシミリ端末又は交
換網自身と交換処理を行なう為の接続制御信号、例えば
発呼情報、着信端末選択情報、応答情報等の信号は、フ
ァクシミリ用紙の制御とは一応無関係であった。

つまり、交換網の通信路設定フェーズとメツセージを送
出する、ファクシミリ用紙の紙送り制御フェーズとは、
独立していた訳である。

本考案の趣旨は、上記の両フェーズに相関をもたせるこ
とにより、交換制御に適した高能率なファクシミリ端末
を構成することにある。

即ち、第１図に示す如く、ファクシミリ用紙は、交換網
の接続制御を要求する部分はファクシミリ用紙上に光学
マークに相当する穴コードをあけ、該コードを充電変換
機能により交換網へ送出する電気信号に変換する。

又、ヘッダラベル印は、通信文に先だって交換網に送出
する必要のあるメツセージ送出先番号、メツセージ番号
、付加サービス要求情報を格納するもので、これは上記
の光学マーク形式でも良いし、黒白パターンになる記号
でも良いし、交換網に、蓄積翻訳装置を設置すれば、文
字そのものでも良い。

さらに通信文は、送出すべきメツセージそのものを内蔵
する本文である。

上記のファクシミリ用紙の紙送り制御と交換網内のダイ
ヤル可信号、話中信号、応答信号、途中放棄信号等のト
ランキング信号を結合させることにより、ファクシミリ
端末は電源投入、又は送信要求キー設定後、自動的に交
換処理が可能となる。

即ち、第１図で電源オンによりファクシミリ用紙の先頭
部にあるコールリクエスト信号が光学マークで検出され
、交換網の発呼検出処理を行なう走査装置ＳＣＨに送出
される。

交換網の処理装置ＣＰＵは、該信号を検出するとレジス
タトランクＲＧＴを捕捉し、発ファクシミリ端末ＳＴと
該レジスタトランクＲＧＴを接続する通信路をネットワ
ークＮＷ上に設定し、ダイヤル可、即ち紙送りＯＫ信号
を返送する。

ファクシミリ端末ＳＴは紙送りＯＫ信号を検出するとフ
ァクシミリ用紙を走査位置に対し紙送りを始め、ヘッダ
ラベルの情報をレジスタトランクＲＧＴに送出する。

ヘッダラベル部の紙送りが完了する位置に紙送りストッ
プを行なわせる光学マークが有り、該信号によりファク
シミリ端末ＳＴは紙送り動作を停止すると同時に交換網
に対しても該信号を送出する。

交換網は、レジスタトランクＲＧＴにて受信したヘッダ
ラベル部の情報により着信すべきファクシミリ端末ＲＴ
又は交換網内の通信文蓄積装置Ｍを接続し、応答信号を
発ファクシミリ端末ＳＴに返送する。

該信号によりヘッダラベル終了時点で停止としていた紙
送り動作が再開され、通信文メツセージが着ファクシミ
リ端末ＲＴに送出される。

通信文終了を示す、ファクシミリ用紙末尾の光学マーク
が検出され、紙送り動作が停止すると同時に該信号がク
リア信号として交換網に送出され、交換網は該ファクシ
ミリ端末に関する通信路を復旧させ、呼を終了させる。

又、上記以外に着端末話中にそうぐうした場合には、交
換網のビジートランクＢＴより話中信号を発ファクシミ
リ端末ＳＴに返送し、ファクシミリ用紙を上記とは逆方
向に送り、先頭部に戻すことにより、再発呼にそなえる
。

又、着ファクシミリ端末ＲＴの途中放棄、メツセージ受
信拒否にそうぐうした場合には、途中放棄信号を発ファ
クシミリ端末ＳＴに送出し紙早送り信号とし、ファクシ
ミリ用紙の走査を停止し、クリア信号の有る末尾の光学
マーク位置に早急に紙送り動作を行なわせる。

第２図は、上記の動作を行なわせる為のファクシミリ端
末の制御部を示したもので、ファクシミリ用紙１上の光
学マークは光電変換回路２により検出され、制御信号作
成回路３で制御信号が作成される。

該信号は通信文等のファクシミリ信号がファクシミリ信
号走査部７で走査され、ファクシミリ信号の変化点滅符
号化回路８同期化回路９で符号化、同期化されて交換網
に送出されるルートと同一のルートで送出されるように
、結合回路１０でファクシミリ信号と制御信号のフォー
マット作成が行われ、交換網が識別しやすい信号形式に
変換され、レベル変換回路１１を通して交換網へ送出さ
れる。

又、交換網からのトランキング信号は、レベル変換回路
６を介してトランキング信号検出回路５で検出され、紙
送り制御を行なう紙送り制御機構部４の制御信号とする
。

このように、ファクシミリ端末の紙送り動作と交換網の
トランキング信号を組合わせることにより、操作の能率
化はもとより、多種多様な付加サービスに対し極めて融
通性の有るものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例、第２図はファクシミリ端末装
置の本発明に関連する部分の詳細図で゛ある。 図において、ＳＴは発ファクシミリ端末装置、ＲＴは着
ファクシミリ端末装置、Ｍは蓄積装置、ＮＷはネットワ
ーク、ＲＧＴはレジスタトランク、ＢＴはビジー）・ラ
ンク、ＳＣＮは走査装置、ＣＰＵは処理装置、１はファ
クシミリ用紙、２は充電変換回路、３は制御信号作成回
路、４は紙送り制御機構部、５はトランキング信号検出
回路、６はレベル変換回路、７はファクシミリ信号走査
部、８は符号化回路、９は同期化回路、１０は結合回路
、１１はレベル変換回路を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ファクシミリ用紙上の先頭、終端及びヘッダラベル部と
   通信文部分間を分離する如く設けられた光学マークに相
   当する穴コードを読みとる光電変換回路と、該充電変換
   回路により変換された電気信号により交換機網へ送出す
   る制御信号を作成する制御信号作成回路と、交換機網か
   ら送られてくるトランキング信号検出用の検出回路と、
   該検出回路にて検出されたトランキング信号に基づきフ
   ァクシミリ用紙の紙送り制御を行う制御機構部と、ファ
   クシミリ用紙を走査し、ファクシミリ信号を符号化、同
   期化する回路系を備え、前記ファクシミリ用紙上の先頭
   、終端及び沖間にある光学マークの検出信号を、交換機
   の制御動作の発呼、相手先情報送信完了、終呼に対応さ
   せて前記交換網へ送り、前記交換機網から送られてくる
   トランキング信号により前記ファクシミリ用紙の制御機
   構部を制御することを特徴とするファクシミリ制御回路
   。