JPS5832328B2 - ソクテイリヨウスイイノ キロクソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プリンタ、記録媒体およびプリンタ、記録
媒体間のほぼ互に直角方向の相対的移動を生じさせる手
段を備え、電気信号により表わされた少くも１つの測定
量の推移を記録するための装置に係る。

この種の公知の記録装置は、例えば測定量の推移を表わ
す曲線の記録に適する。

記録された曲線の評価のため、比較のための基準値が必
要である。

この基準値は使用する記録媒体上に印刷され得る。

すなわち、記録媒体には予じめ印刷された目盛および基
準線が備えられ得る。

その際、基準線および目盛との比較による記録された曲
線の評価が可能なように、予じめ印刷された目盛および
基準線を持つ記録媒体を記録システムに正確に適合させ
ねばならない欠点がある。

更に記録された曲線を予じめ印刷された基準線と比較す
る場合、記録システムの非直線性が読取り誤差を生じ得
る欠点がある。

更にプリントシステムの零線ドリフトおよび増幅度ドリ
フトが読取り誤差の原因となる。

この発明の目的は、冒頭に述べた形式の記録装置におい
て、基準線或は目盛に対する記録された曲線の誤まった
位置に基く、或は記録システムの非直線性或は零線ドリ
フトおよび増幅度ドリフトに基く読取り誤差が発生しな
い記録装置を得ることにある。

この目的を達成するためこの発明によれば、時マルチプ
レクサを備え、これが記録装置の制御入力を基準線信号
に対する発生器と少なくとも１個の測定量信号に対する
発生器に交互に周期的に接続する如くなすのである。

この発明の記録装置においては基準線は記録装置自体に
より書込まれ、よって記録システムの非直線性は読取り
誤差を生じ得ない。

更に記録システムの零線ドリフトおよび増幅度ドリフト
は自動的に補償される。

基準線が記録された曲線に対し正しい対応関係で書込ま
れるので、記録媒体を記録システムに正しく適合させる
ことは必要で無い。

この発明の効果的な実施形によれば、測定量信号が導入
されるマルチプレクサの入力に第２の時マルチプレクサ
の出力が接続され、第２のマルチプレクサは複数個の測
定量信号が印加される複数個の入力の間で切替えられ、
このマルチプレクサの切替えを予定のタイミングで行う
のである。

記録された多くの曲線の区別のため高周波発振器が備え
られ、これが少くも１つの測定量信号に、測定量信号に
比較して高周波で小振幅の振動を重畳する。

この高周波発振器は第１のマルチプレクサの出力に結合
され、分周段から放出された信号により周期的に接続さ
れ得る。

更に測定量信号をプリンタに異なる長さの時間だけ直通
するように作用する手段が備えられ得る。

次に図示実施例についてこの発明を説明する。

第１図はディジタル信号に対するこの発明による記録装
置、第２図乃至第８図は第１図の装置の種種の箇所にお
ける電圧推移、第９図は第１図の装置によって作られた
記録、第１０図はアナログ信号に対するこの発明による
記録装置、第１１図乃至第１５図は第１０図の装置の説
明のためのタイミング信号の推移を示す。

第１図において記録媒体１１上に記録を行うプリンタ１
０が示されている。

このプリンタは例えばノズルを含み、このノズルが細か
い鋭いインク流を記録媒体１１上に向けて放出する。

記録媒体１１は記録の際矢印１２の方向に移動する。

プリンタ１０はディジタルアナログ変換器１３から供給
される入力８における電圧により制御可能である。

この変換器１３は４個の入力を持ち、この入力にそれぞ
れ記録されるべき情報を表わす４げたの２連信号が印刷
される。

変換器１３０４個の入力はマルチプレクサ１４の出力に
接続され、マルチプレクサは測定量信号に対する４個の
入力１５および基準信号に対する２個の入力１６を持つ
。

入力１５はアナログディジタル変換器１７に接続され、
この変換器の入力は第２のマルチプレクサ１８の出力に
接続され、第２のマルチプレクサは２つの線１９，２０
をアナログディジタル変換器１７０入力に交互に直通す
る。

両線１９，２０には、２つの測定量の時間的推移をアナ
ログ的に表わす電気信号Ａ、Ｂが印加される。

マルチプレクサ１４および１８の制御は、クロック発生
器２６から給電される分周段２１乃至２５により行われ
る。

クロック発生器２６は短形パルス列を供給する。

分周段２１乃至２５における電圧は第２図乃至第７図に
示される。

ここで第１図中の位置２における電圧は第２図に、位置
３の電圧は第３図に示し、以下同様になる。

ディジタルアナログ変換器１３の出力、従ってプリンタ
１００入力８に、２個のスイッチ２７゜２８が接続され
、このスイッチは分周器２１，２２の出力電圧により制
御され、高周波のクロック発生器２９をプリンタ１００
入力に接続することができる。

第８図から分かるように、マルチプレクサ１４゜１８の
制御は分周段２１乃至２４の出力の電圧により次のよう
に行なわれる。

すなわちマルチプレクサ１４，１８は、記録媒体１２上
に４個の基準線に相応する４個の短い平行な短線を記録
せしめる段階状のアナログ信号がまずプリンタ１０に与
えられるように制御される。

続いてマルチプレクサ１４．１８が図示の状態で測定量
信号Ａの瞬時値を表わす短線が記録される。

この短線の記録後マルチプレクサ１４は再び切替えられ
、よって新たに基準線に相応する４個の線が記録される
。

この記録の終了後マルチプレクサ１４は図示の状態に戻
るが、マルチプレクサ１８は線２０に切替えられ、よっ
て信号Ｂが記録される。

信号Ｂの記録の際両スイッチ２７．２８は常に閉結して
いるので（段２１．２２０正の出力電圧）、信号振幅に
比較して小さい振幅を持つ高周波振動が信号Ｂの短線に
重畳され、よって記録媒体上で信号Ｂは信号Ａから明確
に区別することができる。

第９図により記録の様子が分かる。

４本の基準線を表わす４個の短線が常に記録され、続い
て信号Ａ、次に再び４個の短い基準短線、次に高周波振
動を重畳された信号Ｂ、次に再び４個の基準短線、次に
再び信号Ａ、以下同様に記録される。

第１図乃至第８図から明らかなように、この順序はマル
チプレクサ１４，１８およびスイッチ２７゜２８と分周
段２１乃至２４の出力を適当に選択的に接続することに
よって確実にされる。

図示の実施例においてマルチプレクサ１４０入力におけ
る測定量信号Ａ、Ｂのコードは、基準線を表わす入力１
６におけるコードに等しいので、マルチプレクサ１４の
出力を入力１５および１６へ切替えることにより、基準
線および測定量信号の交互の記録が唯一のディジタルア
ナログ変換器１３の使用によって可能である。

図示実施例においては、簡単のために測定量信号Ａ、Ｂ
は４ピツト２進コードに変換され、基準線は２ピツト２
進コードで表わしている。

この発明の枠内で、一方の測定量信号の記録に高周波振
動を重畳させる代りに、他方の測定量の記録と異なる長
さの短線を選定することもでき、このような仕方によっ
ても画記録Ａ、Ｂの容易な区別が可能である。

このことは、測定量信号を異なる時間だけプリンタ１０
に直通し、例えば測定量信号Ｂは常に信号Ａより少し長
くプリンタ１０に直通し、よってＢの短線をＡの短線よ
り少し長くすることによって達成される。

プリンタ１０の非直線性域は零線ドリフトおよび増幅度
ドリフトは、４記録された測定量と基準線との関係に影
響を与えない。

更にプリントシステマ中への記録媒体１１の正確な導入
は必要では無い。

何となればこの導入状態が記録された基準線と測定量と
の関係にやはり影響を及ぼさないからである。

第１０図の実施形において、第１図のものの部分と同じ
部分には同じ参照記号をつげである。

測定量信号Ａ、Ｂは第１図の例のようにアナログ形で与
えられるが、時マルチプレクサ１８を経て時マルチプレ
クサ３１０人力３０にアナログ形で導入される。

時マルチプレクサ３１の第２人力３２は時マルチプレク
サ３３の出力に接続され、時マルチプレクサ３３０両入
力は２個の時マルチプレクサ３４，３５０出力に導かれ
る。

マルチプレクサ３４．３５の入力Ｃ乃至Ｆに４個の基準
線信号がアナログ形で印加される。

すなわち入力Ｃには最低の基準線信号、入力りには次に
高い信号、入力ＥにはＤの信号に対して１段高い信号、
入力Ｆには最高の信号が印刷される。

第１１図乃至第１５図はマルチプレクサ１８および３１
乃至３５を駆動するタイミングパルスを示す。

マルチプレクサ１８および３１乃至３５は、第１図に示
すような一連の分周段によって制御される。

両マルチプレクサ３４．３５は第１１図に示すタイ゛ミ
ングにより共通に制御され、マルチプレクサ３３は第１
２図により、マルチプレクサ３１゜１８はそれぞれ第１
３図、第１４図により・制御される。

入力Ｃに零電位が印加され、入力りの信号は１段、入力
Ｅは２段、入力Ｆは３段だけ零電位と異なるとすれば、
マルチプレクサ３１の出力３６に第１５図に示した電圧
推移が生じる。

第１５図から明かなように、記録媒体１１上に記録され
る出力３６の電圧は４段に推移し、すなわち短線状の４
個の基準線が記録され、次に測定量信号Ａが記録される
。

之に続いて第８図にも示されるように４個のアナログ的
な基準線信号の記録が再び行われる。

次に測定量Ｂの記録が行われ、以下同様となる。

すなわち記録媒体１１上の記録は第９図の記録に対応す
る。

第９図の表示は時間的に拡大して示しである。

実際には信号列は、経過Ａ、Ｂおよび基準線が明瞭に認
識可能な程度に記録媒体１１の移動と同調される。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図はディジタル信
号に対する記録装置、第２図乃至第７図は第１図の２乃
至７の位置におけるタイミングの電圧特性、第８図は第
１図のプリンタの入力位置８における制御電圧推移、第
９図は記録媒体１１上の記録の例、第１０図はアナログ
信号に対する記録装置、第１１図乃至第１４図は第１０
図の該当する位置に与えられる電圧推移、第１５図は第
１０図のプリンタ１０の入力を制御する電圧推移を示す
。 図において１４，１８，３１，３３，３４，３５は時マ
ルチプレクサ、１０はプリンタ、１１は記録媒体、１９
．２０は測定量信号Ａ、Ｂが印加される入力、１７はア
ナログディジタル変換器、１３はディジタルアナログ変
換器、２６はクロック発生器、２９は高周波発振器、２
１乃至２５は分周段、２７，２８はスイッチ、Ｃ，Ｄ、
Ｅ、Ｆは基準線用のアナログ信号を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ プリンタ、記録媒体およびプリンタ、記録媒体間の
   ほぼ相互に直角方向の相対移動を生じさせる手段を備え
   た記録装置において、時マルチプレクサが備えられ、こ
   れが記録装置の制御入力を基準線信号に対する発生器と
   測定量信号に対する少くとも１個の発生器とに交互に周
   期的に接続することを特徴とする電気信号により表わさ
   れた少くとも１つの測定量推移の記録装置。