JPS5832302A - 電線被覆材料 - Google Patents

電線被覆材料

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JPS5832302A
JPS5832302A JP56130117A JP13011781A JPS5832302A JP S5832302 A JPS5832302 A JP S5832302A JP 56130117 A JP56130117 A JP 56130117A JP 13011781 A JP13011781 A JP 13011781A JP S5832302 A JPS5832302 A JP S5832302A
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JP
Japan
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fabric
electrical resistivity
conductive
wire
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP56130117A
Other languages
English (en)
Inventor
並木 忠
岡 敬之助
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP56130117A priority Critical patent/JPS5832302A/ja
Publication of JPS5832302A publication Critical patent/JPS5832302A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電線の被覆材料、特に放電劣化防止用被覆材料
に関する。
従来、油含浸高圧送電用電線としては第1図に称すごと
く、銅線束1の外周に順次結束ステンレス帯2.油含浸
絶縁紙5.結束ステンレス帯2゜プラスチック管あるい
は金゛属管4を被覆した構造のものが知られている。こ
のような油含浸電線においχは使用時、常に銅線には超
旨電圧が印加され外層の結束ステンレスとの間で超島強
度の電場が形成されるため、電線内部では放電が頻繁に
生じ、被覆材料、特に油、油含浸絶縁紙あるいはプラス
チック管など有機材料の劣化を促進する。そこでこれを
防止して電線の寿命を長くするため。
第2因のように銅線と油含浸絶縁紙の間に電気比抵抗の
低いカーボン含有紙を介在させて放電頻度を抑制する構
造を採用している。
しかしながら、このようなカーボン含有紙で被覆された
電線の場合、有機材料の劣化を防止する点については成
功したが、電線自体の長さの日間変化、季節変化などに
カーボンき有紙が追従できず容易に破壊し、材料の劣化
が急速に進行して電線の寿命を短くすることが問題であ
った。そこで。
このカーボン含有紙の有する電気比抵抗、すなわち放電
頻度を少なくする効果を維持しつつ上述する長さの変化
にも十分耐える被覆材料の開発が要望されていた。
本発明者らはかかる欠点のない電線被覆材料について鋭
意研究を進めた結果1本発明に到達したのである。
すなわち0本発明の目的とするところは上述のような欠
点を改良し、油含浸^圧送室用電線に使用される油等を
主体とする有機材材の放電劣化を確実に防止可能である
とともに、適度の導通性ヒ低抵抗性を備え、かつ耐久性
の優れ次電線被徨材料を提供することにある。
かかる本発明の目的は、電気比抵抗が1×10Ω・■未
満である織物1編物あるいは不織布からなる電線被覆材
料によって達成される。すなわち。
本発明の特徴の一つはコロナ放電を適度に生じるように
電気比抵抗が適度に低く、かつ電線自体の寸法変化に完
全に追従して損傷を全く生じず、経時による機械的性質
や電気的性質の変化がなく。
しかも被覆時の取扱いを容易となすため電線被覆材料を
、特定の電気比抵抗を有する布帛で形成するようにした
ことにある。
本発明の電線被覆材料によれば電気比抵抗が低すぎて流
れる電流が過大となって生ずる着火、爆発等もなく、ま
た電気比抵抗が高すぎて電流が流れにくく電荷がたまっ
て生ずる天火放電等を誘発することもない。
すなわち・本発明の電線被覆材料は電気比抵抗が約1×
10Ω・―未満、好ましくは1×1o Ω・0以上1 
x 10  Ω・q以下の織物、M物、不織布等の布帛
で構成することが重要である。
このような織物9編物、または不織布を得る方法として
は、導電性繊維を使用する方法、界面活性剤によシ布帛
を処理する方法等が挙げられるが。
導電性効果および耐久性の点では前者を使用するのが好
ましい。
本発明で使用する導電性繊維としては、電気比抵抗が約
1×10 Ω・q以上、約1×10 Ω1以下であるも
のが好ましい。このような導電性繊維としては9例えば
、導電性成分の表面が一部繊維表面に露出している形態
の繊維、すなわち非導電性の繊維形成性重合体を芯部に
、導電性粒子を含む導電性合成重合体を鞘部に用いた複
合繊維あるいは繊維形成性重合体中に導電性粒子を含む
導電性合成重合体からなる導電性フィブリルが繊維軸方
、   向に分散、配向した繊維が好ましい。
導電性繊維を形成する繊維重合体としては・ナイロン、
ポリエステル、アクリルなどが適用可能であシ、また。
導電性粒子としては導電性カーボン。
導電性亜鉛華等があげられる。
本発明で使用する導電性布帛は、導電性繊維が100%
で構成するのが好ましいが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、導電性布帛中に少なくとも80重量パー
セントの導電性繊維を含むものでもよい。電線被覆材料
中に含まれる導電性繊維の割合が80重量パーセントを
・下まわる場合には1本発明で規定する電気比抵抗を満
足でき、ないので望ましくない。
また・糸の形態としては、被覆材料を薄くできること、
厚さ方向の電気比抵抗をよシ低くできること、および耐
久性などの点ではフィラメントが好ましいが、勿論紡績
糸を使用できることは云うまでもない。例えば導電性繊
維の種類によって強力あるいは伸度が小さく、フィラメ
ントによるメリットが期待し難い場合には紡績糸が有効
に使用できる。
本発明の目的とする良好な電線被覆材料すなわち、適度
の導通性と低抵抗性を備え、かつ耐久性の優れた電線被
覆材料を得るためには、下記の(11式で定義されるR
の値が2×10以下になるように布帛を構成せしめるの
がよい。
ここで、ρは布帛を構成する導電性繊維の比重(g/♂
)、Nは布帛を構成する組織の接触点数(個/a++”
) 、 1.は布帛の厚さく■)1wは布帛の目付(g
/♂)、rは布帛を構成する繊維の電気比抵抗(Ω・w
)s8は厚さ方向に対して垂直な組織点−個あたシの接
触面積(an” )をあられす。
ただし1組織の接触点数Nは1罰2あたりの接触点を数
えたものである。また、rは非導電性繊維と導電性繊維
が合撚あるいは混紡糸の場合には。
非導電性繊維および導電性繊維の電気比抵抗をそれぞれ
r、、 r、とすると次式であられされるものとするO r  r、  r2 このようにRの値を2×10以下にした場合は導電性繊
維間の接触面積の増加乃至含気率の減少によって、電気
的には導通性が向上して布帛の電気比抵抗が適度に低く
なり電線被覆後に最適な放電性能が得られ1機械的ある
いは構造的には薄層性が向上して薄い布帛が得られると
ともに耐久性が向上する利点がある。
Rの値が上述の条件を満足しない場合には、布帛の厚さ
方向の電気比抵抗が鳥くなシ所望する放電がなされない
のみならず、布帛が厚くなり所望の太さの電線が得られ
ない。
このような特定構造を有するRを満足する良好な布帛を
得るためには1例えば布帛をその繊維素材が溶融しない
程度の温度に加熱されたローラーによシ適当な圧力条件
下で熱処理するのが望ましく、特に糸の形態が紡績糸か
らなる布量、非導電性繊維を一部に含むフィラメントか
らなる布帛および不織布の場合には特に効果的である。
この発明の被覆材料は上述のごとく構成されているので
、適度な電気比抵抗を有するため頻繁に生じる放電の頻
度を確実に抑制することができるため、油を中心とする
各種有機材料を放電による劣化から防止できるうえ、布
帛の特性を反映して機械的性質に優れるために電線自体
の日間変化および季節変化による寸法変化にもよく追従
して。
破断することがないので電線の耐用寿命を大巾に延長で
きる利点がある。
以下実施例によシ本発明を具体的に説明する。
実施例中で電気比抵抗はJ工5L1094に従って測定
したものである。
実施例1 電気比抵抗が1.5xlOΩ・罰を有する単糸デニール
が25d、繊維長51mmの導電性繊維を10ロー使用
して50Bの紡績糸をつ〈シ、織密度がタテ45本/イ
ンチ、ヨコ68本/インチの平織物を製作した。続いて
該織物を200”℃に加熱された熱ローラーを使用し、
圧力51cg/an” 、加圧時間50秒間で熱セット
したものを試料aとし、熱セットしないものをに料すと
してそれぞれについて電気比抵抗を測定した。
上記織物の構成、Rおよび電気比抵抗値をそれぞれ第1
表に示す。第1表から明らか々ように。
本発明を満足する試料aは試料すに比べて電気比抵抗値
およびRが低レベルであシ、放電劣化防止用電線被覆材
料として十分満足できるものであった0 実施例2 眠気比抵抗が1.5xlOΩ・■を有する単糸デニ−J
Vが25d、繊維長51−の導電性繊維および電気比抵
抗がI×10 Ω・■を有する単糸デニールが25d、
繊維長51mol+のポリエステル繊維を用いて、導電
性繊維とポリエステル繊維を混紡比率がそれぞれの50
:50.7010,90:10になるようにトータル太
さが408の紡績糸をつ<シ。
織密度がタテ90本/イイチ、ヨコ68本/インチの平
織物を製作した。続いて該織布を200℃に加熱された
熱ローラーを使用し、圧力5kg/♂、加圧時間5D秒
間でそれぞれを熱セットした。導電性繊維とポリエステ
ル繊維の重量比率がso:soのものを試料c、70:
50のものを試料a、90:10のものを試料θとして
それぞれについて電気比抵抗を測定した。
上記織物の構成、Rおよび電気比抵抗値をそれぞれ第1
表に示す。第1表から明らかなように。
本発明を満足する試料eは電気比抵抗値が10  レベ
ルで十分満足できるものであった。これに対して試料C
およびdは電気比抵抗およびRとも高く高圧送電用電線
被覆材として不向きであった。
実施例5 電気比抵抗が2.5x10Ω・■を有する単糸デニール
が8.5d、)−タルデニールが25dの導電性繊維の
マルチフイラメン)、100%を用い、20ゲージの筒
編物を製作した。熱セットは行なわずこれを試料fとし
て電気比抵抗を測定した。
上記布帛の構成;Rおよび電気比抵抗値をそれぞれ第1
表に示す。第1表から明らかなように。
本発明を満足する試料fの電気抵抗値は10  レベル
で高圧送電用電線被覆材料として十分満足できるもので
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図は油含浸送電用電線の1例を示す横断面図であシ
、第2図は放電劣化防止材料を備えた油含浸高圧送電用
電線を例示する横断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (、,11電気比抵抗が1×10Ω・(2)未満である
    織物。 編物あるいは不鉦布からなる電線被覆材料。 (2)電気比抵抗が1×10Ω・0以下の導電性繊維を
    少なくとも′80重量パーセントを含んでなる特許請求
    の範囲第1項に記載の電線被覆材料0(3)布帛が次式
    で定義されるRがR≦2×10を満足するように形成さ
    れてなる特−□許請求の範囲第2項記載の電線被覆材料
    。 但しρは布帛を構成する導電性繊維の比重(g/an”
    ) tは布帛の厚さく■)、Wは布帛の目付(g/an ”
     )Nは布帛を構成する組織の接触点数(個/aIIm
    )rは布帛を構成する繊維の電気比抵抗(Ω・S)
JP56130117A 1981-08-21 1981-08-21 電線被覆材料 Pending JPS5832302A (ja)

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JP56130117A JPS5832302A (ja) 1981-08-21 1981-08-21 電線被覆材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63129169U (ja) * 1987-02-16 1988-08-24

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